2回
2020/03 訪問
御膳房 過橋米線やキノコ料理など
御膳房は豊富なキノコと薬膳で有名な雲南料理の店。
(2020/3/9)
月曜日の夜6時に予約せずに2年ぶりに1人で訪問。新型コロナウイルス懸念以前に、さすがにこの曜日と時間では客は私1人。
ライチ酒(外税680円)と過橋米線(同2,280円)を注文。米線は今回も出来上がったものである。イカ、エビ、ホタテ、豚肉(ハムだったかも)、珍しいキノコ(キヌガサタケかと思う)などが入っている。なかなか美味しいが、以前のように目の前で煮るのではないので面白くない。心なしか以前ほどには美味しく感じない。
サービス面ではおしぼりがある。水は頼む必要がある。店員は中国人女性と思われる。料理の説明は全くない。
消費税とサービス料(10%)込みで3,581円。料理点は4.5から3.9に、サービス点は3.5から3.0に、総合点は4.0から3.4に引き下げる。
(2018/1/18)
平日の夜に訪問。前菜6種盛り合わせ(干し豆腐、小さいトマトなど)(外税1,280円)、山伏茸と牛筋の煮込み(同2,680円)、過橋米線(同2,280円)、青島ビール、薬膳酒などを注文。
感想だが、スタッフは以前と変わっている。少なくともうち1人はかなり不慣れ。前菜が出てくるのに30分以上かかった。催促してからやっと出てきたのである。料理人の数が減っているのかな?
なお、過橋米線は、以前はスープが入った器に、生の食材を入れ、スープの熱で具を煮ていた。それを私の目の前で説明しながら調理してくれたのだが、今回は出来上がったものが運ばれてきた。味は大して変わらないように思うが(少し伸びているように思ったが、気のせいかもしれない)、面白みは薄れた。これも料理人が減ったのかと思った理由の1つ。
サービス料を含めて合計で1人あたり6,500円ほど。気に入っている店だが、他店との平等のために総合点は4.5から4.0に下げる。次回は新しく入ったスタッフが熟練していることに期待する。
(2017/2/4)
晴れた土曜日の12時に予約して2人で訪問。宣威コース(1人内税4,550円)と温めた紹興酒(外税670円)を1つ注文。ちなみに、宣威という都市が雲南省にある。
コースの内容は、
・特製冷菜の盛り合わせ・・・煮こごり、干し豆腐、クラゲ
・天麻入り烏骨鶏スープ・・・天麻とは、ラン科のオニノヤガラの根茎の外皮を取って湯通しして乾燥させたもの。頭痛、めまいなどに効く。
・芝海老と雲南緑茶の炒め
・割包入り桃花肉
・雲南豆腐
・季節野菜の炒め・・・豆苗の塩炒め
・雲南焼き米線
・ 季節のデザート・・・杏仁豆腐
いずれも美味しく健康的で満足である。料理の説明は担当の女性がしてくれた。なお、雲南省出身ではないとのこと。私は料理とサービスが良ければ別に構わないが。
(2015/11/19)
晴れた平日に訪問。週替わりランチの「燻製ダックとセロリの炒め物」(税込み1,000円)を注文。スープ、ライス、杏仁豆腐のセットである。珍しくおいしい料理が食べられて満足である。
(2015/6/16)
晴れた平日の昼12時過ぎに1人で訪問。当然満席に近く、相席である。
週替わりランチの「白身魚と山芋のうす塩炒め」(税込み1,250円)を注文。キュウリの小皿、豆と漬け物(?)、卵のスープ、ライス、杏仁豆腐のセットである。「白身魚と山芋のうす塩炒め」は健康的でおいしい。
(2015/2/7)
晴れた土曜日の11時半に、ミニ薬膳コース(税込み1人3,800円)を予約して2人で訪問。飲み物は紹興酒(5年もの)のグラス(同724円)にした。
ミニ薬膳コースの中身は、
1.冷菜盛り合わせ。 蒸したタラ、マコモタケの炒め物、朝鮮人参の揚げ物、牛筋の煮凝りのようなもの。朝鮮人参はカリカリして少し甘い。
2.天麻入り烏骨鶏汽鍋スープ。目眩、低血圧、冷え性に効く。
3.百合根、銀杏と海老の炒め。免疫力のアップ、体の活性化効果。
4.田七人参花、マコモタケと鶏肉の炒め。肝臓病、動脈硬化、高血圧に効果。
5.松ノ実とトウモロコシの炒め。体の内側から潤いを与える、風邪予防に効果。
6.クコの実入りキノコチャーハン。疲れ目に効果。
7.豆腐花のデザート 肺機能の促進。
いずれもおいしく、料理の説明などサービスも良好で、満足である。
そういえば天井のランプは緑のキノコを模したと思われるもので、個性的である。
なお、サービス料はかかっておらず、2人で8,324円。
(2013/12/30)
年末の昼12時40分頃に1人で訪問。角煮のマーラー風味のランチを注文。スープ、豆腐、小さく切ったキュウリ、杏仁豆腐が付いている。
