グールマンの都市対抗ラーメン
転勤族・出張族の私グールマンが、北は宗谷岬の「間宮食堂」から南は波照間島の「海畑」まで、旨いという噂を聞けば出張や旅行などの機会を通じて訪ねた日本全国のラーメン店から、独断と偏見で地区代表のラーメンを紹介します。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる10282件の口コミを参考にまとめました。
北海道代表・・・・・・・・「純蓮」(北海道札幌市)
東北代表・・・・・・・・・「中河」(岩手県盛岡市)
関東代表・・・・・・・・・「伊藤」(東京都北区)
北信越代表・・・・・・・・「大喜根塚店」(富山県富山市)
東海代表・・・・・・・・・「まさごそば」(岐阜県高山市)
近畿代表・・・・・・・・・「井出商店」(和歌山県和歌山市)
中四国代表・・・・・・・・「朱華園」(広島県尾道市)
九州代表・・・・・・・・・「魁龍」(福岡県福岡市)
番外編・沖縄代表・・・・・「明石食堂」(沖縄県石垣市)
番外編・中国代表・・・・・「同得興」(中華人民共和国・蘇州市)
番外編・欧州代表・・・・・「なにわ」(ドイツ・デュッセルドルフ市)
出典: グールマンさん
私は高校時代末期から浪人時代、サッポロラーメンの店でバイトをしていた関係で、少なからず札幌ラーメンに興味はあった。
でも北海道に行く機会は、大学時代に悪友共と車で北海道一周旅行をした時だけで、その時は、有名店と言えば、札幌にあるもやしを使った味噌ラーメンの元祖と言われている「味の三平」を訪ねたぐらいだった。
ちなみに「味の三平」は頑固な先代時代で、「とうがらし下さい」と言っても「入ってる!」と言われるぐらい、卓上には一切の調味料が置かれていなかった頃の事だ。
最初は「薄い」と思ったが食べ進むにつれそれが絶妙に旨いと感じさせるあの味は、札幌ラーメンの奥深さを知るきっかけだったように思われる。(今でも土産用ラーメンは出色の旨さだと思う)
本格的に食べ歩きを始めたのは今からちょうど30年前。
それ以来は出張・旅行・付き合いゴルフなどで頻繁に訪れる機会に恵まれ、出張時には延泊したり、旅行時には1日ノルマ3食でラーメンを食べ歩き経験を積んだ。
初期の頃は「ラーメン横丁」+αというかわいいものだったが、次第に範囲を広げて行き「純蓮」に関しても初めて訪ねたのはかなり初期の頃だった。
その頃はまだ札幌ラーメンの何たるかはあまりわかっていなかったが、「純蓮」の味噌ラーメンを食べた時にはちょっとした衝撃だったのは間違いない。
出典: グールマンさん
コクのある濃厚なスープに、それを和らげるかの如くわずかに感じる生姜の風味。
今まで食べてきた札幌味噌ラーメンの概念を覆すには十分なインパクトだった。
そしてそれは、同系列のラーメン店が増えた今でも色褪せない安定した出来である。
ちなみにその後に訪れた「すみれ」と比べても、醤油ラーメンについては甲乙つけがたいところはあるものの、味噌ラーメンについてはコクの深さからなのか明らかに別格の旨さである。
その後有名店・評判店の多くを訪れたが、「純蓮」に迫る旨さだと思っていた丘珠の「平成軒」や石山通の「王香」が閉店してしまった今、ラーメン横丁の「天鳳」の「醤油ラーメン」、旭川の「天金」、釧路の「かどや」などを押さえて、ここ「純蓮」を北海道代表とした。



