2回
2009/06 訪問
当店のおすすめ 「正油-まずうまい!」・・・ほんとだろうか・・・・・・ムムッ・・・うまいべや!
留萌駅前で昨年ラーメンを食べた人の話を聞き、おいしかったというので立ち寄りました。
昨年伺ったときには、夜に向けての仕込み中ということで入ることはできませんでした。
(営業時間:11:30~14:00、17:00~19:00 水曜日はお休み)
お店の中はオールディーズが流れていますが、それほど洋風というようなたたずまいでは
ありません。
しっかりとラーメン屋さんです。
メニューとにらめっこします。
正油-まずうまい!
塩-あっさりしてません!
みそ-こいかも!?
みそが濃いというのはよくあるはなし。
残りは2つの選択肢・・・
塩があっさりしていないのは最近よく食べる塩ラーメンはこの系統だが、小樽の初代と比べて
どうなのだろう??? いっちょ食ってみるべし
でも正油が「まずうまい!」と主張しているんです。
案外このうさんくさい戦略のお店があるので、ひっかかると悔しいし。
塩と正油をさんざん悩んだ挙げ句、「まずうまい!」という正油ラーメン700円を選んじゃいました。
白く濁ったスープです。
透明感はありません。
麺をスープの中から引っ張り出してみます。
中太縮れ麺です。
ちょっと口のなかでザラつく低加水のような感じです。
歯応えがあり、固麺状態で旭川系統の麺が好きな方には快く受け入られるだろうと思います。
スープは豚骨なんですが、いろいろな素材と絡み合ってるようです。
クセはありません。
とんがった感じで無く、まあるい感じのスープです。
めたぼ : 豚骨の他に魚は使っておられるのですか?
店長さん : タレに少しだけ。
スープには豚骨、トリガラ、あとはぜーんぶ昆布ですよお。
そうかあ、昆布の魔術ですねえ。
利尻で食べたラーメンもたしか昆布のスープだったはず。
ラーメンというと、豚骨だのトリガラだの魚だの、それくらいの言葉しか知りませんでしたが
自分としては昆布という新しい発見をしたようです。
スープがおいしかったのでしょう、全部飲んじゃいました。
おだってしまって、「チャーシュー炊き込み飯」をラーメンの食後にいただきました。
お店の残り分がわずかだったらしく、量が少なめということで200円のところ100円に
して下さいました。
(めたぼにとっては、これで良かったのかもしれません・・・)
チャーシューの縁側などの味がしっかり染みたお肉がいっぱい入っておりました。
これは満足!
めたぼ : ごちそうさまでした。
店長さん : ありがとうございましたー
またどうぞ来てください!
明るい感じの店長さんから元気をもらいました。
リピーター間違いなしのお店でした。
正油ラーメンが700円で、塩ラーメンが750円。
北海道の相場ですと、正油と塩とでは同じ値段が多いのですが、塩のほうが値段が高い。
しかも 「あっさりしてません!」 とメニューでは主張しているのです。
これは興味があふれます♪
この戦略にリピート決定です!
2009/06/16 更新
8年ぶりのお邪魔です。
8年ぶりでしたけど、お店の中は当時のままで、BGMにはオールディーズ。
8年経ちますと、いかつい感じの店主さんは円みを帯びてます。
8年経ちますと、新しいメニューが増えてます。
龍虎麺。
りゅうふうめん と読みます。
煮干しダシと焦しニンニクのラーメンだそうだ。
ここはシンプルに醤油ラーメンとか塩ラーメンといきたいところであったが、煮干しダシという言葉に強く心を揺さぶられた。
めたぼ:すみません、龍虎麺。
店主:かしこまりました。
めたぼ:ここへ来るのはもう何年ぶりかなあ?
店主:お客さんはもう何回もこちらへ来られてますか?
だって、“りゅうふうめん” て言う人、そういないですから。
めたぼ:だって、こちらのメニュー表にそう書いてありますから。
店主:(苦笑い)
店主+ めたぼ: ぶはははは
新しいメニュー、龍虎麺です。
麺は旭川麺のような低加水麺。
お店の近所に製麺所がありましたので、こちらのを特注されているようです。
麺は固めとオーダーしておりませんが、しっかりと低加水を生かす茹で加減。
パッツンとした歯応えに仕上がってます。
スープは煮干しの風味が前面に拡がります。
焦しニンニクはけっして煮干しの邪魔をしてませんが、両者合わさってパンチが効いたスープになってます。
オイリーなスープなんですがクセが無いので、どんどんイケちゃって完飲しましたです。
8年経っても、進化しないラーメン屋さんは数々あれど、こちらのお店は進化しておりました。
これから8年以上経っても、記憶から抜けないラーメンだと思いますね。
ごちそうさまでした。