レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
1回
2010/08訪問 2010/09/12
お会計の時思わず、私から「今日はありがとうございました」といいました
九州遠征記31
今回の「旅」の2つ目的があり、その一つ「もり田」さん。
(もう一つは「天寿し」さんです)
http://u.tabelog.com/000061059/r/rvwdtl/1979753/
伺ったのが日曜日の昼。26日の朝、北九州空港に降りてすぐ電話をかけて予約したところ、12時は一杯ですと断られて、お昼枠ならいつでもかまいませんのでと伝えたところ「13時頃なら~」と言われたので伺ってきました。
電話口で一応予算を伝えてありますので、それ以上の金額は「ない」と思い安心して伺っております。
(高い寿司屋さんを予約するときは「おまかせ」でいくらか伺うようにしております、結構重要だと思う)
またこちら、現在茨城在中の北九州育ちの友人一押しのお店。
友人曰く「天寿し」さんと「もり田」さんなら私は「もり田」さんが好きかな?、あの大将は人間国宝だよ」と真顔で言っていたので嫌が上でも盛り上がります。
お店には30分前には着いていたのですが、中を見ると満席。予定通り伝えた13時30分頃に伺うことにしました。
13時30分頃、暖簾をかき分け入店。
「いらっしゃいませ」と一言あり、私から予約した「XXX」ですと伝えたところまず聞かれたのが「嫌いなものはありますか?」と「あとどちらでお食事されておりますか?」とやんわり。
この質問実は「天寿し」さんでも同じ内容でした。好き嫌いは大切ですが、「どちらのお店で~」という質問、多分お客さんの「力量」を計るような言葉だと思います。
食通さんを何人も相手されている大将。失礼のないように。またあまり食事されてない人も楽しめるようにかみ砕いて説明出来るようにという心遣いなのでしょう。その「テスター」としての言葉が「どちらのお店で~」という言葉に集約されているような気がしました。
寿司のネタはどれも美味しく、同席者の人とも打ち解け、また大将もよい合いの手を入れてくれます。
寿司の順番ですが薄いものから出るのかと思いましたら、以外に濃い味付けのものから。
また、色々と出たネタの中で一番印象に残っているのが「フグのお寿司」これは逸品です。
本当に美味しい。フグ自体年に数回しか食べませんが、お寿司で食べたのは初めてです。
大将曰く「こんな寿司出してたときは、周りの寿司屋から「お前の処は寿司屋じゃない」みたいなことを言われましたよ」と言われておりましたが、確かに変わり種。ただ美味しいのでokでしょう。ご年配なのに探求心があり大変面白いと思いました。
あと、まさかの「アボカド巻き」が出たときは思わず「回転寿司か!」と突っ込みをいれそうなぐらい(笑)。この探求心が「創作寿司」と言われるところなのでしょうね。
あとイカの飾り庖丁はやはり「天寿し」さん系なのでよく似た感じに仕上がっておりました。
この手の「一流店」に伺うと感じるのですがあります。
最初は「お店も、お客さんも「居心地の悪い」感じがします。お客さんの力量を計ってもらって、大将が会話しやすい合いの手を入れてもう。いつの間にか居心地が良くなっているお店」というのが一流店なのかと思います。
友人が「大将は人間国宝だよ」と言っていたのもわかります。非常に距離感を取るのがうまく、料理が美味しい以上のものを感じます。
真面目に思ったのが「このお店なら、友人を連れてきたいな」とすぐ思ってしまいました。
本当に接客含めてお店の「空気感」がすばらしいと思いました。大変有意義な時間を過ごせたこと、また紹介してもらった友人に感謝の気持ち。
何よりもお店を出るとき、私から「今日はありがとうございました」と思わず言ってしまいました。
追記:
友人が子供の頃から「もり田」さんで食べていたと言ってました。
また友人の子供も今年連れて行ったといってました。親子三代「もり田」さんだと。
何年お寿司屋さんを営まれているのか。
ずっとこのレベルの高いお寿司をだされている大将に脱帽です。