1928人
57935人
011-842-2844
出典: グールマンさん
実は私は東北地方のラーメン事情は、仙台のある宮城や喜多方・白河のある福島県、出張でよく行く青森県以外のエリアについてはあまり詳しくない。
ただ、岩手出身のスタッフに連れていかれたここ「中河」には衝撃を受けた。
市街地から近いものの、喧騒からはやや外れた川沿いの道にひっそりたたずむ店構え。
中に入ると6席ほどのカウンターのみの狭い店内。
メニューは「中華そば」一品だけ。大盛りもチャーシュー麺もない。
そして「店内撮影禁止」の貼り紙。
とてもシンプルな店内。
「中華そば」は、濁りも余計な油も一切ない透き通ったスープに、やや黄色い細麺に、チャーシュー、メンマ、海苔、ねぎが乗っているだけの店内同様シンプルな一品。
ただ食べてみると、鶏がらベースに魚介の香りのする薄味ながらとても深いスープに、癖はないが確かに中華麺の風味を醸し出す麺がマッチして、一つの作品としての完成度は抜群である。
特にこのスープのうまさは今まで食べたあっさり系醤油スープの中でも有数の美味しさである。
白河ラーメンでも味わい深いスープを出す店が結構ある。
ただ、多加水麺であるがゆえに時として飽きがくることもある。
だが、ここ「中河」は紛れもない中華麺であるがゆえに完成度の高さが安定している。
今回お邪魔した時も、体調が良くなく味覚もあやふやだったが、最後まで飽きることなく美味しくいただけた。
東北では、「スープを選ぶ」多加水麺ながら抜群の相性を見せている喜多方の「坂内食堂」、繊細なアゴ出汁の八戸の「魚群」、弘前の煮干しラーメン「たかはし」などを押さえ、ここ「中河」を代表とした。
※中華そばの現物写真はお店の意向を忖度して掲載いたしません。



213人
10753人
019-622-5763
出典: グールマンさん
関東・東京代表はその選考方法で随分迷った。
特に東京には全国のラーメンの支店が集まっている。ご当地ラーメンの店もある。
熊本「桂花」、和歌山「まっち棒」、札幌(旭川)「天鳳」などは私も大好きだ。
でも今回は関東代表という事でご当地系は除外しここ「伊藤」の「そば」を選んだ。
実はこの店は元々店主のお兄さんが秋田・角館で始めた店なのだが、特に「角館ラーメン」といった確立された類のものではないので、ご当地ラーメンとはしませんでした。
そもそもこの店は、王子駅からも遠い上に商店街の中に有って車も停められないので、開店当初は本当に知る人ぞ知る店だった。
お客さんも、遠くから来たっぽい若い人ではなく、いかにも近所のおっちゃんという人が多かった。
ところが、あっという間に噂が広まり1年後にはたちまち超人気店になっていた。
出典: グールマンさん
ここのスープは、濃厚煮干し系と言っても粘度も濁りもない。
苦みもえぐみもなく、おそらく鶏ガラと鰹節を使用しているため旨味とまろやかささえ感じられる。
内臓や頭の除去といった煮干しの下処理を丁寧に行いゆっくりと抽出しているからだろう。
濃厚なのに飲み飽きない実に美味しいスープだ。
麺は小麦の香りのする少加水麺。硬めでもしっかりとスープと絡んでいる。
つなぎに卵を使っているのだろう。そばのような歯ごたえながらもしっかりと中華そばになっている。
中華そばとして味わうなら「肉そば」、中でも麺とスープをじっくり味わいたいのなら「そば」がおすすめだ。
とにかくシンプルながら完成度の高い逸品と言えるだろう。
ずっとすんなりと入れなかった「伊藤」だが、最近はピーク時を外せば待たずに入れるようになった。
ただ、それは人気がなくなったというより、赤羽や銀座のご子息の店が認知されたからだろう。
これからも落ち着いた環境の中で味を落とすことなく愚直に旨い「そば」を作り続けてもらいたいものだ。
今回は、松戸の「とみ田」、上尾の「よしかわ」、横浜家系の「杉田家」などの強豪の中、ここ「伊藤」を関東代表とした。



