レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
3回
2021/02訪問 2021/02/15
【10年以上のお付き合い】今だからこそ外食の意義について考えてみました♪@北白川
恐怖の大王を予言した人はいれど、まさか昨今のコロナ禍なんて誰も想像すら
してこななかったわけで、そんな中、外食が禁忌という風潮にかかわらず、
改めて馴染みのお店に伺った感想をば。
お目汚しになりますこと予め申し上げておきます。
さて、北白川の中善さん。
もう10年以上のお付き合いになります。私ども夫婦の愛してやまない大好きなお店。
私も40代になり、大将もお変わりありませんでしたが、人は平等に歳を取る(笑)
食べログさん初め他のメディアではあまり目立たないお店ですが、菊乃井さんのご出身
でずっとミシュランの星も獲得してきてはる安定感のあるお店。
1万と1万2千円のコースでランチは予約があれば対応してくれます。
ここのところ京都の懐石店に限らずいわゆる高級店と括られるお店については
軒並み客単価が3万円を超えるのも珍しくなくなり、じゃあかと言って価格改訂前より
もそれ相応に良くなったかと言うと素材含めそんなこともなくて、そんななか正直
月一回通えるこの価格帯でやってはる名店だと思ってます。
おそらく反論もあおりかと思います。
確かに、この日の中善さんのトラフグの質でいうなら、もっと大きくてトラフグらしさ
を追求した形で提供するお料理屋さんもあるでしょう。
せやけど、写真見てください、この量ですよ、今更だけども、ようこそうちにという
もてなしのお気持ちを感じざるを得ず、女将さん大将私ども2人の空間が設定されるわけです。
月毎にメニューは変わります。
2月と9月はお客さん還元月間で2月はトラフグはじめ信じられない内容のラインナップで
たまに感じる懐石でもうおわり?ってのがないです(笑)
もちろん、毎月伺いたいですが、それも難しい中で目いっぱいですね、奇をてらわず
客をもてなすラインナップ。
今時の懐石店ですと八寸をカットしてしまうかあるいは違う形で提供する
お店がむしろ主流かなと思うんですが、中善さんは手間暇惜しまずしかも調理技術
がもろに反映される八寸がむしろウリです。椀にせよ、焼物にせよ、竹屋町三多さ
んみたいな究極的な引算的なお店ではない一方で関東和食にありがちな足し込みも
ないと言う意味で個人的には京都和食の導入的なお店として評価しております。
嫌味でも何でもないんですけど、緒方さんみたいなお料理の出し方をされるお店
がお好きな方とはここで相いれないということになると思いますし、それって
実は京都の懐石語るうえでめっちゃ大事なことだと思ってます・・。緒方さんは
美味しいですよ、引き合いに出させていただくくらい有名なだけで。
お酒の話。
奥様がソムリエさんなので、ワインと和食のマリアージュも楽しめますし、
その点木屋町のみくりさんとも全く違ってて、あくまでワインは二番手お料理ありき。
羽田酒造さんの営業スタイルは派手目ですけど、日本酒ももちろんいいです。
正直、私どもは京都に長く住んでいて、大将も女将さんもそうなわけじゃないですか。
その意味での波長が合う合わないはあるかもしれないし、逆に言うと、その前提が
ないならば行きにくいわとか、他地域の方が行きやすい店ってどこ?みたいなあり
がちな切り口になるんですが、個人的には、京都の外食ってフィルターいらないですし、
つまるところ京都の和食店のおもてなしってすげえなって話なんちゃうかなと。
今だからこそと申し上げましたが、まさにそうで、一食を共にするという空間の演出、
その演出の仕方如何によって人を幸せにできることそれこそが外食の意義であり、
私はそれに乗っかっているだけだろうと思っております。
その日の一食を確保して、ずっと楽しみにしながら仕事して、その日が来た時の期待感。
こういう感覚って飲食店さん独自ですよね。
そんな大切な日を過ごさせていただいたというご報告♪
京都の和食屋さんは敷居が高いと一般的には思われており、私自身も
そう思っていた20代後半、京都の本格的な懐石料理をおそらく初めて
頂いて感激したお店がこちら北白川の中善さん。