また、北九州に来ることが出来たら是非立ち寄らさせてもらいます。
その時は友人と一緒に。
2位
1回
2009/12訪問 2009/12/07
最良のフレンチ
色々と機会がありフレンチを食べることに。
お店をチョイスしていたら「日本TOP50」のフラグが食べログでついていたので行ってみることに。
調べてみますと本をご出版されていたりとかなりレベルの高いお店だと思い胸が高鳴ります。また自分がフレンチを余り食べ慣れていないので少し貧弱なレビューになると思いますがご了承を。
最初にサービスの感想から。
最初かなり緊張していたのですが、かなりきめ細かなサービスをされていて驚きました。
フロアー内にスタッフが5~7名ほどいたでしょうか。客席は20~25席程度だったと思います。
フロアースタッフの人はどの料理を質問してもきちんと答えられるし、何よりも「物音」とお客さんの「仕草」にかなり敏感です。
座る位置からしかわかりませんでしたが、ちょっとした音が出るとすぐ振り向きます。
例えば食器と皿が大きくこすれる音とかでも反応されていました。私が少しむせたときもすっと近寄ってきそうだったので、思わず手で「ストップ」の合図を送ったらニコッと笑って定位置に戻られたり。
あとトイレに席を立とうとする女性がいれば、相手の目をみて手をかざしトイレの方向を指し示したりなど。
細かい動作が大変よかったです。
また「本日食べたもののリストをいただけますか?」とお願いしたところ、帰り際にはちゃんと人数分台紙に書いていただけましたし。ちょっとしたことなのですがかなりよかったです。
料理に関して総合
料理に関してはよい値段なので美味しいのが当たり前という気持ちは確かにありました。その気持ちをさっ引いてもかなり美味しかったです。
料理が運ばれてくる直前というのは例えると「アトラクションを楽しんでいる気持ち」に近かったかも知れません。当然事前に説明があるのですが、次はどんな料理がどのような盛りつけで来るのか?、という気持ちになりました。
料理を通して「ゆっくりした空間」を演出しているのは大変凄いと思います。ちなみ食事時間というと判りにくいですが、18時50分頃に入店して22時00分頃までいたので3時間も食事を楽しんでいたことになります。ただ注文が15分~20分後ぐらいだったので実質2時間30分程でしょうか。
ここから食事のレビューです。
1)
まずワインを頼みました。
あと銘柄失念です。結構よい値段でした。当然ボトルでお願いしました。
最初に棒チーズが出てきたので「お?、お通し?」と思ってちょっとバターナイフで棒チーズの端を切って口に入れました。
違います。棒チーズではなくバターでした...。
おいおい、黄色でこんなスティック状のもの、更にワインを出した直後だったから「チーズだろ」という気持ちがあったので。同席していた人は、怪訝そうな顔です。ちょうどフロアの人がテーブルにあるフォークとナイフを交換する時だったので...。バターを食べた私とフロアーのスタッフと目が合ってしまったようなそんな気まずい空間に...。
2)
みかねたのか?、しばらくしたら「桜エビの一口トースト」を持ってきてくれました。流石にバターがばれたのかと冷や冷やしましたが、そんなお客さんいないだろうとバックヤードで話題になったのではと思ってしまいました。素人ごめんなさいという気持ちに。
料理は桜エビが少し焦げて香ばしく、チーズのとろみがあり上品な味です。おつまみにはもってこいですね。
3)
サワラの燻製と紅芯大根が前菜としてきました。
サワラに燻製の香りがついて濃厚な味に仕上がっていました。
「紅芯大根」がよい口直しになっております。
4)
タラの白子のガレット
当方ガレットとは「フランスパンに塗った食べ物」だと思っていたのですが「パイ焼きの事をガレットと呼びます」と言われておりました。
味ですが、白子が結構生臭い感じがしたのですがソースと絡めると全く気にならないような。あと皿には銀杏が敷いてあります。
また土台のジャガイモが美味しいかったですね。ホクホクで。
5)
やがらのパプリカソース
