東京で食べられる世界の料理 東南アジア編
国際都市たる東京では、世界中の料理が楽しめます。その中には日本人向けのアレンジがされておらず、現地の味そのものが食べられるお店も少なくありません。海外旅行に行かずとも本場の味が楽しめる東京のお店を紹介するまとめの東南アジア編です。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる8716件の口コミを参考にまとめました。
日本では「エスニック料理」として総称される東南アジア料理。
スパイスを使いつつも、甘さがあり、時にレモングラスやパクチーなどの香草を使うという印象で、少し独特なエキゾチックな味というイメージを持つ方が多いかと思います。
しかし、シンガポールの『シンガポールチキンライス』タイの『カオマンガイ』などの原型は中華料理の『海南鶏飯』です。
他にもベトナムの『フォー』、カンボジアの『クイティウ』、タイの『センミー』などの米麺は中華料理の河粉(ホーファン)や粿条(クェティオ)と呼ばれるものが原型です。
また、イメージする以上に味付けに醤油を使う国があり、中華料理の影響を強く受けていることがわかります。
イスラム教徒が多いインドネシア、マレーシアでは、その影響を受けており、豚肉を使用しないなどの特徴があります。
同じようにタイの一部にもイスラム教徒がいるため、共通して食べられる鶏肉を多用する特徴がありますね。
食文化とは、似ていても、個性があり、互いに影響しあっているものです。
食べ比べて、違いや共通性を見つけるとその国の個性が見えてきますね。
これぞ、国際都市である東京だからこそできる楽しみ方です。
出典: ランチ向上委員会さん
新大久保駅近く、ビルの地下1階にあるタイ料理店です。
POPな印象の内装で、手軽に利用できそうな雰囲気のお店ですが、食べログ百名店にも選ばれている有名店です。
出典: ランチ向上委員会さん
マッサマンカレー(ゲーン・マッサマン)
「マッサマン」とは「イスラム教徒達の」を意味するペルシャ語が語源。まさにイスラム教の影響を受けたタイ料理です。
鶏肉を使い、パウダーのスパイスとココナッツミルクで仕上げたカレーです。
タイ料理で多用されるバイマックルー(コブミカンの葉)が入らないところも特徴的でしょう。



725人
42445人
050-5595-1557
出典: ランチ向上委員会さん
新宿歌舞伎町にある超有名タイ料理店です。
新宿駅近くのお店なのにランチが安く、種類も豊富で、それでいて美味しいので、ランチタイムには行列ができるほど人気です。
出典: ランチ向上委員会さん
写真の『ノーマイパッカイサイガイ』は竹の子と鶏肉の卵炒め。
ランチの定食スタイルで、何と700円です。(2023年9月)
グリーンカレー、レッドカレーなどのタイ料理の定番もありますが、こういう炒め料理を見ると中華料理との共通点が感じられますね。
他にも、牛肉とフクロダケのオイスターソース炒めもありました。



3352人
137072人
050-5571-1497
出典: ランチ向上委員会さん
本店は、ニューヨークにあり、ミシュランで星を1つ獲得したこともある有名店です。
その東京店だけあって、店内もとてもお洒落です。
雰囲気だけが重視されるお店ではなく、味のほうも本格派で、タイの東北部イサーン地方の料理を主に提供するお店です。
出典: ランチ向上委員会さん
写真のイサーンスペシャルセットは、ランチタイムのイチオシメニュー。
かわいいカゴに入っって提供される主食のもち米が選べ、白よりも黒にするとちょっと高いです。
屋号の『ソムタム』とはタイで食べられる青いパパイヤを使ったサラダです。
もちろん、セットにも入り、フレッシュな青パパイヤに軽い甘さのある味付けで、ニョクマムの香りと旨みもあります。フレッシュな赤唐辛子があり、強烈に辛いですね。



403人
27442人
03-3379-5379
出典: ランチ向上委員会さん
錦糸町もタイ料理の激戦区です。
そんな中にあって、本場度が高いのがこちらのお店。
タイの街角にありそうな食堂という感じです。
お店の奥ではタイ食材を販売しており、自宅でタイ料理を楽しみたい人にもおすすめです。
出典: ランチ向上委員会さん
こちらのメニューは、定番から珍しいものまで幅広くそろっています。1皿のボリュームが控えめで価格もその分安いので、ひとりで訪問しても何品か食べることができます。複数人で訪問すれば、気になるタイ料理がイロイロと味見できるでしょう。
写真の『プーニムトートグローブ(ソフトシェルクラブ)』は高価な料理ですが、こちらのお店なら安く食べられます。