それ以来ほぼ毎月あるいは季節ごとにその後結婚した今の嫁さんと
通い続けていました。このたび、入籍して約5年の節目もあり、
約5年ぶりに伺ってみました。
中善さんは言わずと知れた京都の名店、菊乃井さんのご出身。
お師匠さんと呼ばはる菊乃井の大将から授かった言葉や教えを
時折披露して下さるのですが、そこにはブレてはいけない「料理」屋
としての核心が垣間見え、それに共感した素晴らしい時間でした。
ところで、私がいくらぼやこうが憂おうが、そんなこととは無関係に
時がたち、中善さんに通っていたころと京都の料理屋さんをとりまく
状況は変化しました。
多くお話しした中で、それとの関係で中善の大将がお師匠さんから
授かったお言葉の一つはこれだそうです。
「俺らは料理屋、飯屋や」
この意味するところは、一つには料理屋やねんから、「料理」を提供せよ、
もう一つには飯屋やねんから、「飯」として食べてもらえという内容と
私は解釈、理解しました。
鮨屋さんのようにいい素材を追い続けるのはいいと思うけど、それを調理
することが料理であって、それをプロがする以上は付加価値はそこに伴う
のは必然だとしても、浮世離れしたような付加価値をこちらから設定する
ことは「料理」屋としての範疇を超えるという教え。
外食という娯楽において、「食」に重きを置きすぎると、「楽」しむという
目的から脱線していくというジレンマはどこかで解消しなくてはならず、
思うに、つまるところ、対価を払って一食に費やす時間を確保する場所が、
私にとっては中善さんという「料理」屋さんがしっくりくるということなのでしょう。
さて、そんな眉唾な講釈はこのくらいにしておくとして、お食事の話。
五年前に値上げしはりましたが、そこから据え置き、高いコースで12,000円(税抜)。
お昼営業は予約が入ればというスタンスも相変わらず。実はお昼は初めてだったんですが、
お昼に高い方のコースをお願いしました。
まず、料理屋さんとして、毎月1日に献立を練らはります。
なので、ありきたりなものが毎回出てくるわけではないので、そこも楽しみなんですが、
特に2月と9月は顧客還元月間ということでかなりのお得感満載な献立が提供されます。
写真は、懐石料理の流れの中に、中善さんの個性を織り込んだ献立です(2020年2月)
てっさ、白子、唐揚げ、椀はグジにメインの鍋はすっぽん。
高級食材を惜しげもなくというところはもちろん、食事なのでお腹いっぱいになります(笑)
何より夫婦水入らずの時間をお二人と過ごせたこと、そしてやっぱりここやんなと
2人で笑顔で帰路についたこと、あえてまたいいますけど、京都の料理屋さんは敷居高い
けど、まずは中善さんに行きよし、若い方に心からお勧めできるお店です♪
ご清聴(ry
はじめに、私事ですが、この度無事入籍しました^^v
そんな嫁と付き合っていた頃、嫁を高級な懐石料理店に
連れて行ってあげたいと思い連れて行って以来、もう
4~5年のお付き合いの中善さん。
入籍して初めての外食は中善さんでというのが嫁の
たっての希望で、一年数か月ぶりにごあいさつを
兼ねての訪問。
なお、幸いなことに見てくださる方が増えてきたので、
読んでいただくにふさわしい内容に改定すべきと思い、
過去の写真は最新訪問時以外のものは、一部除きほぼ
すべて削除しました。
また、過去の献立に関しても直近の写真付きのものに比べると、
情報としての価値は低いと判断したので、レビューからも
削除しました。
さて、ここからが本題
中善さん。京都は北白川のミシュラン和食店。大原出身の
親しみやすい大将は露庵菊乃井が修業先。
店内はピンと張りつめた空気はなく、とてもカジュアル。
お料理は、2015年5月時点で8500円と12000円のコース。
お昼は4800円のコースもあるみたいですが、お昼(完全
予約制なはず)でも夜のコースをお勧めします。
以前は7000円と10000円のコースだったので、この値上げ
がどうなのかなっていうところは気にしていましたが、
否、十二分に満足できる内容でした(お写真は12000円の
コース)。
お酒も安くて相変わらずおいしくて。
酢の物がおいしいとか八寸が神だとか今更ですかね。
2015年5月のお椀はカツオ昆布だしに玉露という初体験も。
