うぇりっしゅさんのマイ★ベストレストラン 2015

移転後初訪問。
東西の通りは同じだが少し（数百メートル？）東に移動して、動物園の北側にちょっと入ったところに移転。
アクセスの悪さという意味では、移転前とそう変わらず。ただランドマークで動物園というのはわかりやすいかな？

一軒家になったのでかなり広くゆったりとした感じで、移転前の家庭的な雰囲気と比べると格段にレストランぽくなった。
入口はレストランというより普通の玄関ぽい感じがしなくはない....。中はちょっと広くなったけど、隠れ家っぽくていいのかな？
で、席の間隔はかなりゆったり。席数は移転前より増えているといえば増えているが、増えた面積との割合でいくとそこまで増えていない気がする。間隔的にはラグジュアリーなレストランぐらいな印象。これでテーブルのクッションのふかふか具合とか、椅子とかの高級感が増せば完璧。とはいえ、一軒家とはいっても、そこまで広くはないので見回すと壁が近いのでそれなりに感じるかもしれない。ただ窓が大きいので（ほぼ庭側全面）、開放感はあり、広く感じる。

メニューのほうは、移転前の直近と同じく、メインと〆のチーズorお茶漬等、最後のデザートだけを選べる限定プリフィクスなコース。
グラスワインは変わらず赤白各２種づつ。移転前の大昔と比べて、グラスワインの値段がほとんど上がっていないのはうれしい。
あとデザートワインなど食後種がいくつか。その他ノンアルコールもいくつかあります。

料理のほうも以前と変わらないおいしさ。京都的なフレンチと言ってしまっていいと思う。モダンフレンチという感じではないが、京都の食材をうまく取り入れた一皿が前菜で楽しめる。そしてメインは、やっぱりスタンダードな一皿。そんな感じなので、軽い感じの創作和フレンチではなくて、ある程度しっかりした味わいのコースになっていると思います。とわいえ、ヨーロッパでいただくフレンチと比べると軽やかな感じ。なんというか一歩間違えるとソースに洋食感が出てしまう気がするのだが、ある意味、そんな絶妙なラインが日本ではちょうどいいんじゃないかと思う。
なお、こちらはフォアグラを使った前菜の一品（基本ソテーかな？）にこだわりがあるようです。

で、この日のメニューは以下な感じ。
ジャガイモのスープ（？）、湯葉、海老
フォアグラのソテー、梨、チコリ
アワビのグラタン仕立て
鱧のフリット
鹿
一口茶漬
コブミカンのブランマンジェ、ソース風にバジルのソルベ、ココナッツのソルベ
最後はエスプレッソと小菓子

ワインはグラスでグリューナーフェルトリーナ、サンジョベーゼ、デザートワインからポルト。

久々の訪問。
ディナーはまた一段と洗練されたコースという印象。とても素晴らしいディナーでした。

この日のメニューは以下のとおり。

カラスミ：自家製ということでしっとりとした仕上がり
３種のタパス（イクラ、沖シジミ、赤エビ）
ペドロヒメネス香るビロードのようなフォアグラ　シェリービネガーのジュレ
鱈白子のサルサベルデ　カリフラワーのピュレ
軽く燻したキャビアのラビオリ
スペイン産ハムのサラダ　トマトとケッパーのジュレ
アップルビネガーでマリネしたサワラ　軽いピルピルソース
エゾ鹿のアサード　ビーツで作ったロメスコソース
ユズのゼリーとヨーグルト　アルペキーナオイル
ホワイトチョコとレートと卵黄のスフレフルイード
自家製チョコレート
最後はエスプレッソ
麻布から銀座へ移転したこちら。
バーニーズNYの上の階、なんというかデパ上的な立地になってしまったので、外が騒がしかったりすると雰囲気は若干落ちるが、内装なんかは結構頑張っていると思う。
ただ比べると、前の店舗のほうが雰囲気はよかった。ただ場所やスペース的に仕方のないところ....

肝心の味の方は、以前と変わらぬモダンスパニッシュ。安心のおいしさでした。
ランチの構成も以前と同様で、厨房からの一品、小さな前菜3皿とメインにデザートといった感じ。ちなみにメインの多いコースもあり。メインはプリフィクス。

