入店後のオーダーがスムーズに頼めたお店

入店後のオーダーがスムーズに頼めたお店

店内に案内されて席につき、いざ頼もうとしても、店員さんがいなかったことや、いてもなかなか気づいてくれなかったり・・・時には、「すみません」と声をかけても、反応がないこともあります。そんな中、入店してからオーダーするまで、ストレスなく気持ちよく対応してもらえたお店をまとめました。 

更新日:2014/12/15 (2014/12/13作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1684の口コミを参考にまとめました。

「すみません」と声をかけずにオーダーできる

入店して、席につくと「のちほど注文をお伺いに参ります」と言いながら、バックヤードに引っ込んでしまったり、バイト仲間とおしゃべりに興じてしまったり、タイミングよく注文をとってくれるお店というのが、比較的少ないと感じています。「すみません」と何度も声をかけてやっと応対されることも。

案内をしてしまうと、気が緩むというか安心してしまうのか、注意が途切れてしまうケースが多いと感じています。席について注文をするまでを一連の流れと捉えて、指導しているお店が少ないと感じていたので、入店後、注文をするまでに、何のストレスも感じることなく、オーダをできたお店を紹介します。

ル グラン

横浜高島屋の8階、レストランフロアにある、「ホテルニューグランド」の直営店です。委託や名前を貸して営業しているお店ではなく、コックさんも「ホテルニューグランド」から来ています。

個人的には、本家のニューグランド「ザ・カフェ」よりも落ち着いている気がして好きです。往年の写真なども飾られ、歴史を感じることができます。

日本で始めて提供されたというメニューが多くあり、中でも「ナポリタン」は有名。接客も、ホテルを思わせるサービスで、常にお客さんに対してアンテナを張って注意していることが伺えました。

ル グラン - スパゲッティナポリタン

メニューを選びながら、なにげなく顔を上げると、遠くでテーブルを片付けていたスタッフの方と目が合いました。ニコリとされ、テーブルを片付けが終わると、「お決まりですか?」とオーダーをとりにこられました。

作業をしながら、お客さんの気配を感じ取れるように注意を払っていることが伺えました。いつでも、オーダーやお客さんの要望を受け入れられるよう、目配せしているのを感じます。しかし、きょろきょろ眺めているわけでなく、お客さんの視線や気配を逃さないように、アンテナを張っていることが、後ろ姿からも感じられました。

そのあとも、店内の奥で声がしたので、それにつられふと顔を上げると、同時に、後ろ向きで立っていた方が、こちらに振り返りました。後ろに目がついてるの?!(笑)って思うくらいのタイミングでした。

さらに他のスタッフさんは、バックヤードに戻る際、直前で、お客さんに呼ばれていないかを、なるべく振り向く動作をしないようにしながら店内に注意を払っているのがわかりました。

イノダコーヒ 横浜高島屋支店

イノダコーヒ 横浜高島屋支店 - 明るく雰囲気良し

創業70年の京都の老舗コーヒー店です。私自身はあまり馴染みがありませんでしたが、関東でも知る人ぞ知る有名店のようです。

ミルクとクリームを最初から入れられているという独特の提供法が特徴的なお店です。

イノダコーヒ 横浜高島屋支店 - ハムがおいしい

注文はスムーズに行われ、その後のスタッフの様子を見ていると、前出の、ホテルニューグランドの直営店「ル・グラン」に通じる接客レベルを感じさせられました。

注文を終えたあと、スタッフさんたちは、無駄なおしゃべりをしている様子はありません。常に、お客さんの方に意識が向けられていました。何かをお願いしようとしたら、すぐに、飛んで来ていただけそうな、スタンバイ状態を保っていました。

こちらは、2回利用しましたが、常に、目配せをしていて、何かあればすぐに対応できるよう待機されていました。店内への目配せは、へたなホテルよりもしっかりしていると感じさせられたとおり、ホテルに負けないきめ細やかで自然体の接客サービスが強みだそうです。

ただ、注意を払ってますオーラは、ビシバシ、伝わってくるので、さりげなくという感じではありませんでした。でも最近のスタッフさんは、バイトさんが多く、手がすくとおしゃべりに興じて、お客さんを見ていないことが多いため、こちらが何かリクエストしようと思っても、すぐに応える体制が整っていません。こちらでは何かをお願いしたい時は、すぐに受けて止めてもらえるという安心感がありました。

