京都生まれの京都育ちが東京・横浜で感じる、どこか懐かしいラーメン10選

京都生まれの京都育ちが東京・横浜で感じる、どこか懐かしいラーメン10選

京都で生まれ、学生時代までを京都で過ごし、その後、東京と横浜で20年。今でも懐かしさを感じるラーメンを紹介します。

更新日:2025/11/22 (2025/11/02作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる6664の口コミを参考にまとめました。

京都といえば、新福菜館や第一旭が老舗ラーメンの代表です。大学時代はアルバイト先がたかばしの近くにあり、仕事終わりによく訪れました。「今日は、第一旭にするべきか?それとも新福菜館かあ~?」という贅沢な悩みが懐かしい思い出です。
・毎日食べるなら第一旭、週1回しか食べられないなら新福菜館。
・朝から食べるなら第一旭、ビール飲みながらなら新福菜館。
といったところでしょうか。
この記事では、この老舗ラーメンの他、新福菜館・第一旭が忘れられない方々におすすめできるラーメン店を掲載しています。京都とは直接関係のない店、自分の行動範囲である横浜市・日吉からも、「懐かしさ」をテーマにピックアップしました。

1.京都ラーメンの老舗①:新福菜館

新福菜館 麻布十番店

私にとって新福菜館は特別な存在です。学生の頃は本店に足しげく通ったものです。就職して横浜に住んでからも、あの濃口醤油スープの味を求めて何度も遠征してきました。かつては関内やセンター北にも店舗がありましたが、今は閉店。都内でも数店舗しかなく、現在は一番近い麻布十番まで電車を乗り継いで通っています。注文するのは、ラーメンとヤキメシのセット。黒々としたスープには、しっかりしたコクとキレ……やはりこの味は何年経っても色褪せません。ヤキメシもスープとの相性が抜群で、まさに永遠に食べ続けられる組み合わせです。

2.京都ラーメンの老舗②:本家 第一旭

本家 第一旭 新宿店

実家近くの城陽市の第一旭や、学生時代のたかばし本店など、数えきれないほど足を運んだ思い出の味。私にとっては「ラーメンの原点」といえる存在です。そんな京都ラーメンの名店・第一旭の味を新宿で味わえるのは本当に幸せです。
注文するのは特製ラーメンのねぎ多め。一口すすると、あの優しいスープが体に染みわたります。コク深く、それでいて飲みやすいスープはまさに唯一無二。麺はしっかりとコシがあり、甘みのある九条ねぎがたっぷり。そして器いっぱいに広がるチャーシューは圧巻です。

3.定番チェーン店①:伍福軒(黒醤油ラーメン背脂抜き)

伍福軒 渋谷店

2025年7月に突如として渋谷の天一跡地にオープンした伍福軒。
黒い醤油ベースのスープにヤキメシとくれば……これはもう、新福菜館を期待せずにはいられません。
何回か通う中で発見したのは「背脂抜き+麺固め+白胡椒強め」が理想に近い味。
ここは背脂黒醤油を看板に掲げてしますが、黒のほかに白醤油、それぞれに背脂あり・なしを選択することができます。
「懐かしい味」で選ぶなら、「黒醤油背脂なし」がおすすめです。

4.定番チェーン店②:ラーメン魁力屋(漆黒ラーメン【販売終了】)

ラーメン魁力屋 センター南店

細麺とあっさりめの醤油スープに背脂を浮かせた京都ラーメンは、どこか懐かしさを感じる味わいです。
テーブルには刻みねぎが常備されており、ねぎ好きにはたまらないサービス。好きなだけトッピングできるので、自分好みにカスタマイズできます。背脂の甘みがスープに深みを与えますが、私はあっさり派なので背脂抜きを注文。これがまた醤油の香りをダイレクトに感じられて美味しいんです。
「懐かしい味」のおすすめは「漆黒醤油ラーメン」でしたが、期間限定とのことで、残念ながら現在は販売終了しています。

5.定番チェーン店③:餃子の王将(忘れられない中華そば)

餃子の王将 道玄坂店

餃子の王将のラーメンの歴史で革命的な逸品といえる「忘れられない中華そば」。
これまで、自分の中の定番王将メニューといえば餃子に加え、回鍋肉、中華丼、麻婆豆腐、そして安定の炒飯でした。王将のラーメンは新作が出るたびに試してはみたものの、自分の定番メニューに加わることはありませんでした。
ところが、数年前に登場したこの「忘れられない中華そば」だけは別格。王将ラーメンの歴史においても革命的な逸品だと思います。シンプルで優しい、飽きの来ない味わいで、胡椒を加えるとさらに美味しさが引き立ちます。また明日にも食べたくなるような味でした。

