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夜の点数:4.5
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク3.5 ]
香港で食べるように
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清蒸東星斑
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秘製脆腩肉
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焼焗乳鳩
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XO醤粉絲皇帝蟹煲
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蟹皇懀魚翅
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海胆上湯撈麺
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2018/01/31 更新
学生時代の友人と4人で恒例の新年会食。
香港で食べられるような広東料理を食べたいと思うと、いつも家全七福(旧福臨門)か赤坂離宮になってしまう。少し守備範囲を拡げたいと思い赤坂離宮姉妹店の西麻布「香宮しゃんぐう」へ。
ホームページのメニューなどを参考にしながら、1週間前に店と相談して結局出されたのが以下の10品。
・密汁叉焼肉ー釜焼きチャーシュー
・秘製脆腩肉ー皮付き豚バラ肉のロースト
・焼焗乳鳩ー小鳩のロースト
・酔海中蝦ー酔っ払い車海老
・蟹皇懀魚翅ーカニミソのフカヒレスープ
・XO醤粉絲皇帝蟹煲ータラバ蟹と春雨のXO醤土鍋煮込み
・郊外油菜(芥蘭)ーカイランのニンニク風味炒め
・梅菜扣肉ー豚バラと中国漬けものの土鍋煮込み
・清蒸東星斑ー東星ハタの香り蒸し
・海胆上湯撈麺ーウニあえ麺
中でもハイライトはハタ1匹の丸蒸しで、しかもその魚は「東星斑(ドンシンパン)」。
10数年前の仕事での中国長期滞在中この魚が抜群に旨いことを知り、高かったけど盛んに食しました。その当時は物価の安かった中国で1尾約5千円弱。これより高い海鮮はでかいロブスターしかありませんでした。日本でも鹿児島や沖縄では獲れるようで、スジアラもしくはアカジンミーバイという名前だそうです。
清蒸東星斑が登場。ところがその姿を見て「東星斑って赤いんじゃないの?何でこれは黒いの?」と質問。とりあえず食すると身はプリプリなのにジューシーという記憶にある東星斑の味。不思議だなあ、と思っていると食後にサービスの人が登場。「入荷業者に尋ねましたが、間違いなくスジアラだとのことです。色が黒いのは冬は日本の海は寒いので海底の岩陰でじっとしていることが多く赤くならないとのことでした。」鯛の赤、黒とは逆の現象だなと思いつつとりあえず納得。家へ戻ってからGoogle画像検索してみたらわずかですが黒いのもありました。
他の料理では前菜としてとった三種の肉のローストはいずれもかなり丁寧な調理で上出来です。またタラバ蟹と春雨の土鍋煮込みはメニューにあった海鮮と春雨土鍋煮込みの海鮮を香港でよく食べる蟹のみに替えてもらったのですが、これもやや上品過ぎる感はあったものの春雨に充分蟹のエキスが染み込んで満足出来るものでした。最後のウニあえ麺はウニ以外にも蟹、イクラも入っており汁も多めで香港式撈麺とは違うここの創作料理ではないかと感じましたが、ウニの濃厚さを期待していたもののこの時点ですでに満腹だったので当日の我々にはふさわしい一品だったかもしれません。
全体的な印象は香港の街場の高級店(富臨、新同楽、福臨門)というよりは高級ホテルのクラシックな中華レストラン(マンダリンの文華、グランドハイアットの港灣壹號etc)あたりの傾向に近い料理だと感じました。良く言えば洗練されているが、本音を言えばやや深みが足らないかも。
ただ日本の中華で香港の高級中華と仮にも比較出来たりする処は極めて少ないので、そういった意味でも良いレストランだと感じました。