酔狂老人卍さんが投稿した鮨 とかみ(東京/内幸町)の口コミ詳細

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『此世をハ と里(り)や お暇尓(に) せん古(こ)う能(の) 煙りと供尓(に) 者(は)ひ 左樣なら』 (十返舎一九)

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酔狂老人卍 (70代以上・男性) 認証済

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鮨 とかみ新橋、内幸町、銀座/寿司

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/02 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

握りなら 箸さへ要らず 鮓『とかみ』 訪(たづ)ぬる今日(けふ)は 鮓をこそ啖(くら)へ

【2015-02-28追記】:
此度(こだみ)は兩個(ふたり)の友(とも)と、、。
舎利(しやり)は前囘(まへ)に秋毫(つゆ)異(こと)なるところなし。
すなはち、鹽(しほ)と醋(す)を效(き)かす流儀(やりかた)
就中(わきても)、赤醋(あかず)は不意(おもは)ず背筋(せすぢ)が伸(の)ぶるほど

「抑(そも)、鮓(すし)には"自(おの)づと背筋(せすぢ)伸(の)ぶる鮓(すし)"と、
"背筋(せすぢ)伸(の)びざる鮓(すし)"の二種(ふたくさ)あり。」
かく曰(のたま)ふは、年少(としゝた)ながらも兄(このかみ)と仰(あふ)ぐ友(とも)。
不意(おもは)ず膝(ひざ)を敲(たゝ)き頬(ほゝ)緩(ゆる)ませ打點頭(うちうなづ)く

鹽梅(あんばい)、(ほど)け方(かた)、舌觸(したざは)り、齒應(はごた)へ、
舎利(しやり)の素性(すぢめ)の強烈(つよさ)たるや
東都(えど)が鮓(やすけ)でも屈指(ゆびをり)て數(かぞ)ふるほど
時(とき)に纖細(こまやか)なる味(あぢはひ)の白身魚(しろみ)を辱(はづか)しむ。

しかはあれど、最初(いやさき)より最後(いやはて)に至(いた)るまで
口(くち)に抛(はう)り込(こ)む都度(たび)
背筋(せすぢ)が伸(の)び、魂(たましひ)搖(ゆ)さぶられて飽(あ)くことなし
紛(まが)ふ方(かた)なき上質(よ)き鮓(すし)

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鮃(ひらめ)縁側(えんがは)、墨烏賊(すみいか)下足(げそ)、細魚(さより)、
鮪(しび)、鮪(しび)肥的(あぶらみ)、小鰭(こはだ)、春子(かすご)、車蝦(くるまえび)、
金目(きんめ)、蛤(はまぐり)、眞鯖(さば)、玉珧(たひらぎ)、穴子(あなご)、
鐵火卷(てつくわまき)、鶏卵燒(たまごやき)。
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(しび)は醤油漬(しやうゆづけ)、金目(きんめ)は昆布(こぶ)〆。
(ひらめ)は八百匁(はつぴやくもんめ、=3kg)を超(こ)す巨大(おほ)きなもの。
縁側(えんがは)としては齒應(はごた)へと浮騰(ほとばし)る旨味(うまみ)に缺(か)く。
とは云へ、晝(ひる)の握(にぎ)りに縁側(えんがは)とは豪儀(ふとつぱら)。

春子(かすご)の〆淺(あさ)かりしかば、その理(ことわり)を訊(たづ)ぬるに、
東道(あるじ)應答(いらへ)て曰(いへら)く、
これ醋〆(すじめ)にあらず!
鹽(しほ)にて〆、朧(おぼろ)*)漬(づ)けせしものなり」と。

倩(つらつら)車蝦(くるまえび)の茹(ゆ)で工合(ぐあひ)を窺(うかゞ)ふに、
僕(やつかれ)が好(この)みに寸毫(つゆ)相違(ことな)るところなし。
「均一(ひと)しき味(あぢはひ)にせばやと、茹(ゆ)で時間(じかん)は、
質量(おほきさ)に應(おう)じ、個體(もの)に從(したが)ふ」。

この日(ひ)の(はまぐり)は"漬込(つけこみ)"としては滑(なめ)らかさに缺(か)く。
穴子(あなご)、(はまぐり)とも煮詰(につめ)は薄目(うすめ)。
稀薄(うす)き煮詰(につめ)は近會(ちかごろ)の流行(はやり)。
とは云へ、ともに、今一(いまひと)つか、、?