267人
11175人
03-3625-7215
出典: ランチ向上委員会さん
西新宿にあるお店で、タイ国政府商務省国際貿易振興局が認定する『タイ・セレクト クラッシック』の認証を受けている良質なタイ料理店です。
店内は、上品なタイ料理店という雰囲気です。明るい店内には仏教彫刻が飾られていますね。
女子会にピッタリのお店です。
出典: ランチ向上委員会さん
『カオソーイ』は、ミャンマーからラオス北部、タイ北部に伝わったココナッツミルクを使ったカレー風味の麺料理です。
スープはココナッツミルクのおかげで適度に濃厚で、辛さはマイルドなスープです。
最大の特徴は、上に盛られたパリパリ食感の揚げ麺でしょう。
この濃厚なスープとパリパリ食感を求めて、カオソーイを食べるファンも多いです。



474人
26602人
050-5592-2226
出典: ランチ向上委員会さん
西新宿から小滝橋通りに向かう途中にあるタイ料理店です。
この界隈にはタイ料理店が多く、新宿駅周辺における小さな激戦区です。
小さなお店、簡素な店内ですが、屋号のとおりに屋台の感覚で、低価格で気軽に利用できます。
出典: ランチ向上委員会さん
ランチメニューは、850円均一(2023年11月現在)という低価格で、全10種類あります。
しかも、麺類を注文してもライス付きです。
写真の『カオソーイ』もランチメニューにあります。
出典: ランチ向上委員会さん
ランチでお得なのは、ミニサイズの追加料理が200円であります。
グリーンカレー、トムヤムクン、鶏肉バジル炒め(ガパオ)の3種が各200円で追加できるというお得さが魅力ですね。
写真のグリーンカレーは、きな鶏肉がたっぷり入りお得感があり、ナスはカービングが施されていて、低価格なのに本格派です。



197人
7460人
03-3368-0855
出典: ランチ向上委員会さん
ベトナム在住歴10年以上のオーナーが手掛ける、超有名ベトナム料理店です。
店員さんはほとんどがベトナム人で、店内は本場っぽい活気があります。
韓国・ネパール系の飲食店の多い大久保・新大久保駅界隈で、美味しいベトナム料理のお店として定評があります。
出典: ランチ向上委員会さん
ベトナム料理と言えば、米麺のフォーが有名ですが、これは首都のハノイのある北部の料理。
中部のフエでは、ブンと呼ばれる米麺が主流です。
写真は、ブンボーフエです。ボーとは牛肉のことで、フエ名物の牛肉入り米麺ということでしょう。
フォーを食べたら、次にチャレンジして欲しい料理ですね。
後ろに写る野菜たちは、サラダではなく、麺に入れて食べるもの。
野菜たっぷりのヘルシーさがベトナム料理の特徴でしょう。



1331人
61532人
03-3365-0107
出典: ランチ向上委員会さん
錦糸町駅界隈は、都内でも東南アジア系の料理店が多いため、ベトナム料理もハイレベルなものが楽しめます。
こちらのサイゴンマジェスティックは、駅前のビルの上層階にあり、入りやすい雰囲気のお店でおすすめです。
出典: ランチ向上委員会さん
写真の料理は『バインセオ』です。
ベトナム風お好み焼き、ベトナム風クレープなどとも言われます。
食べてみると、お好み焼きというよりも食感をパリパリにしたクレープといった感じです。具が生地とは混じっておらず、包んでいるといったほうが正しい表現なようです。
具は、豚肉、鶏肉、海老などをメインにもやし、玉ねぎなどが入ります。
出典: ランチ向上委員会さん
バインミーは、日本で最近、よく食べられるようになったベトナム料理ですね。
屋台風のテイクアウト専門店も都内に見られるようになっています。
フランス統治下の影響が食文化にも出ている典型でしょう。
フランスパンに具を挟んでナンプラーなどで味付けしています。



478人
21026人
050-5869-3547
出典: ランチ向上委員会さん
本場のベトナム料理を食べたかったら、巣鴨・駒込・西日暮里辺りのお店がおすすめです。
この界隈のベトナム料理店は、ベトナム人留学生向けにやっていることが多く、本場の味が楽しめます。
日本語表記が無いお店もあって不便なところもありますが、そこもおもしろさとして楽しんでもらえると嬉しいです。
ただし、お客さんが少なくて閉店してしまうことも少なくないので注意が必要です。
大衆的なお肉として豚モツを食べるのは、どこの国も同じなようで、ベトナムではこのようにボイルしたものを大皿に盛り付けて食べます。
出典: ランチ向上委員会さん
ベトナムでは、ビールも常温。氷を入れて飲むのがスタンダードです。
本場度が高いお店だと、時折、このスタイルでの提供があります。
ビールを頼んで常温のものが出てきたら、遠慮なく氷をお願いしましょう。



