広島・汁なし担々麺（番外編付き）

広島の汁なし担々麺の始祖として、知らない人はいないくらいの有名店。街中からはちょっと離れますが、平日でも観光客の方が列をなします。私の中でも初めての汁なし担々麺になりました。
お店については、意見が様々あるかと思いますが、くやしいですけど美味しいです。個性的な後発店とは違ってシンプルに担々麺を追求した（であろう）この味は外せません。

少しだけ場所を移した五日市（広島市）のお店。
多くの汁なし担々麺のお店とはちょっと違った、微かにカレーを連想するような爽やかなスパイスの風味が特徴。私はよく知らないのですが、東京の『浅草開化楼』から仕入れているという麺にもこだわりが。
一度行ったことのある方ならご存知かと思いますが、自家製のザーサイをご飯と一緒に食べると相当に美味しいというのも有名。
座敷のテーブル席があったり、他のメニューも充実しているので、家族連れでも安心です。

広島の汁なし担々麺の中ではかなりルーキーに分類されるお店。
上の梵天丸よりさらにカレーっぽい風味が特徴なのですが、決してカレー粉を入れているのではなく、スパイスの中のシナモン、フェンネル、クローブあたりによるものなのだそうです。このタレが特徴的な平麺がよく絡んで美味しい。チーズ入りやトマト入りなど、人によっては邪道とも取れるメニューが注目されがちですが、個人的にはベーシックな汁なし担々麺を推します。
また、店主のお母さんらしき方の接客が気持ちいいです。

何と言っても特スペが個性のお店。
店主がタイミングを見計らって、ご飯やトッピングメニューを出してくれるのが特スペの特徴で、さながら汁なし担々麺のコース料理。ベストのタイミングを見ている訳ですから、ベストの状態でトッピングを楽しめるのです。
愉快な店主もお店の特徴の一つですが、現時点では夜のみの営業で、しかも夜の街にあるので、来店のハードルは上がります。
なお、現在は場所を少し移しています。

昨年から今年にかけて、ありえないペースで出店をしたお店。オーナーが塾講師というのも話題に。私の知る限り４店舗あるのですが、一番アクセスのよさそうなこちらの八丁堀店を紹介しておきます。
魚介の風味と甘みが特徴で、なぜかマイルド系の汁なし担々麺に分類されることが多いのですが、山椒のキレはトップクラスだと思います。ご飯は土鍋で炊き上げると言うこだわり。卓上のスパイスの充実度は業界トップクラスです。
ひそかに、杏仁豆腐が美味しいです。

専門店というわけではないのですが、汁なし担々麺で有名なお店。焼き鳥のお店ならではなのか、鶏を使ったような旨みが特徴。スパイスも比較的シャープ。
街中に汁なし担々麺の専門店を出店したようなので、そちらの方がアクセスは良いかもしれませんね。

番外編で大阪のお店を紹介。
店主は大阪の方なのですが、広島の汁なし担々麺に惚れ込んで、大阪の地であえて広島汁なし担々麺を掲げるお店だなんて、なんだか嬉しいじゃないですか。
入口で食券購入のシステムも踏襲されてます。
広島の皆さん、大阪にお立ち寄りの際はぜひ寄ってみてください。