大将もマスコミ関係の対応やその他の対応で気苦労がおあり
らしく、正直、私もレビュー更新するか悩んでいたんですが、
相変わらず謙虚でまじめな大将の仕事ぶりを拝見していると、
応援したくなります^^
12000円ののお料理と25000円のお料理を比べられても困る
とかそういう逃げ口上抜きにして、おいしかった~って思える
お店ですよ^^あ、品の悪い人はお断り(笑)
2位
1回
2013/08訪問 2014/09/29
芦屋の超予約困難ミシュラン☆串揚げ店!笑顔の素敵な大将の創り出す素晴らしい串をご賞味あれ♪
※レビュー修正2014年7月※
●2011年9月初訪問
何度も電話で予約を試みましたが、振られ続けること数回、
念願叶って芦屋のあ~ぼんさんへ行ってきました。
夙川の阿坊さんはこちらの暖簾分け店、新地の凡さんも
こちらのお店のご出身の方がやられています。
串あげというと、お店中に油の熱気と臭いが充満して、着ている
服が油臭くなってしまうイメージですが、あ~ぼんさんはそれら
とは無縁です。さすがは芦屋の高級店!(笑)
お店はカウンター席とテーブル席がありますが、カウンター席で
揚げたてをすぐに頂くほうがいいように思います。
<二回転制>
午後6時~と8時~の二回転制。
どちらがいいかは皆様の都合にもよるかと思いますが、二回転目の
ほうがゆったりとできるのは言うまでもないとして、ただ、二回転
目だと、後ほど述べるお代わり串に売り切れが出る場合があるので、
一長一短でしょうか。
<メニュー>
メニューはコース一本で5500円(2011年時点)。
本数は日によって多少違いはあるかもしれませんが、
箸休めの茶そばを挟んで全部で21本前後。
席に着くなり、食前酒が運ばれまて、コーススタート。
店員さんの見事な連携でテンポよく串が運ばれてきます。
あえて何の串か告げないというのが一つの売りであるらしく、
今度の串はなんだろうと期待しながら口に運びます。
衣は大阪の新世界の有名店のようにぼてっとしたものではなく、
薄くパン粉がまぶされている程度。
揚げ油はラードですが、全くしつこくなく、いくらでも食べられます。
ここの串揚げで胃もたれしたという人は今まで僕の知る限りいません。
なお、揚げ油は、一回転目と二回転目で全て完全に取り替えます。
串およびその内容は、再訪時のものを、写真掲載してありますので、
興味のある方はそちらをご覧ください。
これらを醤油・からしソース・ウスターソース・塩で頂きます。
これらのソースの完成度の高さも圧巻。
テーブルにセットされている野菜スティック、生キャベツも新鮮で
素晴らしいと思います。
串が一通り供されると、デザート串、コースで供されなかった串
の説明およびもう一度食べたい串はないか?と聞かれます。
この日、私どもは、ビールを3杯ほど飲んでいたので、すべて遠慮させて
いただいたのですが、次回はぜひとも食べてみたいです。
皆様も始めていかれる際には、お代わり串のことも考慮に入れながら
お食事されてみてはいかがでしょう?
<お酒>
なお、お酒のメニューはありません。
ワインリストはお店の方にいえば持ってきていただけるようでした。
ワインにあいそうな串もたくさんありました。
<総評>
会計は、この日含め、ビール数杯、お代わり串を数本頂いたとしても、
一人8000円~9000円。ワインなど召し上がられると、もっと
しますよね。はっきり言ってお安くはないとは思います。
ただ、串揚げというカテゴリで呼んでいいものかと躊躇するほどの完成度。
関心を通り越して驚かされます。
素材のうまさを最大限生かすべく、考え抜かれ計算しつくされた串。
味もさることながら、お店のご主人も数回にわたりお客ごとに
声を掛けて回られ、にこやかでとてもフレンドリーなお方でした。
人様の仕事を評価することなんておこがましいですけど、こちらのお店
は店員さんの連携然り、淡々とした仕事ぶり等々、味以外のサービス面
含めとても素晴らしいお店だと思っています。
多少好みに煩い方であっても、このお店ならば、絶賛されないにせよ、
ケチをつけられるようなことはないと思います。それくらい貴重なお店。
お近くの方、お近くじゃない方も是非行ってみてください!
