レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2008/01訪問 2008/10/18
2008年の1月に一人で訪問しました。
どこの誰とも分からない一見の客なのにオーナーシェフはあれこれ気にかけて
話しかけてくれます。心遣いが嬉しいですね。
周囲のお客様はといいますと、男性客ばかり。
焼き鳥屋でもなく寿司屋でもなく洋食屋に集まる男たち。
山盛りのエビフライをアテに瓶ビールをちびりちびり。
関西ならではの食文化なのでしょうか?
このお店ではステーキが評判ののようですが、お値段もなかなかステキだったので
お腹の具合と相談しつつペリエ(¥300、安い!)と前菜からスタート。
サーモンマリネは身がたっぷりと厚くて食べ応えアリ!
苦手なオニオンスライスもパクパク口に入ります。
スープはかぼちゃの暖かいポタージュで体もホカホカ。
さてさてメインですが・・・あれこれ食べたい気持ちをこらえてカニクリームコロッケを
オーダーすると、オーナーシェフが「これやとコロッケ2コくるから、コロッケ1コに
エビフライ1本にしよか?」
この「おひとり様」に優しいサービス!食べます・食べます。ライスも頼んじゃうよ~!
コロッケはフカフカ・ハフハフ。エビフライはプリプリです。
この辺りから頭の電卓が働かなくなってきたのですが、まだ胃腸に余力はあります。
「・・・ミニカレーライスください・・・」
ミニというにはたっぷり過ぎるほどのボリューム。もちろん美味しくいただきました。
さてさて勝負のお会計。アレコレ食べたし、どうなることかしら・・・とドキドキしておりましたが
何とたったの¥4,000。
素晴らしいコストパフォーマンスに感激しました。
京都訪問の際には、また出かけたいレストランです。
3位
1回
2008/01訪問 2008/02/05
赤い「のれん」が目印です。
カウンターに座って「極上和牛カツサンド」をオーダー。
お値段も・・・なかなか心臓に悪いですが、食べる価値はあります。
目の前に出されたのはカリっとキツネ色のトーストに挟まった
マヨネーズソースたっぷりで噛み切れるか不安なほどの肉厚サンド。
こ・これは・・・値段に負けないボリュームと質感。
・・・ガブリ・・・、シャクシャクシャク。
おお~京都の真髄がまさに私の口の中で広がる~。
これはお値段以上ニトリですよ。
(セットのサラダは普通。オニオンスライスがちょっと多い)
ランチメニューの中では極上和牛カツサンドが一番高いです。
ステーキより高いカツサンド・・・。 食い倒れてください。
4位
1回
2008/11訪問 2008/11/09
「菜菜かまど」と書いて「ななかまど」と読みます。
天文館の細い路地内にありますので、道に迷いやすい方はご注意を。
店舗は2層で、1Fはカウンター・2Fは座敷になっています。
メニューは典型的な鹿児島料理がほとんどでしたので、1人¥3,000で
お任せをお願いし、焼酎は本州で入手しにくい「八幡」をロックでいただきました。
鹿児島初心者の私たちにとっては食べるもの全てが新鮮で
丸く大きな「つきあげ(さつま揚げ)」は出来立てアツアツ、
写真にもある味噌炒めは、トロトロ加減が絶妙で白いご飯が欲しくなるほど
(リクエストによっては豚しゃぶも出してくれます)。
店で出す焼酎は「八幡」「三岳」の2種で勝負。
何と「古(いにしえ)八幡」も置いてあり、私たちも1杯頂きました。
大河ドラマで有名なあの女優さんたちも訪問したほどの隠れた名店。
観光客よりも地元の方が普段使いしているようにも見受けられました。
また訪問したい一軒です。
5位
1回
2008/01訪問 2008/11/11
そのフルーツショップは京都市役所やホテルオークラの 近くにある路面店。
店頭の品揃えは、日常の生活で食べるというよりは贈答品ぽい。
けど、このサビレ具合に反して、のれんやメニューの いい塩梅加減は
何なのだろう。きっとこの奥には何かある。
のれんをくぐり、パーラーへ入り、スツールに腰掛ける。
ご主人は口数の少ない寡黙なタイプ。お客さんは地元の方とも観光客とも
読み取れない謎の女性。 「冬のパフェ」¥850をオーダー。
手元を見れば京都新聞が2部。目の前の水槽には 大きなアロアナ。
その他にも観賞用水魚が多数。 棚にはローレンツに関する写真集。
読み取れぬ・・・。
出てきたのはビックリするくらい普通のフルーツパフェ。
どこがなにゆえに冬?とツッコミたくなるフルーツの組み合わせ。
しかも生クリームのような飾りは一切なし。 ご主人の朴訥さを
体現したような出来上がりだ。 大胆にカットされたメロンをひとくち。
・・・瑞々しくて甘い! 正直洗練はされていないけれど、フルーツは
美味しい。 アイスは手作りゆえなのかシャクシャクした懐かしい食感。
なめらかさや甘さは足りないけれど、これも昭和テイストで
なかなかやるではないですか!
食事を終え、ラ・フランスのジャムを2つ買って、ご主人におずおずと質問。
(このジャムもハチミツのような味わいで素晴らしい)
「あのー、この店内のお品書きなどはご主人が書かれているのでしょうか?」
「あーまぁ、ええかげんにやらせてもろてます。」
ここにも偉大なる京都人が・・・。 本当に京都は奥深い・・・。
「スギトラ」について「京都を包む紙」という本にも記述があります。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4877586547/503-1480220-7949520?SubscriptionId=175BC0N2BCT0X4DAZG82
日曜17時に2名ということもあり、1Fの鴨川を見渡せる個室に
通してもらいました。時間帯によっては2Fで相部屋ということも
あるので、シチュエーションを重視する場合は事前に確認する必要あり。
価格帯に恐れをなして、瓶ビール+水炊きコースのみのオーダーで
¥13,000台のお値段でしたが、金額に余りあるサービスと料理を
提供されたと満足しています。
仲居さんが鍋の火加減から食べるタイミングまで見計らって
サービスしてくれるので鍋奉行の必要なし。女性もゆっくり
楽しめるのではないでしょうか?