【ナン・ロティ】大阪で見つけた南アジアのパンのさまざま【チャパティ・ドーサ】

出典:kurodaさん

【ナン・ロティ】大阪で見つけた南アジアのパンのさまざま【チャパティ・ドーサ】

各地で急増するインド・ネパール料理店。これらのお店ではどこでも焼き立てのナンが提供され、日本でもすでに身近な存在になっていますが、インド・ネパールではナン以外のパンが一般的だったりします。大阪で、ナンをはじめさまざまな種類のパンを集めてみました。インドのパンのヴァリエーションを味わってみませんか。

記事作成日:2024/07/06

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる277の口コミを参考にまとめました。

インド・ネパールのパンはナンだけじゃない!

 このところ急速に増えてきたインド・ネパール料理のお店。これらのお店ではタンドゥールと呼ばれる窯が備えられ、焼き立てのナンが提供されます。
 日本でも身近な存在になってきたナンですが、インド・ネパールではチャパティなどナン以外のパンが一般的だったりします。また、ナン等を食べるのは北インドの食文化で、南インドの方ではバスマティなどのライスが主流です。
 大阪で、ナンをはじめさまざまな種類のパンを集めてみました。美味しいパンを提供しているお店をここにご紹介します。

【ナン】インドダイニングBINDU なんば店

インドダイニングBINDU なんば店

 南海・難波駅に直結、各線なんば駅すぐ近く。高島屋大阪店のレストラン街「なんばダイニングメゾン」の8階にあるインド料理のお店です。
 店内はテーブル席の並ぶ全50席ほど。百貨店のお店だけあってシックで高級感の漂うインテリア。席の間隔も広めにとってあります。

インドダイニングBINDU なんば店

 今や日本ですっかり定着してしまったのがナンです。小麦などに含まれる野生酵母菌で発酵させた生地を、へら型に延ばして窯の内壁に貼り付けて焼いたものです。
 家庭に窯を備えることが難しいので、インドでもレストラン等で食べる物のようです。日本のお店では、チーズナンやハニーナンといった新種のナンを用意するところも多いです。

新種のナンも人気

インドダイニングBINDU なんば店

 「スタンダードランチ」(1,280円)では、正方形の平皿にライス・チキンティッカ・シークカバーブ、アチャールが盛られ、陶器の器にカレーが満たされています。
 タンドリー料理はどちらも柔らかくてジューシーです。どちらも程よくスパイスの香味があり、肉の旨みを増幅させています。
 マトンのカレーはゴロンと大ぶりで、マトンの旨味とコクが感じられます。

インドダイニングBINDU なんば店

 こちらのナンはややもっちりとした風合いでほんのり甘い。
 ギーの風味は軽めです。

【チャパティ】カンテグランデ 天王寺MIO店

カンテグランデ 天王寺MIO店

 JR・天王寺駅の直上の複合ビル「天王寺ミオ」の本館11階にあるエスニック・カフェです。
 店内はカウンター席とテーブル席、合わせて30席位でしょうか。エスニック調を一切感じさせない、ファストフード店のような明るい店内は、初見の利用者でも入りやすいでしょう。 

カンテグランデ 天王寺MIO店

インドで日常的に食べられているパンと言えばチャパティがその代表的なものです。
 アーターと呼ばれる全粒粉と水を捏ねて生地を作り、発酵させずに直径12cm程の薄い円形にのばして鉄板で焼いて作ります。
 醗酵の手間も無く、フライパンでも焼ける事から家庭でもよく食べられます。

インドで最もポピュラーなチャパティ

カンテグランデ 天王寺MIO店

 「カンテグランデプレート」は、平皿の左側に小さい器に盛られたカレーとチャパティ、右側にはターメリックライスと2種の副菜(ココナッツ・枝豆)、タンドリーチキン、サラダが並ぶとともに、マスタードが添えられています。
 月替りカレーのレンズ豆は形を失っており、豆の甘さが際立ちます。スパイス感はマイルドで、優しい味わいなので癒されます。

カンテグランデ 天王寺MIO店

こちらのチャパティは焦げの香ばしさがあってダイナミックな風味です。

【ドーサ】チャトパタ うえほんまちハイハイタウン店

チャトパタ うえほんまちハイハイタウン店

 近鉄・大阪上本町駅の目の前、地下鉄谷町九丁目駅からも近いですね。うえほんまちハイハイタウンの地下あるお店です。
 エントランスからは想像できないほど広々とした店内は、テーブル席がゆったり配置された全50席足らず。インド風な設えはゴージャスです。

