1回
2008/08 訪問
こ、ここの若きシェフ、天才や~!!!!!。
パスタマシンが・・・。
まずはビールで乾杯!
海老とタコのマリネ
プリン!とした海老
蛸と海老、ドレッシングはバルサミコ風味。
白ワインに変更。
この爽やか白ワインはその名も「G」!
鴨ロースのサラダ、バルサミコソース
パルメザンもかかってます。
取り分け一人前これだけです。
自家製スモークのモッツアレラのクロスティーニ、アンチョビバターソース
程よく焼かれて焦げが旨い!。
私は遠慮して一個のみ。
ヤリイカとネギのスパゲティ自家製ボッタルガパウダー
イカもプリっと、自家製からすみパウダーが最高。
取り分けました。
ブラッドオレンジジュース(男子デザイナー撃沈のため)
ここでパンをオーダー。
うん??この味はどこかで食べた事が・・・。
ポルチーニ茸のクリームソース
平たい幅広麺!
こ、これは、めちゃくちゃ旨い!
ポルチーニと麺、ああ止まらない~。
牛ほほ肉の赤ワイン煮 ゴルゴンゾーラソース
おお、見るからにうまそー。
とろとろ過ぎてもう・・・・。
あまりにうまいのでパスタ追加!
魚介類のスパゲティ フレッシュトマトソース
あさり、ホタテ、イカ、海老等具沢山!
ドルチェ オレンジの風味のカタラーナ
クリームブリュレのアイス版のよう・・。
ドルチェ 本日のケーキ
本日のケーキはグレープフルーツとリコッタチーズのタルト
アイスアールグレー
エスプレッソ
2008/08/08 更新
久々にうちのデザイナーと食事に行くこととなり、今回はイタリア大好き女史も参加なので、イタリアンにしようと、DISCOVER月間ということもあり、「オマッジオ」に行こうとなったのですが、前日に電話を入れようと定休日を見ると・・・、あっらー、木曜定休です。どぼ~ん!さてまたまた困った。またネットでカチャカチャ探していると、京都ではもう老舗の「フクムラ」出身の若きシェフが、自家製の生麺でもてなしてくれる、こじんまりした店があるということにぶつかりました。
で、今日書き込みで新規登録しようと思うともう既に登録済みで・・・みなさん凄いですね。
前日に予約を入れ伺いました。夜の7時からです。
店の外観は、なかなか雰囲気のある感じで、小さなオステリア、気取らない感じっていう風なので、私の好きな感じです。お店に入ると、店内もシンプルで、照明は少し暗めです。雰囲気いいです。好きですなこういう店。他にも予約が入っており、予約しておいて良かったです。だって席数12席なのです。ホント、隠れ家的でもあり、大好きな感じの店です。シェフと奥様お二人でこじんまりとやられてます。
メニューを見ますと、コースは無いようです。すべてアラカルトです。3人で伺ったのですが、みなよく食べる方なので、イタリアンをよく知っている、女史のメニューの解説を受けながら、まずは、アンティパストからセコンドまで決めました。(結構迷いましたが・・・)飲み物はまずはビールから生は無く瓶でしたが、キリンラガーです。昨日は暑かったので、この一杯目のビールが「くうううううー、利く~、うまー!」って感じでした。(各お値段はメニューをご覧ください。)
アンティパスト 1皿目
海老とタコのマリネで、ルッコラなどの野菜サラダの上にプリップリの海老とタコが乗っており、ドレッシングは爽やかビネガーと塩、オリーブオイルのシンプルな味付けですが、これは文句なくうまいですな。塩加減抜群!。オリーブ、ズッキーニの軽く煮たものなども入っており、爽やかでエクストラバージンの香りの良い一皿です。旨い!!。
ここで夏の暑い日はやっぱり、キン!と冷えた白ワイン!とのことで、みなグラスワインの白に変更。このワインも、すーーーーっと喉の奥に消えていく、飲みやすい、日本酒で言うと上善水如の白ワイン版のようで、何の雑味もなく、ホントにすーーーっと入るおいしいワインでした。ワインにあまり詳しくない私ですが、あまりにうまいので、お聞きすると、ボトルを持ってきて頂け、少しの間、置いて行ってくれました。「G」という白ワインでした。私にはこれで充分おいしいワインでした。
アンティパスト 2皿目
自家製鴨ロースのサラダ バルサミコソースで、この鴨ロースにパルメザンがかかっており、バルサミコ酢の香り高い酸味と、自家製の鴨のロースの味が、コクの中にも爽やかさを与えている逸品です。この鴨が旨いのなんのって・・・。参りましたー。ウマイ!!。
小さな前菜 3皿目
自家製スモークのモッツアレラのクロスティーニ アンチョビバターソースで、カリカリに焼いたフランスパンの上に(カナッペのようなもの)程よく焦げ物付いた、モッツアレラにアンチョビとバターのソースがかかっており、これも一口パクリと行くと、モッツアレラの焦げの香りと、アンチョビの塩気と独特の香りが渾然一体となって、これまためちゃウマ!。
パスタ 4皿目
