レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
3位
1回
2017/03訪問 2017/03/27
予約もせず、いきなりの訪問。
かろうじてカウンター席に陣取ることができた。
ネタケースは電気でなく氷での管理。
なんとも懐かしくもある味のある空間。
店の方も大勢いらっしゃる。
客層もご年配の方を中心に若い方もちらほら。
この日は寒かったんで、日本酒を燗につけてもらう。
コースが多いと伺ったが、好きなものをちょいちょう注文することにした。
比較的飲みやすい燗酒だったのでサヨリのお造りから。
大きめで厚みもしっかりだが、透明度が抜群。
鮮度維持がしっかりなされてる。
当然ながら美味。
純吟のしっかりめの酒に切り替え、オコゼを煮付けてもらった。
小ぶりながらもしっとりとした身に舌鼓。
至福やねえ。
握ってもらいます。
まぐろ・赤貝・海老・雲丹・鰻。
美味しかった。
わたくしもそうだが、このクラスになると多少は店主との相性等も含めて、
味の好みもあるもんだが、こちらは誰が食べに行っても納得できるんじゃあないでしょうか。
遠い昔、先輩上司に1度だけ連れてきてもらった記憶がある。
その時は若造で緊張もあったやろうし、不慣れな一流店で、店内の雰囲気しか覚えてない。
今回行ってみて、ええ店に連れてきてもらってたんやと改めて感謝な気持になる。
ええ年なった自分も、たまにゃあせんとあかんなあって思う。
ごちそうさん。
4位
1回
2017/12訪問 2021/08/31
【2019.1再訪4回目】
ラーメンでわざわざ30分以上かけて行くのはこちらが初めて。
今回は鶏白湯。
【2017.12初訪問】
こちら2人で訪問です。
所用で武庫川へ。
滅多に来る事がないこの辺り、昼飯時を大きく過ぎてしまったが、
どこで食べようかと検索。
やたらと点数が高いこちらがヒット。
歩いてすぐやし。
この辺なら行列もないだろうと向かったが。
見事に店前で並んでるやんか。
ウェイティング2組くらいか。
でも5分もしないうちに中に入れました。
10席もあるかどうかのこじんまりした店内。
御夫婦らしき方々と若い女性との3人で切り盛りしていた。
注文したのは、
塩 800円
醤油 800円
ふわ玉丼 350円
さて、出てきた塩らーめんから頂きます。
鶏もも、鶏ムネ、豚バラチャーシューの3種類がトッピング。
スープを1口。
なんじゃこの旨さ!!
優しくもあり、奥の力強さもあり、塩度塩味も尖って無くまろやかなスープ。
これほどまでに自分に合うラーメンとしてのスープは初めてです。
鶏のローストもいいけど豚バラも旨いねえ。
醤油もスープ頂きましたが旨かったです。
食べログのレビューを始めて、一番のラーメン屋です。
そしてラーメン屋に執着するのも初めてです。
他のも色々食べてみたい。
アットホームな雰囲気と愛想の良さも抜群でした。
ごちそうさま。
5位
1回
2017/08訪問 2017/09/13
以前、ステーキの福田に行った時にこちらがオープンする事は聞いていた。
すぐには行けず、しばらく経って今回初訪問。
入り口の扉、面白いですねえ。
斬新で格好ええやんか。
「肉」の小窓もいいねえ。
このファザードでつかみOKやな。
店内1階はL字のカウンター席のみ。
2階と3階は掘りごたつのテーブル席となっているらしい。
わたくし達は1階のカウンターでシェフのパフォーマンスを見ながら楽しむことにします。
最初に薩摩牛ハラミにブランド玉子「龍の卵」のユッケね。
これにてんこ盛りでサマートリュフをシェフがかけてくれる。
こりゃあ堪らん味やね。
ユッケダレもいい。でも何故か画像紛失。
幻のハラミと特上タン10㎜厚切りを焼いてもらいます。
フランべした後カットしてくれて、前出の玉子とトリュフに付けて頂く。
旨いわ。
皆のサービスも自然体で心地いいね。
若いスタッフがそこを理解した時、この店は完成度高いやろうなあ。
今でも充分いい店やけどね、ここまで来たら完璧な「北新地はらみ」を見てみたいなあ。
ごちそうさん。
6位
1回
2017/11訪問 2017/12/29
リッツ・カールトンでの鮨です。
花筐は店内に入ると別になってます。
1つの屋号で、寿司、炭火焼、会席、鉄板焼、天ぷらの5つのお料理をお楽しめれるよう、
店内でセクション分けされている。
今回は鮨のカウンターで楽しむことに。
カウンター中に立ってる料理人の背面には中庭が広く見える。
ライティングも上手い具合に雰囲気を出している。
コース料理は設定されてるが、こういう店ではお任せで自分の好みを伝えるのが一番。
一応アラカルトで流れを作ってもらう。
最初のアテの煮タコ、抜群に旨かった。
お造りはそれなり。
河豚の白子も普通。
握りの方はシャリがいい。
シャリは鳥取県の古米を使用。粒が大きく、適度な硬質、水も同じ鳥取県のものを使用。
味、型、食感共に良かった。
寿司醤油まで美味しかったなあ。
日本酒もある程度ラインナップが揃ってるので、自分好みは見つかると思います。
間を取れる会話、提供のタイミングもわたくしには丁度よく。
いい時間を過ごせれました。
ごちそうさん。
7位
1回
2017/10訪問 2017/11/11
北新地で行きたかったBARがあったのだが、ネット情報とは違って何故かお休み?