チャトパタ うえほんまちハイハイタウン店

 ドーサは主に南インドで食べられているクレープ状のパンです。
 米とウラッド・ダールを吸水させてからペースト状にすりつぶし、泡が立つまで発酵させた生地を熱した鉄板の上でクレープのように薄く伸ばして焼いたものです。
 クレープのように様々な具材を包むことができ、サンバルというスープカレーと一緒に食べる事が多いようです。

まさにインドのクレープ

チャトパタ うえほんまちハイハイタウン店

 南インドのランチセットA(1,250円税別)は、ターリ皿にドーサとともにパパドが1枚、野菜のカレー、チキンサンバル、2種のチャトニーが並びます。
 野菜のカレーは直線的な辛さがあるものの、野菜の甘さと相俟って上品な仕上がり。独特のスパイス感が実にいい感じです。

チャトパタ うえほんまちハイハイタウン店

 ドーサはまさしくクレープ。大きな円盤状の中心を頂点にして円錐状にしています。
 チキンサンバルはチキンのスープカレーみたいな風合い。チャトニーはペースト状の調味料で、ひとつはトマト味、もうひとつはココナッツ味です。
 ドーサはサンバルと一緒に食べるほか、カレーに混ぜ込んでもいいですね。

【ロティ】エベレスト タンドリー

エベレスト タンドリー

 南海線・難波駅の西側のエディオンアリーナの近く、パークス通の西側の小規模な飲食店が並ぶ界隈にあるインド・ネパール料理のお店です。
 ネパール風の装飾がなされた店内は、2人掛け、4人掛けのテーブル席からなる10数席です。

エベレスト タンドリー

 ロティは日常的に食べられているパンです、見た目はチャパティに似ていて、作り方もどちらも全粒粉を水と一緒に練ってほぼ無醗酵で鉄板で焼きます。

ロティとチャパティの違いは曖昧

エベレスト タンドリー

 「タンドリーロティセット」(1,380円)は、ステンレスのターリー皿の上に2種のカレーとヨーグルトの器が乗り、その横に二つ折りにされたロティ―が4枚並びます。
 マトンのカレーはドロッとした風合いで、上面にクリームと葱が散らされています。お肉は骨無しで柔らかく煮こまれていて、マトンの旨味が実に濃厚。
 ダルはサラッとしていて底に砕けた豆が沈んでいます。直線的な刺激とともにガーリックの風味を感じさせるスパイシーな仕上がりです。

エベレスト タンドリー

 ロティは全粒粉を使った薄焼きの無発酵パンで、モチモチした食感がいいですね。同じクレープ状のチャパティやドーサに比べると分厚いので食べ応えがあります。

【パー二―プーリー】スマイル キッチン ヒマラヤン バル 裏難波店

スマイル キッチン ヒマラヤン バル 裏難波店

 各線「なんば」駅から徒歩5分~10分ぐらい、道具屋筋商店街のひと筋東側の通りにあるお店です。
 エスニック調に飾られた店内は2人掛け、4人掛けのテーブル席からなる20席足らず。2階にも個室があるそうです。

スマイル キッチン ヒマラヤン バル 裏難波店

 プーリーはチャパティの生地を油で揚げた物です。
 スナック感覚で食べるピンポン玉位のサイズで作ったパーニープーリーと言う物もあります。

スマイル キッチン ヒマラヤン バル 裏難波店

 「ダルバートセット」は、仕切りのあるステンレスの大皿の奥側に、カレー、ダル、チキンティッカ、生のトマトが並び、手前にパパドを乗せたライスがてんこ盛り。その横に小松菜のサーグ ジャガイモなどのタルカリ、そしてパーニープーリーが添えられています。
 ダルはさらさらした仕上がりで、豆の甘みのある優しい味わい。やや形の残っている豆はレンズ豆かな?これは癒し系の味わいでお替りしたいぐらいです。

スマイル キッチン ヒマラヤン バル 裏難波店

 たこ焼きぐらいの大きさのパーニープーリー、中にはポテトサラダが詰められています。

※本記事は、2024/07/06に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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