マンジャーレ 伊勢山

マンジャーレ 伊勢山 - 照明を絞った店内にはキャンドルのライトが灯る

■後ろに目のついた接客
注文してから、お料理が提供されるまでの間、なにげなく、ぼんやり店内を見ていました。

すると、私の席からは後ろ向きで店内の様子を伺っていたスタッフさんが、ふと、ふりかえってこちらに目を向けました。ここのスタッフさん、目が後ろについてる! と思いました。目の前の視界に入るお客さんに注意をしながらも、背後のお客さんにまで神経を行き届かせていている様子が伺えました。

ぼんやりなんとなく見ている。そんな視線も、背中で感じることができてしまうようです。

ハングリータイガー 横浜モアーズ店

ハングリータイガー 横浜モアーズ店

横浜で1969年創業のハンバーグ店の支店です。横浜の人にとっては、心のよりどころとなっているお店で、ハンバーグの提供法が特徴的。今、提供されるハンバーグのスタイルの大元は、ここのアレンジだと思われます。

「テーブルで最終調理をする」というスタイルから派生するサービスが、とても細やかに配慮されていると感じさせられました。


ハングリータイガー 横浜モアーズ店 - ハンバーグ

■完璧な注文取り
油ハネを避けるためのとても細やかな座席への案内のあと、いざ、注文と思った時。ふと、顔を上げると、そこにはスタッフさんの顔があり、すぐさまオーダーを取りに来ていただけました。

飲食店を利用する上で、ここは重要なチェックポイントになっています。いつもは、案内されたあと、店員さんの動きを知らず知らずのうちにチェックして、ここは、ここは、案内したらそれでおしまい。次にオーダーが入ることに、備えていないわ・・・  奥に引っ込んでしまったら注文したいの気づけないでしょ。とか、スタッフどおしでおしゃべりしてたり・・・  そんなチェックをしてしまいがちなのです。


■いつものチェックを忘れされるサービス
ところが、こちらのお店では、油よけのクロスの的確な提供に満足してしまって、そんなことを確認することを、すっかり忘れさせてくれるくらい、心地よい接客でした。オーダーしようと、顔をあげると、そこに店員さんがいらしたのでした。

ハングリータイガー  「やるなぁ・・・」と心の中で拍手を送っていました。それは、単にオーダーに備えていたということだけでなく、その気配を全く感じさせることがなかったことに対してでした。

箱根かれー 心

箱根かれー 心 - カウンター席とキッチン

箱根湯本のカレー店で、オープンは2009年。いつの間にか、箱根で注目のカレー店になっています。店名の「心」は「シン」ではなく「こころ」

  心からのおもてなし・・・
  心のこもったサービス・・・
  心からの感謝の気持ち・・・
  “心”を大切にしたお店作りを心がける

という思いが込められています。

箱根かれー 心 - 角煮入り 見た目も鮮やか

注文をしようと、顔をあげたら・・・・そこには、にっこり笑う、店主さんの顔がありました。さすが!  これでこそ・・・・・「心」です。

お店にお客さんを案内して着席したあと、お客さんは、あれこれ悩みながらやっとメニューを決めて、いざ、注文。その時に、いかにスムーズな接客ができるかということについて、私はかなりうるさい方です(笑)


■ホテルでも的確なオーダーをとれない
ホテルやレストランでは、それができて当たり前だと思っています。しかし、ホテルでさえできていないところが多くなってきている印象を受けます。一方、ファミレスに、そんなことは求めません。業態によって、求めるオーダーの取り方は違います。そのお店にふさわしい注文の取り方でスムーズに対応されると、そのあとも気持ちよくお食事が進みます。

この時は、同じ箱根の老舗ホテルの雄、富士屋ホテルでさえも、的確にオーダーをとることができなくなっていいてがっかりしたあとの来店だったので、その対応が際立ちました。


■チェックする間もなく・・・
ここのお店は、注文はすぐに対応してくれるかな? と考えることも忘れさせてしまうタイミングで、目が合ってしまいました。こんなことは初めてな気がします。

箱根かれー 心

私たちが座ったのはこの当たりの座席だったかな?

オーナーからの返信には、
>正直なところ、たまたま、偶然、フィーリング的な部分も多々あると思います。
>これからも、できる限りお客様目線で運営することを忘れずに、精進していくつもりです。
>暖かくお見守りください。

とありました。確かにいつもいつも、そんなにタイミングよくいかないこともあると思いますが、はじめがいいと、そのあとも気分がいいものです。

※本記事は、2014/12/15に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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