1392人
47082人
03-3913-2477
出典: グールマンさん
私がこの店を知ったのは、20数年前に富山の取引先の車の運転手の方に教えていただいたのが最初でした。
私たちが「小腹が空いたのでどこかにおいしいラーメン店はないですか?」と訊いた時に、「ここが富山でいちばん美味しいラーメンなので、ちょっと遠回りですがぜひ食べていってください」と我々が食べている間車で待っていてくれたのを覚えています。
出典: グールマンさん
「富山ブラック」という言葉がまだ一般的ではなかったその頃、この店のラーメンを見たとき「なんて黒いスープなんだ」と思いましたが、食べてみるとさほど塩っぱくもなく、むしろ魚介の風味が心地よいとても美味しいものだった。
「チャーシューラーメン」のみでやっている売り物のチャーシューも柔らかく、ボリューム満点に見えた一杯もさらっと食べてしまいました。
ところが、次の富山出張の時、「大喜」が繁華街の近くにもあることを知り行ってみましたが、見た目も味も黒く塩っぽいだけ、チャーシューに至ってはただデカいだけでとても全て食べられる代物ではありませんでした。
親しい取引先の方に尋ねたら、元々の「大喜」の味を守っているのは「根塚店」だけで、それ以外の「大喜」は「西町大喜」という別の系列なのだと。
それからは、富山に行くたびに面倒でも「大喜根塚店」に行くようになりました。
空路で行くときには空港への通り道なので往きか帰りに寄ればよかったのですが、新幹線になってからはわざわざ行かなくてはならなくなりました。
北信越では、ほかに隠れたラーメン所・新潟の「東横」や長岡の「いちい」や燕の「いこい食堂」、松本の「藤」なども候補でしたが、ここ「大喜根塚店」を北信越代表としました。



288人
4961人
076-491-2929
高山(飛騨)は、私が居住地近隣以外の旅行先としては、信州(蓼科・八ヶ岳)と並んで最も訪れた回数の多いお気に入りの場所で、山・温泉・街並み・酒・歴史景観・食事など魅力にあふれている。
特に食に関しては、飛騨牛・川魚・乳製品・野菜・味噌・菓子・ラーメンやそばなど何度行っても食べ飽きることはない。
「まさごそば」は、古い町並みから宮川を渡って一本裏通りを入った目立たないところにある。
メニューも「中華そば」と「大盛り中華そば」の2種類だけ。
にもかかわらず、いつも行列の絶えない人気店。
一度火事になってるので外観はきれいになっている。
出典:tabelog.com
出てきた「中華そば」は、黒いつゆに所々魚粉のカスが浮かんでいる。
おそらくいりこを使っているのだろう。
でも見た目ほど味は濃くなく、生醤油の程よい酸味と胡椒のパンチの効いた実に旨いスープだ。
具はバラチャーシューとメンマとねぎのみ。麺も細い平打ち麺でとても食べやすい。
女性でも大盛りを食べている人も多い。
高山の中華そばは総じて旨い。
鶏ガラと魚介と野菜のだしはおそらく共通。背脂を使っているところもある。
たまり醤油を使っているので色は濃いけど味は塩っぽくない。
近所の「豆天狗」や「やよいそば」も全国レベルにあると思う。
でも、私はいつ高山に来ても「まさごそば」は絶対に外せない。
東海地区は他にエリアとしてのラーメンどころがない。
名古屋の「きしめん」や「味噌煮込み」、三重の「伊勢うどん」などうどん系の方が主流のようだ。
ただ、名古屋のソウルフード「寿がきや」や「台湾ラーメン」は東海一円で展開されている。
静岡の藤枝周辺には朝ラーメンの習慣もあるらしい。
今後、「まさご」を脅かしてくる店が出てくることを期待する。



