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場所は嵐山
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箸置き
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うな重(桜)
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焼きは関東風
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瓶ビール
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きも焼き
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湯葉巻き
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ひれ焼き
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湯引き洗い
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鯉の洗い
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うざく
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お茶
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予約は電話のみ
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二階のカウンター席
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嵐山の景色
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瓶ビール
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澤屋まつもと守破離
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子どもが小さいと夫婦水入らずで外食というチャンス自体ほとんど期待できず、
せいぜい年末年始かごくごくたまに妻の実家に数時間子供たちを預け、急いで
食事という名の互いの延命措置を講ずるくらいしかその機会に恵まれません。
したがって、妻と夜に食事をしたという経験はここ5年以上ありません。
そんな中、年始の貴重な妻との昼食に選んだのが鰻。
およそ7年前、今の営業形態となる前に伺って以来の廣川さん。
ただ、当時と違い、2人ともお酒をほとんど飲まなくなったこともあり、お酒ありき
での店選びということもまたなくなったのですが、積もる話もあったので、少しだけ
飲もうかと妻を誘い、車ではなく阪急桂駅から電車に乗って、廣川さんへ向かうことにします。
なお、年始は通常1月2日から営業されているようで、2日の夕方に電話したところ、
開店直後か昼営業終わり近くの14時ならばということでしたので、11時に予約。
今は完全予約制なので、名古屋のひつまぶしのお店みたいにわけのわからない人だかりが
お店の前にできているということは現在はないようです。
阪急嵐山駅からは渡月橋を渡って10分強歩きます。嵐電嵐山からだと徒歩数分でしょうか。
我が家からですと、車で10分強で、いつもは子供たちを連れて遊びに来るので、この界隈は
子供たちにとっては地元中の地元。子どもたちがいないこの日は強烈な違和感を感じます。
いつか巣立っていったらいったいどうなるんだろう。楽しみなのかさみしいのか、そんな思い。
さて、積もる話も店に到着する前に一通り済んでしまった感がある中、11時前に到着すると
駐車場にお店の方一人立っておられます。予約の有無を確認し、お店へと橋渡しする案内人の役目。
ここに人を割くということは飛び込みでそれだけ人が来るからなのでしょうが、完全予約制
になってから久しいのにそういった状況なのは、さして事前情報をキャッチせずに来られる
お客がそれだけ多いということなのでしょう。
二階に案内され、外の見えるカウンター席かテーブル席どちらでもと声掛けされます。
廣川さんの場合、個室料金2000円を支払って個室にするか、そうでないいわゆるオープン席
にするか選べるわけですが、個室は割と早く埋まってしまうのかこの日は空きがありませんでした。
どちらがいいのかは用途にもよるでしょうが、二階のカウンター席は席間も十分あり、景色が
見られるという点、また久しぶりに妻と食事する場合には目が合わず恥ずかしくないという点において、
