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昼の点数:4.5
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 酒・ドリンク4.0 ]
和食の小宇宙
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松花堂弁当
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2017/09/08 更新
松花堂弁当。
年に1度の人間ドック。先端医療センターでPET-CTやMRI検査を受け、少し移動し西記念ポートアイランドリハビリテーション病院で最後の検査を受けると、ちょうどお昼時に。
病院の喫茶スペースで、人間ドックのコースに入っている松花堂弁当を出してもらった。神戸ポートピアホテル南館4階にある「神戸たむら」製。正統派の懐石料理のお店だ。
松花堂弁当の原型は、江戸時代初期の茶人『松花堂昭乗』の愛用した煙草盆であり、これを弁当箱に使ったのが「吉兆」の湯木貞一氏。懐石料理の流れを汲むもので、「吉兆」が元祖といえる。
今回の松花堂弁当は、真ん中から十字に仕切ったオーソドックスな四ツ仕切。「吉兆」では右奥が向付、左奥が御菜、左手前が煮物、右手前が飯になる。「神戸たむら」はどうだろうか。
今回のお弁当を見てみると、右奥が向付、左奥が御菜、右手前が煮物、左手前が飯になっているので、「吉兆」とは右手前と左手前の配列が逆。個人的には、飯は右手前のほうが食べやすい。
左奥の御菜に、焼魚が入っている。超うまい。野菜類の味付けも絶妙。右奥の向付はローストビーフ。口の中でトロける。右手前の煮物、こんな美味しい煮物は食べたことがない。
左手前の飯は、じゃこご飯。じゃこの味付けや煮具合が絶妙。梅干しと、奈良漬け付き。朝食抜きで検査をしたので空腹だったのだけど、それを割り引いても最高に美味しいお弁当だった。
弁当箱は面積が制限されているので、どの料理もカットが小さい。でもすべて素材の味が最大限に引き出されていて、味の奥行きがすごい。この小さな空間に、和食の神髄を感じた。