びしくれたさんが投稿した鮨 なかや（東京/亀有）の口コミ詳細

年に一度の特別な日にこの店を選んだ。訪問は二度目であり、前回は昼にコース17600円をお願いした。食事内容がよかったので夜に一度訪問したいと思っていた。予約時におすすめ（鮨20貫）9900円をお願いしておいた。17：45にお店に到着し先客2名だったが続々常連客らしき方が入ってきてカウンターは埋まってしまった。鮨職人から「〇〇さん、前回お昼いらっしゃいましたよね？」と質問されてびっくりした。「二年前ですよ！よく覚えていらっしゃる。」昼にお料理コースを注文する人が少ないみたいなので覚えていてくれたのかな？「二年前のお料理がとても印象的で色々訪問しましたがここにしました。アワビのステーキ本当に美味しかったです。」そういえば、去年はどこに行ったのかな？と調べると足立区内の鮨屋に連日訪問していた。やっばり特別な日は鮨屋なんだな私。「きく鮨」「寿司と炭火 大地」

家族で来る方が多いようで、本日の一品料理から選んでボトルキープしたお酒を飲んでいる。メニューから銀鱈の西京味噌焼きとトウモロコシかき揚げを選んで注文した。寿司職人からアドバイスをいただき、「まだカットしてないので、おつまみを食べて、超特上（14貫）7700円にしたらいいかと思います。」本当に適格なご意見であった。両隣で家族でワイワイしているのに鮨をすぐに食べてしまい時間が経ってしまうのは嫌だ～。メモ用紙とシャーペンを置いたので丁寧に説明してくれた。お話していた寿司職人は常連家族の方を担当することに。別の寿司職人に握ってもらうことになった。

単品注文した銀鱈の西京味噌焼きは、ふっくらとした身で味噌が美味しい。今日からメニューになった季節物トウモロコシかき揚げはコーン部分を取り除いたかき揚げではなく、茎を擦ったものなので甘さが格別であった。これは美味しい。
握りコースには含まれてないと思う品が二品登場した。これはお通しなのかな？運ばれてきたものを確認しないで食べてしまったのだが、情報としてお通しかどうか知りたい。自家製胡麻豆腐には毛ガニと茎わさびがのっていた。ごまがしっかりと味わえるちょっと固めな豆腐であった。野菜せいろ蒸しは、磯つぶ貝、しいたけ、かぶ、黄色ペッパー、小松菜を胡麻ソースにつけていただく。素材の味がとても生かされている。ひょうたん型の日本酒が特別でもっと高いかもしれないが、それにしてもお通し2品と追加2品で6000円は高い。

鮨のシャリは赤酢を使っており、醤油・塩・ゆず・すだち・レモンなどで味付けをしてくれた。食感を楽しませてくれた淡路島スミイカ、北方領土馬糞ウニは絶品である。マグロの切り方なのだが二枚レイヤになっていたように思えたが質問するのを忘れた。マグロ三種類食べさせてくれて満足である。大好きなのどぐろは炙ってあり脂ののった鮨であった。車海老は前回半生でいただいたのだが、今回職人さんのご意見でボイルドが一番甘く感じるとおっしゃっていたのでボイルドにしてみた。正解！海老は火を通した方が美味しい。いくら、うにはとろける味わい。穴子は塩・たれ二種類で出してくれた。穴子はフィナーレに近づいてきた証拠であり、「もうすぐ14貫になりますが20貫食べますか？」とは聞いてこなかった。食べられないこともなかったがシャリの量も変えなかったのでお腹が満たされた。本当にコスパが良い鮨屋でありリピートしたくなるが、常連客のように月1回とはいかないわ～。
日本酒は二種類いただいた。日高見超辛口/宮崎一合1430円は最後の一杯をいただいた。ボトルが素敵であり、超辛口は鮨にぴったりでありよかった。雪の芽舎純米吟醸/秋田一合1430円をいただいた時に江戸切子のお猪口を用意してくれた。美しい器で飲む日本酒は格別であった。