(しび)醤油漬(しやうゆづけ)はあまりに鹹(しほから)く、
不圖(はからずも)、東道(あるじ)に漬込(つけこ)み時間(じかん)を質問(とひたゞ)す。
纔(わづ)かながらも口中(くち)に冷(つめ)たき細魚(さより)。
燒(や)き目(め)の焦(こ)げが舌(した)を混亂(まど)はす玉珧(たひらぎ)。

眞鯖(さば)を二枚(にまい)に削(そ)ぎて重(かさ)ね用(つか)ふは、
此方(こちら)の親方(おやかた)が發案(かんがへ)と云ふ。
一枚(いちまい)では厚(あつ)く、三枚(さんまい)では薄(うす)きに過(す)ぐ」と。
猫(ねこ)も杓子(しやくし)も"三枚(さんまい)"とは笑止千萬(あざわらふべきこと)。

上面(うへ)を炙(あぶ)りたる"鶏卵燒(たまごやき)"に眼精(まなこ)白黒(しろくろ)。
沙糖(さたう)の粒(つぶ)となりて殘(のこ)る容(さま)『福砂屋』カステイラのごとし。
何(なん)でも「クレーム・ブリュレに倣(なら)ひたるもの」とか。
未完成(いまだならず)と雖(いへど)も、新(あら)たなる實驗(こゝろみ)

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*)蓋(けだ)し、黄身朧(きみおぼろ)のごときものならん。
【照相機】:旭光學賓得士K-三數碼單鏡反光照相機
【鏡頭】:.....蔡司(Carl Zeiss) Distagon T* 2.0/35 ZF.2 @F2.0

【2014-11-19記】:
有一日(あるひ)、氣(き)にかゝりて久(ひさ)しき當鋪(こちら)『とかみ』に、、。
嘗(かつ)て、かの『水谷』在(あ)りし地(ところ)。
神泉 (しんせん)にて技藝(わざ)を習得(ならひおぼ)え、
外堀通(そとぼりどほ)り土橋(どばし)近傍(ちかく)に創業(みせびらき)。

通(かよ)ひ慣(な)れたるこの界隈(あたり)。
さはあれど、目印(めじるし)の日航飯店(につくわうほてる)は跡形(あとかた)もなし。
懼(おそ)る懼(おそ)る前(まへ)を進(すゝ)むに、それらしき大厦(びる)。
地下(ちか)への階段(きざはし)降(を)りるや、見覺(みおぼ)えのある扉(とびら)。

扉(とびら)開(ひら)きて賈内(なか)の光景(ありさま)を窺(うかゞ)ふに、
嘗(かつ)ての『水谷』に寸毫(つゆ)異(こと)なるところなし。
俗(よ)に云ふ"居拔(ゐぬ)き"。
最初(いやさき)に、辛口(からくち)の掃愁帚(さけ)を冷(ひや)で貰(もら)ふ。

この日(ひ)の獻立(こんだて)は、
鮃(ひらめ)、白烏賊(しろいか)、魳(かます)、鮪(しび)、小鰭(こはだ)、
春子(かすご)、鮭腹子(さけはらこ)、眞鯖(さば)、穴子(あなご)、鶏卵燒(たまごやき)。
追加(ついか)で朝鮮蛤(てうせんはまぐり)。

豫(かね)てより音(おと)に聞(き)く當家(こちら)の舎利(しやり):
噂(うはさ)に相違(たが)はず沙糖(さたう)に頼(たよ)らで、
二種(ふたくさ)の赤酢(あかず)を巧妙(たくみ)に用(つか)ひこなす。
すなはち、江戸(えど)横井釀造(よこゐ)に尾州(びしう)中埜酢店 (みつかん)、これなり。

親方(おやかた)が手(て)になる鮓(すし)を口中(くちのなか)に抛(はふ)り込(こ)むや、
米粒(こめつぶ)の彈(はぢ)くること熟(う)れたる鳳仙花(ほうせんくわ)に似(に)たり。
粒(つぶ)が立(た)ちて、舌(した)に滑(なめ)らか
奧齒(おくば)の舎利(しやり)は瞬(またゝ)く中(うち)に、咽喉(のみど)に消(き)ゆ。