やがら自体初めて食べるお魚なのですが、改めてGoogleで検索すると結構グロテスクな姿をしております。
料理というより「やがら」の感想ですが、かなり濃厚な鯛に近いような味です。白身で大変美味しい。それにパプリカのソースを絡めるとまた別の味が楽しめるような。そんな料理でした。
6)仔羊のロースト
大変ボリュームがあり美味しかったですね。
何よりも柔らかい。血の滴るような感じなのですが、全く生臭くなかったです。思わず同席者と顔を見合わせました。
あとポテトグラタンも地味に美味しいです。
7)
本当はここでデザートだったのですが、食べ盛り(?)だったのでもう一品アラカルトで頼みたいとお店の人に伝えてメニューを貰おうとしました。
そうしたら「大変申し訳ございません、もう火をおこせません」みたいなことを。時計をみたら21時近かったです。同席者と話しをしていたらフロアマネジャーの人が来られて「蝦夷鹿のテリーヌなら」というので、注文しました。
これは、最初非常に微妙でした。結構生臭いというか血の味がして。周りがゲル状になっていいます。ただソースと周りにあるリンゴと絡めるとこれも美味しい。いつのまにかペロンと食べてしまいました。
味は「アンコウ肝」と「コーンビーフ」を合わせたような濃厚な感じでした。
8)
利平栗のモンブラン
下生地がサクサク、クッキーとかではなくもっと軽い感じです。
かなり空気をふんだんに含んだ感じの生地です。赤ん坊のお菓子のようなそんな下生地でした。
あとモンブランも甘すぎず。下手な甘味処で食べるより美味しい味です。
9)
茶菓子も多分作られているのかな?、かなり美味しかったです。
写真の黒いのは、ちなみチョコでした。
追記:
私の後ろにお洒落なマダム軍団(4名)いらっしゃいましたが、お酒を飲みかなり盛り上がっておりました。やはり女性はどこでも女性だと思った瞬間ですね(笑)。いい意味でにぎやかに楽しまれていました。
ちなみミネラルウォーターはこちらのを使っていました。
創業当初かららしいです。
http://www.fujimineral.jp/
3位
1回
2010/02訪問 2010/02/17
オムライスの玉子は多分過去最高・メンチカツという名前のステーキです
散歩しているときのこと。
結構長い距離を散歩しているのですが、その時ネットで検索すると近くに高得点を出しているお店を発見。
家に帰ってネットで検索すると、過去あの「帝国劇場」でお店を出していたとは。
かなり期待をしてお店に来ました。
お店の周りはお世辞には「活気がある」とは言えません。
結構さびれている部類に入ると思います。夜19時頃伺ったのですがもうほとんどシャッターを下ろしていました。
その中で、こちらのお店があります。
まず店内に入ると「コートを預かります」と言われてご年配のウェイターの人が出てきました。
一階に通されメニューを出してくれました。
こちらで頼むものは決めてきております。「オムライス」2,000円です。
「ドン・ピエール 京橋店」さんと「神田 ルードメール」など、色々なところでオムライスと食べているので大変興味がありました。
正直な感想です。
玉子の部位は最高に美味しいです。もう追随を許さないぐらい私は好きになりました。
ライスの部分。香味屋さんは「チキンライス」なのでどうしても弱くなってしまいます。「ドン・ピエール」さんはその点黒毛和牛を使っているのでどうしても味がこってり美味しくなってしまいます。
ただ、コスト面その他から考えて、ドン・ピエールのオムライスに匹敵する、もしくはそれ以上ではないかと思います。
とにかく玉子の内側、ドロっとしていて大変美味しい。またチキンライスに合うようにされた玉子。チキンライスはちょっとスパイスがあり舌の端で辛味を感じたので多分胡椒系の香辛料が結構使われていると思います。ちょっと美味しく身震いするようなそんなオムライスでした。
余りにも美味しく、本当は予算的に帰る予定だったのですがもったいなく。「牛タンビーフシチュー」を考えたのですが結構お腹が満足しておりました。悩んでいるとをご年配のウェイターに相談したところ「メンチカツ」が当店の看板メニューと言われたので注文しました。値段も1,000円少しとのこと。(実際は1,150円(小))
