ミエツリさんのマイ★ベストレストラン 2015

こんな場所に衝撃的なくらい美味しい豚丼があったとはね

新琴似のこの辺りは飲食店が少ない印象であり、このお店も目立つ方でもない
しかしこれだけ美味しい豚丼はなかなか無い
少なくとも札幌市内では、間違いなくトップレベル
いや道内でも五指に入る美味しさではなかろうか
お値段は少々するが、間違いなく食べる価値のある美味しさである

前回はテイクアウトだったので今回はイートインで訪問（２０１５年４月）
夜７時頃にお店の扉をガラッと開けると、店内には先客さまのために焼いていたお肉の美味しそうな煙が
カウンターに着席し、バラ肉の普通盛りとお味噌汁を注文
最初に出てくるのは冷たいお茶、というものありがたい
もうもうと肉が焼かれ、出てきたのが肉感たっぷりの丼
蓋を持ち上げんとばかりの肉量

さて、という感じに蓋を開けて早速食べると、これがまた美味しい
肉の脂の乗りと柔らかさに、控えめながらも丁度いい感じにタレが乗ってくる
ご飯の炊き加減も絶妙に丼に合う状態である
何とは無しに口をつけたお味噌汁も、ふんわりとした塩加減で丼をよく引き立てる美味しさ

やっぱり美味しい豚丼であった
僕の今年の丼ナンバーワンはもう決まってしまったようだ
ちなみにデザートにサービスでアイスをいただいたが、これがまた美味しいのだ
丼主体のお店でこれだけのものを出せるとは
手間を惜しまない店主氏に脱帽である


今回（２０１５年３月）はテイクアウトだったが、店内で出来立てを食べてみたいものである
お店の外観は派手さのない、落ち着いた印象である
正面の引き戸をがららと開けて入店
店内は右側にカウンター席、左側は小上がりであり、適度な広さである
厨房はカウンター席側の店内奥であり、豚肉を焼く姿を鑑賞できる造りになっている

元は何のお店であったのであろうか

店内には豚肉の脂の甘い香りとタレの醤油ベースの香りが程よく漂い、何とも食欲をそそる

今回はテイクアウトということで、カウンター内の店主氏にその旨を伝えるとテイクアウト用メニューを丁寧に渡される
店主氏美味しい豚丼に強い意欲を持ってらっしゃる方で、提供される料理について、よく説明してもらえる
持ち帰った豚丼を、温め直す要領についても詳細な説明をしていただいた

ミックスの大盛りを注文し、カウンターの席に座り待つことにする
しばらくすると豚肉の焼ける素晴らしく甘い香りが店内に満ちてきた
これは期待できそうだ、と思っていると出来上がり
親切な接客で気持ちよく店を出て、自宅へと急ぐ

予想外に早く自宅に到着
まだまだ温かい丼を手のひらで覆いながら、温め直さないことに決めた
テーブルに付くと早速、豚丼のフタを開ける
これまたどうであろうか
店内に満ちていた、あの美味しい香りが鼻孔に飛び込んでくる
丼の上面はびっしりと美しく焼けた豚肉に覆いつくされているのだ
トラックなら過積載とも言える量である

少し焦り気味に割り箸を割って、肉をつまむと一枚の肉の大きさに圧倒される
それに素早くかじりつく
適切な焼き加減と上質な豚肉は、気持ちのいい歯ごたえを感じさせてくれる
じわりと肉とタレの美味しさが口中に広がると、思わず呆然とするほどの美味しさである
豚肉の下に隠されたようなご飯を、無意識に口に運ぶ
これまた丁度いい炊き加減の美味しいご飯である
豚肉との相性のいいご飯というものは、こういうものであるという良い見本のようなご飯である

あっという間の完食
これだけの豚丼があんな場所にあるとは
食べ終わってすぐだというのに、また食べたくなる美味しさであった
ごちそうさまでした

また行ってきました（2015年5月下旬）
ここの美味しさは、そよ風のようなふんわりとした優しい美味しさと表現するのが一番なのかな
きっとテイクアウトして海辺か草原で食べるのがいいのだろうね

