【「おいしいそば産地大賞」日本一の福井県】ちょうさんが歩いた「蕎麦掻き交響曲」(改訂版)

【「おいしいそば産地大賞」日本一の福井県】ちょうさんが歩いた「蕎麦掻き交響曲」(改訂版)

 蕎麦県の福井には「蕎麦掻き」を出しておられるお店が、以外に沢山有ります。 蕎麦粉十割なので、蕎麦の風味がたまらなく良いのは勿論ですが、薬味・かたさ・数・大きさ・出で立ちなどにそれぞれ特徴があります。  「蕎麦切り」に飽きたら、一度お召し上がりください。 h28.10.5現在27軒(閉店含む)

更新日:2018/07/26 (2014/12/25作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる2699の口コミを参考にまとめました。

地味と笑われるかも知れませんが、「蕎麦切り」より、歴史の深い「蕎麦掻き」に興味があるんです。

 全国的にあまり知られておりませんが、福井県も蕎麦県です。当然、蕎麦の栽培も致しておりますし、日ごろから福井グルメ「越前おろし蕎麦」を食しているケンミンです。そこで、福井の太くて食べごたえのある十割蕎麦の美味しいお店をマトメても面白かったのですが、それではありきたりでして、そこで目をつけたのが、「蕎麦切り」より歴史の深い「蕎麦掻き」でした。
 残念ながら、もう今や日頃から習慣的にケンミンが食べなれているものでは無いのですが、「蕎麦切り」の食べ歩きを致しておりますと、意外にもメニューに見かける「蕎麦屋」さんが多い事が分かりまして、興味を持った次第です。
 今回の「福井県にある蕎麦掻き」ですが、一応私個人の食べ歩きの記録なので、フルオーケストラのノーカット版です。(若干クラシック的に遊んでますが・・・・)
 いずれ、カットして「仮称:福井県蕎麦掻きお薦め店」として再投稿させていただきます。
勿論、全て食べ歩いてからになりますが・・・・・・(2014.12.25初稿)

 追記:「蕎麦切り」が、文献に初めて登場するのは天正2年(1574年)のこと。長野県の定勝寺で仏殿を修復する際に、人々に振る舞われたという記録が最古だと言われています。でも、実際はもうちょい前の応仁の乱(1467年)あたりではないかと勝手に思っております。
 でも、「蕎麦掻き」はそれより前の時代になります。諸説はいろいろあるようです。中国から石臼(碾磑(てんがい))や茶臼が伝来したとされる鎌倉時代(1185年頃 - 1333年)だと書かれている文献も有ります。ただし、その頃は色んなモノを粉(粉もん)にする為の石臼だったので、明らかに蕎麦粉の歴史とそのままイコールと言う訳にはいきませんよね。しかも農作に限って考えると、石臼の前の時代には粉にするのに楕円の石皿と丸いスリ石を使っていたし、更に時代を遡ると叩いて粉にしています(これらを総称して「臼」と言っています。)。だから、「蕎麦掻き」の歴史を調べる前に「臼」と「粉」の歴史を調べる事が先かも知れませんね。
 いずれにしても、蕎麦が栽培され何らかの方法で人間の口に入っていたのは、縄文時代とも言われていますし、その後どのような変遷を辿って「蕎麦掻き」が誕生したのかまだ調査中です。なかなかこれは手強いです。
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 アッ!!!そうそう、何故「臼」に目をつけたか?なんですけどね、もう現代の食生活にはあまり見かけなくなったからなんです。消え去る前にと思いましてね。しかし今も時々使用するスリ鉢も、珈琲豆を挽くミルも、粉にしていく機械と捉えれば、まだまだ御活躍なんですけどね。更に、私たちの口の中にも臼歯って有りますしね(*^^)v
 しかしそうなると、原発にも「臼」の仲間が使用されている事になりますし、更に戦国時代には火薬も作りましたし、「臼」も善悪(表裏一体)の歴史を歩んでいる事になります。(2018.7.29)

「きょうや」さん

第一部
全体テーマは「運命」ですが、この第一部だけのテーマは「結」です。

第一楽章「出会い→初恋」
アダージョ(序奏)→アレグロ 
第一から第三楽章までは、弦楽のみで間を置かずに演奏
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「蕎麦掻き」初恋のお店です。
私は、ここのゆず味噌でいただくのがクセになりました。
まさに、モーツアルトのセレナーデの様です。

きょうや

「やっこ 城東」さん

第二楽章「想い」
アンダンテ 力強く
最初のメインテーマは、男性のテーマでコントラバスのみで演奏し、その後、チェロ→ヴィオラ→ヴァイオリンと受け継がれる。
このテーマは、後に現れる女性のテーマ同様、全楽章のあらゆるところで現れる。
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漆器の桶の中でカイワレ大根を乗せてそば湯に気持ちよく浸っています。
そして何よりもこの風格がたまりません。楽器に例えるとコントラバスです。