●2011年11月
2回目。
この日の一本目は、いつもの春巻きではなく、レアに揚げられたカニの
足がドーンと提供されてスタート。
どの串もとても美味しいです。
ご主人にも美味しそうに食べてくれるから見てて嬉しいよって
お声掛けいただきました。
念願のお代り串。
まず、北海道産の生ウニをあしらった貝の串があるとの説明。
貝柱(タイラギだと思います)に薄く衣をつけてさっと揚げたものの上に
ウニをあしらい、さらにおろしたての本ワサビをのせて。
まずい要素なし。
次に、コースで出た牛ヒレよりも味の濃い部位があるのでそれはどうかと。
ヒレの中でもより柔らかく濃厚な部分で全部で10串程度しか取れない、
その名もサイドマッスル(笑)。強そうだ。
これは非常においしい!
肉系のお代わり串は2回転目に残っていないことも多いとか。
●2012年12月
3度目。
2012年の〆はこちらでした。
こちらで串揚げを食べてしまうと、他ではなかなかいただく気に
なれなくなりますよね。
来年もよろしくお願いします。
●2013年2月
4度目。
一部写真撮ってみました。
この日は大将との会話も弾み、あらためてこのお店の素晴らしさを再認識。
芦屋の名店健在です。
●2013年8月
5度目。
芦屋でこれほど予約が取れないお店はないと思います。
週末なら一か月以上前から予定を立てなければなりません。
この日も一月半前に電話し、空いてる日をお伝えして、それで
ようやく席が確保できました。
さて、お弟子さんたちがどんどん成長しているのが分かります。
今回も大満足でした。写真一部追加しました。
3位
1回
2014/07訪問 2014/12/05
2014年7月新店舗にて再始動!神戸住吉のミシュラン☆焼鳥店♪ジューシーな焼鳥がお好きな方にお勧め^^
※最終更新日2014年7月
移転初日に訪問。
予約は一か月前から、座席数、メニュー、小学生以下×、
5名以上の予約不可などは以前と変わっていませんが、
以前の店舗より高級感が増すとともに、ゆったりと寛げる
空間が演出されていました。
情報整理の趣旨で、写真の差し替え&レビュー大幅修正。
極力過去の不要な情報は削除、現状でも生きている情報のみ
を一読了解を意識して、掲載したつもりですので、行かれ
る予定のある方は、●2010年5月との記述以降も是非。
ということで、以下、2014年7月の最もフレッシュな
鶏一途さんでの飲食内容。
■生ビール(460円)◎
こちらのビールはサーバーの洗浄が常に完璧(奥様曰く、
言われた通りしてるだけ)。泡のきめ細やかさが特筆。
定番のお通し、鶏皮ポン酢も相変わらずのうまさ。
■地鶏刺身の盛り合わせ5種(1400円)○
ずり・胸・肝(極上白肝入)・ささみ・白子。
沖縄のお塩・パキスタンのお塩・おろし立ての山葵
で頂くのが鶏一途さん流。
■おまかせ5種(値段はそれぞれの串の合計)○
この日は、せせり・胸肉・つくね・白子・鶏ホルモン。
鶏一途さんの好きな串TOP3が入ってました^^v
ただ、つくねにしても、胸肉にしても、以前はもっと
肉汁が滴り落ちてくるような串だったのですが、この日は
そこまでではなかったかな。
お気に入りのお店だけに言いにくいですが、こちらのお店は
素晴らしい素材の鶏とご主人の素晴らしい焼きの技術とが
あいまって、これまた素晴らしい焼鳥が頂けるお店なのですが、
焼き場も新しく、慣れの問題もあるのでしょうが、塩のふり、
焼き加減いろんな点で、こちらのお店に対して、初めて少し
ネガティブな感想をもちました。
食通のマイレビさんにご紹介し、行って頂いたのですが、
やはり同じ感想をお持ちになられたようで、本文に書いて
置くべきだろうと思い、書き足しました。
■追加○
ねぎ身のオス・メス、さがり、背肝を追加。
この日は、オスのほうがおいしかったな、うほっ♡
その日によってオスの方が好みだったり、反対にメスの方
が好みだったりするんですよね。面白いです。
■白ワイン(1540円)○
ワインは以前は、黒板に色々書かれてありましたが、新店舗
