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夜の点数:4.5
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¥15,000~¥19,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味4.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
中華料理の真髄
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見た目にも鮮やかな前菜
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フカヒレ100g。いうことなし。
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新鮮な海の幸
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ど迫力北京ダック。いうことなし。
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北京ダックバーガー
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あっさりさっぱり冷麺
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色とりどりのデサート
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2013/07/20 更新
フカヒレと北京ダックのコース。
神戸の中華料理の老舗は殆どが北京料理であり、中華街の外にある。中華街のお店は殆どが福建人の経営で、昔は日本人が気軽に立ち入るような場所ではなかった。だから看板に「広東料理」とあっても、大抵は福建人が作る福建料理だった。
なので家族で中華料理を食べる場合、北京料理のお店ばかりだった。中華料理の中では最も馴染みが深く、その味わいは脳裏に刷り込まれている。香港あたりで食べる広東料理も確かに美味しいのだけど、僕の中ではザ・中華料理といえば、やはり北京料理なのだ。
この日は仕事帰りに訪問。平日だったせいか店内はガラガラに空いていた。これはゆっくりと、落ち着いて食べられそうだ。最もリーズナブルな、12,600円の「四大珍味席」というコースを注文。このコースだとフカヒレと北京ダックの両方が味わえる。
・アワビ入り冷菜盛り合わせ
・フカヒレ姿の醤油煮込み
・海の幸の豆鼓(トウチ)炒め
・焼き北京ダック
・広東旬野菜の香り炒め
・海の幸の特製冷麺
・燕の巣入り特製デザート
以上の7品。
まずは前菜の冷菜盛り合わせ。見た目にも美しく、食べるのが楽しくなる。最初のツカミとしては最高だと思う。四川料理のよだれ鶏もとても美味しい。珍しいのは、冬虫夏草。このような漢方素材を中華料理で食べるのは初めてだ。滋養に優れているので、食べて健康になる前菜だ。
そしてフカヒレ。はっきり言って、このフカヒレは日本一だと思う。フカヒレといえばどうしても「筑紫樓」と比べてしまうのだけど、スープの味やフカヒレの食感では、このお店のほうが上だと思う。スープは芳醇で奥深く、フカヒレは歯触りが素晴らしく、濃厚な味が滲み込んでいる。とにかくむちゃくちゃ美味しい。
海の幸の豆鼓炒めは、アワビの殻に数品。素材の新鮮さが伺える。メインのアワビの身が一番下に隠されているのが奥ゆかしく、心憎い演出だと思う。
そしていよいよお待ちかねの北京ダック。2人だと半羽で、1人4切れほどになる。見た目から食欲がそそられる。ちゃんと目の前で切り分けてくれる。包んである薄餅は極薄なので、口の中でモチモチしない。北京ダックの濃厚な味をシャープに味わえる。この北京ダックも、やはり日本一だと思う。
続いて広東旬野菜の香り炒め。香り炒めというだけあって、スパイシーで食欲を再度そそる香りがする。箸休めなのに、ちゃんと存在感がある。食感は空芯菜によく似ているのだけど、もっと食べやすい。青菜独特の苦味がまったく無く、瑞々しくて美味しかった。
そしてシメの冷麺。冷麺といえば韓国なのだけど、中華料理で丁寧に手を加えると、このように上品で繊細な料理になる。口の中がサッパリして、清涼感を感じる一皿だ。
そしてデザート。いつもはコース料理のデザートにはあまり手を付けないのだけど、このデザートはアイスクリーム以外はすべて完食した。まぶしてある金箔は少しやり過ぎ感があるのだけど、全体的にはとてもセンスのいいデザートだと思う。
飲み物は、まずはビールで乾杯、そして紹興酒の飲み比べセット。2,980円で5年、10年、20年ものを飲み比べることができる。その後は日本酒の明鏡止水を飲み、ラストは赤ワイン。ちゃんとワインリストがあり、種類も豊富だ。
このお店の料理は、地元神戸には存在しない。日本に数多ある中華料理店の中では、卓越した存在といっていいと思う。やはり銀座は日本の繁華街の中心なのだということを、改めて実感させられる。