2回
2019/03 訪問
ノッティングヒルのモダンブリティッシュ
ノッティングヒルのはずれにあるレストラン。
The World’s 50 Best Restaurants 2018でNo.42に2017ではNo.27、2016ではNo.14。
何年か前から興味はあったが、ようやく訪問。こちらには初めての訪問だったが、久々に相性の良さを感じたレストランだった。次回行った時の感じで、通うかどうか...とは言っても最近Londonに年に1回も行けていないので、次は結構先になりそう。
で、まずグラスワインでリースリングとミネラルウォーターを頂き、飲みながら、お店の人と話しながらメニューを選ぶ。とはいってもコースが3種類ほどなので、会話は中身の確認が中心。
折角なのでということもないが、話を聞いて興味深い皿がいくつかあったので8皿のテイスティングメニューを選択。ちなみに少し減らした6皿のコースなどもある。
なお微妙に(かなりか?)正確でないのもあると思うが、出てきたのは以下な感じ。基本的にモダンフレンチとモダンブリティッシュの違いは感覚的にブリティッシュ感があるかどうかだと思う。頂いたコースだと三皿目と五皿目がブリティッシュ感があるように思うけど、説明するのはなかなか難しい。
ともあれ、どれもとても素晴らしかった。あえて言うなら、コースの一皿目、三皿目、五皿目がとても気に入った。
まず厨房からで、昆布の煎餅とジュレと海老煎とフォアグラ。結構面白い。
もう一皿厨房からで小さなフワフワタルト。バターと甲殻っぽい感じ。
一皿目でオイスターのタルタル。ホースラディッシュのカキ氷みたいなの添え。分子ガストロノミー的な感じが見た目からはあまりしなかったのがよく、さらに、これがすごくおいしく、とてもいい滑り出し。
パンはドイツパンな感じ。バターはヤギのチーズの風味。なんで、パンに関しては面白味はないかな。
二皿目はキャビアの乗ったアーティチョークなんかのサラダ仕立ての中に燻製した魚。鰹の旨味(多分)がアクセント。
ここでちょっと甘めのワインをグラスワインから。リースリングのレイトハーベスト。
三皿目は目玉焼き。生ハム感のすごいカリカリベーコンにトリュフと他のキノコ。
四皿目はコーニッシュコッド。豆のソースの香りと味がすごく好み。
五皿目はイチジクの中にフィッシュケーキ。トリュフとブラックプティングのソース。
メインに合わせてグラスワインを。オーストリアのブラウンフランキッシュ(だったかな?)
シャンボールミュジニーと迷ってソムリエに聞いたのだが、好きなのはシャンボールミュジニーだが山鳩に合うのはこっちとちゃんと安い方でも会うと思う方を勧めてくれる。
六皿目はメインの山鳩。ストーブで蒸し焼きで仕上げた模様。これを切るよと焼き上がりを丸焼きな状態で見せてくれる。メインは特に驚きはないが、すごくおいしい。
で、デザートワインにトカイの5プットニョス
七皿目は最初のデザート。揚げパンとパッションフルーツのクリーム。
八皿目はメインデザート。バニラアイスとチーズケーキ。ルバーブ?のアクセント。
最後にエスプレッソ。スティック状のお菓子とチョコトリュフ。
なお、ドレスコードはないのだが、中国人以外は皆それなりのドレスアップをしている状況。基本的にそれなりのところに行くんだからそれなりの格好をしようよという向こうの文化の表れだと思うので、それなりの格好で行ったほうがいいと思う。
2019/04/11 更新
今回も素晴らしいコースでした。
感動したのは舞茸。地下で栽培しているということ(お手洗いに向かう途中でディスプレイされている)。
舞茸というと日本でいただけるような味わいになってしまうものだが、こちらのものは完全に「西洋」のものになっていた。このキノコの皿では椎茸なんかもあり。ローズマリーとの組み合わせがなかなか素晴らしい。
他には鯖のオレンジとジンジャーの一皿も特に面白かった。
なんというか前回はモダンブリティッシュという感じがあったが、今回はそういうカテゴリーとは違う印象を受けた。いずれにせよおいしいことはいいことだ。
ワインはペアリングだと多すぎると伝え、少な目の量でお勧めをしてもらった。その辺りはかなり柔軟に対応してくれる。
COVIDを終え再開後、インフレの影響もあり価格帯は上がったが(さらに予約も取りずらく...)、また伺いたい。