手打そば やっこ

「やす竹」さん

第三楽章「挑戦」
メヌエット
ヴァイオリンが軽やかに活躍する。
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三ツ葉に柚子で、見た目も味も高級料亭感にあふれています。クライスラーの曲が合います。

蕎麦 やすたけ

「そば亭鈴木」さん

第四楽章「恋人」 アレグロ
この楽章は、新たに加わった木管楽器のみで演奏される。
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ムースタイプ①
裏メニューです。
本メニューは、「そばがきだんご」と「そばがきぜんざい」です。

「カフェ ゆいまーる」さん

第五楽章「語らい」
トリオ
最初はクラリネットのソロである。女性のテーマへと誘う。後半から弦楽が加わる。
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我が故郷(旧今立町)のオンリーワン蕎麦掻きです。

 オーナーさんの愛のこもった手作り「蕎麦がき」は、拘りの山葵醤油でいただきます。

「亀蔵」さん

第六楽章「愛」 
ラルゲット 美しく
弦楽をバックにオーボエの独壇場
このオーボエのテーマが女性のテーマとなる。
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予約しないといただけない「蕎麦がき」です。頭に山葵を乗せて薄目の蕎麦湯に浸かっています。塩・せいろつゆ・醤油の三種類をお好みで付けていただきます。

「そば蔵 谷川」さん

第七楽章「不安」 
アレグレット ロンド形式
弦と木管の掛け合い。特に珍しいコントラバスとオーボエの絡みが絶妙である。
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手挽粗挽きの蕎麦粉を使っておられる男性的な蕎麦掻きです。

「いたどり」さん

第八楽章「もうすぐ春」 
アンダンテ 明るく楽しく美しく
この楽章からいきなり金管と打楽器が加わり、本格的なフルオケとなる。
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ムースタイプ②
メニュー名は、「ベッピンと絶品がお好きな方へ 絶品!そばがき」と長いです。

「善」さん

第九楽章「結婚」
アダージョ⇒アレグロ
第九と言えば・・・・
この楽章の後半から合唱が加わる。そして、最後は人類平和を願って、でも、何かを暗示する新たなテーマ(メロディー)も流れ、第一部が終了する。
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木の葉型①
一見簡単そうで、ごまかしのきかない「蕎麦掻き」の基本スタイルです。

「そば処 和た里」さん

ここから第二部です。
第十楽章からですが、全体テーマは、「家族」の予定です。(只今思案中)

木の葉型②
下には大葉、上からは薄い出汁がかかっています。

「好太郎」さん

研究熱心なお店です。
定番の生醤油・山葵・おろし・塩の他に「黒蜜黄粉そばがき」もありますよ。

「だいこん舎」さん

シンプルですが、かなりいけます。

「丸岡二八そば 大宮亭」さん

私が知る限り福井県内では最もかためです。
お酒のあてには酔い?(良い)と思います。

「めん房 新月亭」さん

つんつん溶岩型です。
でも、味はまろやかです。

「風りん亭」さん

葱と鰹節も同居していて、それを大根おろし汁に入れていただきます。まるでおろし蕎麦のような蕎麦掻きです。

「おばちゃんの店」さん

今庄蕎麦と綺麗な満月型「蕎麦掻き」の見事な共演です。

「そば処 日の出屋」さん

三ツ葉に柚子の香りのするボリュームのある木の葉型です。

「大和」さん

蕎麦掻きの山葵餡かけです。

「坪川家 千古の家」さん

昔ながらの蕎麦掻きです。

「手打ちそば とみたや」さん

お店の方は、蕎麦掻きとおっしゃってましたが、これは蕎麦刺しですね。

「朝倉の里 利休庵」さん

たっぷりのそば湯に浸かって、軽く刻んだ緑豆が乗ってます。

「古跡館 りうぜん」さん

7個の蕎麦掻きが、「いい湯だなあ~」と言いながら、そば湯に浸ってます。

「ぽんた工房」さん

「そばセット」で出てきたものです。
左側:蕎麦掻きがいなりに包まれています。
右側:蕎麦掻きの春巻きです。
これは、貴重な体験でした。

「秘伝越前流手うちそば 池田のそば すいこう」さん

かすかすかための溶岩型です。

「そば華」さん

蕎麦掻きが15個も有りました。

「志津原」さん

蕎麦掻きが7種類も有るお店です。
写真は、黄粉でいただく蕎麦掻きです。

「蕎麦処 善右ェ門」さん

木の葉型の揚げ出し蕎麦掻きです。
周りはパリパリ、中は柔らかです。

※本記事は、2018/07/26に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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