そも、米粒(こめつぶ)の立易(たちやす)さと滑(なめ)らかは、相反(あひはん)するもの。
しかも砂糖(さたう)を避(さ)けつゝ、これらを兩立(ふたつながらにならべたゝ)すは、
寔(まこと)、手煆煉(てだれ)の技藝(わざ)。
宛然(あたかも)、鬼神(きしん)の所業(ふるまひ)でも眺(なが)むるがごとし。

(す)と(しほ)の用法(つかひかた)は大膽(だいたん)にして細心(さいしん)。
就中(わきても)、鹽(しほ)使(づか)ひには驚(おどろ)くばかり。
今(いま)はなき千川(せんかは)『すゞ木』、
あるいは、今(いま)なほ續(つゞ)く木挽町(こびきちやう)『二葉鮨』を髣髴(おもはす)。

温度(あたゝかさ)、齒應(はごた)へ、舌觸(したざは)り、鹽梅(あんばい)、
悉(ことごと)く、僕(やつかれ)嗜(この)みに適(かな)ふ。
酢(す)の顯著(きはだ)つ『青空』、萬人向(ばんにんむ)けの『さいとう』より上(うへ)。
否(いな)、「上下(うへした)」と云ふより、「僕好(やつかれごの)み」と云ふべきか?

親方(おやかた)に據(よ)らば、(ひらめ)は〆てより四日目(よつかめ)。
齒應(はごた)へこそ失(う)せぬれど、旨味(うまみ)頗(すこぶ)る強(つよ)し。
生(なま)の儘(まゝ)ではなく、振鹽(ふりじほ)を施(ほどこ)し、寢(ね)かしたるもの。
白身魚(しろみ)は身(み)の活(い)きたものが嗜(この)みなれど、これはこれで吉(よし)。

追加(ついか)の(はまぐり):
九十九里(くじふくり)にて漁(すなどら)れし朝鮮蛤(てうせんはまぐり)。
これを甚(いと)輕(かろ)く茹(ゆ)で、風習(ならひ)の"漬込(つけこみ)"となす。
朝鮮蛤(てうせんはまぐり)とは云へ、本蛤(ほんはまぐり)にも劣(おと)らぬ口味(あぢ)。

鹽(しほ)強(つよ)く、酢(す)極(いと)輕(かる)き眞鯖(さば):
酢(す)は纔(わづ)か數分(すうふん)と云ふ。
秋毫(つゆ)臭(くさ)みなく、輕(かろ)やかなる味(あぢ)はひ。
すきやばし』・『しみづ』とは好對照(かうたいしやう)の流儀(やりかた)。

春子(かすご)、小鰭(こはだ)の輕(かろ)やかさも眞鯖(さば)に同(おな)じ。
與兵衞鮓(よへゑずし)』の昔(むかし)は(ひらめ)を醤油漬(しやうゆづけ)、
眞鯵(あぢ)を酢締(すじめ)、烏賊(いか)は醤油煮(しやうゆに)となせしかど、
今(いま)や生(なま)固有(ならでは)の性質(もちあぢ)を活(い)かすが習慣(ならひ)

(はまぐり)の漬込(つけこみ)も、眞鯖(さば)の酢締(すじめ)も、
年々歳々(としをかさぬるほどに)、淺(あさ)く、輕(かろ)く成(な)りゆくは
時代(とき)の趨勢(ながれ)
これに逆(さか)らふ者(もの)、もはや、滅亡(ほろび)を待(ま)つほか術(すべ)なし。

骨邊肉(あら)の未醤椀(みそわん):
主人(あるじ)に據(よ)らば、白身(しろみ)の骨邊肉(あら)はその儘(まゝ)、
青魚(あをざかな)は(ほね)を干(ほ)し、これを汁(しる)となすとか。
以爲(おも)ふに、骨邊肉(あら)は未醤仕立(みそじたて)より潮汁(うしほじる)が吉(よい)

