吉祥寺を代表するラーメン屋まとめ

出典:あんずゆずさん

吉祥寺を代表するラーメン屋まとめ

東京都を代表するラーメン激戦区吉祥寺。半径1kmほどの狭い地域ながら、吉祥寺には40店以上のラーメン屋が集結しています。 今回はその中でも、吉祥寺のラーメンの歴史を語る上で欠かせない重要文化財的ラーメンをご紹介します。

更新日:2018/04/19 (2017/04/24作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる8270の口コミを参考にまとめました。

2018年度版

吉祥寺を代表するラーメン屋は多数ありますが、今回は美味しさのみを選考基準とせず、歴史的重要性を考慮した上で選出しました。

ぶぶか 吉祥寺北口店

【全国的に有名な老舗の名店】
東京で油そばと言えば「ぶぶか」いや、日本で油そばと言えば「ぶぶか」というほどの老舗の超有名店。
1995年に吉祥寺駅南口の井の頭線高架下に開業し、「油そば」というジャンルを一躍日本全国に知らしめた最重要人物です。
移転前はいつ見ても店頭に大行列ができており、その様子は吉祥寺の風物詩でした。
流行のなんちゃって油そばとは一線を画す、吉祥寺ソウルフードの本物の味をぜひ味わってみてください。

★吉祥寺最優秀油そば賞

現在は吉祥寺駅北口のPARCO裏に移転しています。
キレイなお店になり、女性のお一人様も激増しました。

武蔵家

【吉祥寺家系ラーメンの開祖】
吉祥寺で家系ラーメンと言えば「武蔵家」というほどの老舗有名店。
神奈川の老舗有名店「六角家」の姉妹店として1999年に吉祥寺駅北口のJR高架下に開業し、吉祥寺初の家系ラーメン屋として絶大な人気を誇ります。
今でこそ家系がブームとなり一般的にも浸透しましたが、吉祥寺民にとっては家系といえばこの味なのです。

★吉祥寺最優秀サイドメニュー賞

サイドメニューでありながら同店を代表する一品として人気を誇るのがこちらのキャベチャー。
キャベツと刻んだチャーシューを特製のニンニク醤油で味付け。間違いない味です。

洞くつ家

【武蔵家と双璧を成す家系の超人気店】
前出の「武蔵家」で修行した店主がお家騒動で独立開業した家系ラーメン屋。
一連のお家騒動を経て、現在はこの「洞くつ家」が神奈川の老舗有名店「六角家」の正式な姉妹店となっています。
味は武蔵家とかなり似ていますが、一般的には洞くつ家の方がはっきりした濃い味と言われています。
吉祥寺っ子は武蔵家派と洞くつ家派で必ず好みが分かれます。
どちらが美味しいと思うかは各人の好みの問題です。
個人的には吉祥寺のラーメン屋の中でもトップ3に入るほどの美味しさです。
井の頭線吉祥寺駅で電車を降りたら洞くつ家のラーメンの臭いがするほど、深みのある美味しいスープが特徴です。

★吉祥寺最優秀家系ラーメン賞

もちろんキャベチャーもあります。
こちらは武蔵家と比べるとあっさりめ。

ホープ軒本舗 吉祥寺店

【吉祥寺の伝説的老舗名店】
東京で最初に豚骨醤油ラーメンを作り出した伝説の人物、難波二三夫氏が1938年に開業した老舗の超有名店。
はじめは「ホームラン軒」という店名でしたが、しばらくして現在のホープ軒に名前を変え、全国各地にあるホープ軒系列の元祖の店です。
創業当時はドロドロの濃厚こってりスープだったようですが、現在は味の薄いライトなスープに変わってしまいました。
しかしながら現在もそのブランド力は健在で、いつ見ても混雑している人気店です。

★吉祥寺最優秀老舗ラーメン賞

緑色のニンニクをトッピングすると味に深みが出てオススメです。

春木屋 吉祥寺店

【王道の中華そばの超老舗名店】
戦後間もなく東京は荻窪に開業した、東京を代表する名店中の名店「春木屋」の支店として1994年にオープン。
いまだに原点であり頂点として君臨する王道の中華そばは、一口食べればその人気の理由が分かります。
煮干しと数種類の野菜、さらに豚ガラと鶏ガラを、煮込んだ出汁に、香り豊かなオリジナルブレンドのかえしを加えた和のスープは創業以来60年以上変わらぬ味。
平日休日問わず超満員のお店ですが、吉祥寺店では本店にはない季節限定のラーメンも味わえます。

★吉祥寺最優秀中華そば賞

冬季限定の味噌中華そば。これもまた絶品です。

みんみん

【吉祥寺で餃子と言えばここ】
吉祥寺を代表する名所「ハーモニカ横丁商店街」内に店を構える、1959年創業の超老舗の名店。
ラーメン屋というよりは中華屋という形態に近く、さらにあえて雑な言い方をすれば餃子屋とも言えなくないほど、あまりにもここの餃子は有名である。
創業以来、吉祥寺で餃子と言えば「みんみん」というほど絶大な人気を誇り、もっちりした手作りの皮と、野菜たっぷりでジューシーな少し大きめの餃子は絶品。
もちろんラーメンも非常に美味しく、町の中華屋的な郷愁漂うノスタルジーな味。