そんなことを思いながら、店内のこじんまりとしたカウンターに座ってふと気づくと、店内の小さなラジカセからは今野英明氏のゆったりとした歌とウクレレの曲が流れていました
またすぐに行こうかな


優しい美味しさのココナツチキンカレー屋さん
ココナツチキンカレー専門店と言いますか、メニューはその一点のみ
普通盛りか大盛りかの選択のみの潔いお店であります

他にはデザートにでしょうか、ココナツアイスはありますが、食事はココナツチキンカレーだけなのです

このココナツチキンカレーが辛さ控えめながら、深みのある豊潤な美味しさなわけです
甘い風味のココナツミルクとカレーの核心部であるスパイスが、よくほぐされた鶏肉に溶け込んで素晴らしい美味しさを生み出しているのです
ライスは黄色くなったサフランライス

辛味が足りない場合には、付け合わせのように付いてくるチリソースを入れてあげる
最初の辛さは物足りなく感じるのですが、食べ進めていくと辛さがじんわりと効いてきます


駐車場は店前で、お店はハワイと言いますか南洋のどこかのような、ふんわりとした雰囲気で青い内装が心落ち着かせてくれます

店内は左側に厨房とレジ、右側にテーブル席と壁に向かったカウンター席という至極シンプルな造り
レジ内にいる親切そうな印象のお姉さまにすぐさま注文します
今回は大盛りで￥７００を支払います
ドリンクは一杯サービス

少し待つとカレーがやってきました
このカレーが前述のような素晴らしい美味しさなのです

みんなに是非とも行ってほしい美味しいお店でした
ごちそうさまでした

場所的にはコクミンショクドウの裏くらいになる
ふらりと行って見つかるような表通りにお店はない
完全な住宅地に、上手に改装されたレストランが、ぽんとあるという具合
ここが、美味しく雰囲気が良くて落ち着く、いいお店なわけである

店内音楽がクラシックのようで、こういうお店にしては珍しい
ジャズ、ポップ、ソウルと違ってグルーヴ感のない音楽だから、その辺りが落ち着きが生み出しているのだろうか
古い住宅を、こじんまりとした山小屋のようないい雰囲気に改装をしてあるのも、もちろんある
昔からあるような、そんな雰囲気
僕はこういうのは好きだな

休日のランチにこちらに
住宅地を、訝しげに車で進んでいると発見できた
可愛らしい建物の壁に、ぶどうの蔦が這っていて、どこか懐かしいような印象だ
店舗前に駐車場が３台分
先客さまの停め方によっては２台分になるかも

店舗入り口に至るアプローチも枕木なんか敷いてある
細かい造りにまで、お店のコンセプトをはっきり打ち出しているようだ
可愛らしい木の扉を開けて、店内へ
中はテーブル席のみで、適度な広さと居心地の良い狭さの空間
日差しと電球の暖色に彩られた店内は暖かな雰囲気

奥のテーブルに腰を落ち着ける
奥様らしい女性から、メニューをいただいて見てみると、既視感のあるメニュー構成
店主氏はレストラン　のや、プー横丁出身の方らしく、そんなメニューになっている
「チキンソテーのレモンバター」なんてものを注文
ライスも付けてもらう

店内の雑誌なんかを読みながら、料理の出来上がりを待つ
料理がやってきた

テーブルに置かれたそれは一見して、何かきれいだなと感じる盛り付けである
色といい皿の上の配置といい、きれいなのである
へーと感嘆の声を小さくあげながら黄色い湖に浮かぶ肉を小さく切り取る
レモンの、唾液を呼ぶ香りと、バターの、胃液が出てくるような甘い香りを感じながら、ひとくち
しっかりとした塩とスパイス、濃いめのレモンバター、肉のみずみずしさが口中に広がる
僕の好みの美味しさだ
美味しいな、と素直に思える味だ
ライスは若干、つぶを感じる固さに思えたが、濃厚なレモンバターとの相性がこちらの方がいいのだろう
野菜の火の通り方いいし、また食べたくなる美味しさだ
ゆっくりと、雰囲気に任せて食事を終える