では、赤白4種類(各480円)での提供がメニュー化され
ています。カウンター後ろのワインセラーは立派です^^
オーストリアの白をカラフェで頂きました。
<総評>
約一年ぶりの訪問とはいえ、何度もうかがっているので、
もちろん段々と感動は薄れていくのは仕方のないことですが、
やはり、自分との相性のいいお店だと思いました。
色々なタイプの焼き鳥屋さんがあると思いますが、ジューシー
で鶏の旨みを感じられるのが鶏一途さんだとすれば、ボリューミー
で野性的な串を満喫できるのが、京都のキムラさん、低予算で鶏一途
さんほどではないにせよ、それに近いレベルの焼き鳥が食べられる
のが同じく京都の人見さんというのが自分の好きな焼鳥屋さん
の分類です。
今回もまたお世話になりました。ご馳走様でした<m(__)m>
●2010年5月
焼鳥では関西NO1との呼び声も高い、神戸住吉の有名焼鳥店
鶏一途さんへ初訪問。
滋賀の養鶏所直送の厳選された淡海地鶏を扱っておられます。
価格帯としては、若干高級な部類の焼鳥屋さんということに
なると思います。
とはいえ、普通に飲み食いしても、1人頭5000円といった
ところでしょうか。
お店のポリシーの一つに、ぶらりと入れる焼鳥屋ではなく、
こちらを目指して来てもらう焼鳥屋でありたいということ。
それがよくわかるとともに、1年後には確実に予約困難店に
なっているだろうと確信しつつ、再訪を決意した初回訪問。
●2010年11月
改めて、こちらの焼き鳥に対する「一途」さを感じることに
なった二回目の訪問。その一途な思いを感じることができる
メニューの一部を写真欄に掲載しました。
●2011年2月・3月・8月
焼鳥はもちろん、お野菜やジュースなど、どれもとても
美味しいですが、私なりのこちらのお店の楽しみ方は、
お任せ5本に好みの串を追加していくというオーソドックス
なもの。
なお、お任せ5種といっても、入荷の関係で、同じ日でも
内容が違います。
したがって、後述するようなレア串にありつくためには、
何としても早い時間の予約を確保したいところ。
なお、予約時にお造りを取り置きしておいてもらう
ことは必須。
●2011年11月
軍鶏や砂ずりといった今まで食べたことのない串も登場。
なお、寒い時期は4名からだったと思いますが、お鍋もやって
おられます。最高級の数種類の鶏の品種から選ぶことができます。
●2012年7月・12月
あちこち、焼き鳥屋を食べ歩いたこの年、やはり、ここより
気に入るお店は出てこず、こちらとの相性の良さを再確認。
強いて対抗馬をあげれば、新地のYAMATOさんくらい
だったでしょうか。あちらは鶏一途さんでは出てこないレバー
が絶品。
●2013年6月
お料理の写真掲載あります。
フラッシュをたかなければ写真撮影して構わないとおっしゃって
くださいました。
レア串(私が勝手にそういってるだけ)にありつけた日。
そいつは、ハツ。一般的な焼鳥屋さんでは著名な部位でも鶏一途
さんでは希少串であることも珍しくありません。
4位
1回
2010/12訪問 2014/09/29
目で愛でて、舌で感じる京都の季節♪いわゆる正統派の京懐石ではないですが、草喰料理というジャンルを確立したお店。
「日本で一番おいしい昼食を食べられるお店」
京都の名店、草喰なかひがしさんで夕食を頂い
てまいりました。
予約を取るのが困難なことで有名なお店。
初めて訪れる方は1か月前から、2回目以降訪れる方は5カ月前から
の予約が可能というシステム。これには批判があるようですが。
今回、私たちは初訪問だったのですが、京都の老舗ホテルブライトン
とのコラボ企画があり、それを利用してこのプラチナチケットをゲット
しました(木曜の夜一組限定でホテル宿泊客に対して席が確保されるというもの。
なおこの企画はH22年12月23日で終了)。
今後もホテルプランとのコラボはあるかもしれないので、予約がなかなか
取れない方はこの辺りの情報もチェックの情報しておくべきかも。
さて、12月下旬のなかひがしさんの夜のメニュー。
15750円のコースです。他の値段のコースとは品数の違いです。
