Joie de Vivre さんのマイ★ベストレストラン 2009

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覚醒~(^O^)

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Joie de Vivre (男性・兵庫県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

考えに考えましたが順位は付けられませんでした。店主さま、シェフさま、まことに申し訳ありません。どちらの店も素晴らしく、定期的に訪れたい店ばかりです。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。また、良い店の情報を書き込んでくださったレビュアーさまに感謝いたします。ありがとうございました。

マイ★ベストレストラン

1位

比良山荘 (大津市その他 / 日本料理、オーベルジュ)

1回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999

2010/07訪問 2014/07/08

日本料理を愉しむ6

比良の四季を愉しむ(^o^)

夏の美味を愉しみに比良山荘さんを訪れました。

いただいた料理は一番人気の「鮎食べコース」です♪

①八寸 

根曲がり筍・木の芽味噌、猪ロース、鮎なれ寿司、岩魚うるか和え、
フルーツトマト、青梅、手長えび、酢れんこん

②早松茸とじゅんさいの吸い物

③鯉の洗い(川海苔ジュレ寄せ、芽紫蘇)

④鮎の塩焼き 3尾 

焼きたての熱々をいただけるよう3回に分けて供されます。
毎回変わる器も趣があります。すっきりとした蓼酢とともに。。

⑤鮎の塩焼き 2尾 

⑥天然うなぎ酒蒸し(穂紫蘇、酢橘、生姜酢漬、本山葵)

⑦鮎の塩焼き 2尾

⑧冷やし鉢(冷たい炊き合わせ)

丸なす、三度豆、うど、きくらげ、小芋・柚子、万願寺とうがらし、ごぼう

⑨鮎ごはん 鯉こく

⑩黒糖わらびもち

まず①八寸から、こちらならではの珍味が愉しめます。。。
とくに鮎なれ寿司、岩魚のうるか和えは味わい深く、酒がすすみます。
②地物の早松とジュンサイの吸い物は結構な香りがあり、やさしい味わいに胃が温まります。
③鯉の造りを辛子酢味噌でいただき、さらに食欲が増したところで、
いよいよ④⑤鮎の塩焼き。。。最初のピークに達します。

焼き立ての熱々を頭から齧るとシャリッと崩れ、
夏の清流の精気を集めて、小さな魚体に凝縮したような美味しさ。。。
これはもう、美味しいとしか言いようがありません!!

ここでちょっと趣向を変えて⑥天然うなぎの酒蒸し。
酢橘やショウガ、まろやかな本山葵をたっぷり載せていただきます。
分厚い身は適度に弾力があり、脂がほどよく乗って堪らない旨さです。

さらにピークは続きます。三回目の⑦鮎塩焼き。。。
最後の一尾を食べ終わると、祭りが終わった後のような一抹の淋しさ。。。
もうちょっと追加して食べたいけれど、鮎ごはんもありますので我慢します。。。

⑧冷やし鉢(冷たい炊き合わせ)
丸なす、三度豆、うど、きくらげ、小芋・柚子、万願寺とうがらし、ごぼう。。。
夏野菜の風味が濃厚で、丼鉢に一杯ほどいただきたかったです。。。

そして圧巻はやはり⑨鮎ごはんでした。
干した鮎の出汁はさらりとして優しく、繊細なのに、有無を言わせぬ力強さがあります。。。

ちなみに秋の抱卵した落ち鮎と、
松茸の豊かな香りの共演も、まことに素晴らしいものですが、
夏の鮎ごはんには爽やかな香りと仄かな苦味、澄みきったシンプルな味わいがあります。
それぞれに甲乙つけがたい美味であると思います。

最後に⑩黒糖わらびもちをいただきます。
もちっとまろやかな甘味に、とろとろになりつつ怒涛の美味コースは終了。。。
とにかく最高に幸せな、堪らないひとときでした。

夏の鮎、秋の落ち鮎と松茸、冬の月鍋。。。
野山や谷川に棲む自然の神に感謝。。
そんな感覚にさせてくれる店の方に感謝。。
季節ごとに、ぜひ再訪したいです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(2010.1)

泊りがけで再訪♪

午後4時頃に到着してすぐ、一番風呂を使わせてもらい、
部屋でゆっくり休憩したあと、午後6時半から夕食にした。

いただいたのは「猪と熊のコース」。

ほんの少しだけ書くと・・・
鮎のなれずしは乳酸発酵系の奥深き美味♪
本もろこの塩焼きは香ばしく、滋味たっぷり☆
そして・・・マキノの山で獲れた熊。。。
その肉は、写真のとおりの脂身なのに不思議。
煮えた出汁に入れても、浮いてくる脂や灰汁はごく少ない。
噛むとぷりぷりした食感で、なんとも言えない味があり絶品~(^o^)