オムライスを完食して10分ぐらいたったでしょうか。
「メンチカツ」が到着しましたが、「メンチカツ」の形をしたステーキです。侮っておりました。
大変美味しく肉汁もたっぷり。下地にソースが敷かれているのですが、「メンチカツ」を切ったらソースが「メンチカツ」の肉汁で白いエリアが出るぐらい(写真参照)。
メンチカツも無茶苦茶美味しい。美味しいという言葉以外でないぐらい美味しい。
ガロニも、人参は適度な甘味。ブロッコリーはバターの香り、ポテトサラダにはチーズをまぶしてあって焼かれているのでしょう。結構香ばし感じがしました。
ガロニも「メンチカツ」の邪魔にならない名脇役です。
こちら「定食」の最低金額6,500円。正直食べてみたいと思いました。
料理で感動することはあまりないのですが、美味しくて感動しました。
食べ終えた後「ありがとうございました」と思わず言ってしまうぐらい。
少し高いと思いますが、その料金に見合う食事が出来ると思います。
追記:
余りに「オムライス」の玉子の部分が美味しかったのでご年配のウェイターさんに伺いました。
何か特別な玉子を使っているんのですか?と。ウェイターさん曰く特別な玉子は使っていないとのこと。
シェフの腕で美味しく仕上げているのだと知って、二度ビックリしました。
4位
1回
2010/09訪問 2010/09/30
当日はお連れ様と一緒にこちらへ。
流石に「ソロ」だと厳しいお店ですのでお付き合いして頂きました。
(感謝)
こちらのお店をしったのは、恥ずかしながらTVを見ていたときのこと。
今年(2010年)の3月頃放映されいていた「ぶらり途中下車の旅」で舞の海さんが美味しそうに食べていたのをみていたので興味がわきました。
特に興味がわいたのが「フォアグラ」を液体窒素で固めて、コンソメスープで味わうシーン。正直それだけで「度肝を抜く」衝撃だったのを覚えております。「変わり種」ではなく繊細な料理も画面から伝わってきて、どうしても行きたいお店の一つでした。
なかなか伺うチャンスはなかったのですが、ちょっと無理を言って付き合って頂き感謝しております。
事前に場所だけ把握するために、立ち寄っておりましたので迷わず(?)現地へは向かうことが出来ましたが、改めてお店は正直解りにくい場所かもしれません。
また、少し街灯も少なくなる細い道にありますので注意が必要です。
まず総論から。
こちらのお店、「フレンチ」だと思って伺ったのですが終始「箸」で食事です。
また伺ったときは19時だったのですが、7席中(max8席のようですね)私達二人だけ。
大変静かで、二人だけだったのもありますが、非常にリラックス出来る空間でした。
また接客が非常に「優雅」でした。「コート・ドール」のような「メリハリ」ではなく女性らしい「わび」を感じるような所作が非常に印象的。
料理だけではなく接客も含め「空間を作る工夫」というのを感じることが出来大変勉強になりました。
(ただ結構「興奮」していたのでゲラゲラ笑ってしまうこともありましたけど...、ご愛敬)
料理は意外性がかなり強く、「こうあるべき」という常識をかなり覆されるというか。ちょっとした「遊び心」も感じる一品が多かったです。
多分料理としたら「異端児」な感じですが、非常に満足の行くお店でした。
料理のレビュー:
●おしのぎ
一応和風を意識されているようで、最初に「おしのぎ」として一口分のご飯が出されます。
このご飯がまた香りが強い。本当に「米を炊いた香り」というかお椀の蓋を開けた瞬間一口サイズなのに大変香りが強かったことを覚えております。また酢の物と味噌汁があるのですが、酢の物は少し甘め。味噌汁は合わせ味噌だったのですが白味噌の分量が多いようで非常に甘めに仕上がっておりました。また味噌汁の中に高野豆腐かな?(一口で食べちゃいました...)少し練り辛子がのっていて甘さとよい風味が楽しめました。
●バラのマティーニ(お酒)とオリーブ
当日、身体の体調が悪くアルコール一切禁止をお医者様より告げられておりました。