6.京都ラーメンではないけど編①:どうとんぼり神座

どうとんぼり神座 渋谷店

大阪ミナミで初めて食べて以来、すっかりハマってしまった「どうとんぼり神座」の味。
京都ラーメンではありませんが、「懐かしい味」の代表です。
定番の「おいしいラーメン」を注文。待っている間に小皿をもらって、テーブル常備のニラキムチをいただくのが自分流。ラーメンに直接入れるとアツアツのスープが冷めてしまうので、あえて小皿で食べることで、ピリ辛と旨味を存分に楽しめます。
甘みのあるコク深い熱々スープと、たっぷり入った白菜がこのお店の最大の魅力。野菜の甘みとスープの旨味が一体となり、最後までレンゲが止まりません。

7.京都ラーメンではないけど編②:渋谷かっちゃんラーメン

渋谷かっちゃんラーメン

今話題の「ちゃん系ラーメン」の一角。
定番のラーメンを注文。無料の「めし」サービスがあったので、迷わず緑のプレートを手に取り着席しました。
ラーメンは期待通りの味。優しい醤油ベースのスープが心に染みわたるような一杯です。たっぷりのチャーシューも満足感があり、スープとのバランスも抜群。
途中でエリア限定のにんにくを加えて味変も試みましたが、もともとのスープの完成度が非常に高く、最後までそのままで十分だと思いました。お好みで胡椒を少し加える程度がちょうど良いと思います。ホッとする優しい味わいのちゃん系ラーメンに癒されました。

8.京都ラーメンではないけど編③:麺匠 真武咲弥(醤油ラーメン)

炙り味噌らーめん 麺匠 真武咲弥 渋谷店

ここは濃厚な炙り味噌ラーメンが看板メニューです。ある日、隣のお客さんが注文していた「醤油ラーメン」がふと目に入りました。味噌推しのお店なのに、ビジュアルからして美味しそう……これは気になる! と思い、次回の訪問では迷わず「醤油ラーメン」を注文。
結果、「懐かしい味」大発見。強火で炙ったラードの香り、深いコクのある豚骨スープ、その中で主張しすぎないけれどしっかり存在感のある醤油ダレ。この組み合わせが絶妙で、まさに味噌とはまた違う「真武咲弥」の魅力を発見した気分です。
以前、札幌味噌ラーメンの名店「すみれ」が川崎にあったときも、何度か通ううちに気づけば醤油ラーメンを頼むようになっていたのを思い出しました。
味噌が美味しい店は、醤油も美味しい——これが私の中の定説になってしまいました。

9.日吉のさっぱりラーメン編①:日吉 大勝軒

日吉 大勝軒

こってり系のラーメン店が多い日吉エリアの中で、「大勝軒」はあっさり系の王道醤油ラーメンが楽しめる、まさに異彩を放つ存在です。細い路地裏にひっそりと佇む、隠れ家的な雰囲気も魅力のひとつ。
注文するのは定番のラーメン1玉とトッピングの生卵。
スープはあっさりとした醤油ベースながら、しっかりとしたコクと深みがあり、最後まで飽きのこない味わいです。
途中、生卵を器でといて麺をくぐらせる“すき焼き風”にチャレンジ。さらにラーメンのスープを少し加え、ここで胡椒をひとふり。まろやかさとキレが絶妙に調和します。

10.日吉のさっぱりラーメン編②:ひよし家

ひよし家

学生の街・日吉のラーメン激戦区にありながら、こってり系が主流の中で“さっぱり系醤油ラーメン”が楽しめる貴重なお店です。
日吉に20年以上住んでいますが、変わらず営業を続けている老舗の一角といえば「らすた」「武蔵家」「ハマトラ」、そしてこの「ひよし家」。まさに日吉ラーメン文化の歴史を支えてきた存在だと思います。
注文するのは「醤油特製ラーメン」。細麺とあっさりとした醤油スープのバランスが絶妙で、学生街のガッツリ系とは一線を画した、落ち着いた“大人の味”をじっくり堪能できました。飽きが来ない、毎日でも食べられそうな味わいです。終盤ににんにく酢を少し投入すると、さらに味変を楽しめます。

※本記事は、2025/11/22に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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