おなか一杯で気持ち良くなり、部屋に戻るとすぐに午後10時から爆睡。

翌日は午前6時前に目が覚める。
窓の外は薄暗く、空気は凛として冷たい。
よく眠れたからか?熊のおかげか?
日ごろの疲れがすっかり取れた感じがする。
朝風呂にゆっくり浸かると、すぐにおなかぺこぺこになる♪

「秋の間」の椅子・テーブルでいただいた朝食。
真鍮ストーブの炎で、部屋の中は明るく、暖かかった。
とても静かな冬の朝の、熱々の一杯の白がゆ、
素朴にして洗練された料理は幸せな記憶となった。。。(^o^)


夕食の献立(猪と熊のコース)

①ゆず酒

②鯉の白子蒸し コウタケの餡かけ

③鮎のなれずし&頭の部分を叩き、なれずしの飯と和えたもの

④造り 岩魚 鯉 地物の鹿

⑤本もろこの塩焼き

⑥鍋  地物の猪と熊  加茂の葱 芹 おたふく菊菜 栃餅 うどん

⑦揚げ物 岩魚の皮と頭と骨せんべい ふきのとう

⑧鯉こく ごはん 香の物

⑨和三盆のゼリー 黒豆甘煮入り


朝食の献立

①梅ぼし へしこ 独活のきんぴら

②焼き魚 子持ち鮎 味噌漬け

③冷炊き合わせ しいたけ こいも 赤こんにゃく 高野どうふ

④おひたし 菜花 長芋 うす揚げ 和辛子

⑤蕪 揚げ生麩 柚子 あんかけ

⑥白がゆ 白ごはん


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(2009.10)

信頼するレビュアーさまに感謝。

おかげさまで比良の秋を満喫できました。

まず食前の運動&紅葉狩りに、武奈ヶ岳を目指して山登り。
ところが杉の植林の中、予想以上のきつい登りが続き、
御殿山 (1097m)に登ったところで時間切れ。
御殿山から武奈ヶ岳までは比較的楽な道で、素晴らしい眺望だが、
鮎と松茸のほうが、もっと大事なのであっさり引き返す~
しかし、天気に恵まれて素敵なハイキングだった。
一年のうちに何度も無いような、穏やかな秋晴れ。
稜線を吹き抜けていく風が、爽やかで気持ち良い♪
紅葉は御殿山の7号目から頂上付近にかけて愉しめた☆

お腹ぺこぺこで比良山荘へ。
登山道からすぐ近くの静かなところにある。
玄関を入ると、自然に背筋が伸びる。
部屋係へと引き継がれ、座敷へ通される。

酒は凍らせた竹筒入りの不老泉辛々を。
いただいた料理は

・八寸 松茸と菊花の煮びたし、鮎なれ寿司、焼き栗、くろかわ茸、里芋など

・鯉の洗い(あしらいはつるむらさき、岩海苔ジュレ、岩茸)

・岩魚と茸(なめこ、ぶなしめじ、いくち茸、松茸)の土鍋仕立て

・鮎の塩焼き すっきりとした蓼酢とともに

・しめじの胡麻酢和え

・鮎の香味焼き(山椒、醤油)

・おかき揚げ(松茸、ぎんなん、渋皮の栗)と稲穂の素揚げ

・ゆりねまんじゅう

・鮎松ご飯、鯉こく

・水菓子~熟柿、葡萄

山の辺料理とのことだが、調理は洗練されている。
どの料理も美味しく、鮎の塩焼きで最初のピークに達する。
給仕してくださった仲居さんから、
この鮎は骨まで柔らかく、頭から丸ごと食べるよう勧められる。
ならばと、がぶりと齧り付くと・・・
皮目はパリッと、中はホクホク、なるほど骨まで柔らかい!
丸ごとすべて、頭も、真ん中も、卵も、しっぽも、
部位ごとの旨味と香りが楽しめる♪
なんというか、落ち鮎の既成概念を覆す美味。。。
これは若鮎を、ぜひとも食べてみなければ・・・

くろかわ茸や岩茸など茸類も目から鱗。
こんなに風味がくっきりとしたものは初めてかも。

圧巻は、ふっくらと炊き上がった鮎松ごはん。
鮎と地物の松茸と、特有の芳香を持つもの同士だが、仲良くひとつに纏まっている♪
米と水の質の良さもあるだろうが、とても上品で力強い美味☆
ひとくち食べて、はぅわっ!!と息を呑み、あとはただ黙々と味わう~最高に旨~(^o^)
おこげがまた格別。。。しあわせ~☆

器は信楽の作家物を中心に、伊万里の染付けなど趣がある。
ご主人が選んだものだそうな。

またサービスは丁寧で、伝統的な日本旅館の良さが楽しめる。
周囲の自然環境は素晴らしく、雰囲気の評価に加算した。
今回は日帰りだったが、のんびり宿泊&朝食してみたいと思った。

すごく良かった。
季節ごとに、ぜひ再訪したい。

  • 初夏の比良山荘
  • 鯉の洗い
  • 初夏の鮎塩焼き

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