ジェットセッターさんが投稿したル・マンジュ・トゥー(東京/牛込神楽坂)の口コミ詳細

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ル・マンジュ・トゥー牛込神楽坂、牛込柳町、神楽坂/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.9

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.9
1回目

2014/12 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

谷シェフの比類ない哲学。

全てのスターシェフの人となりや料理を知ってるわけではないので。エラソーな事を言えませんが、特に異彩を放つシェフの一人だと思います。ル・マンジュ・トゥーの谷昇シェフ。

そう思ったきっかけはシェフの「素描するフランス料理」という料理本を見てから。オーナーシェフという仕事への持論、店一店舗を続けることの大事さやサービスに対する姿勢。全てにおいて一本筋の通ったシェフの姿に感銘を受けました。

行けたのは2014年の秋のディナーです。
ル・マンジュ・トゥーと言えばジビエですが、シーズンが外れた時期だったのでスタンダードなおまかせコースを。

オマール海老をウニプリン。アメリケソースではなくウニソースで仕上げてあったと思います。オマール海老のミソを裏漉したソースも合うにも関わらず、ウニをプリンとソースに採用したセンスはもはや脱帽としか言えません。

メインの牛ヒレのグリルはソースをかけず、肉の素材や最高の火入れ具合で仕上げたもの。
ソースとして楽しむお肉に慣れ親しんでいるせいか、かえってソースのないお肉の仕上がり具合に驚きました。
網目で入れた焦げ目の風味が後押ししてくれているんでしょうね。美味しい。

デザートのマンゴーシャーベットに至るまで文字通りお皿に素描(デッサン)された作品は、見て楽しむ以外のものを感じました。

サービスを提供してくれるマダムと呼ばれる女性の方。谷シェフの″戦友”と呼ばれる方で一度そのサービスを目で見てみたかったのです。常に調理場に顔を出し、仕込みの段階からその日の材料を把握し、その日のお客様が何度目のご来店かなどを把握されているそうです。何でも知っておくその姿は他のお店では中々見られないサービスの本質なんだなと、強く思いました。

一度行きたかったお店でもありますし、天才シェフに対して未熟な僕が感じた事をあーだのこーだの言えません。
でも、行けば感じることが一杯あり、もちろん様々なシチューエーションにおいて料理やサービスで後押ししてくれることは間違いないお店だと思います。料理やサービスの本質がこのお店にはあります。

2015/06/01 更新

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