【大阪】東住吉区に息づくネパール【ダルバート】

出典:kurodaさん

【大阪】東住吉区に息づくネパール【ダルバート】

大阪市の南東部に位置する東住吉区。ここにはなぜかインド・ネパール料理店が集積し、それぞれしのぎを削りつつ日々美味しいネパール料理を提供されています。この東住吉区のネパールなお店をピックアップしました。芳しいスパイスの香りに包まれてみませんか。

更新日:2024/01/06 (2023/11/18作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる72の口コミを参考にまとめました。

東住吉区

 大阪市の南東部に位置する東住吉区。面積は9.75平方キロメートル、人口は12万7千人ほどの行政区です。近鉄南大阪線・針中野駅と大阪メトロ谷町線・駒川中野駅付近に、大阪市内でも有数の商店街「駒川商店街」広がり、賑わいを見せています。
 区の北東部には中央卸売市場東部市場があり、食品流通の拠点なってます。区の南西部にある長居公園には長居競技場があり、陸上競技やサッカーなどの国際試合が開催されるとともに、セレッソ大阪の本拠地としても知られています。

インド・ネパールレストラン デビ

インド・ネパールレストラン デビ

 JR大和路線・東部市場前駅から今里筋を南方向、杭全の交差点を渡ってさらに進み、大阪シティバス・育和小学校前BSの手前にあるお店です。
 オレンジ色が鮮やかな店内は、2人掛けテーブルが4卓あるだけながら、2階にも席があるようです。

堅実で質の高いカレー

インド・ネパールレストラン デビ

 ランチメニューの「Bセット」(1,050円)は、サラダに続いて出されます。ステンレスのターリー皿の上に2種のカレーとチキンティッカ、そして巨大なナンがはみ出しながら横たわっています。
 赤褐色のチキンカレーはドロッとした風合いで、鶏肉がたっぷり浮かんでいます。ソースをスプーンで口に含むと、甘さが一気に広がるとともに、その後じわじわ辛さがやってきます。

インド・ネパールレストラン デビ

 キーマカレーはトロンとした風合いで、どことなく日本のカレーに近い感じがします。挽肉はチキンかな。あまり形が残ってないが、旨みがいっぱい感じられます。
 チキンティッカは身が大きくて食べ応えがあります。しかもジューシーで美味しいですね。ナンは大判サイズで、ギーも甘さ控えめのあっさりとした風合いです。

ヒマラヤン

ヒマラヤン

 地下鉄谷町線・駒川中野駅の南側、駒川商店街に入って少し進んだところの右手にあるネパール料理のお店です。
 店内はネパール料理店らしくない明るくモダンなインテリアで、壁面に沿った長椅子に2人掛けのテーブル席が並ぶレイアウトはまさしく喫茶店。喫茶店を居抜きで使ってるようです。

らしくない…ネパール料理のお店

ヒマラヤン

 ランチメニューの「Cランチ」(1,080円)はカレーが2種選べます。日替わりの「チキンとジャガイモ」と「ダルフライ」にしました。
 ステンレスのターリ皿にカレー2種、タンドリーチキン、そしてやや小ぶりなナンが並びます。


ヒマラヤン

 カレー2種はどちらも褐色でややシャバい風合いで、トマトの配合によるのか、チキンとジャガイモのほうがやや赤みを帯びています。どちらのカレーも辛口なので直線的な辛みが来ます。ダールは豆の甘味が活かされていて美味しいですね。
 ナンは小ぶりでギーがたっぷり塗られているのでテカっています。熱々を手でちぎって食べてみると、モチモチ感が勝りサクサク感は希薄です。ナンは1回だけお替りが無料とのこと。

カトマンズ

カトマンズ

 近鉄南大阪線・針中野駅から近鉄の高架に沿って南に進み、ふたつ目の信号を左へ曲がってしばらく歩き、今里筋に至る手前のところにあるお店です。
 店内はテーブル席ばかりの20席足らず。ネパール系のお店でのお約束、ネパールの国旗やヒマラヤ山脈の写真、そしてネパールやチベットでよく見かける祈祷旗・タルチョーがはためいています。

「ネパールランチ」はダルバートのこと

カトマンズ

 「ネパールランチ」(850円)は、仕切りの入ったステンレスのお皿の手前にライスがたっぷり盛られ、大根とジャガイモのアチャールが添えられています。
 左側にサラダ、奥には器に入ったカレーとダールが並んでいます。これはまさしくダルバートですね。

カトマンズ

 カレーはやや赤みを帯び、さらっとしています。やや辛口でお願いしたがそれほど辛くない。南瓜の甘みを 感じさせるが、チキンはあんまり入っていない…これもあんまり特徴の無いいささかボケたチューニング。
 ダールはやや塩辛いが豆によるまろやかな風味もあります。塩辛いとはいえ、ライスにぐちゃぐちゃに混ぜて食べる分にはこれでちょうどいいのかもしれません。

ミラン

ミラン

 大阪メトロ谷町線・駒川中野駅の北西方向のところ。大阪の三大商店街のひとつ、駒川商店街の北端に続く小さな商店街「ラブリーモール駒川」にあるインド・ネパール料理のお店です。
 店内はキッチンに面したカウンター6席と、テーブル席18席の全24席。多少はインネパ店らしい飾り付けがなされているが、元は喫茶店だったことを窺わせる雰囲気です。

マトンとカレーの相性の良さを実感!