693人
27499人
0577-32-2327
出典: グールマンさん
この店との出会いは、今から25年ほど前、ちょうど関西空港が開港するにあたって仕事でいろいろとリサーチしていた時、和歌山に行く機会が有って、現地のスタッフに私がラーメン好きという事が知れたとたんに強制連行された2軒のラーメン屋のうちの1軒がここ「井出商店」だった。
当時は今のようにさほど混んでおらず、すんなり入れた店内には老舗の博多ラーメンの店に有るような強烈だが心地よい豚骨臭が漂っている。
出典: グールマンさん
オーダーを終えた同行者にカウンターに有った小さなさば寿司「早すし」を勧められ、それを食べながらラーメンが来るのを待つと間もなくラーメンが到着。
先に食べた「丸高中華そば」に比べてスープが濁っていて粘度もありいかにも濃厚な感じがする。
ひと口食べた私は不覚にも「こんなに旨い豚骨醤油があるのか」と思った。
聞けば、和歌山ラーメンには2つの系統があってそのうちひとつ(「井出系」)の代表が「井出商店」、もう一つが「車庫前系」といって「丸高中華そば」がその代表らしい。
私を誘った現地スタッフ達は私にそのことを教えたかったらしい。
彼らはどちらかのファンに拘らず、和歌山にはその両派が有る事が誇りのようなのだ。
その後、大阪で仕事がある時なども、伊丹ではなく関空経由にして、往きか帰りに寄ることもしばしばだった。
「井出商店」はテレビでも紹介され、ラー博に出店するなど一気に有名になった。
先日も、今年最後の大阪出張の帰りに恒例により「井出商店」に寄ってきた。
前回は近鉄百貨店の「清乃」にも寄ったが私は「井出商店」の方が好きだ。
これだけ有名になっても変わらぬ味を続けているのは素晴らしいと思う(「ラー博の時はどうなるのか心配だったが…)。
ただひとつ、店内の豚骨臭が以前よりも強くなったような気がしました(笑)
近畿には、和歌山の他にも京都や天理、神戸などのラーメン激戦区が有る。
その中でも、京都の「新福菜館」をわずかに押さえて、ここ「井出商店」を近畿代表とした。
でも次回こそは、有田の「清乃」に行ってみようと思っている。



2790人
43015人
073-424-1689
出典: グールマンさん
「朱華園」は尾道駅から徒歩10分程度、千光寺ロープウェイの乗り場近くに有る。
初めて訪れたのは約30年前に彼女と旅行で来た時。私は元々映画が好きだったこともあるが、実は祖先がこのあたりの出だったらしく…などという理由をつけて本当は美味しいものを食べにきた。
「朱華園」の周りは当時から何もなかった。
なので行列がとても奇妙に感じられるのだが、その日は幸い1組が並んでいるだけだった。
中に入ると、尾道のどこにこんなに混みあった所が有るのだろうかというぐらいの満席。
皆、「中華そば」以外にも餃子を食べている人が多いようなので我々も餃子もオーダーした。
出典: グールマンさん
「中華そば」はうどんのような黒めのスープに、チャーシューとメンマとねぎが乗っているが、それ以外に半透明の白い大ぶりの背脂が浮いている。
一見「和風ラーメン」のように見えるが、口にしてみるとさほど魚介の出汁感は感じない。
むしろ鶏ガラや背脂の風味が強い。
だが、見た目ほど濃い味ではないのでどんどん食べ進めることができる。
実に旨い。しかも豚骨や味噌ラーメンと違ってコンディションを選ばない。
ちなみに餃子もとても旨かった。
その後私は尾道に取引先が出来たこともあって、仕事で訪れることも多くなった。
でも、毎回「朱華園」をはじめ業務終了後は食べ歩きに勤しんだ。
飽きないという点でも「朱華園」はピカイチである。
先日も訳あって子どもと訪問して、餃子と焼きそばでビールを飲んで、締めにラーメンを食べてきた。
子供は2度目だが「ホント旨いよね」と言っていた。
一般的にはあまりメジャーではないが、実は私はこのエリアの濃厚豚骨醤油系のラーメンは、恐ろしくレベルが高いと思っている。
パッと思い出すだけでも、岡山、徳島、広島、宇部などには豚骨醤油系の店が集まり、それぞれに名店と呼ばれる店もある。
それに加えて、ここ「尾道ラーメン」や「笠岡ラーメン」のような個性派のご当地ラーメンもある。
岡山の「やまと」や広島の「すずめ」無き後の「寿々女」、宇部の「つるや」、徳島の「いのたに」などハイレベルな店の多い中、「朱華園」は私にとって堂々の中四国代表である。



