この口コミは、米国紳士さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:5.0
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 5.0
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 酒・ドリンク5.0 ]
思い出に残る大きさを考えれば
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2015/11/10 更新
妻との結婚一周年記念で行ってきました。
僕のお給料からすれば、ここで食べるには旅行を我慢するなどして工面しないと無理な値段なん
ですが、そこは、せっかくの記念日、思い切って清水の舞台、いやランドマークタワーから飛び
降りる位のつもりで決行しました。
結果、本当に行って大正解だったと半年以上経った今でも思っています。 おそらくずっとこの
思い出は残ることと思います。
これだけの思い出に残る大きさを考えれば、こういう背伸びしまくりのレストランも数年に1回
は行きたいなあと思います。
さて、具体的な感想です。
荘厳なオーラがただよう暗闇に光るトゥールダルジャンの看板を入って行くと、なんと廊下だけ
で20メートル位あります。異次元空間へ続くトンネルみたいです。
そして廊下の先がようやく見えてくるとそこには黒服の方が待ち構えていました。
名前を告げるといつのまに現れた格式の高いフランス人に
『マダム&ムッシュー××(=僕らのみよじです)、ようこそいらっしゃいました』
と挨拶されます。
その後、廊下を通り(壁には高そうな絵画やら、有名人のサインが高そうな額縁に飾られたりし
ています)、ついにメインダイニング(?)に到着です。
薄暗い廊下からうってかわり、シャンデリアが光り輝いています。天井まで5m以上はあるかと
いう高さです。 大きな窓の外にはニューオータニ自慢の1万坪の庭園が見渡せるようになって
います。
ここまでの入口~メインダイニングだけで、もうやられっぱなしです。
闇の廊下を抜け、光のメインダイニングに来た僕らはテーブルに案内され、まずはシャンパンで
乾杯です。
ソムリエが来て、今日のワインをどうするか決めます。
ワインは大好きなものの、電話帳位の分厚さのワインリストでソムリエとキャッチボールできる
程ではないので、
「予算は**で、2人で飲む量として、白ハーフかグラス、赤はフルボトルで、白と赤の好みは
**で、料理に合わせてください」と告げ、ほっと一息。
もっと話せたら楽しいだろうな。
ワインも無事決まり、あとは楽しむだけ!
料理が順に運ばれてきます。
この運ばれ方が凄いんです。
まず、1人がお盆に僕ら2人の皿を自分の胸より高い位置に掲げて(まるで王様に宝物を持って
いくかのように)僕らのテーブルに来ます。 次に、他の2人が、その皿を取り、僕と妻の目の
前に置きます。
そして、目配せをして、同じタイミングで皿の上に乗ってる銀色の金属のふたを皿から持ち上
げるのです。 そこで初めて皿に乗ってる料理が視界に飛び込んでくるというわけです。
なんとも下手な表現だけど、三谷幸喜のドラマ 「王様のレストラン」で同じシーンが出てき
たのでそれを覚えてる方はイメージ湧きやすいかもしれません。
グランメゾン慣れしてないので、こういうのに感動しているのは御愛嬌で(笑)
料理の写真は、撮影NGと知っていたので(まあ理解できます)、お店の方に厨房で撮って
もらうことにしたのですが、手で受け取るのではなくパッと白いナプキンをぱっと出してそれで
デジカメを受け取るという技でした。 こういう細かなところにも感動です。
食べたものは
クリュスタッセのバヴァロア 鮑と北海ウニの薔薇模様
帆立貝のポワレと菊芋のアンサンブル トリュフのラメルに魅せられて
琥珀色のコンソメカナー フュメ香るマグレと共に
幼鴨のロースト ”マルコポーロ”
アイスクリームとソルベの円舞曲
小菓子
料理は、期待を超えるうまさでした。
相当期待していたものを超えるということはなかなかあることではありません。
一番美味しかったのは、帆立貝のポワレと鴨でした。
特にソースが超濃厚で美味しかった。帆立は白ワインとバターソースのような感じでした。
鴨は4種類の胡椒がとても際立っていました。
他にも、「パンも美味しいです」と話したら、無口だと思われた彼がにこっと笑って「ありがとう
ございます!なくなったら飛んでまいります」と言ってくれました。厳格なサービスと、このよう
な柔らかいサービスの両方もばっちり。 凄い。
食後のコーヒーも、今まで飲んだコーヒーでベスト5に入るようなとても美味しいものでした。
2時間半ほどゆっくり楽しんだ後、名残惜しいがこの素晴らしい時間も終わりの時がやってきまし
た。暗い廊下を通り、現実世界へ。 『ナルニア国ものがたり ライオンと魔女』のタンスを思
い出しました。