角煮は、黒酢を甘くしたものではないかと思った。豊富でおいしい角煮の上にはねぎが乗っている。添えたキュウリが箸休めとして効果的である。杏仁豆腐も本物でおいしい。私はこの料理が雲南料理かどうかは知らないが、満足したのは確かである。ちなみに値段は1,050円だった。1,500円と言われても納得するおいしさ、サービス、店の内装である。
(2013/2/4)
平日の夜に3人で訪問。雲南キノコ火鍋の風花コース(5,880円)を注文。前菜の盛り合わせ、雲南緑茶と車エビの炒め、雲南キノコ火鍋、点心(餃子)、米線、デザート(タピオカミルク)である。火鍋に入れるキノコは柳松茸、ボルチーニ、エリンギ、アガリクス茸など。他に冬瓜、カボチャなども入れる。
青島ビール、琥珀酒などの飲物代とサービス料を入れて1人当たり8,000円程。
健康的でおいしく、満足である。
(2012/12/13)
平日の夜に予約して3人で訪問。忘年会シーズンで満席に近い。
湯葉と胡瓜の冷菜(980円)、ほうれん草入り皮の水餃子(5個、690円)、雲南ハムと玉子の炒飯(1.300円)、海老入り湯葉巻き(2個 1,680円)を2つ、雲南ダック薫製(半羽3,990円)、過橋米線(2,200円)を食べた。飲物は青島ビールと紹興酒(いずれも650円ぐらい)を何杯か飲んだ。いつもながら、いずれも個性的でおいしい。
デザートとサービス料を入れて、3人で2万円をやや超える程度。
(2012/10/9)
平日の夜に久しぶりに1人で再訪問。野菜たっぷり焼き米線(1,100円)、キノコの春巻き(690円)、琥珀酒(890円)を注文。この米線には黒木クラゲ、人参、ニラなどの他に豚肉が入っている。米線も春巻きもおいしい。
10%のサービス料を含めて2,948円。
(2012/2/19再訪問)
日曜日の昼に日曜祭日限定コースをごちそうになった(ウェブサイトを今日見たら、載っていない?)。飲み物は温かい琥珀酒(紹興酒と梅酒を混ぜたもの)を注文。
季節前菜の盛り合わせ・・・トマトのハチミツ漬け、茹でたピーナツ、煮こごりなど
漢方薬入り烏骨鶏のスープ
雲南緑茶と芝海老の炒め・・・菊の花びらがかかっていて美しい
桃花肉入り割包・・・挽肉をパンのような割包(カーポー)ではさんだもの
雲南豆腐・・・麻婆豆腐に似ているが、肉は入っていないと思う
雲南ハム入りのカレー味の炒飯
季節デザート・・・タピオカミルク入り杏仁豆腐
いつもながら健康的で珍しい料理が食べられて満足である。
サービス面では30歳前後の男性の担当者が気が利いた。
日曜昼に訪問したが、客は続々入って来ている。予約をお勧めする。
(2011/10/31再訪)
夜に訪問。酸味・甘味・辛味の冷やし米線(1,600円)、海南ハムの春巻き(690円)、青島ビール(650円)を注文。この冷やし米線の上にはピータンがのっていて、黒酢がかかっている。これをフォークとスプーンで食べるのである。次に春巻きだが、普通の皮ではなく、薄く焼いた玉子で巻いている。どちらもともにおいしい。
残念なのはスタッフが代わり、サービスレベルが下がったこと。
サービス料が1割かかって合計3,234円。
(2010/10/26再訪)
夜に訪問。食べログに毎度毎度は書かないが、気に入っている店なので、時々行っている。
今日は什錦米線(1,100円)、野菌蒸餃子(690円)、青島ビール(650円)を注文。什錦米線とは、焼きそばのように炒めた米線で、野菜も入っている。野菌蒸餃子はキノコの入った小さい餃子3個である。米線はおいしいが、量が多くてちょっと飽きる。一人で食べるものではないのだろう。なお、スープはサービスでつけてくれた。サービス料が1割かかって合計2,684円。
(2010/2/7再訪)
以前から試したいと思っていた日曜祭日限定コースをごちそうになった。これは本来7,800円のコースを3,800円で提供しているもの。飲み物は温かい紹興酒を注文。コースの注文は2人から。
季節前菜の盛り合わせ・・・干し豆腐、豚肉など
絹笠茸とフカヒレのスープ
雲南緑茶と芝海老の炒め
雲南ハムと牛肝茸の炒め
鶏縦茸と鮮魚の蒸し物
割包入り桃花肉・・・挽肉をパンのような割包ではさんだもの
雲南豆腐・・・麻婆豆腐に似ているが、肉は入っていないと思う
自家製餃子特製ソースかけ・・・適度な辛さのニラ入り餃子
手契り鶏肉とキノコの汁米線
季節デザート・・・杏仁豆腐
いつもながら健康的で珍しい料理が食べられて満足である。総合評価を4.5に上方修正。
装飾では、鮮やかな色の十二支の飾りが目を引いた。
日曜昼に訪問したが、客は続々入って来ている。予約をお勧めする。
(2008/10/26再訪)