超特上（14貫）7700円
・お通し：ガリ
・お通し：自家製胡麻豆腐（毛ガニ、茎わさび）
・銀鱈の西京味噌焼き（単品注文）
・トウモロコシかき揚げ（単品注文）
・お通し：野菜せいろ蒸し（磯つぶ貝、しいたけ、かぶ、黄色ペッパー、小松菜）
①いか：淡路島スミイカ、北方領土馬糞ウニ
②光物：淡路島鯵、愛知産メネギ
③貝：三重県美浜産はまぐり、ゆず皮
④白身：千葉県勝浦産金目鯛、すだち
⑤赤身：アイルランド産づけ鮪
⑥中トロ：アイルランド産鮪
⑦あぶり魚の握り：長崎県対馬産のどぐろ、ねぎ、レモン、塩
⑧あぶりトロ：アイルランド産大トロ鮪、すだち、塩
⑨車海老：沖縄県宜野湾産車海老ボイルド
・箸休め：エシャロット、もろみ味噌漬け
⑩いくら：北海道釧路産いくら
⑪ウニ：北方領土馬糞ウニ
⑫穴子：長崎県対馬産あなご、塩・たれ
⑬メネギ：愛知県産メネギ、鰹節
〇卵焼き
⑭ナス：茄子漬物
〇お椀
〇デザート：黒胡麻アイスorゆずアイス
アサヒスーパードライ中瓶880円
日高見中取り大吟醸/宮崎一合1430円
雪の芽舎純米吟醸/秋田一合1430円
サービス料5％：920円
・お通し+追加注文6品で6040円
合計18400円

特別な日に選んだ鮨コース。いつもは都心に出かけて鮨をいただくのだが、自転車で行ける距離で人気の鮨屋はないかと検索をした。葛飾区亀有にコースメニューのあるお店を見つけた。鮨屋でお料理を食べるのが好きなので寿司はそんなに量がなくてもいい。ランチ時間11：30にカウンター席でコース17600円を予約した。

にぎりのおまかせ（昼営業）
・特上握り3850円（10貫、巻物）
（赤身、トロ、光物、白身、いか、海老、貝、いくら、穴子、巻物、ナス）
・超特上握り6600円（14貫）
（赤身、中トロ（大トロ）、光物、白身、いか、車海老、貝、軍艦2種、穴子、あぶりトロ、アブリ魚の握り、メネギ、ナス）
・おすすめ握り8800円（20貫）
（赤身、中トロ（大トロ）、光物、白身、いか、うに、車海老、貝、軍艦2種、穴子、あぶりトロ、アブリ魚の握り、おすすめ6貫、メネギ、ナス）
※握りのおまかせに（お椀・玉子焼き・デザート）がセット
お料理のコース
・彩8800円コース
（前菜盛り、刺盛、焼魚、季節の一品料理、握り6貫+玉子焼き、お椀、デザート）
・奏12100円コース
（前菜盛り、刺盛、焼魚、季節の一品料理、おすすめ一品、握り6貫+玉子焼き+小丼ぶり、お椀、デザート）
・コース14300円（13000円）
・コース17600円（16000円）

小雨が降る日、自転車で亀有へ。邪魔にならないように店前に止めた。11：30予約の人が多く後から続々お客さんが入ってきた。カウンター席の予約もあり「予約席」の札が3つ置いてあった。両隣お一人様で予約である。私は中央のカウンター席の案内だった。お昼にお料理コースの人はあまりいないか～。メニューが気になり写真を撮るがもうすぐメニュー変更になるらしい。おつまみメニューが特に気になったのだが値段は書いていなかった。あわびステーキとかあるがちょっと値段聞かないと注文できないな。寿司コースを食べるのもあり、おつまみを注文するのもあり、アラカルト寿司をお願いするのもあり。色んな楽しみ方があるのだと知った。

産地と魚の種類を丁寧に説明を受けた。コース17600円の品数はメニューに書いてなかったのだが予約時電話での説明は「量が多いです」だった。量が多いものを望んでいたのでそんな説明でもよかったのだが、刺身盛りが一度ではなく三回に分けて出してくれたことに驚いた。「土佐用意して！」と何かと思ったら醤油だった。スタッフが釣ってきた鯵は3日置いて食感がよくなり提供してくれたのだが、鯵好きにとっては最高の刺身であった。のどぐろ炙りをいただいた時には忘れられないほど身の甘味を覚えた。のどぐろの刺身と塩焼きを食べた事があるが炙ったのは初めてで一番美味しく食べる方法だと知ってしまった。カワハギの肝も美味しく日本酒が早く飲みたくなった。きっとメニューにない日本酒もあるだろうけど、メニューにあるおすすめの日本酒を2合いただいた。最後の刺身盛りは豪華で本鮪・うに・白エビとキャビア・甘エビと贅沢だった。すべて味付けされていたのでそのままいただいた。