2人
97人
出典: ランチ向上委員会さん
都内に増えつつあるミャンマー料理店ですが、その大半は、ミャンマー料理専門店を掲げず、ラーメン店、定食屋などの他のお店との2枚看板です。
こちら『ペコ』も開業当初は豚骨ラーメン店と兼ねていましたが、徐々にミャンマー料理専門店化してきており、夜な夜な、ミャンマー人が故郷の味を食べに集まります。
出典: ランチ向上委員会さん
お茶の葉サラダ『ラペットゥ』はミャンマーを代表する味。
発酵したお茶の葉は、渋みは無く、あっさりとしていて食べやすいですね。
味付けは、もちろん、ナンプラー的な魚醤です。
出典: ランチ向上委員会さん
豚串のおでんのような料理『ワッタードゥトー』は、ミャンマー名物の屋台料理。
ガッツリと山盛りの豚モツを食べるベトナムとも似ています。
2種のソースが付き、赤いほうがスイートチリソースで甘い印象。緑色は青唐辛子なのか、ちょっと辛いですね。
出典: ランチ向上委員会さん
ミャンマー風の揚げ豆腐、その名も『トーフジョー』です。
しかし、原料はひよこ豆で大豆ではありません。
ミャンマーは、ひよこ豆をよく食べるとのことで、このあたりは、インドを中心とした南アジアの影響を受けている印象がありますね。
食感が非常にしっかりしていて、ちょっと素朴ですが、シンプルで優しくて飽きがこない味わいです。
出典: ランチ向上委員会さん
『オンノ・カウスェー』は、ココナッツミルクをベースにカレーっぽいスパイスで味付けしたミャンマー風のラーメンです。
シンガポールやマレーシアで食べられる麺料理の『ラクサ』ともちょっと似ていますし、タイの『カオソーイ』とも関連性がありそうです。



10人
204人
不明の為情報お待ちしております
出典: ランチ向上委員会さん
つけ麺・ラーメン店ですがミャンマー人が主体となって営業しているため、ミャンマー料理のメニューがあることで有名なお店です。
夜は、ミャンマー料理も提供する居酒屋で、シメにラーメンが食べられるという異色のお店になっています。
そのため、ここで提供されるミャンマー料理は本格的ですね。
出典: ランチ向上委員会さん
『アメタージョー』です。
『アメター』は『牛肉』。『ジョー』は『干し』なので、『干し牛肉』つまり、ビーフジャーキーです。
細切りのビーフジャーキーという感じのものですが、ビーフジャーキーほどドライではなく、しっとりとした干し肉ですね。
何か独特な味付けをしてありますが、強い個性は無く、食べやすいです。
出典: ランチ向上委員会さん
『おつまみミャンマーカレー』は、ミャンマースタイルのカレーで、鶏肉をメインに大根、ジャガイモ、人参などの根菜を煮て、茄でたオクラを盛ったカレーです。
サラサラのカレーで、インドなどの南アジアに比べるとスパイシーさは弱く、マイルドな辛さで、ちょっと東南アジアの味わいがします。
ミャンマーのカレーは東南アジアでもオイリーなのですが、そこは、日本人向けのアレンジで控えめにしているようですね。



166人
2817人
03-6276-2733
出典: ランチ向上委員会さん
都内でも珍しいラオス料理店は、阿佐ヶ谷にあります。また、高円寺にも支店がありますね。
タイ料理との2枚看板ですが、メニューにはどちらの国の料理なのかわかるようにラオス国旗とタイ国旗のマークが描かれているので、それを確認すれば一目瞭然です。
出典: ランチ向上委員会さん
『カオラ―プムー』ラオス料理です。
日本語の説明では「豚ハーブ炒めご飯」
ガパオの豚肉版バジル無し、パクチー入りという感じです。目玉焼きはありません。
粗く刻まれた豚肉なので食べた瞬間は肉の旨味をしっかりと感じますが、その後、パクチーの香りと、じんわりと辛さが来ますね。ガパオと比べると味に力強さがあって、男性的な味だと思います。
個人的にはガパオよりも好みですね。
長粒米100%のご飯は、東南アジア定番の主食です。