ミラン

 ランチメニューの「マトンカレーランチ」(990円)は、ステンレスのターリ皿にマトンカレーと小サイズの蒸し鶏飯、チキンティッカが並び、やや小さめ目のナンが鎮座しています。
 ナンはもちもちした口当たりでほんのり甘みも感じます。ギーが塗られているのでコク深い焼き上がりです。小ぶりサイズながら、お替りができるのがいいですね。

ミラン

 マトンカレーは赤褐色のマサラカレーで、クリームが回し掛けられ、葱がトッピングされています。ドロッとした風合いでシンプルに美味しい。辛口でお願いしたので直線的な辛みがあります。
 蒸し鶏飯はジャポニカ米を炊き込んだビリヤニのことですね。鶏肉はかなり小さな細切れにしてあって、鶏の旨味をお米に移しています。モチモチした風合いで、スパイスが効いていて美味しい。

SADHANA

SADHANA

 近鉄南大阪線・針中野駅を降りて、高架の西側を北方向に少し進んだところにあるインド・ネパール料理のお店です。
 店内はテーブル席ばかりで10数席。明るくクリーンなインテリアで、壁にかかるヒマラヤの絵画が印象的ですね。

駅前立地の使いやすいお店

SADHANA

 ランチメニューの「Bランチセット」(980円)は、ステンレスのターリ皿に赤褐色のカレーとライスが並び、その手前に大ぶりのナンが横たわっています。そしてナンの上にはパパダムとチキンティッカが乗っています。
 ナンは大きめで周囲はパリッと、内側はモチモチに焼かれています。ギーがたっぷり塗られていて食べ応えがあります。

SADHANA

 カレーはドロッとした風合いで、辛口だけにピーキーな刺激があるが、それを追っかけて玉ねぎの甘みがやってきます。茄子はジューシーに仕上がっています。
 添えられているライスはジャポニカのお米で、ふんわり炊かれています。カレーとの相性も悪くない。

ブッダキッチン 桑津店

ブッダキッチン 桑津店

 近鉄南大阪線・河堀口駅、JR阪和線・美章園駅からそれぞれ東方向。国道25号線の桑津3丁目北交差点を東に少し進んだところにあるお店です。
 店内は10数席のテーブル席と、たった3席のカウンター席のある全20席足らず。元喫茶店を居ぬきで使用されているようです。

ネパール料理店ではやっぱりダルバート

ブッダキッチン 桑津店

 「ダルバート」(1,050円)は、ステンレスのターリ皿に盛られて運ばれてきました。中心にたっぷりのライスが盛られ、その周囲にダルとチキンカレー、アチャール、パパドなどが並んでいます。
 ダルとチキンカレーはステンレスの小鉢に満たされています。どちらも色合いが似ていますね。チキンカレーは小ぶりなチキンが沈んでいます。辛口でお願いしていたので、ピーキーな刺激がありが、鶏の旨みが引き出されています。

ブッダキッチン 桑津店

 ダルはドロッとした仕上がりで、豆の形はほぼ残っていません。主体はレンズ豆かな?甘みのある優しい味わいながら、ニンニクの風味が感じられます。
 アチャールはジャガイモと胡瓜、ニンジンが主体でシャキシャキした食感が特徴的、野菜の味が活きてます。
一通り味見をしたら、これらを全部混ぜていただきます。これがダルバートの醍醐味です。

インドネパール料理 アシカ

インドネパール料理 アシカ

大阪シティバスの5系統または6系統、白鷺公園前BSから東にすぐ、平野白鷺公園の北西角の対面にあるお店です。
店内は2人掛け、3人掛けのテーブル席の並ぶ全20席程度。ガラス扉越しに外から中が丸見えなので、初訪問の際には安心感があっていいですね。

2種のカレーでお腹いっぱい

インドネパール料理 アシカ

 「2カレーライスセット」(900円)は、中央のライスを境にして片側に日替わりカレーが、もう一方にチキンカレーが盛られ、ライスの上にチキンティッカが乗せられています。
 肉団子カレーは辛口でお願いしたのでピーキーな刺激があるが、遅れて奥深い甘みがやってくる。チキンカレーはオーソドックスなスパイス感で小ぶりのチキンが一緒に煮こまれています。

※本記事は、2024/01/06に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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