また来ようと自然に思えるお店であった
次回はケーキでも食べようか

美味しいカツカレーがある、という話を聞いた
本当だろうか
しかもルーカレーである

もちろん本当だったわけだが、その美味しさもまた本当であった
カツはさっくり揚げつつもさっぱりと油を感じさせない
ルーは何と言っても無水カレーのような、よく煮込まれた肉の繊維がルー全体に溶け込んだような、これまた量感のあるルーである
これだけのために、また来たいと思わせるカツカレーであった

清田区の札幌国際大学近くにあるスープカレー屋さん
もちろん学生に優しい、大盛り無料
味の方はすっきりとした雑味のない透明感のある美味しさである
スープカレーを食べ歩いた人にも満足出来る美味しさであろう

駐車場もしっかりと完備された店舗は、よくあるスープカレー屋然とした外観ではなく喫茶店やカフェのようで誰にでも入りやすい
店に入ると、中は清潔感のある明るい造りで、適度な広さがあり、元々は何かの飲食店だったのであろうか、小上がりまである

席は小上がり、カウンター、テーブルと人数等に合わせて選べるのもうれしい
店主氏と店員氏の２名で店を回しているよう
さて、早速テーブル席に着きメニューを開く
いろいろと目移りするが、ポークのスープカレーに決めた

しばらく待つとスープカレーがやってきた
見た目は少々大人しい
香りはそんなには強くない
これだけだと力の弱さを感じるのではないか

ひとまず、スプーンで一口
思った以上のスパイスのさわやかな美味しさ
くどさの無いすっきりとした塩味が口内に広がっていく

最初の印象は気持ち良く裏切られた
強靭な美味しさがすっと喉を通り過ぎていく
野菜と柔らかなポークもまた美味しい
ライスの炊き加減もスープカレーに合う適度な固さである
すっきりとしたこんな美味しさは、なかなかないのではないのだろうか
子供や歳のいった方でも食べやすい美味しさと言ってもいい

あっという間に完食
すっきりとした後味である
これはまた来なくて行けないお店だ
飽きのこない美味しさとはこういうことだろう

ごちそうさまでした

旭川近隣でナンバーワンの人気を誇る鳥料理屋さんと言えば、ここしかないのだろう
ランチで、特に人気なのは千鳥揚定食
他の料理ももちろん美味しいのだろうが、一番人気はこれだ

古き良き蕎麦屋、小料理屋といった風情の店構え
駐車場はお店の左右にあるようだ
ランチタイム12時に突入する30分前に入店したおかげで、カウンターは全て空いていた
が、小上がりは満席
やはり人気店なのだ
客層はかなり落ち着いた世代のご夫婦と言った感じが多く、12時前後になるとサラリーマンや若いお客さんも入店して来たが、幅広い世代に愛されるお店なのだろう

カウンター席に着いて、お茶を持ってきて頂いた時点で早速注文
もちろん千鳥揚定食である
鳥重というものも気になったが、入店した瞬間から、この千鳥揚にするつもりであった
揚げ物は苫小牧や札幌でいろいろ食べたものだが、旭川の老舗の揚げ物はどうなのだろうかと期待に胸をふくらませる

ちよっと待つと、お待ちかねの千鳥揚定食が登場
こいつがまた、ちょっと不思議な見た目
なんと言うか、いわゆる唐揚げじゃない
こんもりとした衣を鶏肉がまとっているではないな
こいつをつまんで、端っこからがぶりとすると、かりかりと衣の食感が心地よい
その中にはぷりりとした脂ののった鶏肉
その鶏肉の旨みがぎゅっと溢れ出くるではないか
確かに美味しい
あっという間に食べ終わってしまう

しかし、失念してはならないのは骨があることだ
いきなり、ぐわっと歯を立てると骨に当たる可能性があるので注意が必要かも知れない

それは別として、美味しい千鳥揚定食
また食べたい美味しさである