川崎鶴見臨海部発!『川崎区その他エリア』家系ラーメン完全解説

川崎鶴見臨海部発!『川崎区その他エリア』家系ラーメン完全解説

横浜を中心に全国的ブームを巻き起こしている家系ラーメンですが、川崎は横浜の隣であるため、以前から多くの店舗があります。工業地帯である川崎区では、しっかりとした味わいが労働者グルメとして人気です。食べログのエリア分類の『川崎区その他』にある家系ラーメン店の全店を地元レビュアーが完全解説いたします。

更新日:2017/07/22 (2016/02/04作成)

8291view

このまとめ記事は食べログレビュアーによる935の口コミを参考にまとめました。

同じ家系でも、個性やサービスの違いがおもしろい

正統派の家系から、独学やアレンジの効いたもの、また、新進気鋭の注目株まで、同じ家系ラーメンでもその多様さには驚かされます。そして、その多様さが、お店を巡る楽しみでもありますね。
川崎市川崎区のうち、食べログの地域分類において『川崎区その他』エリアとなっている家系ラーメン店の全店を紹介いたします。

川崎家

川崎を代表する家系ラーメン店、その名も『川崎家』です。
次に紹介する榎町店を擁し、川崎区内で2店を経営する地元密着の家系ラーメン店ですね。
川崎の家系ラーメンの草分けと言えるお店で、遠方から訪れる人も多いですね。

期待を裏切らない安定の味わいは、川崎のラーメン好きをうならせる

サラサラのスープに鶏油が多めで、いい感じのバランスに仕上がっています。
もちろん豚骨ですが、臭さを感じないところにレベルの高さを感じます。
ほうれん草の量が多いのも特徴のひとつですね。

川崎家 榎町店

川崎家の本店は駅から遠く、また、地元の人しか利用しないバス通りにあります。それに対し、支店の榎町店は、川崎駅からも徒歩圏内で国道15号線に面している好立地のお店です。

また、本店・榎町店共通のシステムでラーメン1杯ごとに1枚のサービス券がもらえ、2枚で100円のトッピング、10枚でラーメン1杯と交換してくれます。
常連さんを大切にする点も人気の秘訣でしょう。

川崎家の支店は、駅から徒歩で行け、国道沿いの好立地

支店ということで、本店との間で味のブレが多少あるという点は隠せませんが、それでもレベルの高い家系ラーメンであることは確かでしょう。

近藤家 川崎店

家系ラーメンマニアだったら、知っている横浜市都筑区の近藤家の唯一の支店が川崎にあります。

幹線道路沿いにあり、光っている大きな看板に書かれたラーメンの文字を見れば、誰もが吸い寄せられてしまいますね。

マニアは、訪問必至の幹線道路沿いの古典的家系ラーメン

家系ラーメン店では、海苔を立てて盛り付けるのが主流ですが、こちらのお店では伏せて盛り付けられます。

現代では、豚骨の濃度も醤油も油も強いものが好まれますが、こちらのラーメンは家系ラーメンが確立したときの味を頑なに守っています。
家系ラーメンの歴史を学びたい、古典的家系ラーメンが食べたい人は訪問したいお店ですね。

龍平家

川崎市北部へと移転した龍家を引き継ぎ、この場所でラーメン店を営んでいます。
何より個性的なのは、龍家は家系ラーメンに惚れ込んだ中国人の料理人が開業したお店です。
そのため、それを引き継いだ龍平家も中華料理が充実。サイドメニューに餃子や炒飯、豚足などもあり、紹興酒が飲めます。

中華料理をつまみに紹興酒を飲んで、シメにはラーメンなんてことが1軒でできますね。

驚きの家系ラーメンを中国へ輸出した味!白湯スープの家系ラーメン

見た目は、家系ラーメンそのものですが、スープをひと口飲めば、その個性に驚かされます。
豚骨をメインとしたスープではなく、また、臭み消しで使う野菜や香辛料も中華料理テイストのものが使われているようで、白湯スープのような仕上りになっています。

家系の本流からは大きく外れますが、個性としては強烈なものがありますね。これはこれで悪くない味です。

住吉家

バス通りにある古めかしくて、小さなラーメン屋です。

屋号には「家」の字が入りますが、「ラーメンショップ」の文字もあります。
家系ラーメンの前身たるラーメンショップとの関連もありそうなお店です。

独学で開業した家系ラーメン店はいつでも、ゆで玉子サービス中

こちらのお店の所在地は、「鋼管通」といい、鉄鋼業で栄えたためにこのような地名になっている場所で、いまだに主力産業でもあります。そのため、ガッツリとお昼を食べたい労働者がいるため、麺の量も多く、ゆで玉子がサービスされるという異色のスタイルの家系ラーメン店になっています。

豚骨の風味が弱く、マニアには受けませんが、ボリュームと安さで地元では支持されていますね。

千家 川崎店

最近、急成長し店舗展開しているラーメンチェーンです。

終日禁煙の店内は、テーブル席主体で、団体客や家族連れでもOK。
営業時間は深夜3時までで、夜中に急にラーメンが食べたくなったときの救世主でもあります。
こういう利便性が支持されているお店です。

家系ラーメン店では珍しく、サイドメニューにカレーがあり、こちらも人気です。

嫌煙家のためのマイルドな家系ラーメン店

見た目こそ家系ラーメンですが、豚骨・醤油・油と基本的な構成要素の3点すべてがマイルドです。
男らしい「ガツン」としたものを求めている人には向きませんが、そういうのが苦手な女性や子どもも食べられる味でしょう。

ファミリー層や団体客でも来ることができる家系ラーメン店です。

家系ラーメン 幸家 川崎大師店

幸家は、川崎市高津区、横浜市鶴見区にあり、ここが3店舗目です。美味しい家系ラーメン店として、地元で定評がありますね。

お店は、テーブル席も充実、子ども用のイスも完備し、住宅街にあるお店として地域密着でやっていこうという雰囲気が伝わってきます。

川崎・鶴見の実力派『幸家』の3店舗目が大師にオープン

ベースに鶏ガラがあり、そこに豚骨が入ることで、豚骨臭さはなく、かといって、薄いわけではない、非常にいい出来のスープに仕上がっています。脂や醤油でごまかさない味わいです。

麺は、酒井製麺で家系ファンにはたまらない仕上がりです。

集大成

※営業が定まらなくなっています。ご利用の際はご注意ください。

2015年12月にオープンした小さな家系ラーメン店です。

若き店長は、ラーメン一筋でその情熱をラーメンに注いでいます。
荒削りなれど、美味しいラーメンは近隣で評判になっています。
これからどれだけ伸びていくかも含めて、期待の集まるお店ですね。

成長とともに味も高まるであろう、注目株の家系ラーメン

ラーメンは700円と標準的な価格ですが、トッピングの豊富さと安さが魅力です。
特におすすめなのは味玉で何と50円です。ちゃんと半熟で、味もついていてこの価格なのはお得ですね。他にも海苔やもやしも50円、一番高いチャーシューでも150円と安いので好みのものをたっぷりと載せちゃいましょう。
味は、丁寧に煮たスープが秀逸でちょっと濃いめの醤油との相性がよく、レベルの高さを感じますね。

※本記事は、2017/07/22に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