なのですが、一口魔が差して飲んでしまいました。グイっと。もう少し味わえばよかったのですが久しぶりのアルコール。思わず...。
オリーブですが非常に変わった食感。こちらも確か「ぶらり途中下車の旅」で出ていたような...。
作り方が非常に特殊だったのをTVで見た記憶があります。
プルンプルンの薄い膜の中にオリーブオイルベースが入っていて口の中でパチンと弾ける食感。
これも味わったことのない変わった、食感と風味でした。
●本マグロ醤油ヌーベ
大間産とのことです。
特筆するべきは醤油。スポンジ状なのですが、非常に醤油らしくない醤油。
醤油の味もするのですが甘味を感じるというか(刺身醤油のような「濃い味」ではない)。
素材を活かすために薄めの醤油だと思うのですが4cm 四方の立方体が醤油だと言われたときは驚きました。
伺ったところ、リンゴを混ぜているので甘味もあるとのこと。
これも驚きですね。「刺身」と合わさることで驚きが増すというか。他の料理では多分この驚きは出なかったと思いますので...。
またこちらの器が非常に印象的。黒い長方形の立方体に真ん中幅3cm 溝2cm 横10cmぐらいの溝がある皿です。
福井県の「フッキヤ」さん、というお店らしいのですがネットで検索しても出てきません。特注のようですね。
(普段の生活だと使いにくそうな食器でした(笑))
●白子ロワイヤル
白子が大変プルプルで美味しい。今年初白子ではないかと思うのですが上に乗っている刻み葱の香りと非常に合いまました。
この一杯だけでご飯3杯ぐらいいけそうな味です。
●スパニッシュオムレツ
正直これは「オムレツ」ではないでしょ?と言いたくなる一品(笑)。
女将さんの説明だと「スパニッシュオムレツを分解して再構築した」とのこと。(鋼の錬●術師かと突っ込みをいれそうでした...)。
テーブルに出ているのは三角錐のパフェグラスに焼けたパン。
「スパニッシュオムレツ」には到底みえませんでした。
ただ、パフェグラスに注がれている「具」ですが上には「トリュフ」がのっております。それだけでもかなり香りが強く「このまま食べたい」衝動に駆られますが「よくかき混ぜてください」と言われたのでよくかき混ぜました。
一口食べたのですが非常に濃厚な味。またオニオンの甘味とトリュフの香りが非常によかったです。
粘りけのある状態でパンに付けて食べるのですが、「具」の方が大量に余ってしまうような感じでした。
パンをもう少し頂こうか悩んだのですが、メインディッシュがまだなので...。お腹に空きを作るつもりで具だけの状態で頂き続けました。
●ハモガスパッチョ
鱧(はも)のフリット。鱧というと少し季節がずれてしまいますが、やはり高級魚。
パプリカも入っていたようですが、鱧の方がやはり濃厚な味。
●ノキア
実はこれが食べたくてこちらのお店を選びました。
こちら「ぶらり途中下車の旅」で舞の海さんお召しになっていましたので。
液体窒素に「フォアグラ」を固め、砕いて温かいコンソメスープで食べるという。
通常では食べることが出来ない食感。純粋に「面白い」と思いました。
当然ですが器は少し冷ためになっておりました。
●アマダイ カブ ポタージュ
ポタージュですが非常に優しくてクリーミーな感じです。
甘鯛も「とろん」としていて口の中でとろけるような。
●フォアグラ
こちらが「選べる」メインディッシュ。
牛タン、ヒレステーキ、フォアグラと。
私はフォアグラを選んだのですが、これがまた味が濃いというか。濃厚というか。
これぐらいのサイズのフォアグラ食べたことないのですよね...。よい体験でした。
●五島うどん
マイタケと海苔がかかっておりました。
麺の腰はそこそこ。うどん専門店ではありませんので、理解はできます(汗)
ただ出し汁は非常にさっぱり目。かぼすを自分で絞るのですが香りがかなりよくなりました。
あとメロンクリームソーダとお茶と茶菓子。
いまはやり(?)の、エスブーマーの料理が多々ありました。エスブーマーというと三重県でも食べたことがあるのですが断然こちらの方が使い方が上手というか非常に面白く、嫌みなく使われていたので大変面白かったです。
(三重のは酷かったのでレビューにもあげておりませんが...)
