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食通団 ψ(´ڡ`♡) 66の食事タイム since Nov 12, 2007
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1回
昼の点数:4.5
2010/09 訪問
本格手打ちうどん
訪問二回目にして営業日にお昼にいけました。今回、すばらしいうどんにめぐり合えました。いつものように、粗末な喉と舌で、戯れ言ですから、と気の抜けたコメントはできないほどの、すさまじい気合のお店でございました。参りました、はははー。ほぼ満席のお客、麺のささやきを聴くためと、「むさしのエン座」さんとの比較上、温いかけうどん600円、と、冷たいもりうどん600円、の二種類をこの順番で。こちらのお店は一日80食しか出せない理由が徐々にわかってきました。出藍の誉れというべきでしょう。事前学習の結果この季節平日のうどん粉は、「讃岐すずらん」100% だと思ったのですが、店舗内に 同一製粉会社の「白バラ」のディスプレーがありました。いずれにせよ地元の農林61号粉のブレンドはないなと想定。この時点で讃岐うどんを覚悟。しかし、出てきた麺を見ると、明らかに全粒粉がブレンドされており、しかもところどころ「ふすま」が小さく凝集していて表面に讃岐うどんとは差別化された斑点を浮かび上がらせている。この凝集作業はひと手間かけていますが高度の営業機密です。全体に、お店自ら、全工程完全手打ちうどんと唱えているとおりの、お見事な仕事でした。ツルツルとは違う粒だった表面、不均質な断面、よじれただし運びのよい麺線、筋状のエクボ線、エッジの立ったお見事な本格手打ちどんです。粉をこね、踏んで、ねかして、又、踏んで、手で捏ねて伸ばして、手できった、水と塩だけの全工程完全手打ちうどんに間違いございません。粗末な喉と舌でもわかるうえ、店主に聞きましたから間違いありません。写真を撮らない分会話でカバーさせていただいております。麺きり台を使いこなす高難度テクニックの持ち主は、隣接するうどんの幅とは違う幅を実現するために、上げ角を変化させて切り分け、かつ、よじりをいれて切っている。このテクニックは讃岐でも希少性があり、それ以外では「本場手打ちうどん さぬき」の店主だけが独占している技であると思っていたが、同じ仕事をモノにしている、やります若手がここにいてくれました。かつ、お若い分、より冒険心に満ちて不均質を楽しまれていて仕事の元気がよい。よいですねぇ~。淡いクリーム色の本場讃岐うどんを提供する「さぬき」さんと、武蔵野風で朴訥に見えて実はすごい技を凝らした「エン座 長谷川」さん。私見ですが、うどん麺的には武蔵野も讃岐も両店舗に関する限り、本質上はおなじものだと思います。若い店主様も食べ方が違うだけで、うどん麺そのものは目指す方向性、手間は同じであると認めておられます。今後が楽しみな輝く眼をした職人さん。奥様もうつくしく素敵なかたです。このようなうどんにめぐり合えたら、戯れ言でもなんでもなく、ほんとうはうまい醤油だけあれば十分でございます。するするするーっとうどん一本のんで、のど周りのビブラートを楽しみ、だしのさえずりを堪能いたしました。ぁ っという間に二杯完食です。ご馳走様でした。
2015/02/16 更新
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知人・友人と
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日本酒あり
焼酎あり
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カップルシート
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ソファー席
座敷
訪問二回目にして営業日にお昼にいけました。
今回、すばらしいうどんにめぐり合えました。
いつものように、粗末な喉と舌で、戯れ言ですから、と気の抜けたコメントはできないほどの、すさまじい気合のお店でございました。
参りました、はははー。
ほぼ満席のお客、麺のささやきを聴くためと、「むさしのエン座」さんとの比較上、温いかけうどん600円、と、冷たいもりうどん600円、の二種類をこの順番で。こちらのお店は一日80食しか出せない理由が徐々にわかってきました。出藍の誉れというべきでしょう。
事前学習の結果この季節平日のうどん粉は、「讃岐すずらん」100% だと思ったのですが、店舗内に 同一製粉会社の「白バラ」のディスプレーがありました。いずれにせよ地元の農林61号粉のブレンドはないなと想定。この時点で讃岐うどんを覚悟。
しかし、出てきた麺を見ると、明らかに全粒粉がブレンドされており、しかもところどころ「ふすま」が小さく凝集していて表面に讃岐うどんとは差別化された斑点を浮かび上がらせている。
この凝集作業はひと手間かけていますが高度の営業機密です。全体に、お店自ら、全工程完全手打ちうどんと唱えているとおりの、お見事な仕事でした。
ツルツルとは違う粒だった表面、不均質な断面、よじれただし運びのよい麺線、筋状のエクボ線、エッジの立ったお見事な本格手打ちどんです。
粉をこね、踏んで、ねかして、又、踏んで、手で捏ねて伸ばして、手できった、水と塩だけの全工程完全手打ちうどんに間違いございません。
粗末な喉と舌でもわかるうえ、店主に聞きましたから間違いありません。写真を撮らない分会話でカバーさせていただいております。
麺きり台を使いこなす高難度テクニックの持ち主は、隣接するうどんの幅とは違う幅を実現するために、上げ角を変化させて切り分け、かつ、よじりをいれて切っている。
このテクニックは讃岐でも希少性があり、それ以外では「本場手打ちうどん さぬき」の店主だけが独占している技であると思っていたが、同じ仕事をモノにしている、やります若手がここにいてくれました。かつ、お若い分、より冒険心に満ちて不均質を楽しまれていて仕事の元気がよい。よいですねぇ~。
淡いクリーム色の本場讃岐うどんを提供する「さぬき」さんと、武蔵野風で朴訥に見えて実はすごい技を凝らした「エン座 長谷川」さん。
私見ですが、うどん麺的には武蔵野も讃岐も両店舗に関する限り、本質上はおなじものだと思います。若い店主様も食べ方が違うだけで、うどん麺そのものは目指す方向性、手間は同じであると認めておられます。今後が楽しみな輝く眼をした職人さん。奥様もうつくしく素敵なかたです。
このようなうどんにめぐり合えたら、戯れ言でもなんでもなく、ほんとうはうまい醤油だけあれば十分でございます。
するするするーっとうどん一本のんで、のど周りのビブラートを楽しみ、だしのさえずりを堪能いたしました。
ぁ っという間に二杯完食です。ご馳走様でした。