まず、スパークリングワインをグラスで。
オリーブオイルの入ったパンとパプリカをまぶした米粉の煎餅。
トマトとオリーブオイルを包んだ小さなパンに芝エビを巻いた一皿。これはすごく好き。
杏仁のスープ仕立てのホタテのソテー。マスカットとスープが非常に合う。
白ワインをグラスで。スペインのはよくわからないので勧められたものをなんとなくチョイス。
マリネしたタコとちょっとパリッとしたピザ生地とジャガイモ系のベッドなミルフィーユ仕立てな感じの一皿。ちょっと辛みの効いたソースがアクセント。
メインはイベリコ豚。付け合わせは茄子とトマトのジュレのテリーヌのような感じ。
〆のご飯は、豚足とキノコのリゾット（正確にはリゾットとちょっと違うらしい）。
デザートワインにＳナランハ。オレンジの風味がするオレンジのボトルの特徴的なワイン。ペドロヒメネスに近い（そこまでトロンとしていない）感じで後味にオレンジの風味でとてもおいしい。
デザートは、オレンジ（ちょっとフローズンな感じ）とコーヒーのアイスクリームの入ったオレンジの効いたカプチーノ仕立てな感じで底になめらかなチョコレート。
最後はエスプレッソをダブルで。数種の小菓子付き。
ちょっとゆっくりしているとアップルミントティーを淹れて頂いた。空いていたということもあるのだろうが、このあたりの心遣いは素晴らしい。

2016/11
久々の訪問。
料理の方は変わらず美味しいのだが、サービススタッフの質がちょっと落ちちゃったんじゃないかなぁ？と感じなくはない。

鎌倉の有名フレンチ。ミシュランの星持ちだったかな。
レストランの名前ぐらいは以前から知っていたが、数年前にＫｕＫからサービスの方が移ったので、少し身近になった気がして、鎌倉観光の機会に訪問。

場所はいわゆる観光地からはちょっと離れた場所にある。あえて言うのであれば、一番近いのは大仏かな？
とりあえず、多少距離はあるけど歩いていけないことはない感じ。
で、内装は白を基調とした落ち着いていてシンプルな感じ。

料理は、日本的モダンフレンチと言って差し支えないと思う。このあたりの印象が鎌倉っぽい（というか京都なんかと一緒な感じで日本の古都っぽい？）のかもしれない。
全体的に軽やかな感じで味わい深く、とてもおいしい。なんというか、欧州のモダンフレンチなんかで濃厚な味を入れてくるのとは対照的なおいしさに思う。その代わり特徴的な一皿という印象を受けたものは今回はなかった。
サービスも完全に満席になると２人なので多少滞りそうな気もしなくはないが、この日に関してはまったく問題なく非常に心地よい時間を過ごすことが出来た。
東京からだと、そんなに遠くないような、それなりに遠いような、通うにはやっぱりちょっと遠いという感じなのだが、また季節を変えて再訪してみたい。

なお、この日頼んだメニューは、メインのコース（全部で3種のコース、他に少し軽めのとシェフのお任せがある）で半プリフィクス。前菜とメインを選べる感じ。
厨房からの一品は、チーズ風味のシューとグリッシーニ+ちょこっと生ハム巻。
厨房からの一品第２弾は、（緑のソース、中央にブランマンジェ？）ベッドにプチプチとした食感のサラダ仕立てという一皿。
最初の前菜で、鱧、茄子、カニ、ジュレな一皿。
次の前菜でブルゴーニュ産エスカルゴのブレゼと白金豚を詰めた金時芋のクロケット　プティオニオンのキャラメリゼとニラのブルギニオンソース
スープはちょっとスパイシーなトマトのクリームスープ。
魚は舌平目とつぶ貝。
気分的に違うコースのメインに惹かれたので、メインの肉は軽めのコースにあった、鴨のエピスのソースに差し替えてもらう。
デザートはフランス産マロンパイ　バニラアイスクリーム添え。

ワインはケゲェルツトラミナー、バニュルス、ポルトをグラスで。

最後はエスプレッソと小菓子。さらにおまけのフルーツケーキのクリーム添え。

近くへ行ったので寄ってみる。
開店時間のほぼ１２時に入ると他に客はいない。

というわけで、スフレだけでなくランチメニュー。
キッシュとのセットを選ぶ。
キッシュはシャンピニオンのものとポワロのものをチョイス。このキッシュがなんともいえない絶妙なおいしさ。スフレへの期待は高まります。

スフレはカシスのものを選択。
テーブルに貼ってあるスフレの食べ方なんかを見ながらその通りに頂いてみる。まぁそれ以外の食べ方を...といわれてもなかなか難しいものがあるのだが...。
で、今までスフレといえば私の中ではザルツブルグ ノッケール（ノッカー？）だったのだが、こちらのはそれに並ぶか上回るかぐらいおいしい。

最初中央に穴を作るので何もつけない状態のスフレを口に。生地にカシスが練りこまれており、そのかすかな風味がある。口当たりも滑らかで良い。
で、クリームとカシスのソースが一緒に入ったソースの入れ物を軽くかき混ぜてスフレに投入。これでカシスの風味と滑らかな口当たりがより大きくなる。

