yamabusiさんが投稿した前川(東京/恵比寿)の口コミ詳細

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yamabusi (50代後半・男性・神奈川県)

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閉店前川恵比寿、広尾、代官山/ラーメン、中華料理、餃子

1

  • 昼の点数:5.0

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2009/05 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-

札幌ラーメン 前川 [恵比寿]

 でだ。オープンエアなオサレカフェの対面で、40年間不動のアイデンティティとそこに裏打ちされた秘やかながら揺るぎのないオーラを放ち続けているのが、この中華料理店「前川」。普段はセレブな街・広尾に泥を塗る、Tシャツ番長Hさんに案内を乞うて、現役昭和のスメル嗅ぎながらチーランタイム♪

 この一角だけ取り残された佇まいがまたいいんだ。川崎か尼崎か、という雰囲気。藍に白文字も力強い暖簾も美しい。東京系、サッポロ系とあるバリエーションの中から「サッポロ塩ラーメン」450円をオーダー。

 ベースは鶏ガラかな? ささ濁りの塩スープには、てらてら輝く油膜がたっぷりでわずかながらバターが風味付けされている模様。別にバターラーメンというメニュウもあるのだが、棲み分けはどうなっているのか気になる。あっさりの鶏ガラを、もう少し生のままに味わえるようにしてもいいとは思うが、この前川流のコッテリ感は、たぶん恵比寿で生まれ育ったサッポロラーメン、てことなんだろうと納得。

 黄色くやや太のストレート麺は、ルックスは札幌風だが西山などの熟成感あるハリではなく、しなやかさの中にプリプリした歯応えとコシを感じさせるもの。スープとの絡みや相性はよく、これがなかなかうまい。

 具は、玉ネギとひき肉をベースに、もやし、メンマ。メンマは味噌や醤油の味に合わせた、濃いめの味付けでしっとり柔らかに仕上げられたもの。価格的にこの大きさは仕方がないと思うが、小さめチャーシューはふっくらと煮上げられ、やはり濃いめだがしっかりと味が含まされた、モモ肉はこう煮ろ的お手本の逸品。

 狭小な店内に9席のみの使い込まれてよく磨かれたカウンター。昭和レトロなんていうあざとさじゃなくて、普通に当時の点景がそのまま息づいているだけの何気のなさ。しかも、400〜500円で普通にうまいものをサクッと食える当たり前の幸せ。恵比寿の奇跡、そして最後の良心。てか、恵比寿ってそういう街だったのよねん。濃厚とか極太とか特盛り、とかに疲れたラーメン生活には実に味わい深く、ラーメンってこういうものだったじゃん、と立ち返ることのできる貴重なゾーンがここだ。

 これは、市番につづきまたもやここも。。。
 つづくんだよ。。

[札幌ラーメン前川]
住所/渋谷区恵比寿1-22-10
営業時間/11:00〜20:20(LO)
定休日/日・祝
※他めにゅう/サッポロ醤油ラーメン450、
サッポロ味噌ラーメン480、ラーメン400、
もやしそば480、タンメン500、五目そば600ほか
スープ3、麺4、具3  ★★★

2009/06/01 更新

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