1041人
15506人
出典: グールマンさん
福岡は美味いものが多い。
私も出張で行っている頃はよくラーメンを食べていたが、実際に住んでいた時は、美味しいものが多くラーメンが霞んでしまう。
そんな中でも、ここ「魁龍」には時々通っていた。
バイパス沿いの車で行きやすい場所に有る事もあるが、とにかくここは病みつきになる。
出典: グールマンさん
豚骨ながらさっぱりとした博多ラーメンと違って「呼び戻し」と言われている手法で炊き出される濃厚なスープは、どんぶりの底に砕けた骨が溜まるほどだ。
麺も博多の細麺と違い久留米系は中細麺なので、濃厚なスープでも麺が負けることはない。
今は、福岡滞在中に来られなかったときは空港へ向かう途中に寄る事にしている。
今回は久々の訪問になったがやはりしみじみ旨いと改めて思った。
それにしても九州の麺文化はすごい。
博多・久留米・熊本・鹿児島のラーメン。
博多・島原・五島のうどん。
小国・佐賀三瀬のそば。
日田の焼きそば。
長崎ちゃんぽん・皿うどん。
どれも全国に轟く逸品ばかり。
中でもラーメンは、各系列にそれぞれに有名な店が有る。
私の好みで言えば、博多系の「あかのれん」「名代ラーメン亭」、久留米系の「大龍」「奉天」、熊本系の「桂花」「呑龍」、鹿児島系の老舗の「和田屋」は投資に失敗して倒産してしまったが、やや亜流だが「こむらさき」は健在だ。
他にも多数ある名立たる名店の中でも「魁龍」は堂々たる九州代表だと思う。



1012人
38661人
092-483-4800
出典: グールマンさん
私は沖縄勤務時代、沖縄本島のみならず石垣島や宮古島なども業務上のテリトリーだった。
なので定期的に石垣島に行っていたのだが、現地スタッフにこの店に連れて行かれてからというもの、おそらく出張の回数自体も増えたかもしれない。
八重山そばというのは、基本的には鰹だしのさっぱり豚骨スープに柔らかめの中太ゆで麺なので、食べての体調を選ばずいつ食べても美味しく感じられる優れものだ。
昆布だしが主流で平打ち麺の沖縄そばと比べても食べやすく相対的に美味しいと思う。
出典: グールマンさん
その中でも「明石食堂」の「ソーキそば」は抜群に美味しい。
スープはやや豚骨が立っていて旨味もコクも深いが、脂っぽくなくさっぱりと食べられる。
麺は島内には二社しか製麺所が無いので特に他店と変わっているわけではないが、スープとの相性は良い。
そして、特筆すべきはソーキ。
普通ソーキは赤身の部分がややパサつくことが多いが、ここのソーキはあくまでしっとりしている。
しかも味付けが絶妙で、単品で食べてもそばの具としても全く違和感がない。
「明石食堂」は石垣島のほぼ最北端にあり、市街地からだと車で30分はかかる。
それでも出張時を中心に、つき合わされる現地スタッフからは「またですか?」と言われながらも月1回以上トータル30回以上は通った。
出典: グールマンさん
「飽きない?」と言われそうだが、実はここには隠れ人気メニュー「かつ丼」もある。
日本一などと言うつもりはないが、なかなかお目にかかれないレベルのもの。
それに「野菜そば」も秀逸で、要するに飽きることはないのだ。
沖縄ぞば系では、名護の「宮里そば」、本部の「きしもと食堂」、竹富島の「竹の子」なども美味しいが、私は「明石食堂」なら沖縄代表として本土のラーメンの名店にもひけをとらないと思う。