そういう時はさっさと諦めて違う店に矛先を変える。
以前知り合いから聞いていたこちらまでやって来た。
1階は藤田さんとこのガレットの店。
そこの2階に店はあります。
1階入り口の扉がそそられます。
非日常空間へようこそ!的な期待。
中に入ると意外と落ち着いた和のテイストなデザイン。
カウンターの中には着物を着たマスター。
「そっちかっ!」
予想を裏切るギャップさやったね。
オヤジなわたくしは本来こういう空間の方が好きです。
和と思いきや、ワインなBARなんよねえ。
しかもラインナップがとてもいい。
シャンパンをグラスで出すところがまた店としての自信の表れやね。
最初はドライフルーツでワインを何種類か楽しんでいくうち、
フルボディーにきた辺りでしっかりした固形物が欲しくなる。
マグレ鴨のコンフィを頂きます。
これは旨かった。カトラリーも拘り感あって尚いいね。
空間だけでなく、細部のセンスに気付くと会話も楽しくなる店でしょう。
最後にグラッパで〆る。
日本初の国産グラッパで甲州ものらしい。
初めて飲んだが旨かった。
今度は女性と来よう。
ごちそうさん。
こちら、寿司ジャンルにおいてトップクラスを狙えると期待します。
2017年内でこの店のクラスに出会えるかどうか?
感動に近い感心させられることが多かった。
過剰なパフォーマンスは無く、それに慣れてしまってると物足らなさがあるかもしれない。
本質を大事に、そういう意味でこちらにハマってしまった。
店主の謙虚でさりげない気遣い、人の良さが伺える笑顔、モダンながらにも落ち着く空間。
カウンター席がわずか6席。
テーブル席は4名席が1卓のこじんまりした店内。
コースは3種類。
今回、わがままな組み合わせをお願いした。
先付けはのれそれとウニ。
三本の柱に支えられた硝子の器。
ビジュアルも楽しい1品からのスタート。
のれそれには完全に狙ってるであろうな味。
最初から日本酒で飛ばしていくことになる。
勧められて頂いたのが「大信州・以和為貴」(わをもってとうとしとなす)
無濾過原酒の大吟醸。米は兵庫の山田錦、これを35%まで磨いたもの。
純米吟醸を好むのだが、これに至っては素晴らしくわたくしと相性がいい。
器は信楽焼きがほとんど使用されている。
湯葉の銀あんかけ、アタリが堪らなくうまい。
造りは金目鯛、これ3日寝かしてええ締まり具合になっとる。他に鮑なんかも頂く。
ここから握りへ。
天草のかすご、ほっけの昆布締め、同じく天草の鯵、まぐろは昆布締めと漬けの二枚重ね、
次にトロ、ボタンエビを少し寝かしたもの。
シャリの型も良く、ほんのり赤酢の香り。
旨いなあ。
ここで茶碗蒸しが来た。カニ身たっぷりやけど赤玉ホタテも入ってて、こいつがええ味出しとる。
そしてウニ。こいつはシャリとの相性が特に抜群。
穴子ののすり身がベースの玉アテ。サッと炙って穴子の香りを立たす。
赤玉ホタテはサッと巻いてくれてアテに。
シャリは赤酢と米酢のブレンド。
手元の繊細さとさりげない包丁の手間、仕上がりのビジュアルも素晴らしい。
23時まではコースのみだが、それ以降は好みでの注文もOK。
まだ若い店主だが、これから間違いなく名店になっていくであろう。
今のうちに通っておこうと思う。
近々また行きます。
ごちそうさん。