ちょっとはしょり気味のレビューですが同席者の反応が楽しくて、料理よりも色々と気になっていましたのでね。
お店の雰囲気というか感じた事です。
接待とかだと「コート・ドール」さんを選ぶと思います。逆にデートとか少し「共有の時間を過ごしたい」と思うなら、「山田チカラ」さんを選ぶかな?という感じでした。こちらの「プライベート」というか隠れ家的な雰囲気はやはりカップル向けの感じがします。
「料理を楽しむ」と同時に「共有する」のも楽しめる空間というか。
あと接客もやはり「プライベートな空間」という感じの接客。メリハリのある感じではなく、一人一人をお客さんを大切にしてくれるような。
また、お店の方がこちらを豆に見に来られます、自然な仕草で。食事の進行を常にチェックされて丁度よいタイミングで料理を出してくれるように。
なかなか気配りがされていてとても心地よかったです。
追記:
P-Chan 一生の不覚と思ったのが、愛機 iPhone 4 しかもっていってないこと。
お店がここまで暗いと思いませんでしたから。iPhone 4 は暗いところ苦手です。
ちゃんとしたデジカメを持っていけばと...。
また前半二人の貸し切り状態。なのでフラッシュたきまくりでしたが、後半は他のお客様も。
なので写真が暗くて....。
5位
1回
2010/02訪問 2010/02/20
谷中攻略記
こちら、谷中を攻略していたときのこと。
中で人が動く気配があったのと、よく見ると小さな看板があったので思い切って入店してみました。
ただ、外側は真っ暗に近いです。建物内側から漏れる光のみです。
本当に古い民家でお店の人に伺ってみると「大正8年」に建てられたとのこと。
店内は今風に少しアレンジされているのですが、昔のお家の雰囲気そのままです。
入店するとすぐ、土間、居間、広間とあります。最初広間に通されたのですがお客さん通しで「こっちにおいで」と言われて居間へ。(ちなみ土間はタバコ休憩所みたいに使用されておりました)。
注文したのが、ケーキセット。丁度「町人」さんの帰りだったのでお酒はご遠慮させていただきましたが、少し後悔。他のお客さんと一緒に飲めばよかったと。
ケーキセットも玄米茶の香ばしく美味しいしケーキも非常にふんわりして美味しかったです。
こちらのお店、人を選ぶと思いますが、良い人にはぴったりと来るような。そんなお店でした。
追記:
飲食店としてオープンされているのは「金曜日~土曜日」。でも金曜日、土曜日、日曜日と同じ建物で違うお店になっております。衛生許可書もそれぞれの日によって出されているぐらい。「じぼあんじゃん」は土曜日になります。
「隠れ家的」ではなく、本当に「隠れ家」です。
多分定期的に足を運ぶと思います。長い付き合いになりたいような。そんなお店でした。
多分読まれていると思いますが、今後ともよろしくお願いします。 m(_._)m
6位
1回
2010/05訪問 2010/05/09
結構絵本などに興味があり、渋谷にある絵本専門店に足を運んでいたときのこと、「三重県の四日市には有名な絵本専門店があります」と店員さんが言われておりました。
四日市に足を運んだら是非伺ってみたいお店の一つでした。
こちらのオーナー「ひげのおっさん」は非常に有名な人で当日お会いできたらと思い足を運んだところ地方へ講演会に行かれたとのこと。以前本なども執筆されていていたようですので是非お話しを伺いたかった限りです。またお店は「ときわ文化センター」という建物の一階。2階~3階では少林寺教室(「ひげのおっさん」がご指導されているようです)他にも色々な教室があるようです。
一階部分に喫茶があるのですが、本屋コーナーを中心に、雑貨コーナーと喫茶コーナーが別れております。
雑貨コーナーではこだわりのおもちゃや、洋服なども販売されていて小さい子供から大きなお姉さんまでいました。特に木のおもちゃが多く触っても口に入れても安心出来る物を選んでいるようです。
本のコーナーでは立ち読みokのお店。まず事前に絵本を選んで読んでもらった後、買ってもらうのがお店の趣旨のようです。
その、こだわりの「ひげのおっさん」が力を入れて作られた喫茶コーナー。
古本も同時に販売されているようです。また当日伺ったときは綺麗な絵もかけられていて販売されておりました。
色々な小物から雰囲気までこだわりを感じる素敵なお店です。
近くにあったのなら毎日でも絵本を物色し、足を運ぶのにと思いました。
閑話休題。
こちらのお店では「チャイ」450円を注文。
