日本酒ゴーアラウンド2016(7軒、大阪・京都)

日本酒ゴーアラウンド2016(7軒、大阪・京都)

日本酒の日(10月1日)にちなんで全国7都市で開催された日本酒ゴーアラウンド2016。 私が訪れたお店とお酒を紹介していきます。

更新日:2016/10/03 (2016/10/02作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1238の口コミを参考にまとめました。

日本酒ゴーアラウンド(NGA)とは

十月一日は日本酒の日。
これにちなんで『全国一斉、日本酒でカンパイ!』などのイベントが各地で開催されますがこれもその一つ。
今年は札幌・東京・京都・大阪・神戸・広島・福岡の7都市で開催されました。

どういうイベントかといえば・・・
飲食店×酒蔵のタッグを組んで日本酒とそれに合わせた料理が楽しめます。
参加する方は「さかずきんちゃん」の缶バッジ(500円)を購入し、それをつけて色んなお店を呑み歩きます。
昼前~夜までやっているので、文字通り朝から晩まで飲んだくれることができます。

お通し代を払うと、お料理と振る舞い酒を一杯いただけるシステム。
各店舗さんには酒蔵の方もいらっしゃるので、聞きたいことが聞けちゃうというのも大きなポイントの一つ。
ではでは、呑兵衛歩きのスタートです。

1、朝な夕な 16:00

朝な夕な - 日替わり定食(鶏団子と厚揚げの黒胡椒煮)

一軒目は福島駅から北に徒歩五分のところにある国産酒とおばんざいのお店。

事前にバッジを買ってなかったので急遽ここで購入することに。

有志の方から開催店舗のリストとタイムスケジュールを頂きまして、このあとの予定がスムーズになりました。

この場を借りて感謝を。

凱陣(香川) KU16 純米酒 24BY
少し甘目でしっかりした味わい。KU16は平成16年に香川大学で開発された酒米の名前だとか。

お通しは二品。
・ブルーチーズのケーク・サレ
・豚の角煮

豚の角煮は言わずもがな、ブルーチーズの風味が日本酒の熟成香とマッチしていて意外な発見。

朝な夕な

2、立ち呑み ジャックとマチルダ 17:00

立ち呑み ジャックとマチルダ

二軒目は南下して、福島駅近くのこちらのお店。
厨房をぐるっと囲むようにしてカウンターが配置されていて面白い。



玉川(京都) ひやおろし
イギリス人杜氏のフィリップ・ハーパー氏もいらっしゃっておりました。

お通しは火柱をあげながら直火で焼かれている鶏の炭火焼き。

その香ばしさに負けないほどの飲み応えと山廃ならではの芳醇な風味が格別でした。

夏酒のIce breakerの燗酒も用意されていて心が揺れる揺れる…。

フィリップ氏の人柄にも酒にも溺れてしまいそう

立ち呑み ジャックとマチルダ

3、和魂ほむら 18:00

三軒目はこちら。福島から環状線に乗って森ノ宮から徒歩20分。もう一本乗り換えて谷町4丁目まで行けば徒歩5分。180円をケチったがためにこんなことに。

メニューを見た感じ沖縄料理がメインのよう。泡盛や焼酎のボトルもそこかしこに。

ペペロンチーノご飯、略して「ぺぺ飯」が名物なんだとか。

菊鷹(愛知) 山廃 本醸造 火入れ原酒
一年熟成とは思えないどっしりとした旨みが感じられます。
お通しの和牛たたきの肉肉しさにも負けない分厚いボディ。

追加でもう一杯
菊鷹 純米 うすにごり 生原酒
さっきとはうって変わって甘酸っぱい酸味のある爽酒。

H24に山本杜氏が入り、今なお過渡期にあるという菊鷹。これからが楽しみです。
あと、次はぺぺ飯食べにいきます。

和魂ほむら

4、日本酒 うさぎ 19:00

ほむらから西へ歩いて5分。
飲食店が多く入っているダイヤパレスビルの一角にあるお店。人だかりが出来ていたのですぐに分かりました。

家庭的な温度のあるお店で、和やかに食事とお酒を楽しめそうな雰囲気。

日本酒も全国各地のものが20種類ほど揃っているようです。

カネナカ(山口) 生酛純米 熱燗で
しっとりとした穏やかな口当たりが楽しめるお酒。

お通しは鴨ロースと酒粕クリームチーズの二品。

鴨ロースの塩気と熱燗は絶妙なバランス。
クリームチーズの爽やかさと合わせると味にふくらみが出てきて面白い。

日本酒 うさぎ

5、薄伽梵 ハヂメ 21:00

薄伽梵 ハヂメ

堺筋本町から阪急で河原町まで戻ってきて延長戦。ちょっと見つけづらいですが、花遊小路に構えるこちらのお店。

炭火焼、わら焼、窯焼、石焼と「焼き」にこだわった料理が名物。

日本酒も思い思いに楽しめるようにと各テーブルに酒燗器が設置されるという力の入れよう。

弥栄鶴(京都) 亀の尾蔵舞
「甘軽い」という印象で非常に飲みやすいお酒。
案外すっきりした後味なので食虫酒にはぴったりかも

お通しは肉巻きおにぎりと鰹の藁焼き

丹後直送というこだわりの藁の直火で炙ります。
焚火のようなどこか懐かしい匂いがなんともいえずノスタルジー。
鰹は塩で、肉巻きおにぎりの味付けも私ごのみで完璧でした。

薄伽梵 ハヂメ

6、益や酒店 21:15

益や酒店 - 益や酒店。四条河原町から徒歩5分程。御幸町四条上る

寺町通りの一本西の筋。御幸町通りにあるお洒落な日本酒バー。

雁木(山口) おりがらみ秋熟
あらばしりを氷温で半年間瓶内熟成。
ちょこっとフライングで発売前のお酒をお披露目だそうです。
当たりの強いパワフルなお酒という印象でした。

お通しは4品とだいぶ賑やか
・いぶりがっこのポテサラ
・鶏もも肉のコンフィ
・鮭とば
・つぶ貝わさび

一番気に入ったのはポテトサラダ。
いぶりがっこの独特な風味がアクセントになってポテサラが何倍にも美味しくなってました。
家でも真似してみたいレシピです。

益や酒店

7、富小路 鱗 21:40

富小路 鱗

錦富小路を下がって30m。
旬の鮮魚と日本酒のお店です。

前々から気になっていたお店だったのでこの機会に突撃してみました。

見た目はおしゃれな小料理屋という雰囲気。照明もやさしく、時間がゆっくり流れているような印象を受けます。

大倉(奈良) どSブレンド(山廃)
【責め】の酒をブレンドとかいわれてもわけわからないのでとりあえず飲む。
ガツン系の口当たりにクラッときますが、慣れてくると甘さも感じられてなかなか美味しい。
これをMに目覚めるというのなら私はそれでも構わない。
どMブレンドもありましたがこちらは純米吟醸の甘口酒とのこと。

お通しは一風変わった三品。
ポテトサラダにしては濃厚な甘さがあって、豆腐かと思ったら酸っぱくて、あと焼き鯖。

酸っぱい豆腐の正体は「梅豆腐」という愛媛の郷土料理。
豆腐を梅とシソと付け込んでおくとほんのり桃色の梅豆腐のできあがり。

ポテサラは聞きそびれてしまいましたがサツマイモが一緒に入ってるのかも。

大倉さん、ドドSの発売待ってます。

富小路 鱗

※本記事は、2016/10/03に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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