2回
2016/05 訪問
萬珍樓點心舗 人気の点心
ウェブサイトによると、「約60種以上の点心はもちろん、中国・広東省の料理法をもとに、化学調味料を使わず、トレーサビリティ食材のみを使い、海鮮、肉、野菜の料理、じっくりと手間をかけたお粥9種類や、萬珍樓専属パティシエによるオリジナルデザートなどを提供」とのこと。
萬珍食品社長の林兼正氏が語った「聞き書き 横浜中華街物語」(集英社)は一読の価値あり。
(2010/12/18)
夕方5時前に訪問。私たちの訪問は3年振り、2回目。この時間にして既に客は4割程入っている。入ってすぐのところに大きなサンタクロースの人形がある。クリスマス向けメニューもあった。
コース料理は2人からで、「特選点心膳」(3,000円)と「かめ出し紹興酒」(700円)を注文。
コースの始まる前に、胡麻の入ったネギのパイ(?)とらっきょうがサービスで提供された。
このコースの内容は、
彩り前菜・・・ナス、プチトマト、叉焼などの組み合わせ。
豆腐のとろみスープ
海老蒸し餃子とニラ餃子
海老の紙包み揚げ・・・海老のすり身をライスペーパーで巻いて揚げたもの。
筍入りで、うまい取り合わせ。
きのこと青菜の炒め
海鮮海老シュウマイとふかひれ蒸し餃子
竹の子のゆば巻き・・・牡蠣の油で炒めている。
牛肉、お香々炒飯
杏仁豆腐 山桃シロップ・・・杏仁豆腐の白に、シロップの桃色が映える。
全体的においしい。但し、海老料理が多すぎるように思う。
店内には壷、皿が適度に飾られている。また、ピアノの演奏が6時に始まり、高級感がある。演奏された曲は“When You Wish upon a Star”、“Moon River”など。
おしぼりは当然出る。上着にはカバーを欠けてくれるなど、サービスはなかなか。
6時半頃に店を出たが、その頃には既に7割以上客が入っており、なかなかの繁盛振り。予約した方が無難である。なおサービス料が10%かかり、2人で7,400円程。程よい値段で楽しめ、満足である。
私たちは、この後、港の見える丘公園内の横浜市イギリス館(かつての英国総領事公邸)でのピアノのコンサートを聴いた。中華街のこの店は、この公園から徒歩15分程で便利な位置にある。
(2012/3/11)
寒いが晴れた土曜日の12時少し前に2人で訪問。私たちは予約せずに行ったがすぐに満席になったので、予約を勧める。
ふかひれ点心膳(4,000円)と黒エビスビール(800円程)を注文。
前回同様、コースの前に、胡麻の入ったネギのパイとらっきょうがサービスで出た。
コース最初の「豊穣彩り前菜」は、蜂蜜漬けのトマト、ニンニクを上に乗せた鶏肉、叉焼、空豆。特に柔らかい鶏肉はとびきりおいしい。
続いて、
三絲ふかひれスープ
蒸籠に入った海老蒸し餃子、香港海老シュウマイ、ふかひれ蟹肉餃子。
インゲンと鶏肉のXO醤炒め
海老すり身いが栗揚げ・・・海老のすり身を揚げたものだが、いがのように見える。
チャーシュウきしめん包み・・・叉焼を透明なきしめんで包んだもの
鶏の蓮葉ちまき・・・鶏肉の他に海老や豚肉などが入っている。餅米が蓮の葉にくっつかず、きれいに取れることに感心した。
マンゴプディング
全体的に完成度が高く、おいしく満足である。評価を4から4.5に上げる。
(2016/5/28)
晴れた土曜日の11時半に予約して2人で4年ぶりに訪問。
まず、壁の龍と獅子の木の彫り物が印象的。
点心コース・特選点心膳(内税、1人前5,000円)を注文。飲み物は温めた紹興酒(甕出し)のグラス(同720円)とブラッドオレンジジュース(同600円)にした。
コースの始まる前に、胡麻の入ったパイ(?)とらっきょうがサービスで提供された。
コースは
菊花前菜盛り合わせ・・・皮がパリッとした豚肉、ねぎ油を上に乗せた鶏肉、蜂蜜漬け(多分)のトマト、キャベツを巻いたものなど。
ふかひれと蟹肉のスープ餃子・・・青梗菜も入っている。
海鮮うさぎ餃子・・・名の通り、うさぎの形の餃子
海老蒸し餃子
海老すり身いが栗揚げ
いんげんのXO醤炒め
大山鶏、長芋、ししとうの甘辛炒め
鮑シュウマイ・・・シュウマイの上に薄く切った鮑が載っている。
鶏の蓮の葉ちまき
チャイナ・スイーツ “デュオ”・・・1つは杏仁豆腐(上にラズベリー(多分)のソース)、もう1つはマンゴーのババロア(多分)
サービス面、雰囲気、料理と今回も満足である。なお、当然ながら12時半頃には満席である。
サービス料が10%かかり、2人で12,452円。
(付記)なお、私たちはこの後、バスで横浜駅前で乗り換えて野毛山動物園に行った。なお、バスの運転手さんが親切に行き方を説明してくれたのである。動物園では、フクロウ、キリン、アリクイ、タヌキ、レッサーパンダ、虎、キリン、亀などを見た。
2016/05/28 更新
ウェブサイトによると、「約60種以上の点心はもちろん、中国・広東省の料理法をもとに、化学調味料を使わず、トレーサビリティ食材のみを使い、海鮮、肉、野菜の料理、じっくりと手間をかけたお粥9種類や、萬珍樓専属パティシエによるオリジナルデザートなどを提供」とのこと。
萬珍食品社長の林兼正氏が語った「聞き書き 横浜中華街物語」(集英社)は一読の価値あり。
2階の壁には「十八羅漢」の像が飾っている。
※前回の訪問から時が経ったので、レヴューを分ける。
(2024/9/28)
国慶節は10月1日から始まる。中華街には、要するに「中国大陸からの旅行者歓迎」の意味の表示がある。
涼しい土曜日にコンサートを観に行った。その帰りの夕方5時前に、8年ぶりに再訪問。コンサートの終わる時間がわからないので予約していなかったが、早い時間なので何とか入れた。ちなみに6時前には満席に近かった。客層は、2人組女性、家族と思われるグループ、3人の高齢者男性グループなど。
菊花宴というコース(内税1人6,000円)を注文。飲み物は、吾輩は温めた甕出紹興酒(内税900円)、カミさんはぶどうジュース(同550円)にした。
コースの内容は、
菊花前菜盛り合わせ・・・チャーシュー、クラゲ、鶏肉など
五目ふかひれスープ
黄ニラと海老の翡翠餃子
海老の紙包み揚げ
和牛のチンジャオロース金杯盛り
大山鶏と椎茸の煮込み
海老のXO醤炒飯
杏仁豆腐 山桃シロップ
大山鶏は普通だと思ったが、海老を使った料理は美味しかった。10%のサービス料を含めて2人で合計13,450円。値段対比で十分満足。
(付記)今日行ったコンサートは、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の「みなとみらいシリーズ定期演奏会第398回」である。私の目当てはフィリップ・グラスの“Mishima”である。このような珍しい曲を取り上げてくれてありがたい。