2回
2015/10 訪問
Salt by Luke Mangan Tokyo 洗練された料理と気の利いたサービス
Salt by Luke Mangan Tokyoはオーストラリア料理の店。
(2015/10/31)
土曜日の5時45分に予約して2人で訪問。ほぼ満席にも関わらず、窓近くの皇居や国会議事堂が見える席を用意してくれていた。
ディナーのプリフィックスコースを注文(税込み5,500円)。前菜、メインディッシュ、デザートを選び、シェフからの一皿を加えた4品である。
料理についてはそれぞれ丁寧に説明される。もっとも、私には覚えきれなかったが。
飲み物はスパークリングワインにした。
前菜は、パンに海老かと思うすり身を乗せたもの。上にはトマトなどを刻んだアリオリソース。アイオリソースとは、南フランスでよく用いられるソースの名。卵黄と油を乳化させて作る。
パンは温められている。オーストラリア産のオリーブオイルを付けて食べる。
2皿目はサーモンのマリネを2人とも選んだ。ヨーグルトベースのソースがかかっている。上にはビーツなどが乗っている。
3皿目(シェフからの1皿)はラムだったと思う。それをレタスでくるんであり、手でとって食べる。
メインディッシュは、私はニュージーランドのクイーンズランド産牛肉のリブアイ(Ribeye)を選んだ。血と赤ワインのソースである。上には珍しいバターも乗っている。意外に柔らかく適度な弾力がある肉というのが感想である。うちのかみさんは、フィレを選んだ。
デザートは、私はリコリス(Liquorice)を使ったものにした。これは多分、甘草のことかと思う。深緑色である。酸味がある。
サービス面では当然、おしぼりがある。感心したのは、うちのかみさんの誕生日ということで、デザートに名前を入れてくれた他、写真を2枚撮ってプレゼントしてくれたことである。しかも1枚は台紙付きのもの。という訳で、サービス点を高くしておく。
サービス料が10%、フィレは500円増しで合計12,650円。料理は全て工夫があり、おいしく、満足である。
退店したのは7時過ぎだが、5人程が待っていた。予約必須である。
残念な点は、ウェブサイトの説明が不足していることである。
2015/11/01 更新
Wattleとは、オーストラリア原産のアカシア属の木のこと。その黄色い花は、豪州の国花。
(2020/3/31)
※ 9ヶ月前に書いた、写真さえ無い私のレヴューが、この時点でも「ピックアップ!口コミ」になっているのに驚いた。
店の表に出ている「1周年記念コース」を見ていた。メインは菜の花とあさりのスパゲティである。昨日、菜の花は食べたばかりだし、どうしようかと考えていたら店の女性に声をかけられたので入ることにした。商売上手で結構なことである。
店の入り口には消毒用アルコールがあるので、席の用意を待つ間に使った。
新型コロナウイルスの影響で客数は少ないので、恐らく3人掛けかと思われる席に案内された。国会議事堂が見える。他には女性1人客、男性2人客が2組、カップル1組、3人グループ1組。
さて、「1周年記念コース」 (内税1,200円)と「CAPI Cranberry」(同900円) を注文。「1周年記念コース」は、パン(オリーヴオイルをつける)、サラダ(ひよこ豆と玉子が入っていて、パルメザンかと思われるチーズが降ってある)、菜の花とあさりのスパゲティ、ホットティー(小さなビスケットが付いている)である。CAPIとは豪州のソフトドリンクである。色はクランベリーそのもので、無着色。
サービス面ではおしぼりがある。パンとミルクは温めてある。水は頼む前に入れた。
音楽はクラブ・ミュージックである。トランペットを使ったジャズの影響を受けた曲もあった。
満足である。合計2,100円。コロナ騒動の前は満席のようで入るのをためらうような状態だったし、今回のような安価なメニューはなかったと思う。たまには行こうと思う。
(2019/6/1)
1週間ほど前に予約して、晴れた土曜日の昼11:30に訪問。本来は夜のメニューであるシグネチャーコース(1人内税8,000円)をできるかを予約時に尋ねておいたら、応じてくれた。席は窓近くの、見晴らしの良い席を用意してくれていた。皇居の緑が見える。
飲み物は、Trenthan Brut(スパークリングワイン 内税1,400円)とBlood Orange(内税900円)を注文。
パンにはオリーブオイルをつけて食べた。
(1)Amuse ~ Australian Journey ~アミューズ ~オーストラリア旅行~
オーストラリアの形をしたプレートが用意してある。その上にニンジンのカップスープ、水牛のチーズ、フェタチーズの乗ったクラッカー、タスマニア産の魚(?)をプレートの産地の上に乗せている。
以下の(2)〜(5)には、それに合わせた小さな飲み物が付いている。
(2)Tasmanian salmon gravlaxタスマニア産サーモンのグラブラックス。グラブラックスとは、元々はサケを塩・砂糖・香料で漬けたスカンジナビア料理である。お茶を合わせる。
(3)Botrytis wine marinated foie gras mousse南豪州産の貴腐ワインでマリネしたフォアグラのムース。本みりんを合わせる。
(4)Roasted Murray Cod マレーコッドのロースト。マレーコッドとは、豪州産の淡水魚。マレーとは豪州南東部の川の名前。魚の下にはカラス麦やアサリなどかと思われるリゾットがあった。それにグリンピースの出汁をかける。日本酒を合わせる。
(5)Grilled WAGYU from Australia豪州産和牛のグリル ~ステーキパイの再構築~。ビールを合わせる。
(6)Avant dessertアヴァン デセール。柑橘類のゼリー。
(7)Parfait of lamingtonラミントンパルフェ。ラミントンとは、 立方体に近い形に切ったスポンジケーキをチョコレートソースでコーティングし、乾燥ココナッツをまぶして作られる豪州のデザート。
(8)Café & Australian traditional sweets食後のお飲物 / 小さな伝統菓子。飲み物は200円追加してPrana Chaiという豪州の蜂蜜とスパイスの入ったチャイにした。
サービス面では適切な料理の解説がある。おしぼりは2回出る。また、記念日ということで、写真を撮ってくれた。
料理の味、プレートなどの演出、サービスを合わせて総合的に満足である。ちなみにサービス料は昼の場合はかからず、2人で19,000円ほど。惜しむらくは、アイコンタクトだけでは会計の意図が伝わらなかったこと。但し、好意的に解釈すれば、長居させてくれるつもりだったのだろう。
なお、12時半には満席になっており、予約は必須である。