生姜とシナモンが入ってますと説明を受けました。
5分程待ったでしょうか。その間も古本をざっと読まれている人や、本屋コーナーで購入した本を読んでいる人などもいらっしゃいました。
お客さんの年齢層は比較的若い人が多いような気が致します。
チャイですが、生姜の香りもいたしますが、シナモンの香りが非常に強く大変美味しいミルクティです。
お砂糖も付いてくるのですが、砂糖を入れるのが勿体ないと思えるぐらい美味しく頂くことが出来ました。
追記:
喫茶コーナーの人も非常に明るく、話しやすい女性。
中部圏ではその場合冗談を言うのが礼儀と知人より伺ったので、注文を取りにこられた女性に、「あ、チャイをくだちゃい」と伝えたところ「ホットですか?、アイスですか?」と言われて素通りされてしまいました。
唯一こちらのお店で残念だった点です...。
追記の追記:
中部圏の人からです。
「流すのも礼儀です...」とのこと。通常の流れだったみたいですね...。
7位
1回
2010/09訪問 2010/10/02
こちら本当なら「ランチ義勇軍」で攻略する予定のお店。
ただ、立地条件、更に料理提供時間全て含めてかなり「難関」のお店。
私ソロでチャンスが巡ってきました。
ただこちらのお店を義勇軍の隊員も狙っております。流石に「抜け駆け」は今後の活動全般に支障がある可能性も...。
メールでとりあえず打診です。「どうでしょうか?、ソロで明神下、神田川に行けそうですが大丈夫でしょうか?」と。
結構返事まで時間がありました。悩んでいるのか忙しいのか...。待っていると「okです」と手短に返事が。
一応断りを入れて入店です。(このとき12時15分頃)
早速入店して...。女中さんがきません。声を出して「すみませ~ん」と伝えたところ奥から女中さんが来られました。
「相席でよいでしょうか?」と言われて、正直「???」と。流石にこんな高いお店なので相席はちょっとと思ったのですが、チャンスは限られているので頷いて部屋に入ると...。
テーブルが4つ、それぞれに座っております。
そう、こちらの「相席」とは「相部屋」のこと。通常は一組の御客さんが一つの部屋を使う「高級店」なのですね。
お見逸れ致しました。
早速、カウンターのパンチを喰らったような状態。
メニューを見ると...。お、お手頃な値段で「鰻重」があります。3,800円。お吸い物は別のようなので、吸い物も注文。
ソロでの食事だと多分、スコア更新ですかね?。段々麻痺した感覚が恐いです。
ただ、もう一人の隊員がいた場合も同じことをしてたと思いますのでここは黙って納得しておきます。(普通の昼食で4,000円超えるのはまずおかしいですからね...)
もう一人の隊員からメールで指示が来ました。
「茶がぬるいぞ!って文句言ってみて下さい。」
この雰囲気知らないから...。無理です。絶対無理な雰囲気。
かなり静かな空間ですから...。
そうこうメールで遊んでいたのですが、料理が出てくる気配が全くありません。
13時まわりました。少し焦ります(というかかなり焦ります)。
ガラっと奥の障子が開いた時間は13時を少しまわっておりました。
料理の到着が13時02分。完全遅刻です。
ここまできたら腹をくくって食べるしかありません。
まず、鰻重ですが当然「大」を注文3,800円。吸い物が600円でした。
蓋をあけると...。おぉ、肉付きの良さそうな鰻があります。
香りも非常によい。また箸で少しちぎり、口まで運びますが甘辛い鰻のたれもまた一品。
かなり美味しい。もう、一心不乱に黙々と味わってしまっていました。
ひたすら「美味しい」と思いながら。
また箸休めの漬け物は最初から醤油が垂らされていて、こちらもよい箸休め。
お?、お吸い物「肝吸い」じゃないのね。ここはちょっと「がっくり」くる瞬間です。
別料金なので「肝吸い」だと思い込んでいましたから。
そうこう思っているとあっという間に食べ終わり、時計を見ると13時15分。
とある場所への予定時刻13時30分なので多分遅刻。
どうしたものかと思案しておりましたが仕方がありません。
こちら非常に美味しいのですが、ちゃんとした鰻だと時間がかかるとよい勉強になりました。
伺うときは是非「予約」して伺った方がよいかと思います。
追記:
これ、レシートありますか?と伺うと領収書だったのですが注文したものと合計金額が合いません。
多分サービス料が入っているのでしょうね。伺うときはご注意を。
8位
1回
2010/05訪問 2010/05/04
昔、昔、近くに住んでいたので大須には何度か通っていました。