そんなでとてもおいしい時間を過ごせました。
サービスも貸し切り状態だったからかもしれませんが、非常に良かったです。鏡を見てテーブルをちゃんとチェックしてタイミングなどとっているようでしたし、説明も対応も丁寧でした。
あ、でも最後のコーヒーは普通というか若干イマイチだったかなぁ。深煎り（いわゆるヨーロッパの普通な感じ）のコーヒーだったけど...。一緒に選べたのが何故かアップルティーだったのでもしかしたらそっちにこだわりがあるのかもしれない。


ちなみにお子様は不可ということですので、子連れのうるさいママたち（子供より親のほうが大抵うるさい）の騒音に悩まされることはないと思いますので落ち着いた一時を過ごすのにはとてもよいところと思います。

2015/11
かなり久々の再訪。行きたいとは思っていたのだが、ランチ、ティータイムに行くには微妙に行きづらく、再訪のタイミングがなかなかなかった。
今回もランチで、メニューはミートパイのコース。
ミートパイは、若干中の肉の味が味は柔らかめだが、全体的には欧州で頂く感じでおいしい。
そして久々のスフレはやはり素晴らしくおいしい。今回はアプリコットをチョイス。
ただ、最後のコーヒーは以前と変わらずイマイチ。

銀座のモダンフレンチ。
以前から気にはなっていたもののなかなか訪問しないままであったが、ようやく初訪問。
雑居ビルというにはちょっときれいなビルに入ってエレベーターで上に。
エレベーターを降りるとレセプション。席のほうが見えないようになっているのはなかなかいい。
全体的にはシンプルでモダンな雰囲気。

この日のコースは前菜２皿+魚+肉+プレデセール＆デセール+コーヒー＆小菓子の基本のランチを選択。
最初の厨房からの一品はバナナを合わせた焼き菓子。
前菜一皿目はカニを主体にした一品。上に薄くスライスされたキュウイフルーツが彩られる。
次がフォアグラのブランマンジェ。
魚は鰆。レアに焼き上げられている感じで、春を感じるソース。
メインの子羊は根セロリのピュレと定番的なソースの正統派。日本人は好きだと思うけど、ちょっと脂が強いかな？
最初のデセールはイチゴとクリームチーズ。
メインのデセールはバナナとチョコレートのスフレ。ぱっと見、あまりスフレっぽくないけど、ちゃんとスフレ。
最後はエスプレッソと小菓子にマドレーヌとカヌレとチョコフレークの三種。小菓子はお土産にもしてくれる。
全体的に洗練された盛り付けで目でまず楽しませてくれる。もちろん味のほうもおいしい。

ワインはグラスで、ソービニヨンブラン、ボルドーの白、ブルゴーニュの赤。

パンと一緒に出てくるホウィップバターはすごく好き。
お好みでと塩もついてくるが個人的には塩なしでも十分。

サービススタッフに関しては、悪くはないが、気がきくというほどではない感じ。なんというか、もう少し経験が必要かな？という印象。
最後はサービスから何人かとシェフのお見送り。このあたりはスムーズにこなされている感じ。

というわけで、感動的な一皿という感じではなかったけど、全体的にとてもおいしかったです。また季節の違うときに伺ってみたい。

アヒルのロウソクのディスプレーの可愛さに惹かれ入ってみました。
ちいさな可愛らしい店内は、イートインにはちょっと狭いかな？
でも、とてもセンスのある感じでまとまっていて、好き。

というわけで、ちいさなショーケースからいくつかチョイス。
ぱっと見た感じはクリームたっぷりな感じのケーキが多い。
購入したのは、
ハートのショートケーキ、イチゴ
マロンのケーキ
ほうじ茶のメレンゲ
ドライフルーツ（砂糖漬け）で、リンゴとネーブル
の４点。
ケーキは丁寧に作られたと感じさせるクリームとスポンジが素晴らしい。
中のスポンジがべちょべちょにならないなんて当たり前、クリームが多いのに絶妙のバランスと思えます。
味のほうも優しく繊細な感じ。なんというか、持ち帰れるレストランのデザートという風に思えます。

ドライフルーツもとてもおいしい。フルーツのフレッシュな感じが残っている一品。
でも、ほうじ茶のメレンゲはおいしいし、おもしろいから話題性はあるけど、普通のやつのほうを食べてみたいかな....