個人的には個室よりベターでした。一階のオープン席だと少し高級感が阻害される印象はありますかね。
最初に注文とる時点で当日食べたいものを注文しきるというのが一応のルール。
つまり、追加での注文は極力避けてほしいという趣旨です。はっきりとはそういわれませんが、
時間がかかるのでという説明を受けておられる方がおられました。なぜか私どもにその説明はなく、
それにのっかってこの日めちゃくちゃおいしかったきも焼きを追加注文するという暴挙に出ます。
注文は私の主導で。
一品も多数あるのですが、鰻の量によってお値段が異なるうなぎ定食なるメニューがあり、
これに通常の一品メニューの半量がセットになったものがあるので、これにします。
セットの単品は①きも焼きまたは湯葉巻き、②うざく、③鯉の洗いがつきます。
うなぎ定食桜はうなぎ一匹が使用されたもので6900円(税別)。
2023年1月1日より値上げされたとのことで、うなぎ1.5匹の特上だと8400円という価格。
うなぎ定食なので、うな重と一品が同時に出てきそうなもんですが、そんな野暮ったいこと
はされませんので、ご安心を。うな重提供までの時間を使い、一品ずつ提供されます。
ただ、順番はランダムなので、順番を指定したい場合は一品とうな重を別々にオーダーする
ほかないでしょう。以下提供順ですが、この日のきも焼きと湯引き洗いが秀逸でした。
□きも焼き
今回はとにかくこれが秀逸。
前回食べたものとは比較にならない質でした。旨味がつよく癖もない、養殖特有といえば
そうなのかもしれませんが、だとしても良質な水とエサで育った鰻の肝なのだろうという
想像がつきます。これがあまりに美味しかったので、うな重提供時に禁忌の追加注文と
相なったわけです。
□湯葉巻き
これも湯葉の質がいいですし、量も多く、鰻の味に負けてません。
ただ、大葉はあえているかなと思いましたが、これはこれで食べ応えのある一品。
とはいえ、断然きも焼きをお勧めします。
□ひれ焼き
おいしいですが、提供の仕方含め、1000円の価格に見合うかは関東の鰻を食べなれている方
に判断してほしいです。
□うざく
三杯酢の塩梅もよく、おいしいです。
□鯉の洗い
廣川さんといえばこれですが、この日のものは水っぽくてあまり味がなかったです。
臭みも前回より強いように感じました。廣川さんご出身の[a:26005023,いっせい]さんの洗いと
そこまで変わらないのかなという印象。これだと今後食べられなくなるであろう
隆兵そばさんでいただく鯉を早めに食べておかなければとなりますね。
□湯引き洗い
鰻の湯引き洗いというメニュー。これは別途注文しました。
湯引き洗いですが、普通に考えると鰻を洗いにしてから湯引きにしたのでしょうが、
これを鱧のように梅肉で食します。これはおいしいです!
鱧よりもちろん脂を感じますが、白焼きよりは当然くどくなく、さっぱりとして
うなぎの香りと味を感じます。梅肉とも意外なほどに合います。これはお勧め。
□うな重・肝吸い
この日は宮崎の鰻でした。
大きさも大きすぎず、非常にいい個体でした。
脂も養殖らしくすっきりしてはいますが、身質もよく味わいも良好です。
弾力もそれなりにありましたし、焼き・蒸しの工程も丁寧で気になる点もほとんどないです。
タレの甘さもしつこくないですし、この鰻にあっています。ごはんの固さも味も完璧に近いです。
肝吸いもやや塩分が強いですが、しっかりとしたお出汁にちゃんとした肝。これも言うことなし。
瓶ビール一本と澤屋まつもとの守破離を1合いただき完食。
会計は約22000円。値上げされたとはいえ、一人約10000円というお代は今となっては
高級店としては安いという時代。
正直、鰻と鮨は素材をそのまんまを感じるしかないので、失敗するとダメージでかいですし、
そのダメージの大きさにやられることもまた多いというのが個人的な経験です。
その意味で、こちらの鰻屋さんは鰻屋さんとして非常にまともだと思います(上からですみません)。
無理・無茶なことをしていないというか、仕事に実直さを感じます。
この日の素材を最大限生かし切ろうとしていていないと適当さをどうしても感じてしまいますが、
それを感じさせてはきっとおしまいだと思います。そう感じさせるお店はどこか慢心があるので、
私はそれを一つの基準にお店とのおつきあいを継続するかを判断しています。
価格高騰による値上げ、それも結構でしょうしやむを得ないでしょうが、仕入れ値が高いんだから
しゃあないでしょうという姿勢ではきっとぼろが出ます。もとから向き合うべきものに向き合って
いないんですから。
とまあ、自戒でもあるわけですが、妻との久しぶりの昼食に選んだお店としてはハナマルでした。
とても満足しました。帰りのタクシーでは目を合わせて会話しました笑
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
改めて超おすすめ♪ご参考まで~。