★吉祥寺最優秀餃子賞

珍来亭

【吉祥寺を代表する歴史的一杯】
前出の「みんみん」と同じく「ハーモニカ横丁商店街」内にある1951年創業の超老舗の名店。
代表メニューである「油ラーメン」は創業以来60年以上変わらない味の名作です。
油そばとは違い、しっかりスープがあるスタイルで、意外と油っこくなくマイルドな優しい味わいが特徴です。
親子5代に渡り通い続ける地元のファンもいるほどで、吉祥寺を代表する歴史的一杯です。

一圓 本店

【吉祥寺名物ジャンボ餃子】
1981年創業の吉祥寺を代表する老舗ラーメン屋。
安定感抜群の昔ながらのシンプルかつ優しい味わいのラーメンと、このお店の特徴でもある超ジャンボ餃子が人気の理由です。
皮が厚めで、モチモチの食感、焼き目はしっかりとキツネ色で、ほとんどのお客さんが注文する傑作であり、吉祥寺の名物の1つです。

ややあっさりめのスープは素材の旨さがぎゅっと詰まった上品な味わいで、ダシの香りや生姜の風味が広がります。
麺や具もたっぷりで、コスパに優れた1杯を楽しめます。

さくらい

【地元民に愛される老舗】
吉祥寺でタンメンと言えば「サクライ」というほどの1970年創業の老舗名店。
懐かしくてホッとする創業以来の味はいつ食べても安心感があり、吉祥寺を代表する定番です。
元々は練馬区にある老舗製麺所が運営するラーメン店としてスタートし、自家製の手打ち麺などこだわりが詰まっています。

★吉祥寺最優秀タンメン賞

夏季限定の冷やし中華など、たまに限定メニューが出ることも。

スタミナラーメン のぶちゃん

【地元民を支え続ける格安の老舗】
1986年創業の老舗ラーメン屋。
創業以来地元密着型の老舗としてローカル的に愛されているお店です。
さながら町の中華屋的なレトロな雰囲気と、ワンコインで食べられる幅広いメニューが魅力。
夜遅くまで営業しており、地元民に限らず、ライブ後のバンドマンにも絶大な支持を得る便利なお店です。

★吉祥寺最優秀低価格ラーメン賞

ラーメンだけでなく、定食メニューなども充実のラインナップ。
どれも安くてそこそこの美味しさと、コスパに優れます。

おおむら

【攻守最強の老舗ラーメン屋】
1972年創業の老舗ラーメン屋。
なんと吉祥寺駅南口を出て徒歩3秒という最強の立地を誇ります。
近年はラーメンのオシャレ化に歯止めがかかりませんが、そんなものは一切無縁。
昭和レトロなラーメンと雰囲気を味わうことができます。
なんとなく入りにくい雰囲気はありますが、味だってしっかり美味しいです。

★吉祥寺最優秀好立地ラーメン賞

駅前にあるので、飲んだあとの〆に立ち寄っていくにも便利。
気合を入れて行くようなお店ではないので、そういった気軽な使い方が最適です。

喜楽

【大物芸能人も通うレトロな老舗名店】
吉祥寺のラーメン通が最終的にたどり着くお店がこちらの「喜楽」。
あまりメディアで紹介されることがないため知る人ぞ知る名店となっていますが、創業40年以上になる老舗のラーメン屋で、吉祥寺ラーメン界の裏レジェンドです。
吉祥寺駅からは15分以上歩く遠い住宅街にありながら、連日多くのファンで賑わいます。
その旧き良きレトロな雰囲気と、優しい味わいのラーメンは、一度行けばファンになること必至。
大物芸能人の中にもファンが多くいらっしゃるお店です。

★吉祥寺最優秀レトロラーメン賞

砂肝炒め、ほうれん草のおひたしなど、居酒屋的なサイドメニューも充実。
特にニンニクのたっぷり入った餃子は隠れた吉祥寺名物として知られます。
(お土産餃子もあり)

吉祥寺 真風

【吉祥寺一独創的なラーメン】
最後にご紹介するのは、2006年開業と、吉祥寺の中では中堅的な立ち位置ですが、絶大な人気を誇るラーメン屋「真風」。
人気の理由は、ここでしか食べられない独自の味です。
看板メニューの「鯛塩ラーメン」は、鯛の風味豊かなコクのあるクリーミーなスープで、開業するや否や多数のメディアに取り上げられ今では吉祥寺を代表する大人気店となった実力派です。
麺・スープ・具、そのすべてが完璧なバランス。
何はともあれ、吉祥寺に来たらぜひ食べて頂きたいラーメンです。

★吉祥寺最優秀ラーメン賞
★吉祥寺最優秀オリジナルラーメン賞

看板メニューの「鯛塩ラーメン」はもちろん、味噌、豚骨、豚骨醤油もあり、どのラーメンも最高レベルの美味しさです。
期間限定で坦々麺やカレーラーメン、冷やし中華などをやることも。

※本記事は、2018/04/19に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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