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夜の点数:4.8
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¥15,000~¥19,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.6
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|CP 4.8
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|酒・ドリンク 4.7
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.6
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| CP4.8
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| 酒・ドリンク4.7 ]
わが人生ダントツの洋食
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2023/06/24 更新
とんかつ界のレジェンド日向准一氏。去年だったかな?NHK「マエストロたちの晩餐会」に出演されてるのを見て、料理への想いや素材のこだわりを熱く語られていたのが印象的で、一本筋の通った職人気質って感じなんだけど笑顔がめちゃくちゃ素敵だったり。それ以来「日向さんの料理を食べてみたい!」と一気にファンになってしまったんです。先日念願が叶いお店に行ってきました。
店は赤坂の紀尾井町ガーデンテラス(旧赤プリ)の3F。そういえば最近鮨なんばとかさいとうとか良い店って商業ビルに入ってるんですよね。店内に入ると、お会いしたかった日向氏が迎えてくれてテンションMax。
これから出てくる料理への期待が膨らみます。
注文したのは17,000円のコース。
季節の食材とか魚とか肉とか。
日向氏が考案したあれやこれやが堪能できる激ヤバコースが本当楽しみで仕方ない。
まず最初に出てきたのがコンソメスープ。
琥珀色に澄んだスープは口に含むとすごく優しい。
この奥行き感は牛肉や香味野菜を丁寧に煮込んで濾してる証拠。一気に胃袋が掴まれ胃袋が目覚める逸品。
コンソメスープをトップバッターに持ってくる演出。
これが日向氏の矜持なんでしょう。
次が冷製トマト煮。まだ口がスープで温いのにグワッと冷製トマトが入ってきて一気に胃袋がととのいました。温のコンソメスープから冷のトマトって流れがニクイ。もちろんトマトも素材の良さが全面出てて甘くて美味い。
3品目が日向氏の真骨頂とも言えるシキンボのとんかつ。シキンボとは豚1頭から数百グラムしか取れない希少部位なわけですが、部位の希少価値はあるものの「とんかつって揚げるんだけど、蒸すもんなんだよ」という日向氏の調理への矜持を味わえる逸品。日向氏はラードと油を半分半分使って揚げるのですが、衣の油で中を余熱で蒸すという日向氏しかできない技術がまじでやばい。豚肉はもちろん長右衛門豚。
4品目は鮑のグラタン。「もうこれは日向さん反則ですよ!」って言いたくなる逸品。
グラタンって海鮮素材と相性良くて、大体海老とか帆立が多いけど、ここで鮑をグラタンで仕立ててくるとは恐れ入りました。ベシャメルソースはきめ細やかで、鮑の旨味もあって美味かった。
5品目はシャトーブリアントとサーロインの和牛ステーキサンド。この日一番歓喜をあげた料理です。2つの和牛を丁寧にカットし、特性ソースとともにサンドイッチで味わう幸せ。噛めば噛むほど肉の旨味と柔らかさを味わえる極上の一品。
6品目はカニクリームコロッケ。ウニとキャビアとトリュフが盛られているんですが、まあこれらがすべてバランスよくてびっくりした一品。最近何でもかんでも贅沢素材を使うお店が多いですが、いやいや日向氏の料理は全て素地と緻密な計算が働いているからうまく出来ているんですよね。普通だったらウニとかキャビアとか肉に持っていくところをコロッケに合わせてくるのは本当に参りました。もちろん最高に美味い。
7品目はハンバーグ。こちらも長右衛門豚の肉で作られてて、肉に甘味があって最高に美味い。
さらに驚いたのはデミグラスソースが濃厚で奥行きがあって、肉の旨味と絡め合いそれがまた最高に美味い。
この後、サラダと帆立カツと続き、〆は金目鯛と甘鯛、ヒラメの塩ラーメン。
全て食べ終えた後。もちろん料理に満足したのは言うまでもないですが、やっぱり日向氏の料理に対する矜持。これに尽きると思います。料理と言うのは同じレシピであっても作る人によって微妙に乖離が生まれたりしますが、やっぱり日向氏の料理人としての経験値や熱量がすべての料理に反映されているんですよね。そして価格も決して高くもないし、この経験は日本人のみならず、海外の方々にも味わっていただき、日本の洋食の凄さを体感していただきたいと思います。また伺います!ごちそうさまでした!