川崎鶴見臨海部発!一人飲み徹底攻略『川崎区その他エリア』

川崎鶴見臨海部発!一人飲み徹底攻略『川崎区その他エリア』

川崎鶴見臨海部は、川崎市の南部と鶴見区で活躍しているレビュアーによるコミュニティです。地元をよく知るレビュアーによる、地元の呑兵衛が集う、一人飲みがしやすいお店をご紹介するエリア別完全ガイドの第1弾です。

記事作成日:2015/08/14

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる175の口コミを参考にまとめました。

昭和の面影が強く残る酒場がもたらしてくれる、安さと旨さが魅力の一人飲み

川崎区その他エリアは、まさに臨海部で工業地帯ど真ん中です。
昭和の雰囲気を色濃く残し、労働者のための一杯飲み屋が多いのが特徴です。もつ焼きや煮込みなどのホルモンを使った料理や立ち飲みが多く、大衆食堂でも飲めるという、特徴があります。
1品の量が抑え目で、価格も安い。もちろん、お酒は安くて充実、一人飲みにはピッタリの名店が多いなかで、誰でも利用できるお店から、地元の常連さんの率が高い名店まで幅広く選びました。

福来屋酒店

入り口が2つあり目的により入る扉が違い、1つは一般的な酒類の販売です。そして、もうひとつは、角打ちと呼ばれる酒屋の店内で飲食するのです。
川崎区は、工業地帯です。かつては24時間操業の工場も少なくありませんでした。
そのため、酒屋の営業時間内ならいつでも飲める角打ち文化が発展しました。
角打ちは、大人数で行くものではなく、一人飲みにはうってつけのスタイルです。

こちらのお店も建物こそビル形式ですが、老舗の酒屋で、角打ちが楽しめます。

角打ち初体験なら、ここしかない!

奥に長い店内は、左右にカウンターがあります。ビビらずに奥まで進むとレジがあり、お酒やおつまみを売っています。

ビールは小瓶から大瓶まで揃い、銘柄も充実しています。通称赤星と呼ばれるサッポロラガーもあります。

食べログ店舗会員のお店で一見さんも入りやすい、店内禁煙、おつまみも豊富、駅から徒歩でも行けるという、好条件に恵まれたお店なので、角打ち初体験にピッタリです。

小澤屋本店

こちらの角打ちは、ドアが無く、のれんをくぐってお店に入れば、そこはカウンターという、開放感のあるお店です。

ビールの銘柄は、サッポロだけであるものの、サワーや日本酒とお酒のバリエーションには幅があり、つまみも棚に並んだ缶詰、かわきもの、常連に人気の女将さんの手作りおかずなど、バラエティ豊富で、角打ちとして必要なものがすべて揃っているお店です。

のれんをくぐったその先は、昭和の空気が流れてる

角打ちのつまみの王道は、缶詰でしょう。
カウンターに立つと、前の棚には缶詰がずらりと並んでいます。それを眺めながら飲み、そして、好みの缶詰をいただきます。
缶詰のよく味のしみた、ちょっと濃いめの味付けは、お酒がすすみます。

川崎区内には、こんな角打ちができる酒屋が数多くありました。平成の今では貴重な存在ですが、こちらは、棚もカウンターも昭和そのものです。

女将さんや他のお客さんと、ひと言ふた言と会話を交わし、お酒を飲めば、仕事の疲れも癒されます。

金沢食堂

創業昭和36年。つまり、前回の東京オリンピックより前から、この街にある大衆食堂です。
店内は2人用のテーブルが9卓ありますが、みんなテレビの見える側にひとりで座り、昼からお酒を楽しんでいるお店です。

食堂だって、朝からでもひとり飲みOK

ピンク色のサワーは、『バイス』といいます。焼酎の割りものやシャンメリーで有名な清涼飲料水メーカーのコダマが作る割りものです。
これを使ったサワーがあるお店は、一般的にはなかなかありませんが、川崎区内には多く、このお店でもいただけます。
また、料理では、お酒を飲んだときのみ注文できるアルコールセットがあり、軽いおつまみが、何と120円という低価格でいただけます。
つまり、ここは、屋号には食堂とありますが、酒場でもあるのです。