■八寸
<丹波黒豆焼き、美山鹿燻製と林檎、南瓜と金時豆のかぼす釜など>
醍醐で雪を表現するなど、まず視覚で感動。素晴らしいですね。
お酒は、まずはビールをいただきました。
■お凌ぎ
<むかごの飯蒸し からすみ添え>
からすみ自体素晴らしいものでした。お米との相性も抜群。
■椀物
<白みそと酒粕の味噌汁>
大根とにんじん、とち餅が入っていました。
白みその上品な甘さと酒粕の香りがたまらなかったです。
奥様のご実家の白みそで作られたお椀はこのお店の定番だそうですが、
冬は酒粕入りのお椀になるようですね。
■焼き物
<鰆味噌漬の笹蒸し焼き>
焼き物は鰆でした。味噌の甘みと笹の香り、蒸し焼きにすることで
ふわふわの食感。
■お造り
<鯉・皮の湯引き・煮こごりを辛み大根と自然薯で>
鯉のお造りはこのお店の定番だそうです。この日は鯉の身をすり
下ろした自然薯と和えて頂きます。鯉に対するイメージが変わるの一品。
■蒸し物
<ヤマドリ茸とアワビのかぶら蒸し>
ヤマドリ茸というのはいわゆるポルチーニ茸のことらしいです。
ポルチーニ茸を寄せ集めたもの(?)と蒸しアワビがたっぷり入った
かぶら蒸し。なんともいえない食感と香り。贅沢な一品。
■箸休
<サバの熟れ寿司>
この辺りは好みが分かれるのかもしれませんね。
鮒寿司とかいずしのようなものかなと思いましたが、全く違いました。
食べた後に飲んでと供されるナイアガラという葡萄酒を口に含むと
口の中がさっぱり。マリアージュを超えた化学反応が楽しめます。
■強肴1
<もろこの塩焼き。天然ヒラタケ等を添えて>
滋賀県産のもろこ。絶妙な塩加減で焼かれて供されます。この辺は
言うに及ばずですね。素晴らしい。
■炊物
<堀川牛蒡、金時人参・大根などの柚子味噌田楽>
すべてが優しいお味です。
残った煮汁をお猪口に注いでいただきます。お味噌の香りと野菜の甘みが
口いっぱいに広がります。この日、一番口の中が幸せになった瞬間。
お酒ペースアップ(笑)
大将お勧めの日本酒「リッシモ」(市販されているようです)を
いただきました。
なんでも、あのイルギオットーネの笹島シェフと一緒に開発された
ものだそうです。
コンセプトは「生野菜にも合う日本酒」だとか。
とても口当たりのいい白ワインのような日本酒。もちろん焚き合わせとの相性
も抜群でしたよ。
■強肴2
<地鶏のすき焼き>
朝挽きの地鶏をすき焼きにしてくれます。卵にくぐらせた状態で出てくるので、
アツアツを食べるというより、卵の絡んだ具材をいただくという一品です。
歯ごたえのある地鶏の身と新鮮な肝。
食べ終わると、残った卵にご飯をいれるかどうか聞いてくださいます。
散らした揚げ醤油と一緒に蓮華ですくっていただくのですが、これは絶品。
女性はこのあたりでお腹いっぱいでしょうか・・・。
■止肴
<大根葉と大根とお揚げの炊いたん>
これもとても優しいお味ながら、慈味深い味わい。
■食事
<白米、目刺し、香の物、小鉢>
メインディッシュについては、皆様のおっしゃっている通り。
次の日の朝食は目刺しになること請け合いです。
■水物
<柿、人参葉シャーベット 水出しコーヒー、金平糖など>
コーヒーはあまり飲まないほうなんですが、驚くほどおいしかったです。
2週間かけて抽出されるそうで、あまりのおいしさに思わずお代わり。
■お米の煮えばな、フランス産おこげ
どの段階で出てきたのか正確に思いだせず、ここで感想を。
煮えばなはお米からご飯に変わる瞬間のお米のこと。これはそこまで
感動はしなかったかな。フランス産おこげも他の料理がおいしすぎたせいか、
あまり印象には残っていないです。
<総評>
形式は懐石ですが、京都の正統派の懐石料理がお好きな方からすれば、
やや変化球的な要素の多い、お店。
高額な食材をたくさん食べたいという方にもやはり不向きかも。
ただ、草喰料理という一つのカテゴリを京都の地で確立されたお店で
あるのは間違いのないお店なので、京都の和食を語る上では、外せない
お店であると思います。
皆さんはこちらどう評価されますか?