日曜日の昼に2人で再訪問し、飲茶セット(1,890円)を注文した。これは、中国茶(ジャスミン、ウーロン、プアールのいずれか)、特製点心(海老入り揚げ湯葉巻き、トウモロコシのパンケーキ、スープに入った翡翠餃子、焼売、キノコの饅頭)、炒飯(五目炒飯か蟹肉入り炒飯)、デザート(杏仁豆腐かタピオカミルク)のセット。
パンケーキは甘みがあって美味しい。翡翠餃子は、ほうれん草を入れた緑色の美しい皮の餃子で、スープの中に入っている。五目炒飯は、雲南ハム入りのもの。
なお、雲南豆腐やキノコの汁米線を含む、日曜祭日限定コース(3,800円)もある。本来、7,800円相当のものとのこと。後日、お腹が減っている時に試したい。
(2008/7/3再訪)
4月に米線を食べて気に入ったので、平日の夜7時半に再訪した。今日も1人で行ったのだが、御膳房はコースは2人からである。常連でもないのにあまり無理を言うものではないが、だめで元々でコースが出来ないか聞いたら、応じてくれた。おまかせの金沙コース(7,350円)と紹興酒(5年もの、670円)を注文した。
箸とスプーンは中国料理らしく縦置きである。
1.前菜 エビ、クラゲ、地参、くるみと鳥肉。地参は心臓にいいそうだ。
2.天麻烏骨鶏・・・天麻という漢方薬の根が入ったスープ。目や腎臓にいいとのこと。
3.エビの炒め・・・塩胡椒で味付けされており、頭まで食べられる。
4.牛肝茸と雲南ハムの炒め・・・雲南ハムは豚の後ろ足腿肉のみを使用し、塩漬けした後、天日で乾燥させ、風通しの良いところで熟成させて作ったもの。塩味が強いため、ちょっと料理に入れる。
5.茶樹茸と豚角煮・・・竹筒に入れて出される。
6.マコモ筍の炒め・・・イネ科の水生植物「マコモ」の若芽のこと。マコモに黒穂菌を寄生させるとマコモ筍になる。筍のような食感。
7.紅油水餃子
8.虎掌菌入り炒飯
9.杏仁豆腐とイチゴ、ぶどう、キウイ
全体的に珍しく、おいしく健康的な料理が食べられて満足である。給仕の方たちが料理の説明をしてくれて、勉強になった。
サービス料が10%かかり、合計8,822円。
(2008/4/18)
私は米線を食べたことが無かったので、試してみようと思って行ってみた。今日は雨の平日なので、夜8時頃で客の入りは7割ぐらい。そのせいか、1人で行ったのに4人がけの席に案内してくれて恐縮した。
過橋米線(かきょうべいせん)とは雲南省の米で出来た麺の料理で、この店では200度の煮えたぎった鶏がらのスープが入った器に、ネギ、香菜、エビ、ホタテ、ハムなど生の食材を入れ、スープの熱で具を煮る。私の目の前で説明しながら調理してくれる。エビはすぐにゆで上がる。とても面白い。麺は丸く細く、おいしい。スープはあっさりとしておいしく、飲み干した。
内装はとても豪華。飾られている絵は、雲南省の「重彩画」というものだそう。自然と人物が鮮やかな色彩で描かれており、私にはベトナムの影響があるように見えた。雲南省はベトナムに接しているので、そうなのかもしれない。他にも見事な壷などがある。
注文したのは過橋米線(2,200円)、小龍包(700円)、青島ビール(700円)。外税で、合計3,780円。私は食べログの高評価を見て行ったのだが、評判に違わぬ名店だと思った。満足である。また別の料理も食べてみたい。
2020/03/09 更新
※久しぶりなのでレヴューを分ける。
御膳房は米線やキノコ料理が有名な雲南料理店。雲南省はベトナムに接している。昼は雲南料理ではない麻婆豆腐などの日本で一般的な中国料理も提供している。
立派な壺などが飾られている。
(2025/6/21)
晴れて暑い土曜日に新国立美術館に行くことにした。その前に御膳房に行くことにした。今回も特製冷やし米線(内税1,580円)を注文。豆苗、いか、えびなどが入っている。今は米などの食品価格が高いはずだが、値段は据え置かれている。美味しく満足。
(付記)今日観た展覧会は「リビング・モダニティ 住まいの実験」である。観客数が多くて安心した。
(2024/8/3)
ポール・マッカートニーの写真展を六本木ヒルズに観に行った。その後の、暑い晴れた土曜日の11時半過ぎに4年ぶりに再訪問。先客は男性1人客、3人家族。私の後に男性1人客と女性1人客が来た。
スマホで注文する。サービス面ではお手拭きがある。水を入れたポットがテーブルに置いてある。
音楽はイージーリスニング。
御膳房特製冷やし米線(内税1,580円)を注文。提供までに15分ほどかかったが、構わない。真面目に新鮮なものを提供するためである。サラダ、スープ、細く刻んだ搾菜が付いている。小ライスがつけられるのでそれも頼んだ。米線にはきゅうり、玉子、えび、いかなど豊富な具材を使っている。美味しく豊富で満足。またたまには行こう。