山形県・美味いジャンク系ラーメン＃ウルトラセブン♡

夜限定メニュー。二郎系に代表されるジャンクのたまや版。野菜・特製背脂・刻みニンニク・魚粉の追加はなんと全て無料。こってりスープに極太縮れ麺は変わらぬ最高の味、何も言う事はない。具材の野菜はもやしに刻みキャベツ、他には背脂・チャーシュー二枚・これに魚粉たっぷりふりかける。これらが混沌と混ざりあったものが麺に纏わり付きぐいぐいと箸を進めさせる。こんなジャンクを我を忘れて食べ尽くすとは、ジャンクに手を出したらいよいよ重症なたまや中毒患者です。

胃弱のくせにジャンク系ラーメンが好きというラーメンファンの鏡たる姿勢を体現した店主がバナナを入れているとの驚愕のテレビ情報もありました。まさかバナナなんて想像もしていませんでした。あのトロトロスープの秘密が、じゃがいも・米粉・バナナでとった豚ガラ鶏ガラの白湯スープだと言うのですから、店主の創造力に脱帽です。

メニューには「極太10番使用・もやし500ｇ・麺260ｇ」「野菜増、ニンニク増、脂増はお申し出ください」「ニンニク抜きも可」「お好みで魚粉をどうぞ」…とあります。大勝軒系は12番が多い中で、こちらはそれより１ランク太いわけです。インパクトのあるガッツリ系男子が喜びそうなラーメン。チャーシューも４枚標準装備、更に切り落としのチャーシューまでゴロゴロ。更に更に辛味噌も。レンゲも二つついてるので後で辛味噌を楽しめるようにとの有難いお店の気配り。…なぜか、同店名でふたつがありましたが、こちらが保留に…公式認定のさわばたページ移行も兼ねて、近い内に再訪問したいです。

基本的に嫌いではありません。むしろ好きです。でも、背脂の品質だけは好みではありません。もう一度、試してみたいジャンクです。

スープはしょっぱくはないですし、程良いですが、油感はありすぎるほどです。コクなんてものを越えています。ジャンクというほどには暴れていませんが、控え目なジャンク…という感じでしょうか。麺は丸い太麺で食べ応えがあります。しっかりと「食ったぁ！」という感じがする麺です。モチッとはしているけど、歯応えはプッツンとしていて潔く切れます。なかなか美味しい麺です。天地返し…というのですかね？野菜のタワーを崩した上に、中から引きずり出した麺を乗っけてみます。そうやって麺がふやけないようにしつつの、麺を一気に半分食って減らして、あとはもやしと麺を絡めながらゆっくりといただきました。

店内POPの解説では「ラーメンの上にもやし、キャベツが山のように盛られているものです。ニンニク、背脂あり、二郎系のようなガッツリしているラーメンです。」と。基本は醤油スープ。やや濃いめの醤油で全体に背脂を降ってコク増し♪ありがちの臭い背脂や粗悪なもやしではなく飽くまでも基本的に美味しいラーメン。麺はこの手のラーメンらしく太麺のワシワシ固めで、美味い麺。チャーシューはかなり分厚いながらも柔らかく美味い出来。こちらの御主人は山形市のぬーぼう三代目で修行の後に独立したそうで、ぬーぼうの爆中華によく似ています。

前の男気ラーメンは豚骨ベースでしたが、今回の男気中華は醤油ベースでより食べやすくなった。並盛でも茹で前で緬量200ｇ、普通で大盛り位のボリュームはある。スープはしっかりと醤油の色をした醤油、食べているうちに脂がスープに溶け込んで甘みがどんどん出る。麺はガシガシの食べ応えのある美味い麺。結構なコシがあるので、プルン・つるんと箸から逃げるような動きをするので、気を付けないと、白シャツに汁がはねるので要注意。トッピングは山盛りもやし。ブロックチャーシューは食べた感もあって美味いです。トータルで前の男気ラーメンよりも全然食べやすく、最後まで美味しくいただく事ができる。