記憶に残っている一番最後の大須がパソコン街。現在は全く面影がありません。
その中で大変気を惹いていたお店だったので立ち寄ることに。東京のレビュアーさんも何人か伺っているみたいなので大変興味がありました。
オープンは11時。私は10時30分頃には着いていたのですがお店の前には既に行列。
意外だったのが家族連れ。それも比較的小さなお子さん連れが多いこと。「人気のお店」というとどうしても「カップル」受けするお店が多いのですがこちらはお子さんも普通に入れるのかな?と少し思いました。
(お子さんが入れるお店は比較的、汚れてもすぐ清掃出来るお店→塩化ビニールを多用したような家具がおおかたので)
入り口の行列から気になっていたのが二階部分にあるテラス。
かなり開放的でよさそうな雰囲気。暑い日の夜なんかとても良さそうです。
お店に入ると手前がセルフサービス。お店の奥がきちんと食事が出来るスペースになっているようです。
当然私は奥へ。一人だったのですがちゃんとテーブル席に着きました(というより、カウンターないとお思う)
メニューをみてとりあえず「コースっぽいのお願いします」と伝えたところ「ちょっと贅沢なチェザリランチ」」1,500円がありますと言われたのでとりあえず、1,500円のランチを注文しました。更にスパゲティとピッザと言われたのですが「初めて来ました。出来たらお店らしいのを」と伝えたところ「ピッザでマルゲリータ エクストラ」を付けることを強く勧められたのでとりあえず「エクストラ」もと伝えました。
オーダーを通すときちょっと「イタリアなまり」っぽい発音でキッチンに伝えます。結構気持ちよいです。この手の「雰囲気を大切にするお店」というのはとても重要だと思います。
店内を見るともう満席オープン10分ぐらいで一杯です。
オーダーしてから10分程待ったでしょうか。早速前菜が到着。
気になったのが一品。あとイタリア料理でも「カナッペ」というのかな?、カリカリのフランスパンに動物の内臓系がペースト状になってつけられていました。その上に香りの強いオリーブオイル。私は結構大好きだったのですが内臓系が苦手な人もいるかな?、これだけは好き嫌いが出そうな一品でした。
前菜に載っている他の料理はまんべんなく美味しい。あとサラダは少し塩辛いような感じのドレッシングでした。あと一緒についている生ハムですがこれも大変香りがよかったです。
少しお皿にかかっている「バルサミコ」のソースがよいアクセントになっておりました。
(黒いソース)
前菜を食べ終わった辺りにメインのピザ到着です。
モッツァレラチーズの香りがかなりよいです。あとピッザ全体から薪で焼いた香りも。
昼から贅沢な感じですね。お店の人に伺ったのですが塩は「シチリア」の塩を使っているとのこと。
最後デザートは三品盛り。お皿までは冷えてなかったですけど。
これも量が非常に多かったです。焼きプリンにアイスクリーム、蜂蜜の御菓子入りパイ。
焼きプリンは大変クリーミー。パイの中に蜂蜜の御菓子が自然な甘味。かなり良かったです。
総じてですが、これ1,500円。更に量がかなり多いですね。本当は別のお店でもランチ食べようかと思ったのですが一軒で満足してしまいました(汗)。満足出来るお店だと思います。
子供から大人まで、カップルまで楽しめるようなお店です。
追記:
ピッザですが少し塩気が足りないかな?。お酒と飲むならもう少し塩っぽいとよいかもと。
昼と夜で若干塩加減を変えているのならまた夜伺いたいですけど。
個人的には、ナポリピッツァ アランジャルシさんの塩加減の方が好きかな~。
http://u.tabelog.com/000061059/r/rvwdtl/1391947/
ただ、量やコストパフォーマンスなどを考えるとチェザリさんかな。
お店毎に特徴があって本当に楽しいと感じております。
あと、食事は注文から食べ終わる迄大体50分程でした。
今年の食べログの活動はあまり出来ませんでした。
5月~10月頃まで非常に仕事が忙しく(100~150時間/月ほど残業してました)。
また体調も崩してしまい、お酒がほとんど飲めない状態でしたので。
ただ、嬉しいこともありオフ会で知り合った人とお食事に何度か伺う事もありました。
今年一年振り返って、来年に向けて更に美味しい物を食べるのに体調管理からしっかりしないとと思いました。
また食べるのを目的に旅行に行ったのは初めて。
九州遠征も楽しい思い出でした。
※ジュースーバー日本一は私じゃないかな?、どうでしょう?