2回
2025/06 訪問
片折(金沢)派手な食材はなくとも滋味あふれる日本料理の極み : 口福ヤマトモの食日記
記事URL:http://blog.livedoor.jp/koufukuyamatomo/archives/47130411.html
2025/06/20 更新
2024/03 訪問
片折(金沢)素材の持ち味を結晶化させるようなクリアーな味わいの日本料理 : 口福ヤマトモの食日記
●訪問回数1回
友人の招きで訪問してきました。
素晴らしいお店です。今の季節の日本料理というと、カニドーンとかいうところが多いのですが、この店は大変上品な手法で、素材のクリアな持ち味をそのクリアーなままお出しするというところに心を砕いた料理だと感じました。
玄米をそのまま煮出して出す玄米茶からスタート
素晴らしい美味しい甘酒のような食前酒
日本酒の九谷焼の徳利も見事
先付け山ウドの天ぷら、小鯛の卯の花あえスミイカの木の芽和え
ウドのみずみずしさ 卯の花の優しさ 木の芽の香りが程よく どれも素晴らしい
その場でとったお出汁 上品でバランスが素晴らしい
ヤナギバチメ(メバルの一種)のお椀
魚の身質が透明感がありお出汁も美しいので素晴らしいお椀でした
ヒラメとボタンエビ
平目は旨みがあり、熟成されているのか柔らかく素晴らしい
ボタン海老もエグミが皆無で素晴らしかった
ヤリイカのこのわたあえ
これも日本酒が進む
ズワイガニの天ぷら あられあげ
広東料理の上湯の天ぷらのようなジュースをそのままクズで閉じ込めて揚げる
HRメニュー
鰆のたたき 海苔と胡麻と大根のつま
海苔のアクセントが素晴らしい ゴマもいい仕事している
黒ムツ 幽庵焼き
優しい味わいで魚の風味を最大限に生かす
生きたホタルイカの釜揚げ
フレッシュならではの繊細な味わい
海マスの寿司 菜の花の辛子和え
マスの鮨としては最高の繊細さ
イワシのつみれ汁
鰯の嫌な部分がみじんもない、クリアーな味わいのお椀
新ワカメとタコの梅肉和え
蛸の隠し包丁が素晴らしい
赤ムツと蕗のとうの蕪蒸し
優しい味わいで今の季節最高
金沢番茶 その場で煎る 香ばしさが素晴らしい
氷見牛の八幡巻き
八幡巻きの最高峰
ご飯
ミンククジラの肉の味噌汁
鯨の旨味が素晴らしい
鰤の漬け丼
ブリのヅケ最高
卵かけご飯
卵が濃厚で素晴らしい
稚鮎の天丼
油がイイ感じになじんで素晴らしい
お焦げと梅茶
あー食べ過ぎた
苺大福
ジューシーで最高でした
記事URL:http://blog.livedoor.jp/koufukuyamatomo/archives/44440669.html
2024/03/10 更新
●訪問回数2回
ある人が言った 「片折さんは、松茸やカニがない時期にこそ真価が分かる」と
古のまだ私が若かりし頃、京都の南一さんなどで味わった、派手な食材を使わず、技術で唸らせる料理がそこにはあった。
お出しからスタート
塩も入れず優しい旨みだけが広がる
赤いかのルイベ、金時草
イカをなんと手で切っているらしい。薄切りですごすぎる
オコゼと青梅のお椀
まずお出汁が素晴らしい。そしtオコゼの葛うちの見事なこと
ヒラヒラとひだの奥まで蕩けるような食感になっている
お造り 鯵、コチ、青バイ貝、氷見マグロ
4種盛りの豪華版
青バイ貝の食感と香りにノックアウトされた
一寸豆の飯蒸し
ゴマとショウガ
季節の香りを閉じ込めたような料理だ
甘鯛の焼き物
皮目パリッと中はしっとり、ふっくらと焼かれている
白エビの磯辺揚げ
海苔を天ぷらんしたもので食べさせる
絶品
ウニ素麺
涙豆、スナップエンドウ、山芋
ウニの旨みと素麺のバランスが素晴らしい
日本酒のお替わりを頼んだら 魯山人の徳利で出てきた
鱧の信田巻き ゴボウの筒抜き 梅肉ソース
これも技術を感じさせる
寄せ豆腐 鰻の蒲焼き キクラゲ、サザエ
お出汁の香りが素晴らしい
茄子のクルミ田楽
針ミョウガ、振り柚子
これも滋味あふれる味わい
マグロの時雨煮
ご飯のお供に
白ご飯
それ以外に三種類 全部一通りいただいた
鯵の漬け丼
マスの焼き物
鯛茶漬け
氷室饅頭
この季節の片折さんの料理は決して派手な料理ではない。
しかしどの料理も技術を感じさせ、味わいが繊細で、季節の香りを感じさせたり、滋味あふれる料理だった。