鶏卵燒(たまごやき)は銀座(ぎんざ)『Q 』讓(ゆづ)り。
薯蕷(いも)の類(たぐひ)を避(さ)け、芝蝦(しばえび)ばかりを用(つか)ふ。
(しび)の美味(うま)さは勿論(いふもさらなり)*)
脂分(あぶら)、鐵分(てつぶん)、(さんみ)、その都(すべ)てが心持(こゝち)よし。

(まないた)は(ひのき)なるに、
(ひつ)は漆塗(うるしぬ)り、種筥(たねばこ)は煌(きら)びやかなる螺鈿(らでん)。
その理由(ことわり)を訊(たづ)ぬれば、應答(いらへ)て曰(いは)く、
「その故(ゆゑ)如何(いかん)となれば、黴(かび)を嫌(きら)へばなり」と。

舎利(しやり)の巧妙(うま)さは東都(えど)でも屈指(ゆびをりてかぞえる)ほど
鮓種(すしだね)の扱(あつか)ひも他所(よそ)の若手(わかて)に劣(おと)らず
寧(むし)ろ勝(まさ)るほど。
實(げ)に、想定外(おもひのほか)に佳店(よきみせ)

辭別(いとまごひ)せんとするに、隣席(となり)より聲(こゑ)あり。
その顏(かんばせ)を窺(うかゞ)ふに人品骨柄(じんぴんこつがら)卑(いや)しからず。
紛(まが)ふ方(かた)なき湯島(ゆしま)のK親方(おやかた)。  
「遠(とほ)からず、再(ま)た伺(うかゞ)ふべし」と告(つ)げ遑(いとま)を乞(こ)ふ。

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*) 近會(ちかごろ)築地魚市場(つきぢ)で威勢(いくほひ)ある"山●"が背後(うしろ)とか。
別説(べつせつ)では、香港(しやんがん)"板●壽司(いた●●すし)"とも、、。

【照相機】:日本光學 尼康(Nikon) Df 數碼單鏡反光照相機
【鏡頭】:.....蔡司(Carl Zeiss) Makro Planar T* 2.0/50 ZF.2 @F2.4

  • 微笑(ほゝゑ)む佐藤親方(さたうおやかた)【撮影許可濟】

  • 佐藤親方(さたうおやかた)【撮影許可濟】

  • 鮪(しび)漬(つ)くる佐藤親方(さたうおやかた)【撮影許可濟】

  • 煮切(にき)り引(ひ)く佐藤親方(さたうおやかた)【撮影許可濟】

  • 鮃(ひらめ)縁側(えんがは)

  • 墨烏賊(すみいか)下足(げそ)

  • 細魚(さより)

  • 鮪(しび)醤油漬(しやうゆづけ)

  • 鮪(しび)肥的(あぶらみ)

  • 小鰭(こはだ)

  • 春子(かすご)

  • 車蝦(くるまえび)

  • 金目(きんめ)

  • 蛤(はまぐり)

  • 眞鯖(さば)

  • 玉珧(たひらぎ)

  • 穴子(あなご)

  • 鐵火卷(てつくわまき)

  • 章魚(たこ)櫻煮(さくらに)

  • 汁椀(しるわん)

  • 鶏卵焼(たまごやき)

  • K親方(けいおやかた)【撮影許可濟】 ※ピンボケ御免!

  • 煮切(にき)り煮詰(につ)めのある漬場(つけば)

  • 玉薤(さけ)のある櫃臺(かうんた)

  • 塗物(ぬりもの)ゝ櫃(ひつ)のある漬場(つけば)

  • 聖護院蕪(しやうごいんかぶら)

  • 鮃(ひらめ)

  • 白烏賊(しろいか)

  • 魳(かます)

  • 鮪(しび)

  • 小鰭(こはだ)

  • 春子(かすご)

  • 鮭腹子(さけはらこ)

  • 眞鯖(さば)

  • 穴子(あなご)

  • 朝鮮蛤(てうせんはまぐり)

  • 鐵火巻(てつくわまき)を作(つく)る

  • 鐵火巻(てつくわまき)

  • 鶏卵焼(たまごやき)

  • 螺鈿細工(らでんざいく)のある漬場(つけば)

2015/03/03 更新

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