912人
40130人
0980-89-2447
私は大のラーメン好き。
海外に居ても、米やみそ汁は無くても平気だがラーメンはどうしても食べたくなる。
ただ、ラーメンの本場と言われる中国については、行ったことのある人は知っているだろうが、一部の地域を除いては、ラーメンはそんなにメジャーな食べ物ではない。
特に北京や上海などに居ても、蘭州拉麺の店を除けばどうしても「日式拉麺」に行ってしまう。
ホテルの中国料理でも、焼きそばや汁なし和え麺は有っても汁そばはない事が多く、有ってもイマイチ美味しくない。
そんな時、上海の取引先の外食産業の人から「美味しい拉麺なら蘇州に有ります」とわざわざ連れて来てもらった店がここ「同得興」だった。
「赤と白どっちがいい?」と訊かれ何のことやらさっぱりわからなかったが、要するに「醤油か塩」とのことなので、散々迷った挙句「白(塩味)」をチョイスした。
出典:tabelog.com
セミセルフ方式の店なので、要領を得ない私だったが、連れの人がすべてやってくれて、塩ラーメンにトロトロ肉がトッピングされたものを持ってきてくれた。
スープを一口飲んでみる。
見た目とは裏腹に、豚の強いコクと深みのあるなかなか日本にはない濃厚(でもすっきりした)な味が、日本の素麺ぐらいの極細麺はもとより、トッピングの豚肉とも絶妙にマッチした傑作だった。
それと同時に、必ず次は「赤(醤油味)」も食べてみたいと思った。
この日は本当に蘇州にこの店のラーメンを食べに来ただけだった(別にヒマではない)。
でも半年後、成都に行った帰りに上海に寄った時、3日しか滞在時間がなかったが商談をとっとと終わらせ、またしても蘇州にラーメンを食べに行った。
でも今度はこの店以外の店にもゆきたかったので蘇州拉麺を3杯食べた。
出典: mrfc8574さん
「同得興」では当然ながら「赤(醤油味)」を食べた。
ナント、「赤」は「白(塩味)」よりもはるかに旨い。
どのように表現したらよいのかわからないけど、間違いなく日本にはない味だった。
さほど濃い味でもないが、適度な酸味とほんのりとスパイスの香りが感じられる。
あえて言うなら飛騨高山の「まさごそば」を思いっきり中国風にしたような感じかな?
ちょっと違うかな?
その後、まったく別の店で蘇州拉麺を食べたが、まるで比べもののにならない。
3食目はもう一度「同得興」へ行こうかと思ったがもう閉店してる(13時まで)ので行けなかった。
でも、それ以降、上海で時間があれば蘇州まで通っているのは言うまでもない。
ちなみに、上海から蘇州までは高速鉄道(新幹線)で30分だ。
私はもう一つの中国のラーメン所である蘭州にも2度ほど行ったことがあるが、「同得興」ほどのラーメンには出会っていない。
中国にはまだ30回にも満たない渡航歴しかないが、今まで中国で食べたラーメンの中では、圧倒的に、ダントツでここ「同得興」が気に入っている。



7人
27人
(+86) 051265165206
出典: グールマンさん
ドイツで最も日本人が多い街・デュッセルドルフ。
その駅前の日本人街に、いつも行列ができているラーメン店「なにわ」がある。
私は欧州での仕事の拠点をケルンに置いているので、もちろんデュッセルドルフにも取引先はあるが、「どうしてもラーメンが食べたい」と思うと車を走らせてここに来ることもよくある。
最近では、ケルンの現地スタッフも「今回はいつラーメン行く?」と楽しみにしている奴も居る。
私が知りうる限り、現在デュッセルドルフにはラーメン店が4軒ある。
その中で私が最もよく行くのがここ「なにわ」。
近くの表通りには「匠」という店もあり、札幌の西山製麺から取り寄せた麺を使ってなかなか旨い味噌ラーメンを出している。ここは小上がり席が有ったりたこ焼きが有ったりするので、日本人家族の利用が多い。
出典: グールマンさん
だが「なにわ」は味噌はもちろん醤油でも塩でももうワンランク上のレベルにあり、日本人はもとより現地のドイツ人にも絶大な人気がある。
また「なにわ」はラーメンだけでなく餃子やチャーハンも旨い。
そのレベルは日本でも充分通用すると思う。
今、欧州はラーメンブームだ。
ロンドンなどは、たったひとつの通りに1年で3店もオープン(すべて豚骨ラーメン)した。
フランクフルトもこの2年で2店できた。
その中でも、ここ「なにわ」は、ベルギーのブリュッセルにあった先代の「やまと」無き後、欧州トップにあると言っても過言ではない(と思う)。



6人
23人
(+49) 0211161799
※本記事は、2017/12/24に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。