【谷中・根津・千駄木】谷根千界隈のおせんべいランキング

【谷中・根津・千駄木】谷根千界隈のおせんべいランキング

谷根千界隈は、老舗のせんべい屋さんが多いことでも有名です。お寺が多い町なので、おせんべいが法事に出されることが多かったといわれています。谷根千界隈のせんべい屋さんに勝手にランキングをしてみました。

更新日:2017/03/14 (2016/03/14作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる754の口コミを参考にまとめました。

【第1位】菊見せんべい総本店

私が一番好きなせんべい屋は、千駄木駅近くの「菊見せんべい総本店」です。明治8年(1875年)創業の老舗のおせんべい屋です。

詩人で彫刻家の高村光太郎は、駒込林町(現在の千駄木5丁目)で育ち、学生時代に団子坂を下って三崎坂を上り、美術学校に通っていたそうです。その当時、高村光太郎は、菊見せんべいの店先で醤油を塗る娘に惚れて、毎日せんべいを買いに行ったという初恋のエピソードがあります。何とその娘さんの名前は「智恵子」だったとのこと!(地域雑誌「谷中・根津・千駄木」9号より)

菊見せんべい総本店 - 煎餅4種

煎餅が四角いところが特徴で、上品でお土産にも喜ばれます。醤油、唐辛子、砂糖、抹茶の4種類が入った詰め合わせがお得です。

菊見せんべい総本店

菊見せんべいのお店がYMOの3人の「NO MUSIC, NO LIFE」のポスターの撮影に行われたこともありました(「TOWER RECORDSコラム」より)

【第2位】昔せんべい大黒屋

昔せんべい 大黒屋 - 売り場全景

「昔せんべい大黒屋」さんは、大正の終わりに創業した85年の歴史のある老舗のせんべいやさんです。店頭の木枠のガラスケースに煎餅が詰められてずらっと並べられている昔ながらの煎餅屋さんです。

昔せんべい 大黒屋 - 炭火手焼「唐辛子」5枚で630円

定番の「炭火手焼きせんべい」がお勧めです。醤油を炭火で焼いた香ばしい風味がします。少し堅めで歯ごたえがとてもよい。煎餅らしい煎餅です。

【第3位】谷中せんべい 信泉堂

谷中せんべい 信泉堂

「谷中せんべい信泉堂」さんは、創業大正2年(1913)の老舗のせんべい屋さんで、
看板には「谷中せん遍''以」と江戸変体仮名で店名が書かれており、老舗らしい雰囲気があります。

店の前面のショーケースには色々な種類のお煎餅が整然と並べられており、その上に置かれた丸いガラスの容器にお煎餅がつまっています。時の流れが止まったかのような錯覚がするお店です。

お煎餅には色々種類がありますが、まずはオーソドックスな「堅丸」(65円)がお勧めです。「堅丸」というだけあって歯ごたえがあります。
シンプルな醤油味で、スーパーなどで売られているお煎餅を食べ慣れた舌には物足りなさも感じますが、これが本来の醤油味のお煎餅なんでしょうね。

【第4位】八重垣煎餅

「八重垣煎餅」さんは、根津にある3代続く創業90年余の老舗の煎餅屋さんです。

老舗らしく昔ながらのお煎餅を作り続けているだけでなく、
 ★根津神社のつつじにちなんだ「つつじ煎餅」
 ★抹茶風味の「胡麻煎餅の抹茶かけ」
 ★甘辛い「ネギ味噌」
 ★バジルを使った「バジル煎餅」
など創意工夫を凝らした新作煎餅を色々出してくれるのが「八重垣煎餅」さんの良いところです。

落語家の立川談志師匠が「八重垣煎餅」さんの入っているマンションにお住いになっていた縁もあって、お店の看板や暖簾は談志師匠が書いており、店の中にも談志師匠の色紙などが飾ってあります。談志師匠がお気に入りだった煎餅には「談志推薦」のシールが貼られています。

【第5位】都せんべい

都せんべい - 都せんべい

「都せんべいさん」は、初音小路にある創業昭和27年(1952)のおせんべい屋さんです。
「初音小路」は、戦後間もなく作られた昭和の香りを残すディープな横丁です。薄暗いアーケードの中を少し進むと左手にあります。

店頭のガラスケースに、堅焼き、ザラメ、黒胡麻、海苔巻きなど色々なせんべいがならべられています。ここのせんべいは、割とオーソドックスな味付けですね。

【第6位】嵯峨の家

「嵯峨の家(さがのいえ)」さんは、創業大正3年(1914)の老舗のせんべいやさんです。選りすぐりの100%国産米を使って、店内で炭火で焼いてせんべいを作っています。

嵯峨の家

※本記事は、2017/03/14に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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