ヤリイカとネギのスパゲティ ボッタルガパウダーで、ボッタルガとはからすみのようなもので、プリン!としたイカの食感と自己主張の少ないネギに、この少し塩気とのからすみの香りがほわんと漂うこれまた贅沢な逸品です。これも旨い!!。自家製生麺のスパゲティは、どこか素朴な味わいで、メーカー品とは一線を画す、もっちりした弾力のある、ソースを吸いやすい、優れ麺です。これは好みが分かれるところかもしれませんが、私も二人のデザイナーも、めちゃくちゃ旨いと思った麺でした。しっかり麺にも塩が入っており、ゆで加減も頃合いで、ホントにうまいのです。(つるつる感はあまり無いですが・・)
ソースがもったいないから、ここでパンをオーダー。残ったソースをパンにつけて頂くと、程よく焼かれた熱々パンの旨いこと・・・。ここで、このパンで気づきました。このパン以前食べた事があると。女史に「これ、食べたことあるわ。うーーん、あっ、そうや、ペックのや!。」ここで店の奥様にお聞きすると・・・「よくお分かりになりましたね。高島屋で買ってます。」と。そりゃ、うまいはずですわ。
パスタ 5皿目
ポルチーニ茸のクリームソース パッパルデッレで、幅広の平たい麺に乾燥ポルチーニ茸を戻して、その戻し汁を入れたクリームソースで、このソースと麺の絡み具合が最高!!!!!!。旨すぎます!「なんじゃこれ??ひょえー、めっちゃうまい、あかん、旨すぎる~!。」ブラウニーな味わいで、これは食べてみないと表現できない風味ですな。これは、旨い。このシェフ天才ですわ!。このソースが抜群に旨く、これまたパンにつけると、また旨い!!。(もう何回旨いと書いたことか・・)
あまりに旨い料理と白ワインで、飲んでいるうちに、男子デザイナーお酒は撃沈。弱いのですね、ここで、シチリアオレンジジュース(ブラッドオレンジ)に変更。「けっ、男なのに情けね~。」と心で思いながら、私と女史は白ワイン続行。
セコンド 6皿目
牛ほほ肉の赤ワイン煮 ゴルゴンゾーラソースで、もうこれも・・・・、全く、このシェフどこまで、うまいもんn出すのやら・・・。ナイフを入れるとそのナイフの重みだけでも切れそうに柔らかく煮込まれたお肉。一口口に入れると、赤ワインの芳醇な香りと旨味、口の中で、肉の繊維がほどける感触の後、喉の奥にすっと消えていく感じ。もう、何も言えない脳天直撃系の旨さがビカーーーーーンときました。ゴルゴンゾーラのブルーチーズ特有の香りも漂い、もうこれは、言葉にならない状況でした。目をつぶり味わっている様を見て、「いってしもたはりますね。」と声をかけられ、我に帰りました。これも素晴らしい!!。
あまりに旨い料理連発なので、もう一品それも生パスタが味わいたくて、追加オーダー。
パスタ追加 7皿目
魚介類のスパゲティ フレッシュトマトソースで、これも具材がいっぱい。あさり、ほたて、海老、イカなどなど、もうこれは、オイルベースのにんにく少し入っており王道の魚介のうま味が出たパスタでした。麺は前述のそーすを吸いやすい、塩加減抜群のもっちり弾力麺で、これまたうまいですなーーー。
料理は全体的に味付け、しっかり目。量は標準的で価格も標準的ですな。お酒と楽しむ料理としては、最高なんじゃないかなあ。
仕上げのドルチェと飲み物。私はもうここまでで、お腹いっぱい、撃沈だったので、無理言ってアイスのストレートアイスティのみで〆ることに。後の二人は、以下のドルチェとそれぞれエスプレッソで仕上げました。
ドルチェ 一品目
オレンジ風味のカタラーナで、すこし味見させてもらったのですが・・・・、女史が震えています。私も食べてその意味が分かりました。これ、めちゃくちゃウマイのです。これはマストイートです。クリームブリュレをアイスにして、オレンジ風味を付けてあるものなのですが、このアイス、適度な少し濃いんだけど、後口さっぱりな感じが喉の奥に流れてくのです。焦がしてあるキャラメルの苦味もアクセントになり至高のドルチェですな。
ドルチェ 2品目
本日のケーキで、グレープフルーツとリコッタチーズのタルトです。これは味見していませんが、なかなかのチーズケーキタルト爽やかなのね系みたいです。
アールグレーのアイスも茶葉の香りが良く立っているものでおいしかったです。
エスプレッソもなかなかとのこと。
料理が出終わり、シェフが挨拶しに来られました。そこから2、30分お話して頂き、京都のおいしい店の話や、このお店の話など話して頂けました。30そこそこの若きシェフで、もう、爽やかなんです。ファンになりました。この若きシェフ、味に関しては天才ですな。この店はオープンしてまだ一年ちょっととのこと。土日は結構お客さんは来られるそうですが、平日の夜は狙い目のよう。まだ、認知度が低いのでしょう。ランチもやっておられて、結構お得な模様。
「フクムラ」出身者だけあって、確かな基本と技術をベースに自分なりの拘りを持って、自家製パスタを作り、そのパスタにバチコン!合うソースを考えられている点は素晴らしいとしか言いよう無いです。素晴らしい!!。応援したいですね。
料理も旨いし、サーブも、奥様のタイミング抜群です。12席と小じんまりしているのは、ちゃんとサーブ、ケアーできる限界なのでしょうね。それだけ、料理のタイミングとサーブをしっかりやろうとされている意志の表れだと思います。
またまた、素晴らしい若きシェフに出会いました。リピートリスト入り確定です。お昼のお得そうなランチも一度来てみたいと思います。