2回
2023/02 訪問
博多い津み(住吉)「ホンモノのふぐ食べてますか?」その味 文化遺産級 : 口福ヤマトモの食日記
記事URL:http://blog.livedoor.jp/koufukuyamatomo/archives/41946470.html
2023/02/15 更新
2016/02 訪問
福岡で極上のフグを食べるなら
●訪問回数5回以上
2016年2月 再訪
やはり福岡で極上のふぐを食べるならば筆頭に挙がるお店だと思います。
そしてどうせ食べるなら「特選天然ふぐコース」一択です。
他のものを食べるなら極端なことを言えば、他の店を選んだ方がよいと個人的に思います。
白子別で3万超え白子追加すれば4万くらいになりますが、その価値は十二分にあると思います。
ふぐ刺しは、ふぐの味そのものが美味しいのでそのままでもジワリと旨みが広がりますし。
塩をつけて食べるとふぐの旨みが良くわかります。
「ふぐって味しないよね」とか言っている そこのあなた、数回分の外食を我慢してぜひシーズンにお出ましください。
おすすめの時期は白子が大きくなる1月下旬から2月上旬にかけてです。
天候や漁の具合によっては特選ができないときもありその時は料金は天然ふぐコースの値段になります。
タイミングが揃い、極上天然ふぐが出され、一人でも多くの方に本物の極上のふぐの味をわかっていただけると幸いです。
幸運を祈ります。
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約4年ぶりの訪問。こちらは養殖フグコース10500円、畜養フグコース15750円、天然フグコース26250円、天然極上フグコース31500円なのですが、最後の名残のフグを味わいたくて、極上コースを予約しました。ちなみに白子は別での価格です。
この料亭を、お昼の安いコースや、養殖フグコースで評価するのは間違っていると思う。
福岡でフグの醍醐味を味わうには外せないお店だとあらためて思いました。
ちなみに過去5回は、記憶している範囲で 養殖1 畜養もの1 天然もの2 極上もの1 でした。極上ものは今回が二回目
フグの旨みに陶然とする旨みのしっかりしたフグを味わえました。
煮こごりはゼラチン質の爆弾。控えめな味付けながら出汁が後から押し寄せる
ふぐ刺しは、少しピンクの部分があって、それがあるのが極上ものの証なのだとか。天然ものと極上ものの写真の違いをご参照ください
中心部は小さ目、辺縁部は大き目の、いわゆる牡丹造りの二枚引きです。最初はそのまま、次に塩とレモン、最後はポン酢で。
岡崎さんのものと比べると、こちらの方が熟成が長いため、甘みと旨みはこちらに軍配が上がります。
岡崎さんのは少しフレッシュで、しこしことした歯ごたえは勝っている。
身皮や皮、胃袋?の味も旨みが凝縮して素晴らしかった。
塩で食べるとまた格別。ポン酢はきつくなくまろやかです。
白子の焼き物も旨みたっぷりで素晴らしい。
ふぐの唐揚げは、手羽元の巨大なサイズでクリスピーな衣
ふぐちりの中に入っているフグの質もよく、昆布の出汁もしっかり出ているが、ふぐが強いので相性が良い
ふぐの雑炊は、お米から炊くので、粘りがあっておじや風になって美味
やはり極上ものは格が違った。
2016/02/29 更新
●訪問回数多数
1月に会合で行った時には、養殖コースをいただきましたが、それでもきちんとした素材と料理で感心しました。 コロナ禍でしばらく行けてなかったのですが、元の様にふぐを堪能したいなと思いまして、あらかじめ「特選天然ふぐコース」を予約して訪問しました。
ちなみに、このコース 白子はついていませんので、白子がほしい方は、追加で予約する必要があるのでご注意ください。
昔、こちらで 特選天然ものと 畜養もの、養殖ものを食べ比べることがあったのですが、味が全然違っていて、それから 年に一回の贅沢をするからということで、こちらに個人でお邪魔するときは、特選天然ふぐコースを予約することにしています。
ただ、特選天然ふぐが常に入るとは限らず、特選の基準を満たさないふぐの場合は、「天然ふぐコース」になって、当然価格も安くなるという仕組みです。
今回は、前日に特選コースがご用意できない旨 連絡があり、まあしょうがないですよ ということで予定通り3人で訪問しました。
特選ふぐの特徴として、身の色が飴色(熟成せずとも少しビードロがかった飴色)もしくはピンク色の刺し色が入ったものが多いのですが、お造りで見て吃驚。特選ではないのに、少しピンク色が入った個体でして(他の人の刺身はもうちょっとピンクが強かった)驚きました。
女将に確認したところ、サイズが若干小さかったので特選にできなかったけど、かなり特選に近いふぐですということでした。
まずは煮こごりから
ふぐの出汁が凄く出ていてこれひとつにふぐの姿が見える素晴らしいものです
ふぐ刺し
特選ふぐではないのが信じられないくらい、見た目も味もそん色ないくらいの質でした
引き方は見事な二枚引きの牡丹造り
刺身だけで食べても旨味がしっかり出てきますし、塩(イギリスの結晶塩を使用)で食べるとさらに引き立ちます。ポン酢も数種類の柑橘系とまっとうな醤油をブレンドしたもので、きりっと締まってふぐの旨味を引き立たせます。
とうとうみも皮も旨い
追加注文の白子
この時期に来たのは、白子の身の按配がバランス的にちょうどよいかと計算してからのこと
被膜がしっかりしていて 旨味爆弾です
唐揚げ
ふぐの質がよいだけに、身がしっかりしていて、ざくざくとした衣にも旨味が合って最高
ふぐちり
個室だったので別室で仕立ててもって来てくれます
ふぐの身の素晴らしさがここでも堪能できます
豆腐も素晴らしく質がよい
白菜やほかの野菜もふぐの出汁をすってよりいっそう甘く旨くなっています
最後は締めの雑炊
こちらの雑炊は、ふぐの出汁に生米から入れて雑炊にするので、芯まで旨味がしみて最高
このつやつやした米の存在感をご確認ください。
唯一無二の味わいです。永遠に食べ続けたい
最後にイチゴで締めくくります
ふぐの名店は中国地方から広島、下関、大分と多くある中で、博多い津みさんは、ふぐの質、料理のレベルの高さを総合して西日本トップの一軒だと思います。
「ふぐは味がしない ポン酢の味だ」とか 「ふぐは無味の味」とかいっている方々に食べさせて上げたい
改めて問う 「ホンモノのふぐ、食べてますか?」と