ちょっと気になっていたこちら。ようやく重い腰を上げ伺ってみました。

やはり料理の視覚的な訴えは素晴らしい。そして味の方はそこまでぶっとんで斬新ではない安心の美味しさ。
ある意味丁度いいかもしれない。
そんなで非常に楽しい食事の時間が過ごせました。

正確なメニュー名はちょっとわからないが、この日のコースはこんな感じ。
一口前菜は5皿。
ポテチ
赤玉ねぎ
青柳の小松菜巻
揚げ島らっきょ
リードボーをふりかけた揚げパン
前菜は3皿。
玉ねぎとウニのスープ仕立てな一品
茄子と卵の黄身に竹炭を使ったライスペーパーを散らした一品
あさりのクラムチャウダー
魚料理は、蒸した鯛の豆のソース。観のふわふわ感と皮のパリパリ感がとてもいい。
メインの肉はホロホロ鳥。これは全体的に定番的な感じ。
チーズ
デザート２皿。
パリッとしたバナナ、クリームなどの層になった一品。混ぜるとラムネっぽくて面白い。
桃とラベンダーなどで香り付けしたアイスクリームの一品
最後はリンデのハーブティー。

ワインはグラスでアルザス、ジュラ、メルキュレ。料理に合わせて..というグラスワインのコースもあるので、選べる種類はそれなりにある感じ。
あとデザートワインが日本酒だったのもなかなか面白い。

目白駅前のビストロ。
グラスワインは結構豊富な感じなので、少人数でも気軽に利用できると思う。雰囲気的にもかなりカジュアルな印象。
なお、こちらのお店は一応別店舗である１階を抜けていく。ちなみに１階のほうがよりカジュアルな印象。

この日頼んだのは、以下な感じ。
ジャガイモのクリームスープ。もうちょっと濃厚な方が好みだが悪くない。
エスカルゴ。ガーリックバターの定番。まさに定番という感じで、おいしい。
サーモンのグリエ、新玉ねぎの香草パン粉焼き。サーモンが個人的に今一つ（焼き加減かなぁ？脂がのりすぎてるからかなぁ？）だったが、添え物の玉葱の香草パン粉焼きはとてもおいしい。

ワインはグラスで。好みの感じを言うと見繕ってくれるというスタイルとのこと。
最初は酸味の少なめの少し甘めのやつというリクエスト。次はエスカルゴに合わせて白のちょっと重めのものをお勧めしてもらったので、それを頂く。この日のワインはどちらもラングドックのものでした。デザートワインはモーリーの白。フレッシュな感じで美味しい。

雰囲気だけ見るとちょっと高めの価格帯というか割高感を感じてしまうが、ワインの注文がうまく出来ればなかなかいい一軒と思う。

山の上ホテル、なぜか英語表記がHill top hotel....の天麩羅屋。
なんでかは分からないが結構有名で、よく名前を耳にしていた。せっかくなので伺う前に、なんでだろうとちょっと調べると有名店（人気店？）の店主の出身店ということ。職人の輩出元ということなんだろう。

というわけで、久々に天麩羅の気分だったので直前に電話をして、なんとか空いていたので行ってみました。
着くと席は満席。空くとまた人が入ってくる状態。予約なしの方が入れなかったようなので、電話確認は必要と思われます。

で、野菜のてんぷらメインのランチのコースに、時期なので稚鮎と鱧を追加。
てんぷらはサクッとあがってはいるが気持ちというか見た感じはしっとり目。でも油の感じは全く気にならない。
味に関しても十分おいしい。何がと言われるとちょっと困る微妙なことなのだと思うのだが、個人的な好みで言うと微妙に違う。ただ、おいしいことには変わりはない。なお、同行の妻は非常に気に入った様子。

ご飯はそら豆のかき揚げをばらして炊き込みご飯風にしてもらう。
シンプルだけど結構おいしい。

飲み物は日本酒。
飲む店じゃないので種類は少ない。

サービスに関しては特筆することはない感じ。普通にしっかりと対応していただけます。
ただ、稚鮎と鱧はちょっと高かった。そんなものといえばそんな感じなのだが、コースメニューの価格設定で感じるほどお手頃な店ではないと思う。

「若鮎」おいしいところがあるよと教えてもらったこちら。
.................大丸の横に老舗の和菓子屋さんなんてあったっけ？
何度も前を通っているはずだが、今一つ記憶にない。という感じで、やってきたこちら。
四条通から一歩入ると、あった！という感じ。何度も前通っているんだけどなぁ....

というわけで、買って帰った「若あゆ」。たしかに、今まで食べた中で、ダントツにおいしかった。
他のは、なんというか関東のっぽく、あんこが欲しい感じ（それじゃ、どら焼き...？）。
でも、こちらのものはキュウヒだけで、しっかりとしていて、満足いくおいしさ。
今度寄った時は、違うものも買ってみよう！

なお、販売員の方も、感じのよい対応。