おどる宝石さんが投稿したvilla del nido(長崎/多比良町)の口コミ詳細

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villa del nido多比良/イタリアン、イノベーティブ

1

  • 昼の点数:4.8

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2017/06 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

伸びやかに感じる、海と土地の恵み

☆近場の素材を多く取り入れ、センスあふれる料理!
☆ワインは基本ペアリングだけとのこと。量も3段階、味もとても好ましかった
☆郊外の伸びやかな雰囲気ながら、田舎くささや雑さはなく
☆駅からも遠くない、十分歩けるし、民家が並ぶ道で分かりやすい
☆近隣に宿泊もあるようなので、夜でも安心だ
☆昼も夜も基本同じコースのようだ
☆予約を必ず。お一人様でも大丈夫

☆★庭にはブランコがあり、おしゃれだ。
  窓からオリーブの木が見えて良い。
  ただ、同時に瓦屋根が見え、ここが日本であることを思い出す。
☆★ちょっと郊外なのでアクセスは考えたい。熊本からのフェリーもあり

備忘録。
カプセルホテル等で節約をしているのだから、食事くらいは
何か美味いものを。
本当は一人でないほうが良かったが、残念なことに事情で、今回かなわなかった。
お一人様でもご対応頂けたので、感謝である。

晴れて気持ち良い日。駅からは歩ける。通りすがりの学生が
挨拶をしてくださる、郊外の風景。

しばらくすると外国の一軒家風のお店。
庭にブランコがあり、オリーブの木。何だか日本に
いるのにイタリアの田舎(イメージだが)にいるようだ・・
シェフの地元であるそうで、のんびりした時間が流れていた。
奥様も気取らない、暖かい接客、雰囲気にぴったりの笑顔が印象的。

7,000円の昼のコース。(3,500円のと二種)
お水もワイングラスで出るが、ワインペアリングを注文。
フルだけではなく、ハーフやミディアム量も対応頂ける。
今回はここまで来たのだからと、フルで5杯。

突き出し 出島 ヨーグルト 発酵胡瓜(メニュー表のまま記載)
鳥の巣の玉子風の見た目。いきなり可愛らしい。つまんで頂く。
出島というジャガイモをバリバリに揚げ(時間かかりそうだな~)、
イモの旨味凝縮。その中にまろやかなヨーグルト、漬物的酸味の胡瓜。
この相性の良さ。オリーブオイルにマイクロバジルが美しい。
最初から期待に胸が高まる。

前菜 有明海 鱚 茄子
有明海のキスのフリットに酢漬けの茄子のペースト。
キスはあつあつ、さくさくっとして臭みはもちろんない、
茄子の皮のパウダーが黒色を添えている。
ナスは少しねっとりとして、酸味が心地いい。
わずかなオクラが鮮度が良いのか、喉の奥で香る、
夏らしいと思った。

基本的に野菜も近隣産、奥様のご実家から取り寄せたものも。

これらに合わせたのが、マルスレットプロセッコ。
フレッシュで、少し甘さはあるが、きりっとして美味しかった。
(私はワインも全く詳しくないし味覚も怪しい、感想はアテに
しないでほしい、ただ、全般とても相性が良かったと思うし、
ワインは基本全てイタリア産のようだ)

次の前菜はインサラータ。
烏賊 キャベツ セイゴ ビーツ

烏賊はヤリイカだそうだ。刻んであり、半生に仕上がっている。
ダイダイの皮が散って、下にまず敷いてある。
その上に、甘酢のキャベツ、皮目のみ焼いたセイゴに、
ワインレッドのビーツをゼリーシートにしたものが
かぶせられ、下が透けている。美しい!!!!
フェンネルが散っている。
イカの歯応え、セイゴの皮の香ばしさ。軽い酸味が
爽やかな初夏らしい、
うまい!!!
これには、チーロビアンコという白ワインが出た。
フルーティな感じ、しっかりした風味で、コクがあり
相性が良く思えた。

パン
湧き水フォカッチャとライ麦パン
フォカッチャのほうは外は固めでばりっとして、
中はかなりムチムチ。ローズマリーが香った、
小麦は外国産らしいが美味しかった。

ライ麦はキメの細かい、ちらちらレーズンが入ったもの。
酸味や水分も過ぎず、赤ワインやメインととても好相性。
これも美味しかった。おかわり、おかわり。

リゾット あさひ米 夏野菜 桑田自然鶏

これはかたつむり農園というところの米だそうだ。
パプリカのリゾット。鶏は、肉ではなく、
自家製の鶏節がハラハラとかかっていた。
粉チーズがかかり、全体を一緒に頂くと、バランスが
とても良い、食感も含めて美味い!!

アンセルミという白ワインと合わせた。赤色だから赤か(爆)
という素人考えはハズレ、甘いパプリカの旨味に、ワインの
華やかな味わいが良い相性だった。美味い~!!
初夏の昼の陽光にぴったりなリゾットに思えた。

パスタ 手打ちパスタ タリオリーニ 赤崎牛ラグー
手打ちの麺、玉子が多い感じで歯切れが良い。
ラグーも肉の繊維はしっかりで脂身は控え目で、
柔らかく食べやすい、ソースは濃厚。少し粉チーズ。
シンプルながら美味しい。先ほどまで陽光の下のような
気分だったが、メインに向けて落ち着いた気分になってきた。
これに合わせたワインは、アンジェリーノマウレ
という赤だった。ちょっとそれだけだと、結構癖があった
気がするけれども、重くはなく、ソースとは相性が良かった。

お肉 鳩 アスパラ
トスカーナの鳩だそうだ。
シンプルな調理ながら、火入れ、肉の旨味が素晴らしかった!
鳩、私などはほとんど食べたことがないものだが、
嗚呼うまいな~
ワインは果実感があり、飲みやすいながらしっかりした
美味しさで、嗚呼、フルサイズにしておいて良かったと
思ったものである。(サグランティーノモンテファルコという赤だった)
赤ワインと鳩の出汁でとったソースが美味い!!!
ライ麦パンと鳩、ワインがぴったりで、大満足である。
アスパラも非常に味が濃くて美味しい。

チーズまたはドルチェ

ドルチェにした。焼いた桃、これも走りの長崎の桃、
フレッシュで甘さも軽やかで品良く美味しかった。
その上に軽い甘さのフロマージュブラン、お茶のクランブル。
うまい~~!コーヒーも何と、長崎の小浜の珈琲とのこと。
軽く飲みやすい珈琲だった。

これで12,630円(注、ペアリングワインの内容によって多少変動すると思われるが)
長崎のランチにしてはとても高いが、とてもお値打ちに思えた。
他にお客様がいらっしゃらず、駅まで車でお送り頂けた。
アクセスが良くはないが、もっと人気が出ても全くおかしくないと思う。

一皿、一皿、どれもセンスとバランスが良く、ワインもぴったりの
長崎の自然を活かしきった料理。
伸びやかな時間と空気を感じられる、ここは絶対再訪したい!!!

  • 駅前に国見タクシーの案内が

2017/06/09 更新

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