3回
2023/10 訪問
【本物を追求したい方向け】中村さんの哲学に酔いしれたい♪@阪急桂
桂の隆兵そばさんへ再訪&更新。
これぞプロフェッショナルと思わせてくれる料理人さんはまさに私のあこがれで、
地元京都にもそう言った料理人さんが多数おられます。
その中でも、私の地元桂にあるこちらのお店はまさしくまさしくそのようなお店。
中村大将自身が、facebookやInstagram投稿されていますが、食についてもの
すご~く勉強させていただきております。
この日は丹波の「白豆」やイワナの「黄金」イクラといった変化球ですけど、
初めて見るメニューもありました。
丹波の白豆は掛け合わせですが、黒豆の甘味と旨味がありつつも、どこか
すっきりした味わいは初めてでしたし、マスコもありましたけど、同じ川魚の
卵でもこんなに違うんかと思いました。味付けも全く違っていましたが、違いを
教えていただきました。
いつもの鯉もこの日は昆布締めにされたものをとろろと一緒に。
中村さんがいつもおっしゃるお水の重要性を感じるのですが、きれいすぎる旨味
では物足りないというご趣旨なのか、こぶ締めで提供された一品は、日本酒好きな
中村さんのおすすめの一杯と相性抜群。
締めのお蕎麦は秋そばらしいフレッシュさがありました。
いつもより水分を含んでいる感じがして、ずるずるっといけるんですけど、今の時期
らしい打ち方と申し上げますが、私からすれば何も言うことはありません。
うまかったです!!業態変えられて少し地元民向けになった傾向はありますけど、
美味しいもん食べたければ食べにきよし!笑
超絶おすすめですよ~♪
ご参考まで。
2023/10/23 更新
2023/03 訪問
【予約は受けない】蕎麦屋としての矜持再び♪@京都桂
京都桂にあるミシュラン蕎麦店隆兵そばさん。
私の地元で最高に自慢できる名店で中村軒さんのご子息がやられているお店。
そんな隆兵そばさんが昨年あたりからざわつきはじめ(?)、なんでも普通の
蕎麦屋を目指してリニューアルされるとか何とかえらい長文でアナウンスとも
呼べないアナウンスをし出しました。
超絶簡潔に要約すると予約受けません、通し営業です、うちは蕎麦屋です
ってことらしい。
営業時間は11時~17時50分ラストオーダー。
14時までお蕎麦中心、14時以降は一品メニューも受け付けますみたいなノリ。
う~ん、これはこれで有難いような気もするし行ってみないととおもいつつ、
いかんせん町内会なもんでどうしても後回しに。
WBC準決勝観戦しながら缶チューハイなるものをめっちゃ久しぶり
に飲んでみたところ、やっぱりまずいなあ・・・。
って思いながら物思いに更けていると14時。徒歩1分で到着。
店内はリニューアルされることなく相も変わらず素敵すぎる内観。
って、普通の蕎麦屋ではないよなあ笑。入りにくいさも半端ないし。
なので、目指していく普通の蕎麦屋ですね、ね、大将笑
まずい缶チューハイで酔っ払っていたので、ビールでリスタート。
いや、この流れはよくないよなあ・・・アルコールに囚われてる。
ま、そういう認識があるうちはギリセーフかと思いながらハートランド。
そもそも14時まで待ってる時点で囚われてるどころかって話やけど。
一品メニューも攻めてます。
もちろん前のコースメニューにあったお上品なものもあるんですけど、
この表現どうかとおもうけど、「いい意味で」お下品なメニューも。
鯉の白子ポン酢漬ってなんやねん、二個突っ込みどころあるやん笑
京都で鯉といえば、蕎麦屋のこちらと鰻屋の廣川さんの二大専売特許。
綺麗な水で育てられると鯉と言えども恋焦がれるレベルにきれいな味に
育つというお手本なのですけど、なお、これを純粋培養というならば
いささか社会的な戦力としては物足りないという思いが頭をもたげるのは
サラリーマン人生が長き故の負の遺産かとも思うところ。
とはいえ、白子も漬けもどちらもまああれですわ笑
鮭の白子よりも繁殖力がある感じとだけ言っておきますか。
それより鯉のメニューとしては、造りという形で提供されます。
こぶ締めは+100円。鯉自体の旨味は期待できないと思ってしまい、
こぶ締めで(1300円)。これも同じこと書いた記憶ありますけど、
言われないと鯉だとはわからないです。辛子とワサビと二種の醤油で。
こぶ締めじゃないほうが鯉の味がよくわかるでしょう。
食べたことない方はそちらで。
もろこも焼きとてんぷらがありました(1500円)。焼で。
菜の花の付け合わせと。旨いですね。これは京都ならではですし、
これは普通のお蕎麦屋さんでは食べられないです。
お酒も以前何かの呪縛があったのかと思うほどに解き放たれて笑
ぬる燗は酒にストレスを与えないように20分かけてつけるねんて。
酒もいい身分になったもんやで、次回ストレスチェックしたるねん。
水から燗で1400円。確かにつんとした燗した際のあの香りはないですね。
っていうことで、って、お蕎麦の話忘れてたがな。
お蕎麦は相変わらずおいしいんですけど、お蕎麦屋さんとしての矜持を
出した結果お蕎麦としての完成度はより問われると思うんです。
その意味で、以前のコースで提供されていたとやはり印象は違いました。
そばつゆのうまさと相性はピカ一。この日の蕎麦は少し甘味が乏しかった。
とはいっても、まあ、京都の蕎麦屋さんでこれ以上のお店はないですね。
最後に、タイトルの蕎麦屋としての矜持って話なんですけどね、何屋に限らず、
予約客のみ一斉スタートみたいなお店ってたくさんあって、私もそういう
お店に通っていた時期もありましたが、それはそれでいいと思うんです。
ただ、それって誰本位なの?もっといえば何しに行ってるの?って思うとき、
俺飯食いに行ってるねんな、何を遅刻しそうで焦ってるねんって。
そんなことを思ったとき、大将がおいしいそばをだそうとおもてるねん
という至極当たり前のことを思い返した際にこの業態こそが必然と思わ
はったというのがよく理解できました。
大将、はなまる100点ですか?笑
桂の誇る最強飲食店です。
超絶おすすめ。今後もどうか大将の思うお店として続きますように。
ご参考まで。
2023/03/22 更新
今時、食べログに限らず、SNS等でたくさん素敵なお店と出会う機会がありますが、
その中にあっても、大好きで人生を共にしたいお店というのが出てまいります。
そういうお店に出会うために食べ歩きをしているといっても過言ではありません。
京都桂の隆兵そばさんもその一つ。
何度も投稿はしてるのですが、扱われてる素材へのこだわりはもちろん、お仕事
に対する姿勢、もてなしの精神すべてが秀逸。
この日も鯉の昆布締め(食べたらなぜこぶ締めにしたかわかります)、特大なめこ
に大将の好きな松本酒造さんの日本酒を蕎麦前に、蕎麦はこの時期らしいフレッシュ
でみずみずしさを堪能しつつフィニッシュ。
ちなみに、ご近所で、我が家は大将のご実家で販売されているお雑煮セットを毎年購入
しているのですが、子供達世代でのお付き合いも続けていければと思っています。
めっちゃうまい!
こちらより総合力高いお蕎麦屋さん知っている方おられたら教えてください。
最高のお店、超絶おすすめです♪
ご参考まで。