この口コミは、パンダさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:5.0
-
¥15,000~¥19,999 / 1人
-
-
料理・味 5.0
-
|サービス 5.0
-
|雰囲気 5.0
-
|CP 4.0
-
|酒・ドリンク 4.5
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス5.0
-
| 雰囲気5.0
-
| CP4.0
-
| 酒・ドリンク4.5 ]
もう、これ以上のレストランには出会えないかもしれないという儚さ
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-1343034 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-1343034","content_type":"ReviewImage","content_id":1343034,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-4151410 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-4151410","content_type":"ReviewImage","content_id":4151410,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-4151412 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-4151412","content_type":"ReviewImage","content_id":4151412,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
2010/06/05 更新
2010年6月某日、結婚式を無事に終えた相方と、ふたりでひっそりとお疲れさま会。
場所は式準備中から決めていたsalone2007へ。
6月のメニューは以下の通り。
山形牛のスピエディーノ
ピゼッリのジェラード
鮮魚のヴァポーレ
カジキマグロのインヴォルティーノ
浅蜊とサフランのパッサテッリ
スカンピのクッキアイオ
七面鳥のカラメッレ
仔牛グアンチャーレの白ワイン煮込み
カンノーロ
カッフェ
個々の解説はしませんが、いずれの料理も考えに考え抜かれた脳天直下の一品ばかり。
口にいれ、噛んだ瞬間に素材と素材がそれぞれの魅力を引き出していく。
しかもビオワインがそれをまた豊潤なものにし、藤巻さんをはじめとするスタッフのトークが場を和やかにし、まさにそこは食のエンターテイメント。悶絶必死。ぜひお勧め。
東京にも支店がいくつかできているようなので、今度はそちらへ行ってみよう。
3月某日、相方と訪問。
食事を終え、ディレクターの藤巻さんに見送られ店を出た瞬間、最大限の満足感とともに「もうこれ以上の店に出会うことはないかもしれない」という儚さを同時に感じたことを思い出す。
みなとみらい線、元町・中華街駅より徒歩5分。
場所は繁華街外れの、とあるマンションの1階。
入店するとすぐに迫力ある(笑)スタッフがお出迎え。
(後にこの店のディレクターである藤巻さんと分かる。)
店内は少し照明を落とした落ち着いた空間であるが、テーブル席に置かれたグラスや
ナイフなどに光が反射し輝かしい。
隣席との距離も適度にたもたれ、また、客層もカップルを中心としたカジュアルな雰囲気で
居心地も◎(ドレスコードは特に無し)。
メニューは月ごと、1万円のコースのみ。
3月のメニューは以下の通りで、同じ料理は二度と出ないというのがここのモットーらしい
(藤巻さんは今思えばそんなことしなければよかった・・・と冗談を言っていたが)。
山形牛サーロインのスピエディーノ
ホワイトアスパラガス プロフーモ ディ マーレ
鮮魚のヴァポーレ
スモークした鮮魚のアランチーニ
フィオッキ ホロホロ鳥のパテをのせて
本鮪のクッキアイオ
ルンゲッティー 白金豚のスティンコのラグー
馬ヒレのアッロスト イタリアの春野菜を添えて
最後にデザートとコーヒー。
個々の料理に関しては特に述べないが、一品目の山形牛から最後のデザートまで、
食材の特性を熟知し、口の中で混ざり合うその過程を考慮し、ワインとの相性を考えた
全てが変幻自在の芸術品であった。
また一品一品の料理もさることながら、その料理に対するこだわりや想いが、スタッフや途中で一席一席回ってくるシェフの熱意からじゅうぶんに伝わってくる。同時に「食」を楽しんでほしいという店の心意気が感じられ、スタッフさんとの会話もとても楽しく、場が盛り上がる。
ワインも好みを伝え、期待以上のものを提供してくれた。
人それぞれ好みがあると思うが、空間、味、サービス、コスト、そして有意義な時間を過ごせたかどうかといった点で、今現在、ベストである。
そして、「本当に美味しいものをリーズナブルに提供し、美味しさを共感したい」というメッセージが伝わってきたし、「あくまで料理はその空間を演出する一つである」というその本質的な部分で共感できる、ナンバーワンのお店となった。
肩肘張らず、期待せず、その場を楽しむつもりで訪問してほしい。
お勧めの一軒である。