ぽっぽ

川崎区内に3軒のお店を展開し、『ぽー』、『ぽっぽ』、『ぽっぽっぽ』と、『ぽ』が増えていく楽しいネーミングセンスのお店です。

『ぽっぽ』は料理やドリンクが、基本的に1品300円でわかりやすいシステム。
オープン当初は立ち飲みでしたが、今はイスが設置されています。

小銭でも、短時間でも、ひとりでも飲める店

肉やホルモンの炒めなどの労働者の街らしいパンチの効いた料理が多いです。
また、川崎はコリアンタウンがあることもあって、チャンジャなどもあります。

飲み物は、ビールや日本酒よりも焼酎でしょう。

女性の明るい店員さんが多く、ひとりでも楽しく飲めます。

ぽっぽっぽ

『ぽっぽ』の姉妹店です。
こちらのほうが広く、セオリー通りの立ち飲みスタイルです。

女性の明るい店員さんが多いのは、どちらも同じです。

規模が大きくて、立ち飲みなので入りやすい雰囲気があります。初心者でもひとりで入りやすいですね。

スケールアップして、入りやすい立ち飲み店

隣の鶴見区を中心に川崎区にも沖縄出身の方が多く住んでいます。そのため、料理にも沖縄色が出る傾向があります。

スパムは、アメリカ統治の影響で沖縄のお肉として定着しています。そんなスパムがメニューにあります。

島田屋

肉問屋直営のお店です。
営利というより、道楽でやっているのではないかと思うぐらいの低価格。おそらく人件費も含めれば、料理はすべて赤字ラインでしょう。お客さんの飲みっぷりがこのお店を支えています。
「このテのお店は立ち飲みでしょう?」と思われがちですが、このお店は、座れます!

15時開店という居酒屋としては早い開店時間で、17〜18時ぐらいにピークを迎えます。酒場慣れしていない人は、早い時間の利用をおすすめします。

川崎でトップクラスの実力派酒場は、一人飲みでも大活躍

生のモツから煮込んだ醤油ベースの煮込みやガツ刺しなどは、150円と驚きの低価格。

串焼きは何と1本60円ですが、注文は3本~の縛りがあります。おすすめは、レバーでしょう。異なる種類でもOKなので、ひとりでもいろいろな味を楽しめますね。

ますや

こちらのお店がある場所は、川崎区鋼管通です。川崎が工業地帯であることを象徴するような地名ですね。

労働者が、今日の疲れを癒し、明日の活力を得る。そんなお店がこちらです。

立ち飲みで、モツに重点を置いたメニュー構成で、名物のモツ焼きは、1本60円という安さです。

これぞ労働者の憩いの場

名物の煮込みは、野菜と腸・牛モツ・フワを中心とした煮込みで、ガッツリと乗せられた、おろしニンニクが強いインパクトになります。
同じ煮込みでも、店ごとに使う食材や味付けが異なります。
食べ比べても楽しいですし、お気に入りのお店を見つける楽しみもあります。

京屋

商店街の入り口にあり、焼き鳥のテイクアウトもやっている居酒屋です。そのため、前を通れば、香りにひかれて、のれんをくぐりたくなります。

15時からのテイクアウトは、子どものおやつにお父さんのおつまみに夕飯のおかずにと大活躍しています。また、餃子も評判で、ニンニクが効いた労働者の街を象徴する味付けです。

小さな隠れ家で、名物の焼鳥と餃子をいただく

店内は、7席と小さなお店で、飲み物は冷蔵庫からセルフサービスで取り出していただくという、なかなかおもしろいスタイルです。
小さなお店で店員さんも丁寧なので、隠れ家的で居心地がよく、ひとりで行くのに適しています。

喉ナンコツを使用した、ナンコツがおススメで、柔らかく独特の旨みがあり美味しいですね。

なか川

労働者の街としての色が濃い川崎区にあって、落ち着いた雰囲気と居心地の良さがある数少ない居酒屋です。
商店街から脇道に入ったところにあり、お店も静かに佇んでいます。

店内も、カウンターと小上がりがありますが、ひとり客が多く、みんなカウンターでくつろぎながら、飲んでいますね。

大人だけのくつろぎの空間、だからこそ、ひとりで行きたい

焼き鳥と釜飯が名物で、1人前で数本盛られる焼き鳥をゆっくり食べながら、釜飯が炊き上がるのを待ちます。
釜飯は、味噌汁と漬物もついて、ちょうど一人前にピッタリの量。

深酒するお客さんは少なく、軽く飲み、シメに釜飯をいただくと、静かに家路へとつきます。
ここは、大人だけが集う隠れ家なのです。

※本記事は、2015/08/14に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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