私は、自己紹介の画像を、愛犬の写真にしています。
小太朗
世界で一番可愛い犬。
私の家族です。
でも、今はいません。
今から1年5ヶ月前に、5才という若さで、虹の橋に行ってしまいました。
「死んでしまった動物の写真を載せるなんて・・・、縁起でもない」、
とお思いになる方、お叱りになる方もいると思います。
でも、どうか許して下さい。
2年前、食べログどころか、ネットの世界を全く知らなかった私は、
小太朗が罹ってしまった病(炎症性腸疾患)を調べようと、パソコンを弄り始めました。
実際にこの病気に罹ってしまった犬の治療に成功した獣医さんを探したかったのです。
右手人差し指一本でキーを打ち込む有様でしたから、大変時間がかかりました。
そして、なんとかおひとりだけ見つけ出す事ができたのですが、残念ながら、
遠方の為、その獣医さんに治療をしてもらうことはできません。
当時住んでいた岡崎市で一番評判のいい獣医さんを信じて治療を続けようと決心しましたが、
やはり、この病気についてもっと詳しい事を知りたい、
この病気と戦っている犬の飼い主さんと情報を交換したいと、パソコンに向かう事が多くなり、
たまたま、この食べログを知りました。
食べログがレストラン紹介のサイトというのは、すぐにわかりましたが、
私が着眼したのは、あるレビュアーさんの日記でした。
やはり自己紹介の画像にご自分が飼われている猫ちゃんの写真を使われていて、
日記に、その猫ちゃんの病気の事が書かれていたのです。
今の私でしたら、食べログの日記より、
動物の病気についての情報交換をしているサイトを探し出し、そちらを利用した方がいいというのはわかりますが、
その頃の私は、パソコンもネットも全くの初心者、
自分の日記に犬の炎症性腸疾患についてどんな事でも結構ですので、教えて下さいと書きこめば、
きっとどなたかの目に触れ、情報を得ることができるだろう、と考えたのです。
(我ながら、かなり安直で愚かな考えでしたね(´ェ`;)ゞ)
レビュアーの登録を娘にしてもらい、日記を書こうとしましたが、書けません。
100件の口コミの投稿が必要、と知って、びっくり。
私なりに頑張りましたが、日記が書けるようになる前に小太朗は死んでしまいました。
結局、小太朗の命を奪ったのは、
あれほど詳しい事を知りたかった炎症性腸疾患ではなく、消化器系の悪性リンパ腫でした。
炎症性腸疾患では治療は長引いても、命を落とす事はないだろうと思っていた私は、
早すぎる死にショックをうけ、自責の念に苦しみました。
また、ちょうどその時あたりに、食べログでは(私にとっては辛い)嫌がらせに合い、
私は落ち込むだけ落ち込んでおりました。
でも、そんな私を励まして下さったのが、食べログで知り合ったかた達でした。
飼い犬の死後の世界の“虹の橋”のお話で慰めて下さったかた。
毎日毎日、足跡をつけて下さったかた。
励ましのメッセージも沢山頂きました。
ブログに自分の思いを書き記すことで、立ち上がろうとしている私を、
多くの方が温かく見守って下さいました。
お陰様で、なんとか、今の自分がいます。
そして、有難い事に、今では、ネット上だけでなく
実際に会って、仲良くお食事などをさせて頂き、友人と呼べるようになったかたもいます。
小太朗がいなかったら、私は、たぶん、食べログのレビュアーにはなっていなかったと思いますし、
この友人達との出会いもなかったでしょう。
そんないろいろな思いがあって、食べログに小太朗の写真を掲載し続けたいと思っています。