キンキと金目鯛の違いを後で調べてみた。キンキの塩焼きは脂がのっており身がふわっとしていた。鮨屋の塩焼き好物である。茶わん蒸しの上に馬糞ウニがのっていた。特に中身の説明はながったのだが蟹の身がたっぷり入っていた。毛ガニが入っている茶わん蒸し特別な人しか食べられないのではないかと思うが私もいただけた。気分は北海道旅行である。もっと驚いたのはあわびステーキがでてきたことだ。この前訪問の鮨屋でもあわび一切れだったのだが今回は丸ごとである。濃厚肝ソースではなくバター香るサラサラのソース、身は柔らかくいただいたがスプーンがない！ソースはどうしよう残したくない。酢飯もらおう！と考えていたら、「もしお腹に余裕があれば・・・」と言いかけてくれた時に「酢飯」と先に言ってしまった私。皿に酢飯を落としてくれるのかと思いきや、皿を回収され調理してくれた。リゾットに変化し岩海苔が入った贅沢な物だった。岩海苔なしでも美味しくいただけたな～。ここまで高級食材を出してくれるとコース料金納得であった。

鮨、とりがいから握ってもらった。水産品の高級ブランド関サバは脂多く鯖好きな私にとって最高な鮨だった。生いくらって秋口に出回るらしいのだが、鮨職人さんが筋子から綺麗に取り出してくれたようである。塩気があまりないいくらが新鮮だった。本鮪の握りはカマ下で薄くスライスすることによって食べやすくなるよう。先程刺身でも食べた本鮪だがシャリと一緒に食べるのと違うものだな。ハマグリの鮨って多分食べた事がない。ゆず入りのたれがとても美味しかった。車エビの握りは調理を選べる。私は踊り食いではなく半生をチョイス。少し加熱しないと甘さが増さないかと思ったからだ。海老の頭と尾を素揚げして別皿で出してくれた。海老の尾が好きでエビフライ・海老天で残さず食べちゃう。最後は漬けマグロだった。ちょっと待って！写真で見た赤酢をつかったシャリが出てこなかったので聞いてみた。「赤酢は夜のみとなってます。」

甘い玉子焼き、アサリの味噌汁、最後は巻物ではなく穴子（たれ・塩）だった。デザートは三種類の中からお店で作られている黒糖ゼリーをお願いした。きな粉とゼリーの組み合わせがなかなかいい。お茶は陶器ではなくクリアな器だった。初めて聞くネタだったり豪華すぎるお料理でとっても楽しめた。追加でとうもろこしかき揚げが食べたかった。次の訪問はつまみと日本酒だな。夜営業のカウンター席の利用は5％のサービス料があるのでお昼はお得かも。

コース17600円（16000円）
（前菜盛り、刺盛1、刺盛2、刺盛3、焼魚、季節の一品料理、おすすめ一品+リゾット、握り8貫+素揚げ+玉子焼き、お椀、デザート）
・北海道産あん肝、磯つぶ貝、子持昆布
・横須賀市走水産釣り鯵、石川県産サヨリ、スミイカ有明海苔挟みすだち添え、土佐醤油
・長崎県対馬産炙りのどぐろ、和歌山県産カワハギ肝醤油、土佐醤油
・アイルランド産本鮪、北海道産甘エビ、富山産白エビ＆キャビア、利尻島紫雲丹＆畳イワシ
・キンキ塩焼き、わらび、葉生姜
　キンキは、正式には「きちじ（喜知次）」という魚で、北海道や東北が主な産地
・毛ガニ入り茶わん蒸し馬糞ウニのせ
・あわび肝ソース、ネギ、しいたけ、バター
・アワビリゾット、岩のり、塩
・大阪湾鳥貝
・大分県産関さば
　瀬戸内海と太平洋の水塊がぶつかりあう豊後水道で、一本釣りによりとれるマアジ・マサバの事を「関あじ」「関さば」と呼ぶ。
・北海道産生いくら（塩づけなし）
・アイルランド産本鮪（カマ下）
・鹿島産ハマグリ、柚子たれ
・沖縄県宜野湾産車エビ（生・半生・茹で）
・車エビ（尾・頭）素揚げ
・マグロ赤身漬け
・玉子焼き
・あさり椀
・対馬産穴子（たれ・塩）
・デザート（黒糖ゼリー・柚子シャーベット・チョコミントアイス）
・生ビール660円
・黒龍　純米吟醸1320円
・日高見　超辛口1320円
合計　20900円

お寿司とドイツワインの楽飲会
日程：
①2023.04.23（日）12：00～14：30
②2023.06.18（日）12：00～14：30
場所：鮨なかや
内容：寿司14貫+ワイン7種、お寿司2貫に対してワイン1種類をペアリングいたします。
会費：20000円（税込）
当日は、寿司とワインの究極のマリアージュを、漫画「寿司とワイン」著者：江戸西音氏が解説します。
主催：銀座和イナックス