204人
8920人
03-6383-2566
出典: ランチ向上委員会さん
もともとは、代々木駅近くにあった1982年に創業した日本初のカンボジア料理店です。
2023年8月に南新宿に移転しました。
カンボジア料理も中華料理の影響を強く受けつつも、独自の食材を使用したり、南アジアの影響を受けたカレーがあったりします。
そんな、カンボジア料理の味わいが1店舗で味わえるお店です。
出典: ランチ向上委員会さん
写真の料理、ランチのBセットは、五目クイティウ(中)、炒飯(中)、冷やし海老生春巻きのセットです。
中華料理の影響を強く受けたものが多いことがわかるセットですね。
クイティウは米麺ですが、断面が正方形です。フォーは扁平、ベトナム料理でもマイナーな米麺のブンは断面が丸なので、似ているようで異なるのがおもしろいところです。
出典:tabelog.com
写真は、移転前の店舗で提供していたチキンココナッツカレー。
ジャガイモに見える芋がサツマイモなのが特徴です。
鶏肉の旨味がベースにあるところにココナッツの風味とともにサツマイモでほんのりと甘い印象です。
色合いは赤いですが辛さはマイルドです。油分も少ないようでサラサラです。
出典:tabelog.com
カンボジアと言えば、カボチャ。
カボチャケーキは名物でしょう。
熟したカボチャの中に玉子が濃いめの層とカボチャが濃いめの層の2層構造のプリンになっています。



185人
7338人
050-5592-2080
出典: ランチ向上委員会さん
新橋駅近くのビルにあり、シンガポール大使館及び政府観光局とも関りがあるというお店で本格的なお店です。
店頭にはマーライオンの置物があり、シンガポールっぽさを出してくれていますね。
出典: ランチ向上委員会さん
海南鶏飯(シンガポールチキンライス)は、最近は日本でも有名になったシンガポール料理です。
中国の海南島の料理が海を渡って派生したものですが、今ではすっかり、シンガポールの味でしょう。
鶏肉の加熱法ですが、『蒸し』が基本ですが、最近は『揚げ』や『焼き』もあって、多くのお店ではハーフ&ハーフも楽しめます。
出典: ランチ向上委員会さん
写真のラクサは、まさにシンガポールの味わいで、中華とマレーが融合したニョニャ料理です。
シンガポール・マレーシアは多民族国家でマレー人の多くはイスラム教徒なので、豚肉を食べないので使われていません。
スープは、ココナッツと海老を中心とした魚介の旨みが組み合わさったところに軽い辛さがある独特の味わいです。
こちらもアジアの熱気を感じる味わいです。



669人
24394人
050-5571-4663
出典: ランチ向上委員会さん
大崎広小路駅近くの小さなマレーシア料理店です。
日本人の経営なれど、マレーシア度100%のお店です。
小さなお店なれど、メニューが大変豊富で、マレーシアやシンガポールの定番の『海南チキンライス』、マレースタイルのカレー、麺料理の『パンミー(板麺)』や『ラクサ』など、一般的にイメージされるマレーシア料理はすべて食べられます。
出典: ランチ向上委員会さん
写真の肉骨茶(バクテー)は、マレー半島で進化した中華料理。
豚スペアリブと共に野菜を煮込んだスープですが、最大の特徴は漢方薬に使うようなスパイスが入っていて、薬膳料理としての要素があることですね。
シンガポールでもよく食べられますが、マレーシアのほうがスープの色が濃いめであるのが特徴です。
出典: ランチ向上委員会さん
色々食べたいときに重宝するのは、『海南チキン』の単品です。
海南チキンライスのライス抜きなので、サイドメニューとして食べることができます。
ソースも本格的で美味しいですね。



163人
7187人
070-8330-1855
出典: ランチ向上委員会さん
新宿三丁目駅近くにあるインドネシア料理店です。
赤と白のツートンカラーがインドネシア国旗の色合いです。
入口付近は、インドネシア食材店となっているため、レストランには見えないですが、奥にはお惣菜が山盛りになっていて、ここで注文して盛り付けてもらうスタイルのお店です。
出典: ランチ向上委員会さん
食事は、インドネシアの定食スタイルのナシチャンプルになっていて、好みのメイン食材を選ぶと価格が決まります。
メイン食材はその日によって変わりますが、おすすめは、写真のティラピアですね。
インドネシアではポピュラーな食材の淡水魚です。
表面はパリッとなるように揚げてあり、唐辛子でちょっと辛く味付けしてあります。
インドネシアの主食はお米です。現地では長粒米であることが多いですが、お店では短粒米が提供されます。



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3976人
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※本記事は、2023/11/26に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。