個人的には、京都らしいお店だと思います。
以上、ご参考まで。
5位
1回
2011/01訪問 2014/07/15
2011年1月初訪問。
阪神の大石から歩いて5分程度でしょうか、私たちはJRの六甲道から歩いて約15分ほどで
お店へ到着。入りにくそうなお店と思う方もいるかもしれませんが、一見でも全然問題ありません。
とても物腰の柔らかい大将と、元気な女将さんが迎えてくれます。
この日は、20代の若い女性のお1人様がお二方いらしてて、おかみさんと談笑しながらお寿司
とお酒を楽しんでいらっしゃいました。
後から知ったのですが、ご夫妻のファンの方が作られたコミュニティがmixiにあるとか・・・。
それも納得。ご夫妻のお人柄でしょうね。
まず、アテについて。
アテ自体は「今日の一品」というホワイトボードに記載されているメニューが基本で、それほど
品数はあるわけではないのですが、女将さんからどんどんサービスで一品が出てきます。
だから、お酒どんどん飲んじゃうんですけどね(笑)
この日いただいたのはおおよそ以下の内容。
・生湯葉のウニ乗せ(ウニどっさり)700円くらい
・赤ナマコ380円くらい
・酢ガキ(大粒かき8個)580円くらい
・白子ポン酢400円くらい
なお、焼き魚もありました(太刀魚)。
上でも述べた通り、他にも「アテにどうぞ」と牛肉のたたきサラダ、酒粕の炙りなど他にも数品
サービスで出していただきました。余った食材の処理というのもあるのでしょうが、そうとは思え
ないものもあるのでこれには少し驚きます。この日以外には鯖の煮つけなんか出してくださる
こともあります。
お酒について。
ビールはジョッキです。日本酒もそれなりに充実しています。
燗も冷もおかみさんに好みを伝えれば、それなりのものを提供してくださると思います。
ワインやシャンパンも充実してるようでした。
握りについて。
はっきり言うと、極上のネタがそろってるお店ではありません。一番高い握りで450円だから
当然ですよね。でも、小さめで、ほどけもよく、寿司酢とのバランスのいいシャリは自分好み。
タネも塩で頂く剣先とヒラメはなかなかのお味。
たらふく飲みつつ、アテをさんざんいただいて、握りもそこそこいただいて二人で1万3000円
くらい。飲まない方で、握りメインで食べたら一人3000円ってところでしょうか。
CP抜群、再訪必至なお店です。
6位
1回
2011/06訪問 2012/09/24
本店には数年前にちょくちょく通わせていただいてたのですが、西院駅近くのこちらには
初めてお伺いしました。
ホルモンの新鮮さとCPでは京都随一とこちらでも書かせていただいたあかやしろさん。
この日も生レバも焼きホルモンも全く臭みもなくとてもおいしく頂きました。
ハツモトなんかここくらいでしか見ないですもんね。
しかも、本店のお兄さん3名の時代から、今は若くてかわいい女性もいらっしゃる上、
接客も素晴らしい。いうことないです。
しいて難点を指摘するとすれば、一人前の量が若干少ないでしょうか。
単価を安く見せようと一人前の量を少なめに設定する焼肉屋さんって多いですけど、
もっと単価高くていいから、どん!と一人前120g以上で出してくれるほうが個人的には
楽しめるかな。
もっとも、美味しいことには違いなく、お店の努力が随所に現れてるので、お勧めのお店です。。
西院周辺は老舗の焼肉屋からチェーン店までが集まる焼肉激戦区。
あかやしろさんはそんな中から頭一つ抜きん出る味、サービスを兼ね備えた店だと思います。
いい意味でこだわりを貫いた頑固なお店でい続けていただければ。また伺います!
