東京23区西部で「蕎麦前」を楽しめる美味い蕎麦屋さん

東京23区西部で「蕎麦前」を楽しめる美味い蕎麦屋さん

「酒を飲まなければ、蕎麦屋など行かぬ!」と言ったのは、かの池波正太郎先生。そのくらい、蕎麦にはお酒が付き物です。時代劇オヤジが、蕎麦前と呼ばれる軽いお酒タイムを楽しめるお店をご紹介いたしまする。

記事作成日:2014/12/23

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる2583の口コミを参考にまとめました。

蕎麦前で江戸の粋を楽しみましょう!

お蕎麦を食べる前に、軽い酒肴で一杯飲むことを「蕎麦前」といいます。でも、蕎麦前を行うためには良い酒肴を置いている店でないと十分に楽しめません。もちろん、良いお酒があり、酒器があり、雰囲気があることも大切でございます。時代劇本舗店主で時代劇好きオヤジの玄徳が、好きな蕎麦前の店をご紹介します。

石はら

石はら - 月見せいろ大

このお店では、蕎麦もつまみも何を食べても外れがありません。ここでのお勧めは鴨ぬき。鴨南蛮の蕎麦抜きと思ってくださいまし。お店の看板にもありますが、蕎麦の種類よりも酒肴の種類が多いという、蕎麦前ファンには外せないお店です。世田谷発祥の名店の一つだと思います。

しらかめ

しらかめ - 豆腐の味噌漬け

経堂農大通りを少し外れた裏通り沿いにあります。入り口を入っただけで、店主さんの世界に入ることになります。落ち着いた色調の調度、重厚な食器などを見るにつけ食に関する意気込みを感じます。
この日いただいた酒肴は豆腐の味噌漬け。クリームチーズのような味わいのそれは日本酒に良く合います。

しらかめ - 燗酒

燗酒はこの箱の中で、適温のお湯につかって登場します。これまた大いに気に入りました。

しらかめ - もり

〆のそば。葱もわさびも無し。まさに蕎麦そのもので勝負!というもの。しかしこの蕎麦が只者ではないのであります。一気に完食。若い店主から「お蕎麦お好きなのですね!?」と聞かれました。「はい、また来ます!」と言った時の店主のはにかんだ笑顔が実に素敵でした。

よし房 凛

よし房 凛 - 鴨焼き

グルメサイトで知り合ったお方の紹介で、根津まで遠征いたしました。この店の蕎麦前は、まさにコース料理に出来そうなくらいの充実ぶり。こちらの写真は鴨ですが、臭みも無く柔らかく、風味の良いものでございました。

よし房 凛 - 天ぷら

天ぷらも凝ったつくりであります。ますます酒が進みます。

よし房 凛 - 清泉

こんな珍しいラベルのお酒も出てきました。お酒の種類も多く、しかも珍しいものが揃っていました。ちょっと冒険気分でさまざまなお酒を試し、その結果かなり酔いました。しかし、酒肴も酒も蕎麦も、大満足した心地よい酔い具合でございました。

安曇野

安曇野 - 季節のつまみ 蚕豆 

もちろん蕎麦屋として十分有名店で、かつ評価の高いお店です。しかも、蕎麦前が素朴かつ美味しいので、夜も通いたいお店であります。夏に訪問した際には、蚕豆でまず一杯。

安曇野 - 安曇野の燗酒 

お酒も奇をてらわず、真っ白な徳利で供されます。この潔さが好ましい。

安曇野 - 花巻そば 

飲んだ後は、ボリュームのあるものではなく、軽めの蕎麦が好ましく思います。そこで、今回は「花巻そば」です。海苔の風味が立って、蕎麦前の酔いとあいまって、陶然とした気分になりました。

渡邊

渡邊 - にこごり、さんこごり

内藤新宿には、蕎麦屋は決して多くありません。そんな中で、お気に入りの一軒がこちら。蕎麦前の酒肴として、このにこごりが最高です。これをつまみに燗酒を飲み、花巻そばやせいろで〆る。休日昼酒の醍醐味であります。ただし、日曜はお休みなのでご注意を。

蕎麦切り 旗幟

蕎麦切り 旗幟 - 白子ポン酢

最後に紹介しますのは、地元の名店である蕎麦切り「旗幟」であります。この場所は上北沢駅からすぐの桜並木通りに面しています。ぬま田⇒おの⇒旗幟と三代続いて本格蕎麦屋が営業している場所です。冬には白子ぽん酢。これでまずは1杯。

蕎麦切り 旗幟 - 板わさ

板わさも2種類の蒲鉾が出され、味や食感の違いを楽しめます。

蕎麦切り 旗幟 - 山かけそば

〆は山かけそば。この絵画のようなビジュアルはなかなかのものです。澄んだ出汁の上にとろろ、うずら玉子、くこの実、青のりが載って、なかなかの豪華版。温まって帰途につきました。

※本記事は、2014/12/23に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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