渋谷最強の立ち飲み店『富士屋本店』全4店完全ガイド
渋谷を代表する立ち飲み店である富士屋本店は、個性的でファンを魅了します。実は、業態の異なる4店舗があり、どのお店も屋号に『富士屋本店』の名を冠します。4店舗のすべてが本店という、最強立ち飲み店の完全ガイドです! ※閉店と開業に伴い、2016年12月に情報を一部更新しました。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1468件の口コミを参考にまとめました。
富士屋本店たちは、どこも人気店。混雑は必至です。やっぱり、入りやすいのは開店直後です。昼からやってそうな雰囲気がありますが、どこのお店も5時に開店します。「今日も、渋谷で5時〜」と口ずさみながら覚えておきましょう。
最も混雑するのは大衆酒場の富士屋本店、次がワインバー、次は日本橋浜町、最も空いているのはキャパシティのあるダイニングバーです。

出典: ランチ向上委員会さん
富士屋本店の総本山、その名も富士屋本店です。
ビルの地下にあり、店内へと続く階段は、迷宮への入り口か、楽園への一本道か…
その先にあるものは、行った人にしかわからない飲兵衛の憩いの場です。
■ホッピーセット(焼酎360ml(600円)・ホッピー(200円))
800円のホッピーセットは、焼酎が何と瓶ごと提供されます。これを1本飲みきれば、なかなかの酔いですね。
出典: ランチ向上委員会さん
■ハムキャベツ(300円)
富士屋本店の伝統のおつまみです。
キャベツの千切りの上にハムが載せられて、マヨネーズが添えられています。
こういう、安く簡単なものがなぜか美味しく感じます。そして、これで一杯やるのが富士屋本店の醍醐味です。
若者は、他の富士屋本店とは一線を画す異業種立ち飲み店に感じるでしょう。何十年と通い続けているベテランには、居心地のよい大衆酒場です。
安さと酔いっぷり、それに今の渋谷ではなかなか見つけられない人情味が魅力のお店です。隣り合った人とも仲良くなれてしまうお店です。



408人
16241人
出典: ランチ向上委員会さん
ワインバーは、その名のとおり、ワインが充実した立ち飲み店です。
電話帳のようなワインリストは、1ページに1本が紹介されています。ラインナップもフランス・イタリア・チリ・オーストラリア・日本と幅広い品揃え。グラスやカラフェも産地・品種・価格帯のバランスが良くワイン好きにはたまらないですね。
■鴨のパテ(500円)
500円とは思えないボリュームで出てきます。肉らしいく脂も程よく入り野趣溢れる味わいなので、赤ワインと合わせたいところです。
出典: ランチ向上委員会さん
■鴨のコンフィ(950円)
最後に皮目をカリッと焼かれたコンフィは、皮の香ばしさも良く、肉は味が凝集し上質な仕上がりです。
1皿のボリュームは、ダイニングバーやグリルバーより抑え気味なので、ひとり飲みでも、上質なフレンチを楽しむことができます。
ワインリストのワインは、どれも魅力的で全部飲みたくなってしまいます。リストは入れ替えがあるので制覇なんてできません。
ワインに合う料理のメニューも豊富で、壁一面に書いてあります。料理も入れ替えがあるので、食べたい料理は食べたいと思った日に注文しましょう。
全部飲みたいし、全部食べたいと思わせるお店です。



212人
12150人
出典: ランチ向上委員会さん
ワインバーと比較すると、1皿のボリュームがしっかりとしたもので、ちょっと手の込んだものになっています。
もちろん立ち飲みのお店ですが、ドリンクは、ワイン・ハイボールはもちろんのこと、リキュール類もあるのでスタンダードなカクテルもいただけるのもいいですね。
お店のキャパシティもそこそこあるので、バランス型のお店です。
■牛フィレ肉&フォアグラのロッシーニ風(1,300円)
この完成度がこの価格というのが素晴しい。また、2人シェアして食べるとちょうどいいボリュームなので、美味しくても量が多くて食べ飽きるなんてことはありません。
出典: ランチ向上委員会さん
■オマール海老のグリエ シャンピニオンソース(1,000円)
こんな高級な料理も1,000円でいただけちゃうんです。巷では、立ち飲みのフレンチ店が流行っているようですが、行列で待つのであれば、ダイニングバーで俺のFUJIYAを謳歌してみませんか?
リーズナブルな前菜から、高級食材を使ったメイン料理まで幅広いメニュー。ドリンクもワイン・ハイボール・カクテルとバランスよく揃えています。万能型の富士屋ですね。



156人
9949人
出典: ランチ向上委員会さん
三軒茶屋にあった富士屋本店グリルバーが、入居していた建物の関係で閉店してしまいました。ですが、閉店するお店があれば新店もオープンします。最も新しい富士屋本店がここです。
料理にシフトした、グリルバーのコンセプトを引き継ぎつつも、料理はより洗練された高級感のあるものになりました。
■人参のムース、エビとコンソメのジュレ(950円)
きらびやかな夏向きの前菜で、滑らかな舌触りの人参のムースは女性のウケること間違いなしですね。
出典: ランチ向上委員会さん
■甘鯛のカダイフ揚げ(1,350円)
繊細な白身の甘鯛に細かいパスタのような食材のカダイフをまとわせて揚げた料理です。
盛り付けも皿一面に敷かれたアメリケーヌソースの上に甘鯛、そして、エディブルフラワーで飾られ、とても美しいです。
口の中で、崩れる衣の食感は心地よく、上品な甘鯛のふっくらとした仕上がりもいいですね。
もはや立ち飲み店というよりも、立ち食いフレンチといった感じです。料理のレベルは高くても、お酒の価格は富士屋本店の価格ですから、このお店に勝てる立ち飲み店は無いでしょう。ここはちょっと奮発して、秀逸な料理を堪能するのがいいですね。
また、2階には富士屋本店で唯一、座席もあります。例外的なお店で座った場合のみチャージがかかりますね。



579人
44930人
03-6231-1203
出典: ランチ向上委員会さん
※残念ながら閉店となったお店です。参考のため掲載しています。
富士屋本店のラストは、渋谷ではなく、三軒茶屋にあります。
ここは、以前は、釣り堀であった場所で、中央のカウンターはが釣り池だった部分です。
料理の充実度は最大級で、特にお肉料理が秀逸です。
■鶏レバームース(650円)
ソフトクリームのような盛り付けになった滑らかなレバームースは、レバーの比率を下げて、軽く食べやすい感じです。前菜でいただいても軽いので次のメニューが美味しくいただけますね。
出典: ランチ向上委員会さん
■富士屋本店グリルバーグ(1,300円)
グリルバーだけの限定メニュー!
ナイフを入れると中から小さな角切りにしたフォアグラが出てきます。肉とフォアグラが混ざった濃厚なハンバーグです。ソースもトリュフという高級さ。
付け合せのポテトや野菜の量が多いです。ダイニングと比較してちょっと1皿の価格が高めに設定されているのは、このあたりにあるのでしょう。価格以上の満足度があります。
グリルバーはダイニングよりも、より、料理に重きを置いています。
生ハムなどのシャルキュトリーの充実度は素晴しく、ダイニングにもある牛フィレ肉&フォアグラのロッシーニもあります。
まさに肉好きにはたまりません。しっかりお腹を空かせて訪問し、しっかりと食べたいお店です。



113人
3280人
※本記事は、2016/12/23に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。