7位
1回
2017/01訪問 2017/01/21
かつて西院の吉牛の隣にあった龍馬大吟醸さんが移転、
大箱化したという経緯です。
昔のレビューをみるとあれやこれやいうてますけど(笑)、
端的にいえば、龍馬さんの特徴は、海鮮系が豊富であることと
なんでもあることです。プリン隊員もたくさん配備されているので、
系列店にも伺いました。
結論的に、西院の居酒屋では満足度の高いお店であることに変わり
はないと思いましたが、系列店によって多少ばらつきがあると感じました。
それは、大吟醸さんの時のような楽しみ方ができる店舗の方が
満足度が高いという話につながります。
現状最も満足度が高いのは、桂の今、龍馬さん。
正直扱っている素材が違うのではないかと思うくらい満足度が他と
違います。この日食べたカキや雲子も、調理もたくさんのスタッフ
さんでこなしていくが故の荒さが目立ちました。
龍馬本店は、ここよりは少し小箱ですが、今龍より満足度において劣ります。
まんまるさんは唯一行ってないのですが、まだあるのかな??
ただ、龍馬さんの特徴は、メニューの豊富さの代償として冷凍物を
多く使うとか、そういうことは一切しません。例えばこの日のカキフライ、
注文を受けてから衣をつけてあげているはずです。ポテトフライなんかも
冷凍物は使っていません。
そういう辺りにプライドを感じるのです。大箱化してもなお、手を抜かず
美味しいものを提供しようとする姿勢は西院の居酒屋さんの中でも
人気を維持し続けている理由ではないでしょうか。
当面、西院の居酒屋さんでどこがお勧め?と聞かれれば、串八を除けば
ここですといえます♪ご参考まで^^海鮮系ならいわずもがな。
8位
1回
2011/06訪問 2012/09/24
少なくとも蕎麦に関しては、総じて関西より関東のほうがおいしいお店があるのかな
と個人的に思っております。
ただ、他の方もおっしゃるように、関西、こと京都におきましては、昨今美味しい
蕎麦を出されるお店が続々と現れ、それらのお店が京都に蕎麦の魅力を伝える
役割を果たしてくれているように感じています。
ここ、花ももさんもそんなお店の一つだと思います。
二八蕎麦のつるんとした食感、少し濃いめだけれども、丁寧に出汁をとられたであろう
付け汁、薬味は白ネギだけ、ご主人の蕎麦への自信がうかがえます。
お店が推薦する15色限定の田舎蕎麦。
これが蕎麦メニューとして京都で受けいれられるかと問われれば、それは難しいでしょう。
ですが、ご主人が求められてる蕎麦そのものの香りや味を体現されたメニューだと思います。
ご主人の蕎麦への情熱を感じつつ、蕎麦をすすってみてください。
信州の名店の味が、京都の名店の味になるのかもしれません。個人的には大変美味しい
お店で、お勧めです。
9位
1回
2010/12訪問 2012/09/24
四条新町を少し北へ上がった所にあるお店。
外観もこぎれいで、印象がいいです。
オーナーシェフは串八さんから独立された方だそうです。
それだけに、ここの串カツは串八さんを彷彿させるネタであり、衣であり、値段です。
私は、串カツのような庶民食に付加価値をつけて、高い料金設定をするお店は苦手
なのですが(芦屋のあ~ぼんさんは例外・・)、そういった意味でも、リーズナブルな
料金設定でなおかつ串カツ専門店のノウハウをお持ちのオーナーさんが提供される
串カツが食べられるという点は、串八好きの方にはお勧めできるでしょう。
串カツ意外もリーズナブルで、おいしいお料理が多かったです。
特にマグロのユッケと和牛のたたきは、CPがよく一同高評価。
とても使い勝手のいい居酒屋で、ちょっとした飲み会に重宝するでしょうね。
正直時間もないですし、同じお店ばかりいってしまうんですが、なんとか時間作ってでも毎月行きたいと思わせてくださる
京都の中善さんが私の中では一番なのかなあ。
同じように時間が取れる週末に行きたくなるお店と言えば、芦屋のあ~ぼんさん、と住吉の鶏一途さん。
この三店は本当に素晴らしいお店だと思います。
なかひがしさんも美味しいですし、ランキングに入れてないですけど、カセントさんも素晴らしいと思います。
でも何より大事なのは、そこで食事を食べさせていただいて美味しいだけじゃなく、楽しかったかと思えるかどうか
なのかな。