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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.5
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク3.0 ]
ラーメンの殿堂入り決定
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究極の一歩手前、せたが屋ラーメン
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まさに「麺を食す」つけ麺
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2013/08/22 更新
せたが屋らーめん(全部入り)。
品川は東京での定宿のホテルがあるので、今も頻繁に訪れているのだけど、京急品川駅高架下にあるラーメンのテーマパーク、「麺達七人衆 品達ラーメン」にはこれまで一度も行ったことがなかった。ラーメン好きとしては行っておかねばと思い、初めて訪れてみた。
ラーメン店は7軒と思いきや、一回りしてみると、11軒ほどあったように思う。お店は最初から「せたが屋」と決めていた。お客の評価も高いし、単なる勝手なイメージなのだけど、関西には将来的にも出店しそうにないお店だと感じたからだ。
ラーメンは具材がすべて入った看板ラーメンを注文。麺は中細ちぢれ麺、具材は味付玉子、四万十川あおさ海苔、チャーシュー、メンマ、海苔、なると、玉ねぎのみじん切りなどが入っている。スープはかつお出汁の香りが高い。
今まで食べた魚介系ラーメンでは最高の味だ。つい先日、大阪・福島の「みつ星製麺所」で和風ラーメンを食べたのだけど、魚介に豚骨スープを合わせるのはかなり無理があるように感じた。このスープのように、やはり魚介には醤油が王道だと思う。
スープは香り高く、澄み切っていて見た目にも美しい。あっさりしているのだけど味に力強い主張がある。さすが関東は醤油文化、ソース文化の関西と違い醤油のセレクト、そして濃さが絶妙だ。魚介出汁と相まって上品でコクのあるスープに仕上がっている。
麺は小麦のクセが微塵もなく、適度な弾力で食べ易く、甘みを感じる。そしてまた具材が素晴らしい。味付玉子はスモークしたような香ばしい香りがあるし、チャーシューもすば抜けて美味しい。そして四万十川のあおさ海苔が、絶妙なアクセントになっている。
テーブルにはコショウ、一味唐辛子に加えて「ガツン汁」と書かれた魚介醤油出汁が置いてあった。ラーメンの半分くらいはそのまま食べ、途中からこの出汁を足してみると、スープのコクがよりいっそう増した。この出汁の濃度が濃いものが、つけ麺のつけ汁のようだ。
そしてつけ麺。神戸人にとっては苦手な極太平打麺なのだけど、これが驚くほど抵抗感なく食べられる。もちもち感がなくて軽いので、胸焼けしないのだ。麺じたいの味もラーメンのちぢれ麺と同様、小麦臭くなくて甘みのある美味しい麺だ。
とことん細部にまでこだわった、ラーメンの究極の姿が見えたような気がした。魚介系とは名ばかりで胸焼けするラーメンが多い中、このラーメンは間違いなく本物だ。食べ終わった後、店員さんに「ありがとう」と感謝したくなるような、抜群に美味しいラーメンだった。
欲を言えば、この魚介スープには柚子コショウが確実に合うと思われるので、ぜひテーブルに加えて欲しいと思った。いやぁ、でもそうなると、あまりに完璧過ぎて飽きが来てしまうかもしれない。究極まであと一歩、未完成のままのほうが良いのかもしれない。