レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
4位
1回
2014/12訪問 2014/12/13
銀座は年に3軒くらい話題の店がデビューするが残るのはごく僅か。
3年経てばいつの間にか看板に違う店名が。。
勿論、味、サービス、値段などの競争は大変なもの。
だがもう1つの理由は客。カウンター1枚に他人が並び狭い店にご主人と対する。
当然隣の話は聞こえるし、下手すりゃ客どうしで一見なのに話はじめる。銀座ならではのサロン鮨。
その中に写真をバシャバシャ撮る常連。あるいはヨショの接待組が入ると雰囲気は盛り下がり。
初見の客など見るからに居づらそう。そしていつまにかにわか贔屓の常連さんは新しい店へ動きお店には閑古鳥。
ですが中には味、サービス、技術でお客を惹きつける職人がいる。
ここは間違いなくその1店。
細かなところのこだわりがピンピンお客に伝わってくるし、お店としての空気は良い意味で力抜けている。
昼を気軽にいただけるやり方、夜はお客を見ながら対応する適応力。
通いたい久々のお店でした。
6位
1回
2014/11訪問 2014/11/15
落ち着いた雰囲気で居心地がいい。
個室もゆっくりできる。
カウンターも席間がゆったりしていていい。
サービスもそつがない。
ですがここの良さはやはり料理。簡単に言えば火入れ。
ステーキは塩も辛しも酢醤油も別に出てきて「お好きにどうぞ」(正直このスタイルは自分は好きじゃない。料理の味は料理人にベストを出してもらいたい)
ここをとても気に入ったのはそれより一番最初に出てくるポタージュ。洋食系のその味はオーソドックスながらも出汁の利いたスペシャルなもの。若いご主人の「力」にこれだけでも期待できると思った。
かわむらもいいがここもベストの1つ。
7位
1回
2014/09訪問 2014/09/05
今まで何店もセカンド店サード店で「???」なお店を体験したろう。。
大抵はその後、消えていくか3年もたちと「まだやっていたんだ。。。」という
1人のセンスの良いシェフが経営、お店の管理がうまいわけではないから当然なのだが。
ソムリエの店も同じ。パティシエのレストランからの独立も。多くの失望、失敗をみたか。。
だが最近若手はそうでもないと思うお店がポツポツできはじめた。
ここはレフェルヴェソンスの姉妹店。レフェルヴェソンスは全く期待しないで行ったら良い意味で裏切られたお店。
ミッシェル・ブラの弟子を語るなんてありえないと思っていたから。。
野菜を農家から直接仕入れる風のお店はたくさんある。それを素材を大切にとか言って炭火焼きとかで出すお店もいっぱいある。
自分はレストランは技術をいただくものだと思っているのでそのての料理に興味がない。
大型レストラン街に2ndの店ならきっと野菜蒸しとか葉っぱがいっぱいのサラダ屋さんではないかと
敬遠したいたが、パンへのこだわり、ソースの美味しさがフレンチならではのもの。
メニューを絞って料理のレベルを保っていると思われるお店のやり方も賛成。
とても美味しいフレンチ店だった。
レフェルヴェソンス 素晴らしい。
8位
1回
2014/08訪問 2014/08/16
ここのような紹介制のお店や高級店を食べログに書くことをほとんどやめている。
良く「常連ばかりでいずらいとか常連のサロン化している」などいうレビューを目にするからだ。
常連からすれば「食べ歩き系」の人への違和感はかなりあるからだ。
撮影、店への質問、マナーなど。。。。
某日本料理店、鮨店など以前の雰囲気は殆どない。
変な緊張が台無しにしている。
ここは美味しいには素材もあるが技術や技法もあるというあたり前が他の店とは違います。
恵比寿当たりの創作系や高級居酒屋系とは質が違う。
ぜひこのままの姿勢で貫いてほしい。
毎月変わるメニューと他の店では味わえない料理。
8月は「はも」はお椀。海老。
無花果を焼いたものと海老。
コース以外にもちょっと頼むと美味しいものが。
など。しめはくずきり。
日本のオンシーズンの食材とフランスからの食材の組み合わせが東京でフレンチを食べる醍醐味と思う。旬に偏った料理は日本料理、鮨に多く、それはとても美味しいのだが全体のダイナミズム、変化に多少欠け、店それぞれの個性を感じにくくしている。ロオジエの料理は毎年、毎シーズン変わらないものと今しかいただけない新しさに説得力がある。
サービスというのは何か?ロオジエの居心地のよさと肩の力が抜けた品とサービスマン&レディの立ち振る舞いは他の店にはないものだ。ロオジエの料理が美味しいのは当たり前で、その先にある楽しみはここにある。少し若いスタッフも入ったようだ。また違った雰囲気にもなるのかもしれないが期待したい。
以前はまだコースの流れに一貫性が薄く感じたが今回はびっくりするくらい美味しかったし、バランスもいい。小さなポーションで一皿一皿を分けて行くお店が多い中、大きな皿に見事な広がりとバランスを生み出す王道のフレンチ。
ポリーさんのとき。後任のとき。
そして再開。ロオジエはロオジエ。ここは別格。期待も要求も味サービス雰囲気に対して特別だ。
相変わらずの大人気。
正直パンはびっくりしない。このレベル以上を出す店は結構ある。
サービスはもう人手の数が違うし1人1人の質も超一級だから他に類をみない。他の日本のレストランとここを比べるなら個人の人柄とか、サービス精神とかであってサービスの組織力は比べようもない。
料理もそう。一皿一皿見た目、味、一皿の中の味の広がりとバランスも素晴らしい。
今度のシェフは才能もあり、お客を楽しませるサービス精神もあるチャーミングな料理を作る。
重たすぎず、とても今っぽいフランス料理である。ただ1つ。お皿に神秘性というか
ポリーにあった魔力が足りない。フレンチ独特の濃厚さと香が。
でもでもやはりここは美味しい。比較がない。