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右手前が麺打ち台
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麺切り中
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麺茹で中
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なぞのだるまさんは小銭入れ
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商標
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釜揚げうどん
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釜揚げうどん
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かけうどん
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かけうどん
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こあがり(他にカウンターあり)
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おぴっぴ さん系列店のこだわりシリーズ4店目であります。後段に、おぴっぴ系列4店舗の来歴をわかる範囲で記載しましたので、仮にお時間ご興味のある方がいらっしゃる場合はご覧になってやってください。
昼前の一番客であったため、切りたて、茹でたて、だけに留まらず大幸運にも、伸ばしたてまで堪能できるチャンスに巡り合えましたので、うどん飲みとしては、最高の幸せですし、うどん職人としても腕前を客に見せるには、絶好のタイミングであったと思います。うどん屋は生き物ですから、いつもこうなる保証はありません。
もちろん、手捏ね、寝かし、足捏ね、菊もみ、手のばし、手切りの全工程完全手打ち讃岐うどんに間違いございません。手切り方法はこちらでも麺切り台によるものです。おぴっぴ系列4店舗に共通の鉄則であることがわかりました。
当店舗は、麺切り台を使いこなした店主様の技が取り分け冴えています。麺切りのピッチが相当に早く、麺切り台につれ店主様の上半身が躍動します。
それを見ているだけですがなにか、すごく期待感が高まります。
先にふれたとおりでして、茹でたての釜揚げうどん550円は時間にして7分間の茹で時間となるあいだ、大きな専用釜でたっぷりのお湯で茹でられます。贅沢ですが基本です。
菊ねりしたうどん玉一個で、7~8人分はとれるのでしょう。釜揚げうどんを取り分けた、残りの茹でたてうどんは、茹で釜に隣りあわせた設計の大きめの水洗いシンクでこれまた贅沢な大量の冷水を使って、一気にキリッと締められていきます。
戴きました釜揚げうどんは、麺線のよじれぐあいが最高でありますが、写真の腕も悪く本来の素晴らしさをお伝えできておりませんが、飲み麺として断面も手頃な作りであり、ちょうどよい太さと長さで、麺線はところどころ不均質に、そしてうまくよじれがはいっています。
するするぅぅぅっと、のどを通過、その際のど周りをビブラートして、麺の由来や出自来歴をささやきます。そして、最高のかえしだし、上品な九条ネギ、そして絶妙な量の生姜が、麺のよじれにのって運ばれます。適量のだしをさえずりつつ、ぁ っという間の完食です。
釜揚げうどんを飲みながら追加でお願いしていました、かけうどん430円も釜揚げうどんの完食と入れ替わるような絶妙のタイミングで到着します。こういうのに惨敗する性質ですので参りました。
気がつけば奥様もカウンターに出てお見えになり分業でそのように間に合わせていただいておりました。
お陰さまで楽しい食事になりました。かけうどんも、すごくうまい。確かに、先ほどの茹でたて、締めたての最有利な好条件であったとはいえ、少し宗田節のはいった総合かつお節系の濃いだしは、麺線によくのってうまくさえずることができました。
うどん粉は日清製粉製のブレンドです。他の3店と同様にクリーム色ではありません。ましろしろの漂泊系です。
理想を言えば、本日のこの理想的なタイミングに加えて、伊吹いりこだし、薄口しょうゆ、さぬき黄金うどん(うどん粉の種類で県外不出とされるクリーム色の非漂白粉)が揃うとなれば、讃岐うどんの最高峰の完成となります。しかしこのお店はこのお店で、なかなかもう大したものでございました。
さて、食後、店主様と奥様とうどん講評の会が楽しくできました。お客様がお一人見えただけだったからです。
本文冒頭でアナウンスさせていただいた、おぴっぴ系列4店舗の組織編成上の経緯や店主様間の徒弟順などについて、相当程度に判明してまいりました。
結果、この4店舗にこだわってきてよかったと心から思えましたので、以下にその骨子を簡単に記しておきます。
西新橋の店主様を社長、以下、各関係店舗店主様の奉公時代の前後関係によりその古い順番から、成田富里太郎、板橋赤塚次郎、船橋丸山三郎と呼びます。以下、簡単に社長、太郎、次郎、三郎と略します。
ここ三郎の店主の実兄と社長はかつて麻布高校の同級生でした。社長は頭脳明晰、しかし非凡の人物で今年64歳になられます。
学内席次ではつまり現役合格が確実であると周囲から見られるなか、一浪。浪人中、ふと単身香川高松に旅行した。戻ってきて、いきなり、うどん屋になると宣言して周りを驚かせます。
西新橋に店舗を構えるに至る、社長のうどん奉公先、その過程であるとか、開店資金の調達状況などまだ解明するべきなぞは残っています。
しかし、そういう異色の経歴ですから、名門進学高校の同級生同窓生を中心として固定客には中央官庁や弁護士が多かったし今も多いのですが、西新橋の立地はこのような中心顧客層への利便性が高いことを最大の要件として、頭脳明晰に選択された可能性をつよく感じます。
社長の奥様が讃岐高松の仏生山町内のお寺ご出身です。仏生山の隣にはエン座(円座)村があります。いまは市町村合併で共に高松市に包含されているところです。
エン座長谷川さんの名称の由来は、食通団がその名称を耳にしたとき以来気になっているわけ有りですが、別の話ですのでこれ以上はここではふれません。
社長のもとで、太郎は10年間の奉公を務めあげます。次郎が続き2年遅れて奉公を始めた三郎が3年間の奉公を終え、おぴっぴという商標の使用許諾を三者三様に社長から口頭契約にて受け取ります。霞ヶ関の特許庁に極近いので知的財産権への配慮も磐石です。
さらに弟子はもう一人横浜にいましたが今は3人だけになっているそうです。
ここの三郎が社長に奉公に出るにいたった経緯はわかりませんが、社長が実兄の同級生ということもあって太郎や次郎にくらべ、社長に一番かわいがってもらったのではないでしょうか。だから、社長の教えから一番自由奔放で、しかも、いい意味できちんとしていません。
店内の清潔感という意味では、他の3店舗にくらべ格段に劣りますが、タイミングを得られれば最高の仕事を味わうことができます。今日みたいに。
八千代の5点満点店さぬき さんとはどこか類似性を感じる点が多く今後さらに期待できます。
4店舗まわってみて、この店が一番ですね、東京一かもしれませんねと申し上げたところ、ニヤ^^としてここは千葉です、と返事されました。
麻布高OBの弟だけのことはありますね。齢50代後半とお見受けいたしました。再訪間違いありません。