歳末特別企画！買い出し行くなら必見！！築地の玉子焼き有名店を徹底比較

出典： ランチ向上委員会さん

しっかりと詰まっている感じがするものの固くなく、噛めばジワりとだしが出てきますね。
玉子が含むだしの量はなかなか多く、それでいて水っぽくないので、長い歴史の中で研究されたものでしょう。
味としては、甘みが強いです。単にストレートに甘いわけではなく、甘さを中心に旨みが補佐してくれる感じですね。
単体でいただくのが美味しい玉子焼きですが、こちらは、大根おろしを添えたくなります。
ひと切れでも存在感を示してくれる玉子焼きで、食通好みの味ですね。色合いもいいので、お重にこれが入っていると引き締まる感じがします。

出典： ランチ向上委員会さん

色合いは、比較した中では薄く、焼き色は強めです。
焼き色は、焼き方が由来しているのでしょう。ふんわりとした食感は、液卵を少量ずつ流して焼いたものだと思います。巻くにせよ少量ずつ流すにせよ手間がかかるので価格の大半は人件費でしょうね。
味は甘いです。他と比べると甘みが目立ち、かつ、強い玉子焼きですね。
単体で少量食べるととても美味しい玉子焼きかと思います。それゆえに店頭販売を１切れ食べるととても満足度が高いお店なのかと思います。
また、寿司店などで利用する際も『玉子握り』にするのでなく『玉子つまみ』にしていただくのに適した味わいでしょう。

ふわふわの食感で、甘さが強く、女性や子どもに適した玉子焼きかと思います。

出典： ランチ向上委員会さん

いただいたのは、お店の主力商品である『つきじ野』と人気を二分する『江戸だし焼き』です。

色合いはわずかにオレンジ色が強く、焼き色は弱めです。
ミルフィーユ状に崩れるので、手焼きで巻いていることがわかります。
味は、甘味が抑えめで卵自体の味を感じられるものですね。この甘さ控えめな感じがご飯のお供にお酒の肴にと活躍しそうな味わいです。
甘い玉子焼きは、ひとつつまむと美味しいですが、何個も食べるのには難があります。しかし、ここの味わいであれば、これだけでもどんどん進んでしまいそうですね。

お酒を飲むときには、甘いものは口にしない人にお勧めしたい玉子焼きです。この味なら、どんなお酒とも相性がいいかと思います。お正月には朝から晩まで、お酒と添い遂げてくれそうな玉子焼きですね。

出典： ランチ向上委員会さん

外見は標準的で丸武とちょっと似ています。焼き色は最も弱いでしょうか？
江戸だしと言われる鰹だしの味が他店よりもはっきりと感じられます。後味で口の中に鰹の風味を感じますね。誤解のないように丁寧に書きますと、だしの味わいは強いものではなく、卵の味と甘みとの調和を目指した味であり、その中での個性としてだしの強さを感じるものですね。
お店としても、「酢飯（握り寿司）にぴったりの味」と言っているので、それを実感させられますね。「玉子の握りなれど鰹の風味がする」という「寿司屋の仕事」を感じさせてくれる仕様の玉子焼きです。
この味は、「玉子つまみ」の状態よりも「玉子握り」として提供されるときに最高のパフォーマンスを発揮する味わいに仕上がっているようで、この調和した味にシャリも加わると寿司が料理であるということを強く感じさせてくれる味わいになることでしょう。